よくある感覚過敏のサイン
- 聴覚——掃除機・ドライヤー・トイレのジェット式乾燥機・人混みのざわめきを嫌がる、耳をふさぐ。
- 触覚——タグ・縫い目・特定の素材の服を拒否。手が汚れる遊び(砂・糊・粘土)を避ける。抱っこや手つなぎを嫌がることも。
- 視覚——まぶしさに敏感。ごちゃごちゃした場所で疲れやすい。
- 味覚・嗅覚——偏食やにおいへの強い反応として現れることがあります。
環境の工夫(減らす・選べる・逃げられる)
- 減らす——予測できる苦手刺激は事前に減らします(タグを切る、苦手な音の場所を避ける時間帯選び)。
- 選べる——「触らないで見るだけ」「手袋をして触る」など、参加の仕方に選択肢をつくります。
- 逃げられる——つらくなったら離れられる場所(静かなコーナー)と、「休みたい」の伝え方を用意しておきます。
POINT
感覚過敏は「慣れさせれば治る」ものではないと言われています。無理な曝露はかえって不安を強めることがあり、安心の土台の上で少しずつ経験を広げる順番が大切です。
園・周囲との共有
感覚のつらさは外から見えにくく、「大げさ」「わがまま」と誤解されがちです。何がつらく、どうすれば参加できるかを園と共有しておくと、本人が守られます。イヤーマフの使用や活動の代替など、合理的な配慮を相談できる場合もあります。
よくあるご質問
感覚過敏は成長すれば治りますか?
感じ方そのものは残る場合もありますが、自分に合った対処法を身につけることで、つらさは大きく減らせると言われています。「治す」より「付き合い方を育てる」と考えるのがよいでしょう。
イヤーマフを使うと、ますます音に弱くなりませんか?
つらい場面をしのぐ道具として有効とされ、使うことで弱くなるという明確な根拠は知られていません。使う場面を本人と決めておくのがおすすめです。
鈍感な面もあります(痛みに気づかない等)。
感覚は敏感さと鈍感さが同居することがあります。けがへの気づきにくさは安全に関わるため、園とも共有し、気になる場合は専門機関にご相談ください。
この記事について:本記事は、子育て・発達に関する一般的な情報の提供を目的としています。内容は一般に知られている知見や国・自治体の公的情報に基づいてまとめていますが、お子さまの発達には個人差があり、すべてのお子さまに当てはまるものではありません。診断や治療に関する判断は、医師などの専門機関にご相談ください。制度の内容・手続きはお住まいの自治体や時期により異なる場合があります。最新の情報は各自治体の窓口・公式サイトでご確認ください。
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