まず、この10語
場面から引く
健診・相談で出てくることば
事業所の見学・契約で出てくることば
園・学校で出てくることば
家で試せること——見て分かる手がかりをつくる
用語集の中で、今日から家で試せるものの一つが視覚支援です(→視覚支援とは?)。
- 場面をひとつ決める——朝の支度、お風呂、帰りの支度など。全部を作ろうとしないこと。
- 流れを3〜5枚で表す——写真がいちばん確かです。その子の家の実物を撮ってください。
- 終わったら外す・裏返す——「終わった」が目に見えると、進んでいる感じが出ます。
- 本人の目線の高さに置き、しまい込まない——予定が変わったら、カードを差し替えて見せます。
うまくいかないときは、枚数を増やすより1枚に絞るほうが定着しやすくなります。
相談の目安——ことばの意味から、次の一歩へ
- 気になることがある——それだけで相談できます区市町村の発達相談窓口は、無料で、診断の有無にかかわらず使えます(→お住まいの市区町村の窓口)
- 事業所を見学する国のガイドラインは、5領域を網羅しない支援を「総合的な支援としては相応しいとは言えない」と書いています(→5領域とは?)。構造化は、保護者が「なっているか」と問える項目です(→構造化とは?)
次に読む1本
迷ったら、まずこの1本——療育とは?
相談に行くと決めたら——発達相談で聞かれることと、印刷して使える準備シート
ここから下が、出典つきの用語集です。
まず全体像から
5領域・療育・発達障害・合理的配慮など、ほかの記事を読むときの土台になるものです。
発達障害者支援法は、「発達障害」を診断名の一覧ではなく、政令に委ねる形で定義しています(第2条)。平成28年改正で加わった「社会的障壁」の考え方、第5条の早期発見と健診の関係、第8条の教育、第14条のセンターまで、条文と…
障害者差別解消法は第7条・第8条で「不当な差別的取扱いの禁止」と「合理的配慮の提供」を義務づけています。令和3年改正で事業者の合理的配慮は努力義務から法的義務へ。過重な負担の判断要素と相談先を条文から確かめました(202…
障害児福祉計画は、市区町村と都道府県が児童福祉法にもとづき3年ごとに作る計画で、児童発達支援などの「必要な見込み量」を定めます。何が書かれ、保護者はどう使え、意見をどう出せるのか。条文と国の基本指針、実際の自治体資料で整…
(自立支援)協議会とは何かを、障害者総合支援法第89条の3の条文から確かめます。地方公共団体が置くよう努める、関係機関・保護者・当事者が加わる話し合いの場で、こども部会などの専門部会が置かれることもあります。名称や運用は…
2023年4月に施行されたこども基本法は、第3条で「意見が尊重され、最善の利益が優先して考慮される」ことを基本理念に定めました。条文そのものと、土台にある子どもの権利条約第12条、児童発達支援ガイドラインの記述を、一次資…
5領域とは、児童発達支援・放課後等デイサービスの「本人支援」を組み立てる5つの視点です。こども家庭庁のガイドラインは、5領域を網羅しない支援を「総合的な支援としては相応しいとは言えない」と明記しています(2026年9月4…
療育とは何か。実は法令に「療育」という制度名はなく、児童福祉法の制度名は「児童発達支援」、発達障害者支援法の用語は「発達支援」です。それぞれの条文の定義と、日常語としての使われ方を整理しました(2026年9月4日確認)。
発達障害とは何か。発達障害者支援法第2条は「自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能の障害」と定義し、「発達障害者」は発達障害及び社会的障壁により制限を受ける…
合理的配慮とは何か。障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律は、その提供を「意思の表明があった場合において、その実施に伴う負担が過重でないとき」と定めています。2024年4月から事業者にも義務化されました(2026年…
愛着(アタッチメント)とは何か。こども家庭庁の児童発達支援ガイドラインは「こどもが怖くて不安なときに、身近なおとなが受け止め、寄り添うことで、安心感を与えられる経験の繰り返しを通じて獲得される安心の土台」と定義しています…
家族支援とは、児童発達支援の四つの柱の一つです。こども家庭庁のガイドラインは、支援内容にレスパイトの時間の確保、心理的カウンセリング、保護者同士の交流、きょうだいへの相談援助、ペアレント・トレーニングなどを明記しています…
移行支援とは、児童発達支援の四つの柱の一つで、保育所や学校など次の場へつなぐ支援です。こども家庭庁のガイドラインは、具体的な移行先がない場合も「地域で暮らす他のこどもと繋がりながら日常生活を送ることができるように支援を提…
個別支援計画は、児童発達支援管理責任者が作り、保護者への説明と文書による同意、交付までが省令で定められた書類です。作成の段取り、長期目標と短期目標の期間の目安、五領域との対応、見直しの間隔、意見の申し出先まで、条文と国の…
学びの場と教育の制度
通級・特別支援学級・特別支援学校・交流及び共同学習。条文と国の通知で、それぞれの位置づけが違います。
通級による指導とは、通常の学級に在籍しながら、障害に応じた特別の指導を受けるしくみです。文部科学省の手引は「単なる各教科の遅れを補充するための指導とはならないように」と明記しています。対象8区分と授業時数を条文で整理しま…
自立活動とは、特別支援教育の特別な指導領域です。その目標は「障害による学習上又は生活上の困難を改善し、又は克服すること」。通級による指導も、これに相当する指導とされています。児童発達支援ガイドラインも自立活動への理解を求…
特別支援学級は、学校教育法第81条第2項にもとづき小中学校等に置かれる学級です。対象は六つの区分として条文に並び、教育課程は学校教育法施行規則第138条により「特別の教育課程」によることができます。文部科学省の通知(令和…
特別支援学校は、学校教育法第72条に目的が定められた学校です。都道府県は第80条により設置が義務づけられています。第74条は、小中学校等の要請に応じて助言・援助を行うよう努めるものとしており、在籍していない子どもについて…
交流及び共同学習は、障害者基本法第16条第3項が「積極的に進めることによつて、その相互理解を促進しなければならない」と定めている取組です。文部科学省の交流及び共同学習ガイドは、豊かな人間性を育む「交流」の側面と、教科等の…
「学習支援員」は法令用語ではありません。e-Gov法令検索で全法令を調べると該当がなく、省令に置かれている職の名前は「特別支援教育支援員」です。学校教育法施行規則第65条の6は「教育上特別の支援を必要とする児童の学習上又…
学校教育法第34条第3項は、文部科学大臣の定める事由により教科書で学習することが困難な児童に対し、教育課程の全部又は一部において教科書に代えてデジタル教材を使用できると定めています。その事由を定める学校教育法施行規則第5…
「インクルーシブ保育」は法令用語ではありませんが、「インクルージョン」は省令上の定義語です。児童発達支援の指定基準省令第26条の3は「障害児の地域社会への参加及び包摂(以下「インクルージョン」という。)の推進に努めなけれ…
個別の教育支援計画とは、学校・医療・福祉・労働などの関係機関が連携して作る、長期的な支援の計画です。発達障害者支援法第8条は、その作成の推進を国・地方公共団体の措置として定めています。個別の指導計画との違いを整理しました…
制度・計画・職種
誰が、どの条文にもとづいて、何をする人なのか。面談で使える決まりが並んでいます。
児童発達支援管理責任者(児発管)とは、事業所に必ず1人以上置かれ、個別支援計画の作成を担当する職種です。省令は、アセスメントとモニタリングの際に保護者及び障害児に面接しなければならないと定めています(2026年9月4日確…
相談支援専門員とは、障害児支援利用計画を作り、サービス全体を組み立てる立場の人です。児童福祉法は、その仕事に事業者との連絡調整、定期的な見直し、そして「申請の勧奨」まで含めています(2026年9月4日確認)。
児童指導員とは、省令が「児童の生活指導を行う者」と定義する職種です。国家試験はなく、児童福祉施設の設備及び運営に関する基準 第43条が10通りの資格ルートを定めています。児童発達支援では保育士と並ぶ配置基準の中心です(2…
公認心理師とは、公認心理師法にもとづく国家資格です。法第2条は業務を4つ挙げ、その一つに「関係者に対する相談・助言・指導」——つまり家族への支援を含めています。主治医がいるときの指示の定めもあります(2026年9月4日確…
言語聴覚士(ST)は1997年に制定された国家資格です。言語聴覚士法が定める業務、医師の指示が要る行為と要らない行為、名称の使用制限、そして「福祉領域で働くSTは5.26%」という所属の実態まで、法令と日本言語聴覚士協会…
言語聴覚士(ST)・作業療法士(OT)・理学療法士(PT)は、それぞれ法律で対象と業務が定められています。言語聴覚士法と理学療法士及び作業療法士法の条文にもとづき、3つの違い、子どもの療育での分かれ方、そして「医師の指示…
作業療法士(OT)とは何かをやさしく解説。手先の運動・感覚・生活動作などを、遊びや作業を通じて支える国家資格の専門職の役割をまとめます。
理学療法士(PT)とは何かをやさしく解説。姿勢・歩行・体全体の運動など、動きの土台を支える国家資格の専門職の役割をまとめます。
加配とは何かをやさしく解説。保育園・幼稚園で、支援が必要な子のために保育士を手厚く配置するしくみと、利用の考え方をまとめます。
障害児支援利用計画とは、相談支援専門員が作る、サービス全体の設計図です。児童福祉法は障害児相談支援を「障害児支援利用援助」と「継続障害児支援利用援助」の二つと定義しています。事業所が作る個別支援計画との違いを条文で整理し…
セルフプランとは、障害児支援利用計画を保護者自身が作る形です。手続きは進みますが、児童福祉法が相談支援の内容として定める「連絡調整」「定期的な見直し」「申請の勧奨」は付いてきません。違いを条文で整理しました(2026年9…
モニタリングとは、計画どおりに支援が進んでいるかを確かめ、見直すしくみです。省令は事業所に「少なくとも六月に一回以上」の見直しを義務づけ、保護者・障害児への定期的な面接も定めています。相談支援側の見直しとは別のしくみです…
発達障害者支援センターとは、発達障害者支援法第14条にもとづき都道府県・指定都市が指定する相談窓口です。法は業務に「発達障害者及びその家族その他の関係者に対する専門的な相談・助言」を挙げています。子どもから大人まで対象で…
医療的ケア児とは、医療的ケア児及びその家族に対する支援に関する法律が定める用語です。同法は基本理念に「保護者の意思を最大限に尊重」「居住する地域にかかわらず等しく適切な支援を」と明記し、保育所や学校の設置者にも責務を課し…
短期入所(ショートステイ)とは、障害者総合支援法第5条第8項が定めるサービスです。条文は「居宅においてその介護を行う者の疾病その他の理由により」短期間の入所を必要とする場合、としています。介護する側の事情が入口に書かれて…
レスパイトとは、ケアする家族が休息をとることを指すことばです。法律用語ではありませんが、こども家庭庁の児童発達支援ガイドラインは、家族支援の支援内容に「家族のレスパイトの時間の確保」を明記しています(2026年9月4日確…
診断名と特性
診断基準やチェックリストは載せていません。法律の定義と、学会の記述だけを扱っています。
発達障害者支援法第2条第2項は「発達障害者」を「発達障害及び社会的障壁により日常生活又は社会生活に制限を受けるもの」と定義しています。米国言語聴覚協会(ASHA)は、障害の医学モデルと社会モデルを並べて記述し、支援を検討…
文部科学省「障害のある子供の教育支援の手引」は、注意欠陥多動性障害を「年齢あるいは発達に不釣合いな程度において不注意又は衝動性・多動性の状態を継続して示し、それらが社会的な活動や学校生活を営む上で著しい困難を示す状態」と…
文部科学省「障害のある子供の教育支援の手引」は、学習障害を「全般的に知的発達に遅れはないが、聞く、話す、読む、書く、計算する又は推論するといった学習に必要な基礎的な能力のうち、一つないし複数の特定の能力についてなかなか習…
文部科学省「障害のある子供の教育支援の手引」は、知的障害を知的機能の発達の遅れと適応能力の不十分さから記述したうえで、「その状態は、環境的・社会的条件で変わり得る可能性がある」と明記しています。また、検査による判断には誤…
「グレーゾーン」はe-Gov法令検索で全法令を調べても該当がない言葉です。一方、障害者差別解消法第2条第1号は「障害者」を診断や手帳ではなく「障害及び社会的障壁により継続的に……相当な制限を受ける状態にあるもの」と定義し…
米国言語聴覚協会(ASHA)は、単語を読むことの障害をディスレクシアと呼び、その場合は音韻処理の問題が中核的な困難であるとしています。日本の法令には「ディスレクシア」という語はありませんが、文部科学省の手引は学習障害の六…
米国言語聴覚協会(ASHA)は、発達性の手書きの困難が正書法的コーディングの困難と関連するとし、「手書きは運動の技能だけではなく、書きことばの技能でもある」と明記しています。また、手書きの障害が診断されている場合だけでな…
文部科学省「障害のある子供の教育支援の手引」は、学習障害の六つの能力のうち「計算する能力=暗算や筆算をすること。数の概念を理解すること」「推論する能力=事実を基に結果を予測したり、結果から原因を推し量ったりすること」を分…
文部科学省「障害のある子供の教育支援の手引」は「二次的な障害」という言い方をし、早期発見・早期相談・早期療育の必要性が指摘されるようになった理由として「二次的な障害を最小限にとどめられる点にある」と明記しています。手引は…
見立てと検査
検査の内容や数値の読み方は書いていません。制度のどこに置かれているかを扱っています。
アセスメントは、児童発達支援の指定基準省令第27条第2項に定義があります。「その有する能力、その置かれている環境及び日常生活全般の状況等の評価を通じて」保護者と障害児の「希望する生活並びに課題等の把握」を行うこととされ…
田中ビネー知能検査は、日本で広く使われている知能検査の一つです。この記事では検査の中身や数値の見方は扱わず、心理検査が制度のどこに位置づけられているかを、公認心理師法第2条、児童福祉法第11条、学校教育法施行令第22条の…
ことばと、伝える手段
話しことばだけでなく、絵カード・サイン・機器を含めた「伝える」の全体です。
AAC(拡大・代替コミュニケーション)は、話しことば以外の方法で、または話しことばに加えて「伝える」を支える方法の総称です。ASHA(米国言語聴覚学会)の実践ポータルなど一次情報にもとづき、「拡大」と「代替」の違い、道具…
マカトン法は、話しことばにサイン(手の動き)とシンボル(線画)を添えて伝える言語指導法です。1972年に英国で開発され、330の核語彙から選んで使います。日本マカトン協会の情報にもとづき、仕組み・家庭での始め方・正しい学…
PECS®(絵カード交換式コミュニケーションシステム)は、絵カードを相手に手渡すことから始めるコミュニケーション支援システムです。1985年に米国で開発され、6つのフェイズで進みます。ピラミッド教育コンサルタントオブジャ…
視覚支援は、物・写真・絵・文字を手がかりにして伝える工夫です。ASHA(米国言語聴覚学会)にもとづき、視覚支援が助ける4つのこと(課題の完了・注意・移行・情動の調整)、AACの中での位置づけ、視覚的な促しの2種類、家庭で…
共同注意は「2人以上が同じ物や出来事に注意を向けること」です。ASHA(米国言語聴覚学会)の実践ポータルにもとづき、応じる/始める2つの向き、目を合わせない形の共同注意、二重の共感の問題(double empathy p…
ことばには「表出(伝える力)」と「理解(受け取る力)」があり、どちらか一方だけが遅れることもあります。ASHA(米国言語聴覚学会)の実践ポータルにもとづき、5つの言語領域、意味と語用で見られること、「わかっている」の根拠…
語彙爆発は、話せる単語が急に増えていく時期を指します。ASHA(米国言語聴覚学会)は「語彙爆発がないこと」を、ことばの出はじめが遅い子の評価で考慮する項目のひとつに挙げています。数え方、増える速さの見方、来ないときの考え…
喃語は、ことばになる前の声です。ASHA(米国言語聴覚学会)は、2歳より前の喃語の遅れや違いが、のちの表出語彙の遅れなどを予測しうると紹介しています。月齢の表ではなく「音の種類が増えているか」を見る理由、家庭での関わり方…
APD/CAPD(中枢聴覚処理障害)は、末梢の聞こえに問題がなくても聞き取りが難しい状態を指します。ASHA(米国言語聴覚学会)の実践ポータルにもとづき、徴候、「〜ではないもの」、鑑別が必要な状態、そして専門職の間で長年…
行動を支える考え方と方法
用語の意味と、国の文書・学会の記述で確かめられる範囲を扱っています。効果はここでは判断していません。
米国言語聴覚協会(ASHA)は、ABAを「行動における意味のある肯定的な変化をもたらすことに焦点を当てた行動的介入」と定義したうえで、支持する立場と反対する立場の両方を併記しています。「応用行動分析」という語は法令にも国…
米国言語聴覚協会(ASHA)は、離散試行訓練(DTT)の説明で「教える機会は、先行事象・学習者の反応・結果(フィードバック)から成る一つの試行である」と記述しています。また積極的行動支援について「行動とコミュニケーション…
「シェイピング」という語は、米国言語聴覚協会(ASHA)の自閉症のページにも、こども家庭庁のガイドラインにも、文部科学省の手引にも見当たりませんでした。近い記述として、ASHAは偶発教授について「その試みが望ましいコミュ…
米国言語聴覚協会(ASHA)は、視覚的支援を「手がかりやプロンプトとして働くもの」と記述する一方、ラピッド・プロンプティング法について「プロンプト依存と科学的妥当性の欠如のため推奨されない」との立場を示しています。「プロ…
米国言語聴覚協会(ASHA)は、ソーシャル・スクリプトについて「子どもがより自発的に使えるようになるにつれて段階的に薄められていく(faded)」と記述し、薄めることを方法の説明そのものに含めています。同時にASHAは…
行動分析でいう「強化」は、法令にも、こども家庭庁のガイドラインにも、文部科学省の手引にも見当たりませんでした(ガイドラインの「強化」は体制強化などの一般語です)。米国言語聴覚協会(ASHA)は「望ましいコミュニケーション…
米国言語聴覚協会(ASHA)は、機能的コミュニケーション訓練の説明で「問題となる行動は消去によって取り除かれ、必要や要求を伝える、より適切な別の方法に置き換えられうる」と記述しています。消去は単独ではなく、置き換えとセッ…
「トークンエコノミー」という語は、法令にも、米国言語聴覚協会(ASHA)の自閉症のページにも、こども家庭庁のガイドラインにも、文部科学省の手引にも見当たりませんでした。この記事では定義もやり方も効果も書いていません。かわ…
米国言語聴覚協会(ASHA)は、積極的行動支援(PBS)を「困難な行動を減らすために肯定的な(罰を用いない)介入を用いるアプローチ」と定義し、その柱として「行動とコミュニケーションの関係を明らかにする機能的な評価」と「同…
「課題分析」という語は、米国言語聴覚協会(ASHA)の自閉症のページにも、こども家庭庁のガイドラインにも、文部科学省の手引にも、法令にも見当たりませんでした。近い記述として、ASHAは離散試行訓練を「小さく段階的な単位で…
「モデリング」という語は、こども家庭庁のガイドラインにも文部科学省の手引にも見当たりませんでした。国の文書が使っているのは「模倣」で、児童発達支援ガイドラインは「遊び等を通じて人の動きを模倣することにより、社会性や対人関…
米国言語聴覚協会(ASHA)は、自閉症について専門的な支援を要しうる状況の一つに「学んだ技能を般化させることの困難(problems generalizing learned skills)」を挙げています。教室でできた…
米国言語聴覚協会(ASHA)は、ソーシャルスキルトレーニングを「社会的な集団の場などを用いて仲間とのやりとりの技能を教え、効果的なコミュニケーションを促すよう設計されたアプローチと枠組み」と定義しています。同時にASHA…
米国言語聴覚協会(ASHA)は、Social Stories™ をソーシャルスキルに焦点を当てたプログラムの例として挙げています(Gray et al., 2002)。中身の手順はASHAのページには書かれておらず、この…
米国言語聴覚協会(ASHA)は、TEACCH(Treatment and Education of Autistic and Related Communication Handicapped Children)を教育…
こども家庭庁の児童発達支援ガイドラインは、自己評価表の注記で「『本人にわかりやすく構造化された環境』とは、こども本人がこの部屋で何をするのかがわかりやすいよう、机や本棚の配置などを工夫することです」と定義しています。事業…
感覚と運動
感覚の過敏や鈍麻、身体の使い方。国のガイドラインは「環境調整等の支援」を支援内容に挙げています。
感覚統合とは何かをやさしく解説。触覚・前庭覚・固有覚などの感覚を整理して使う脳の働きと、遊びを通じた支援の考え方をまとめます。
感覚処理とは何かをやさしく解説。同じ刺激でも人によって感じ方が違うこと、過敏・鈍麻・感覚探求などのタイプと、支援の考え方をまとめます。
「感覚探求」という語は、法令にも文部科学省の手引にもこども家庭庁のガイドラインにも、米国言語聴覚協会(ASHA)の記述にも見つかりませんでした。ASHAが書いているのは、過剰反応・低反応・混合したパターンという三つの記述…
感覚回避とは何かをやさしく解説。特定の音・触感・においなどを強く避ける様子の背景(感覚過敏)と、無理をさせない関わりの工夫をまとめます。
センサリーダイエットとは何かをやさしく解説。感覚のかたよりのある子が落ち着いて過ごせるように、1日の中に感覚を満たす活動を計画的に取り入れる工夫をまとめます。
米国言語聴覚協会(ASHA)は、自閉症の「そう見えることがある」行動として、stimming(自己刺激)や没頭と考えられる反復的なパターンを挙げ、そこに自傷行動は含まないと明記しています(Kapp et al., 201…
常同行動とは何かをやさしく解説。手をひらひらさせる・体をゆらすなど繰り返される決まった動きの意味と、無理にやめさせない関わりの考え方をまとめます。
覚醒とは何かをやさしく解説。頭や体の「ちょうどよい元気さ」の状態と、ぼんやりしすぎ・興奮しすぎの背景、感覚を使った調整の工夫をまとめます。
運動企画とは何かをやさしく解説。新しい動きややり方を思いついて計画し、実行する力と、不器用さ(発達性協調運動症)との関係をまとめます。
ムーブメント教育とは何かをやさしく解説。体を動かす遊びを通じて、運動・感覚・知的・社会性などの発達を楽しく支える方法をまとめます。
微細運動とは何かをやさしく解説。手先の細かい動き(つまむ・書く・はさみを使うなど)の発達と、遊びを通じて育てる工夫をまとめます。
粗大運動とは何かをやさしく解説。歩く・走る・跳ぶ・バランスをとるなど体全体を使う動きの発達と、遊びで育てる工夫、微細運動との関係をまとめます。
前庭覚は、頭の傾きと動きを受け取る感覚です。内耳の前庭器官が担います。法令にもとづく作業療法士・理学療法士の領域、ASHA(米国言語聴覚学会)が挙げる感覚入力への過敏さ・鈍感さ、そして「感覚統合」の理論と訓練についてこの…
固有覚は、筋肉や関節から届く、体の位置と力の入り具合の感覚です。法令にもとづく作業療法士・理学療法士の領域、ASHA(米国言語聴覚学会)が挙げる感覚入力への過敏さ・鈍感さ、そして「感覚統合」の訓練についてこの記事では述べ…
ビジョントレーニングとは何かをやさしく解説。目の動きや「見て理解する力」を育てる取り組みと、読み書き・運動の苦手さとの関係をまとめます。
認知と情緒
注意・記憶・気持ちの立て直し、そして環境の側でできること。
実行機能とは何かをやさしく解説。計画を立てる・気持ちを切り替える・最後までやり遂げるなど、目標に向けて行動を調整する脳の働きをまとめます。
ワーキングメモリとは何かをやさしく解説。必要な情報を一時的に覚えておきながら考える・作業する力と、苦手な子への支援の工夫をまとめます。
不注意とは何かをやさしく解説。集中が続きにくい・気が散りやすい・忘れ物が多いといった注意の特性と、支えるための工夫をまとめます。
文部科学省「障害のある子供の教育支援の手引」は、衝動性を「話を最後まで聞いて答えることや順番を守ったりすることが困難であったり、思いつくままに行動して他者の行動を妨げてしまったりすること」と説明し、同時に「注意欠陥多動性…
子どものパニックとは何かをやさしく解説。不安や刺激で気持ちがあふれてしまう状態と、かんしゃくとの違い、落ち着けるための関わりをまとめます。
子ども向けのアンガーマネジメントとは何かをやさしく解説。怒りの気持ちに気づき、爆発させずに表す方法を身につける支援の考え方をまとめます。
クールダウンとは何かをやさしく解説。かんしゃくや興奮で高ぶった気持ちを落ち着けるための場所・方法・タイミングと、家庭でできる工夫をまとめます。
こども家庭庁の児童発達支援ガイドラインは、環境について「計画的に環境を整え、工夫して、こどもに対し支援を行わなければならない」と定めています。障害者差別解消法は、不特定多数に向けた「環境の整備」(第5条・努力義務)と、個…
こども家庭庁の児童発達支援ガイドラインは、本人支援の「健康・生活」領域に基本的生活スキルの獲得を置き、「生活の場面における環境の工夫を行いながら、こどもの状態に応じて適切な時期に適切な支援をする」としています。児童福祉法…
家族と気持ち
きょうだい、保護者同士のつながり、自己肯定感。国のガイドラインは家族支援を四つの柱の一つとしています。
こども家庭庁の児童発達支援ガイドラインは、家族支援の支援内容に「きょうだい同士の交流の機会の提供やきょうだいに対する相談援助」を明記し、「家族支援は、対象を保護者に限った支援ではなく、きょうだいや祖父母等への支援も含まれ…
こども家庭庁の児童発達支援ガイドラインは、家族支援の支援内容に「保護者同士の交流の機会の提供」を挙げ、職員に対して「父母の会の活動を支援したり、保護者会等を開催したりする」ことを求めています。「ペアレントメンター」という…
「障害受容」という語は、法令にも文部科学省の手引にも、こども家庭庁のガイドラインにも見当たりません。ガイドラインが使っている言い方は「こども本人のありのままを肯定していくプロセスは平坦ではなく、成長・発達の過程で様々な葛…
こども家庭庁の児童発達支援ガイドラインは、ペアレント・トレーニングを「保護者がこどもの障害の特性やその特性を踏まえたこどもへの関わり方を学ぶことにより、こどもの行動変容することを目標とします」と定義し、家族支援の支援内容…
こども家庭庁の放課後等デイサービスガイドラインは「自己を肯定的に捉えられる機会を通じて、気持ちや情動を調整し、状況に応じた行動ができるように支援する」としています。自己肯定が先で、行動の調整があとという順番です。年齢によ…
文部科学省「障害のある子供の教育支援の手引」は、レジリエンス(resilience)を「困難を乗り越えていくための原動力」とし、その大切な要素の一つとして「自分のことを『気にかけてくれている人がいる』『助けてくれる人がい…
「ストレングス」という語は、法令にも国のガイドラインにも文部科学省の手引にも見当たりません。一方、児童発達支援ガイドラインの留意事項は「単に運動機能や検査上に表される知的能力にとどまらず……こどものできること、得意なこと…
こども家庭庁の児童発達支援ガイドラインは、本人支援「人間関係・社会性」の<自己の理解と行動の調整>を「大人を介在して自分のできることや苦手なことなど、自分の行動の特徴を理解するとともに、気持ちや情動の調整ができるように支…
この一覧の読み方
各記事の末尾に「出典」の節があります。そこに挙げた資料は、記載の参照日に実際に開いて内容を確かめたものです。条文は e-Gov法令検索の法令APIから直接取得しています。
また、多くの記事に「この記事で書かないこと」という節があります。確かめられた一次情報が手元にないものは、推測で埋めずに、書かない理由を書くことにしています。
ほかのまとまり
この記事について:本記事は、子育て・発達に関する一般的な情報の提供を目的としています。内容は学会・職能団体・国の機関が公開している情報にもとづいてまとめていますが、お子さまの発達には個人差があり、すべてのお子さまに当てはまるものではありません。診断や治療に関する判断は、医師などの専門機関にご相談ください。
お子さまのこと、専門スタッフに相談してみませんか
のびのび発達ラボを運営する児童発達支援てらぴぁぽけっと早稲田教室(東京都新宿区・都電早稲田駅徒歩1分)には、言語聴覚士・公認心理師・精神保健福祉士・保育士など多職種の専門スタッフが在籍しています。見学・ご相談は、診断の有無に関わらず承ります。