いまの様子から選ぶ
いちばん近い様子を1つ選んでください。それぞれ、出典つきで1本にまとめています。
今日から家でできること
起きてからの対応より、起きる条件を減らすほうが、家庭の負担は軽くなります。どれか1つからで十分です。
- 「どこで・直前に何が・何を伝えたかったか」を見る——起きた場所の音・光・人の多さ、直前に変わった予定や終わりの合図、そのとき伝えたかったこと(いや・かして・たすけて)。日付・時刻・場所・続いた時間を書き留めると、次の手がかりになります(→かんしゃくが激しい)。
- 終わりを、始める前に決める——「あと3回すべったら」のように、時間ではなく回数で区切ります。「おしまい」だけでなく「おしまい→次はごはん」と、次にすることをセットで伝えます(→切り替えが苦手)。
- 流れを、写真3〜5枚で見せる——朝の支度など場面を1つ決め、家の実物を撮った写真を並べます。終わったら外す。予定が変わったら、カードを差し替えて見せます(→視覚支援とは?)。
- 寝室を暗くして、画面を寝室の外に出す——寝る前の順番(歯みがき→絵本→電気を消す)を口に出してから始め、毎晩変えません(→寝つきが悪い・夜中に起きる)。
起きている最中は、教える時間ではありません。まわりを安全にして、ことばと刺激を減らし、そばにいる。落ち着いてから「いやだったね」と短く言います(→
かんしゃくが激しい)。
相談の目安——いつ・どこへ
いつ
- 本人や周りにけががある、または危険が伴う
- 回数や長さが増えている/行ける場所・できることが減ってきた
- ご家族が眠れない、追いつめられているご家族への支援も、国のガイドラインが定める支援の一部です(→かんしゃくが激しい)
- こだわりのために機会が限られる、本人がつらそう、食事・睡眠・身支度に支障があるASHA が支援を検討する目安として挙げている三つです。強さや数ではなく、結果として何が起きているかを見ます(→こだわりが強い)
- いびきや、呼吸が止まるように見える/日中の眠気が強い待つ理由はありません。まずかかりつけの小児科へ(→寝つきが悪い・夜中に起きる)
どこへ
- お住まいの市区町村の発達相談窓口——無料で、診断の有無にかかわらず使えます(→お住まいの市区町村の窓口)
- 児童発達支援——「認知・行動」「人間関係・社会性」は、国のガイドラインが定める支援の領域です(→児童発達支援 完全ガイド)
- 感覚の受け取り方が関わっていそうなら作業療法士(OT)、伝える手段を増やしたいなら言語聴覚士(ST)
- けががある、眠れない、急に変わったときは小児科・児童精神科(診断は医師が行います)
次に読む1本
迷ったら、まずこの1本——かんしゃくが激しい:国の文書が「どこから生じる」と書いているか
相談に行くと決めたら——発達相談で聞かれることと、印刷して使える準備シート
行動・情緒の困りごと——記事一覧
寝つきが悪い、夜中に何度も起きる。今夜すぐ試せることを最初に置き、年齢ごとの睡眠時間の目安、光・音・温度の整え方、昼の過ごし方、夜中に起きたときの対応、保護者自身の休養、相談先までを、厚生労働省の睡眠ガイドと国の健診様式…
激しいかんしゃく。ASHA(米国言語聴覚学会)は、周囲の課題として「困難な行動のコミュニケーション機能を解釈すること」を挙げています。こども家庭庁の児童発達支援ガイドラインは、行動障害を「感覚や認知の偏り、コミュニケーシ…
遊びをやめられない・次に移れない。ASHA(米国言語聴覚学会)は「日課の変化への対応」「ある活動から次の活動への移行」の困難を挙げています。こども家庭庁の児童発達支援ガイドラインは、環境の要件として「時間や空間を本人にわ…
服・道順・順番など「いつもと同じ」への強いこだわり。ASHA(米国言語聴覚学会)は、支援を検討する目安として「機会を制限する/苦痛や不快をもたらす/自己管理に影響する」の三つを挙げています。こども家庭庁の児童発達支援ガイ…
座っていられない・走り回る。発達障害者支援法は「発達障害者」を、発達障害と社会的障壁により制限を受ける者と定義しています。文部科学省の通級の手引は、注意欠陥多動性障害の授業時数を年間10単位時間からと定めています。制度が…
みんなの輪に入らず一人で遊ぶ。こども家庭庁の児童発達支援ガイドラインは、遊びの育ちを一人遊び→並行遊び→連合的な遊び→協同遊びの順序で記述し、集団への参加を「こどもの希望に応じて」支援すると書いています。無理に入れない支…
手が出る・おもちゃを取る・トラブルが続く。ASHA(米国言語聴覚学会)は「行き違いの修復」を社会的コミュニケーションの技能に挙げ、行き違いは一方だけの問題ではないとする「二重の共感の問題」も紹介しています。関わり方と園と…
偏食は「わがまま」ではないことがあります。ASHA(米国言語聴覚学会)は、好きな食感や色の食べ物への好み、食感や味のわずかな変化を見分ける力、決まった食具の使用などを、感覚と食べることの特徴として記述しています。何が起き…
感覚の困りごとは「過敏」だけではありません。ASHA(米国言語聴覚学会)は、環境音・におい・光・触覚などへの反応を「過剰反応・低反応・混合したパターン」として記述しています。何が起きているのか、家庭と園でできる工夫までま…
順番を待てずに割り込む・押してしまう。ASHA(米国言語聴覚学会)は、順番交代(turn-taking)を社会的コミュニケーションの技能として挙げています。こども家庭庁の児童発達支援ガイドラインは「こどもの希望に応じて」…
毎朝「行きたくない」と泣く登園しぶり。こども家庭庁の児童発達支援ガイドラインは、大人の役割を「安心の基地」と書き、不安の強いこどもには少人数で受容的な環境を挙げています。発達障害者支援法第7条は、園での配慮について定めて…
ほかのまとまり
この記事について:本記事は、子育て・発達に関する一般的な情報の提供を目的としています。内容は学会・職能団体・国の機関が公開している情報にもとづいてまとめていますが、お子さまの発達には個人差があり、すべてのお子さまに当てはまるものではありません。診断や治療に関する判断は、医師などの専門機関にご相談ください。
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のびのび発達ラボを運営する児童発達支援てらぴぁぽけっと早稲田教室(東京都新宿区・都電早稲田駅徒歩1分)には、言語聴覚士・公認心理師・精神保健福祉士・保育士など多職種の専門スタッフが在籍しています。見学・ご相談は、診断の有無に関わらず承ります。