「動いてしまう」背景の見方
- 体を動かしたい欲求が強い——動くことで感覚を整えているタイプのお子さまがいます。
- 注意が次々に移る——目や耳に入る刺激に引っぱられやすい。
- 活動が本人に合っていない——難しすぎる・簡単すぎる・長すぎる活動では、誰でも席を立ちたくなります。
- 姿勢を保つ力が育ちの途中——体幹の育ちが「座り続ける」を支えます。
家庭でできる工夫
- 「動いていい時間」を先に確保する——座る活動の前に、体を思いきり動かす時間を入れると集中しやすくなると言われています。
- 座る時間は短く区切る——「絵本1冊だけ」「5分だけ」。座り切れた経験を積むことが先です。
- 刺激を減らす——食事や課題のときは、テレビを消す・おもちゃを視界から外すなど環境を整えます。
- 動けたことより、座れた瞬間をほめる——注目は「できている行動」に向けるのが基本です。
POINT
「じっとしなさい」と言い続けるより、「じっとできる長さ・環境」を大人側が設計するほうが、結果的に座る力が育ちやすいと言われています。
相談を考えたいとき
園から毎日のように指摘がある、安全に関わる飛び出しがある、本人が叱られ続けて自信を失いはじめている——そのような場合は、環境調整と支援の設計を専門家と一緒に行うことをおすすめします。当教室では、マンツーマンで「座って取り組めた」を小さく積み、小集団で般化していく支援を行っています。
よくあるご質問
多動=ADHDですか?
動きの多さだけでADHDと判断することはできません。診断は医師が総合的に行うものです。幼児期は特に個人差が大きく、まずは環境の工夫で変わるかを見ることがすすめられています。
何歳くらいから座れるようになりますか?
活動の内容や興味によって大きく変わるため、一律の目安はありません。「好きな活動なら座れる」なら、座る力の土台はあると考えられます。場面を選ばず難しい場合はご相談ください。
叱っても全く効きません。
動きの背景に感覚や注意の特性がある場合、叱責では変わりにくいと言われています。行動の前の環境を変える・できた瞬間を認める、という方向の関わりが基本です。
この記事について:本記事は、子育て・発達に関する一般的な情報の提供を目的としています。内容は一般に知られている知見や国・自治体の公的情報に基づいてまとめていますが、お子さまの発達には個人差があり、すべてのお子さまに当てはまるものではありません。診断や治療に関する判断は、医師などの専門機関にご相談ください。制度の内容・手続きはお住まいの自治体や時期により異なる場合があります。最新の情報は各自治体の窓口・公式サイトでご確認ください。
お子さまのこと、専門スタッフに相談してみませんか
のびのび発達ラボを運営する児童発達支援てらぴぁぽけっと早稲田教室(東京都新宿区・早稲田駅徒歩1分)には、言語聴覚士・公認心理師・精神保健福祉士・保育士など多職種の専門スタッフが在籍しています。見学・ご相談は、診断の有無に関わらず承ります。