「待てない」を分解する
- 終わりが見えない——「あとどれくらい」が分からない待ち時間は、体感的に何倍にも長くなります。
- 待っている間にすることがない——手持ちぶさたは、動きたい気持ちに火をつけます。
- 待てば順番が来る、という経験が薄い——割り込みで叱られる経験は多くても、「待てたら回ってきた」という成功の記憶が少ないことがあります。
待つ力を育てる工夫
- 見える化する——「〇〇ちゃんの次だよ」と順番を指で示す、待つ場所に足型マークを置くなど、目で分かる手がかりをつくります。
- 待ち時間を短く設計する——最初は「10秒待てたら交代」など、確実に成功できる長さから。成功したらすかさず「待てたね!」。
- 待ち方を教える——「順番」「かーしーて」「あとで」など、待つ場面で使うことばを、落ち着いている時に練習しておきます。
- 家庭で「順番ごっこ」——親子のゲームやお風呂の順番など、日常に小さな「待って→回ってきた!」を仕込みます。
POINT
待てた経験の数だけ、待つ力は育つと言われています。「待たせる」のではなく「待てば良いことがある」を設計するのがポイントです。
よくあるご質問
何歳くらいから順番を待てるものですか?
待てる長さは年齢とともに伸びていくと言われていますが、個人差が大きく、場面にもよります。年齢よりも「短い待ち時間なら成功できるか」を目安に、階段を作っていくのがおすすめです。
順番を待てずに友だちを押してしまいます。
危険な行動は短く止めたうえで、「割り込みたくなる場面」に大人が先回りして待ち方を手伝うのが基本です。友だちトラブルの記事もあわせてご覧ください。
ゲームで負けそうになると順番自体を壊してしまいます。
「待てない」と「負けたくない」が重なった姿です。勝ち負けのない遊びで順番の練習をする、負けても楽しい終わり方を作るなど、分けて練習すると取り組みやすくなります。
この記事について:本記事は、子育て・発達に関する一般的な情報の提供を目的としています。内容は一般に知られている知見や国・自治体の公的情報に基づいてまとめていますが、お子さまの発達には個人差があり、すべてのお子さまに当てはまるものではありません。診断や治療に関する判断は、医師などの専門機関にご相談ください。制度の内容・手続きはお住まいの自治体や時期により異なる場合があります。最新の情報は各自治体の窓口・公式サイトでご確認ください。
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