甲賀市で児童発達支援(障がい児通所支援)を使うときの窓口は、健康福祉部 障がい福祉課です。市の「障がい福祉サービスについて(介護給付・訓練等給付・障害児通所支援給付・計画相談)」のページに、障害者総合支援法および児童福祉法に基づくサービスとして案内されています。障がい福祉課は甲賀市役所(水口町水口6053番地)の1階にあり、電話は0748-69-2161、FAXは0748-63-4085です。
障がい児(18歳未満)のサービスの種類は、児童発達支援・保育所等訪問支援・医療型児童発達支援・居宅訪問型児童発達支援・放課後等デイサービスの5つです。市は児童発達支援について「通所利用の未就学の障がい児に対する支援を行う身近な療育の場です」と説明し、放課後等デイサービスは「学校就学中の障がい児に対して、放課後や夏休み等の長期休暇中において、生活能力向上のための訓練等を継続的に提供します」としています。
手続きの流れは、市へ申請後に審査を行い、支給されるサービスの種類や支給量が決定され、申請者に受給者証が交付される、という順です。支給決定を受けたサービス(受給者証に記載されたサービス)について、指定事業者の中から利用したい事業者を選択し、利用者と事業所間で契約を結んでサービスの提供を受けます。申請から交付までの具体的な日数(何週間、何か月)は、市のページに公表されていません。
サービスの利用には計画の提出が必要です。市は「計画は、利用者(または保護者)自身で作成する場合(セルフプラン)と、利用者が相談支援事業所へ依頼し事業所が作成する場合があります」と説明し、甲賀市内相談支援事業所一覧(令和8年1月現在)という一覧表をPDFで公開しています。一覧のうち障害児相談支援(18歳未満)の欄に丸印が付いているのは、相談支援センターろーぶ・しがらき地域生活支援センターうろむろ・相談支援事業所はれるや・特定相談支援事業所あゆあん・甲賀市児童相談支援事業所ばとん・相談支援事業所りんの6か所(甲賀市内)と、甲賀地域ネット相談サポートセンター・落穂寮相談支援事業所・相談支援センターりんぐる・相談支援センターゆめぎわの4か所(いずれも滋賀県湖南市。甲賀市内の「甲南町」とは別の市です)です。
18歳未満の障がい児は、障がい支援区分の認定は行われません。市のページは「18歳未満の障がい児は区分の認定は行いません」「訓練等給付及び地域生活支援事業のみ利用の場合は、障がい支援区分の認定は不要です」と明記しています。区分の認定が要るのは介護給付を使う大人のサービスです。
負担上限月額の区分ごとの金額(生活保護・低所得・一般1・一般2などの表)は、甲賀市のページに載っていません。「障がい福祉サービスについて」のページは、利用者負担額について「こちらをご覧ください」と厚生労働省のホームページ【障害児の利用者負担】へのリンクを示すだけで、市独自の金額表はありません。金額は申請時に障がい福祉課で確かめる必要があります。同様に、就学前の障がい児の発達支援の利用料無償化(国の制度)についても、このページには説明がありません。
毎年、当該年の課税状況により7月1日からの利用者負担上限月額の見直しがあります。対象者には手続きの案内が郵送され、見直しには所得の申告が必要です。申告が必要な人は、サービス利用者が18歳以上なら本人および配偶者、18歳未満なら本人が所属する世帯の18歳以上の方全員です。決定されたサービスの有効期間終了後も引き続きサービスを受ける場合は、更新手続きが必要で、市は有効期間終了前に通知するとしています。
甲賀市は市立の児童発達支援センター「つみき」を持っています(甲南地域市民センター内・甲南町野田810番地)。「どんぐり」という児童発達支援事業(子どもと保護者が一緒に通所)と保育所等訪問支援事業を実施しており、この2つの利用には障がい福祉課が発行する障害福祉サービス受給者証が必要だと、つみきのページに明記されています。つみきの中には相談支援専門員が計画相談を行う甲賀市児童相談支援事業所ばとんも置かれています。
市内の放課後等デイサービス事業所の一覧(令和8年6月付)も障がい福祉課のページからPDFで公開されています。同業の民間事業所の名前をここで個別には挙げませんが、事業所を探すときはこの市の一覧を確認してください。
相談支援事業所一覧(令和8年1月現在)には、甲賀市内の事業所のほか、隣接する滋賀県湖南市の事業所も並んでいます。甲賀市内の「甲南町」と、隣接する「湖南市」は読みが似ていますが別の自治体です。取り違えないようご注意ください。
出典:障がい福祉サービスについて(介護給付・訓練等給付・障害児通所支援給付・計画相談)/甲賀市内相談支援事業所一覧(PDF・令和8年1月現在)/市内の放課後等デイサービス事業所一覧(PDF・令和8年6月)/甲賀市児童発達支援センターについて(つみき)/発達支援課/市役所各課の業務内容・問い合わせ・所在地
甲賀市の手当は、障がい福祉課と子育て支援課の2つの課に分かれています。障がい福祉課が扱うのは障害児福祉手当・特別障害者手当(20歳以上)・在宅障害児福祉手当(市独自)、子育て支援課が扱うのは特別児童扶養手当です。障がい福祉課のページ自体は特別児童扶養手当のリンク先を「子育て政策課」と表示していますが、実際に特別児童扶養手当のページの所属(パンくずリスト)と問い合わせ先を確認すると「子育て支援課」でした。子育て政策課と子育て支援課は名前が似ていますが別の課なので、電話をかけるときは注意してください。
障害児福祉手当は、在宅の20歳未満で、精神または身体に重度の障がいがあり日常生活で常時の介護を必要とする方への手当です。手帳(身体・療育・精神)をお持ちでない方も申請できます。手当額は月額16,560円(令和8年4月改正)で、年4回(5月・8月・11月・2月)、支払い月の直前3か月分が指定口座に振り込まれます。申請窓口は障がい福祉課(市役所1階)、土山・甲賀・甲南・信楽の各地域市民センターです。水口地区は市役所本体が窓口を兼ねるため、この4つの地域市民センターの一覧に水口は含まれていません。
特別児童扶養手当は、20歳未満で身体または精神に重度・中度以上の障がいのあるお子さんを監護している父母や養育者への手当です。1級(重度障害)は月額58,450円、2級(中度障害)は月額38,930円(いずれも令和8年4月改正・児童1人あたり)で、年3回(4月・8月・12月)、認定請求した日の属する月の翌月から支給されます。所得制限があり、扶養親族の人数に応じた限度額の表が公表されています。令和6年6月の法令改正により、これまでの手当証書の交付は廃止され、証明が必要な場合は申請により受給証明書を発行する仕組みに変わりました。受付窓口は子育て支援課(市役所1階)、土山・甲賀・甲南・信楽の各地域市民センターで、オンライン申請にも対応しています。毎年8月12日から9月11日(令和8年度)の間に所得状況届の提出が必要です。
甲賀市には、国の制度に上乗せする市独自の在宅障害児福祉手当があります。対象は20歳未満で障がいのある児童を在宅で監護している保護者で、(1)身体障害者手帳1・2級、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳のいずれかを取得、(2)市内に1年以上引き続き住所、(3)市民税非課税世帯、(4)特別児童扶養手当を受給していないこと、(5)施設入所していないこと、の5条件すべてに該当する必要があります。手当額は月額15,000円で、年3回(7月・11月・3月)、支払い月までの4か月分が指定口座に振り込まれます。毎年8月に現況届の提出が必要です。
参考として、特別障害者手当(在宅の20歳以上、著しい重度の障がいで常時特別の介護が必要な方向け)もあり、月額30,450円(令和8年4月改正)です。ただし対象が20歳以上のため、就学前・就学中の障がい児には該当しません。
手帳の等級や診断名についての細かい要件、申請に必要な診断書の種類は「対象の方により種類が異なるので、申請される場合は障がい福祉課へ事前相談をお願いします」と案内されているだけで、甲賀市のページには診断書の様式や「疑い」表記の可否についての記載は見当たりませんでした。申請前に必ず障がい福祉課(0748-69-2161)または子育て支援課(0748-69-2176)へご相談ください。
| 手当 | 月額と窓口 |
|---|---|
| 障害児福祉手当(国) | 16,560円(令和8年4月改正)/障がい福祉課 |
| 特別児童扶養手当 1級(国) | 58,450円(令和8年4月改正)/子育て支援課 |
| 特別児童扶養手当 2級(国) | 38,930円(令和8年4月改正)/子育て支援課 |
| 在宅障害児福祉手当(甲賀市独自) | 15,000円/障がい福祉課 |
| 特別障害者手当(参考・20歳以上) | 30,450円(令和8年4月改正)/障がい福祉課 |
在宅障害児福祉手当は甲賀市独自の制度で、特別児童扶養手当を受けている場合は対象外になるなど、他の手当との併給に条件があります。詳しくは障がい福祉課でご確認ください。
出典:手当に関すること(特別障害者手当・障害児福祉手当・在宅障害児福祉手当等)/特別児童扶養手当/市役所各課の業務内容・問い合わせ・所在地
ここは全国どこでも同じです。児童福祉法は、通所給付決定を行うのは保護者が住んでいる市町村だと定めています(第21条の5の5ほか)。
事業所が別の市区町村にあっても、使えます。「事業所の所在地の市区町村でなければならない」という決まりは、条文にはありません。
ただし、支給量の決め方や面接の進め方は市区町村ごとに違います。決めるのは、お住まいの窓口です。
ここまでは甲賀市の窓口の話です。全国共通の制度のしくみは、次の記事にまとめています。
※上記の出典は2026年9月24日に閲覧して内容を確認しました。各団体の記載は更新される場合があります。最新の情報は各サイトでご確認ください。
のびのび発達ラボを運営する児童発達支援てらぴぁぽけっと早稲田教室(東京都新宿区・都電早稲田駅徒歩1分)では、受給者証の申請や利用料のしくみについても、見学・ご相談の際にご案内しています。手続きが不安な段階からお声がけいただけます。見学・ご相談は、診断の有無に関わらず承ります。