なぜ切り替えられないのか
- 終わりの見通しが持てない——「あとちょっと」「もうすぐ」は、お子さまには曖昧すぎることがあります。
- 次の活動が魅力的でない・不安——楽しい遊びから、気の進まないことへは誰でも動きにくいものです。
- 没頭の深さ——注意の切り替え自体に時間がかかるタイプのお子さまもいます。
効果的と言われる工夫
- 予告する——「あと3回すべったらおしまい」。回数・時計・タイマーなど、目や耳で分かる形で。
- 終わりの儀式をつくる——「バイバイタッチしてから帰る」など、毎回同じ「おしまいの型」があると切り替えやすくなります。
- 次の楽しみへつなぐ——「帰ったらおやつにしようね」。次の見通しが「行きたい理由」になります。
- 切り替えられたら、すかさず認める——「すぐ来られたね!」。成功体験の積み重ねが次の切り替えを楽にします。
POINT
タイマーが鳴った瞬間に「はい終わり!」と取り上げるのではなく、「鳴ったね。おしまいにできるかな」と本人が終える余白を残すのがコツと言われています。
それでも難しいとき
毎日の切り替えのたびに激しい抵抗があり生活が回らない、園でも同じ困りごとが続いている、という場合は、支援の専門家と一緒に環境や関わりを設計するのがおすすめです。児童発達支援では、切り替えの練習を遊びの中で計画的に積むことができます。
よくあるご質問
タイマーを使っても切り替えられません。
タイマーは「鳴ること」より「鳴る前の予告」が大切と言われています。残り時間が見えるタイマーを使う、予告の回数を増やすなど、見通しの伝え方を調整してみてください。
無理やり抱えて連れて帰るのはよくないですか?
安全のためにやむを得ない場面はあります。ただ毎回それが続くと、切り替えの練習の機会がなくなってしまいます。予告や儀式など、事前の仕掛けを増やす方向がおすすめです。
ゲームや動画の切り替えが特に苦手です。
刺激の強い活動ほど切り替えは難しくなると言われています。始める前に終わりのルールを一緒に決めておくことが基本です。詳しくは「ゲーム・動画との付き合い方」の記事をご覧ください。
この記事について:本記事は、子育て・発達に関する一般的な情報の提供を目的としています。内容は一般に知られている知見や国・自治体の公的情報に基づいてまとめていますが、お子さまの発達には個人差があり、すべてのお子さまに当てはまるものではありません。診断や治療に関する判断は、医師などの専門機関にご相談ください。制度の内容・手続きはお住まいの自治体や時期により異なる場合があります。最新の情報は各自治体の窓口・公式サイトでご確認ください。
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