常陸大宮市で児童発達支援を使うときの窓口は、社会福祉課 社会福祉グループです。市が公開している「障害福祉サービス事業」のページは、対象サービスとして児童発達支援(未就学児)・医療型児童発達支援・放課後等デイサービス(就学児)・保育所等訪問支援を「障害児通所給付」としてまとめ、問い合わせ先を「市役所本庁社会福祉課社会福祉グループ」「各支所総合窓口地域振興グループ」と案内しています。本庁は〒319-2292 常陸大宮市中富町3135-6、電話は0295-52-1111(代表)です。
注意が要るのは、受給者証の窓口(本庁)と、発達相談・こどもセンターの窓口(総合保健福祉センター「かがやき」・北町388-2)が別の建物だということです。常陸大宮市は大宮町・山方町・美和村・緒川村・御前山村の合併でできた市で、山方・美和・緒川・御前山の4支所がありますが、各支所の業務案内には障害福祉の申請そのものは含まれておらず、「総合窓口・地域振興グループ」が本庁への取り次ぎ役という位置づけです。受給者証の申請は、支所ではなく本庁の社会福祉課に出向くのが確実です。
費用については、同じページに「サービス利用に係る経費の1割まで(収入状況により減免あり。)」とだけ書かれています。常陸大宮市は、障害児通所支援の負担上限月額を区分ごとの金額表(生活保護・低所得・一般1・一般2など)としては公表していません。市が配布している『障がい者福祉のしおり』(茨城県内の相談支援事業所一覧を掲載したもの)にも、この4区分の金額表は見当たりませんでした。上限額は所得の状況によって決まりますので、申請のときに社会福祉課で確かめてください。
就学前(3歳から5歳まで)の障がい児の発達支援の利用料は無償化されています。『第3期常陸大宮市子ども・子育て支援事業計画』の幼児教育・保育の無償化の説明に、「対象外である幼稚園の就学前の障がい児の発達支援(いわゆる障がい児通園施設)を利用する子どもたちについて、利用料が無償化」という一文があり、全国共通の無償化の仕組み(満3歳になったあとの4月1日から3年間、利用者負担が無償)が常陸大宮市でも適用されていることが分かります。市独自の上乗せ(0〜2歳の無償化など)は、探した範囲では見つかりませんでした。
児童発達支援センターは、常陸大宮市にはまだありません。『ひたちおおみや障がい者プラン2024』(第3期常陸大宮市障害児福祉計画)の成果目標の表に「○児童発達支援センターの設置」という項目があり、目標欄は「設置」、備考欄は「こどもセンターと連携」となっています。計画の対象期間は令和6年度から令和8年度までなので、令和8年度末(2027年3月末)までに、こどもセンターと連携するかたちで設置することを市が目標に掲げている、という段階です。同じ計画には、主に重症心身障がい児を支援する児童発達支援事業所・放課後等デイサービス事業所についても「設置(市または圏域で設置)」という目標が並んでいます。
実際に使われている人数も、この計画に載っています。「障害児福祉サービスの見込量」の表(月平均、障害児相談支援のみ年間)によれば、児童発達支援の実利用者数は令和6年度24人・令和7年度25人・令和8年度27人(見込み)、放課後等デイサービスは同じ順に95人・104人・114人、保育所等訪問支援は38人・40人・42人、医療型児童発達支援と居宅訪問型児童発達支援はいずれも各年度1人です。障害児相談支援(年間の実利用者数)は120人・130人・142人と伸びる見込みで書かれています。
相談支援事業所を自分で探して依頼するのか、市が手配してくれるのかは、公表された範囲では確認できませんでした。ただし『障がい者福祉のしおり』には、常陸大宮市とその周辺(那珂市・常陸太田市・大子町)の「指定特定相談支援事業者」の一覧が載っており、常陸大宮市内で障害児(欄に○)に対応する事業所は、常陸大宮市社会福祉協議会指定特定相談支援事業所(北町388-2・0295-58-5070)、慈雍厚生園(指定特定相談支援事業所・指定障害児相談支援事業所、野口1635・0295-55-2727)、らいおんハート児童発達相談支援事業所常陸大宮(小倉1517・090-9807-4991)、指定相談支援事業所こここ(宇留野3051-3・0295-55-7373)、相談事業所LISHA(東野4457-1・080-5349-9246)の5か所です。みわ障害者相談支援事業所とやまびこ厚生園は障害者(成人)欄のみに○が付いており、障害児の欄は空欄でした。一覧は市が配布したものをそのまま載せており、対応可否は事業所へ直接ご確認ください。
申請に必要な書類、医師の診断書や意見書が要るかどうか、申請から受給者証が交付されるまでの日数は、探した範囲では公表を確認できませんでした。『障がい者福祉のしおり』には障害福祉サービス全般の利用の流れ(障害支援区分の説明)はありますが、障害児通所支援に特化した申請の流れ図や持ち物の一覧は見当たりません。手ぶらで行かずに、まず社会福祉課(0295-52-1111)へ電話で持ち物を確認してから出向くことをおすすめします。
障がいのある方やその家族の相談全般を受ける障害者基幹相談支援センター「エール」(市役所内・0295-58-5855)は、「障がいの種別や年齢にかかわらず様々な相談に対応する」と明記しており、手帳の有無も問いません。受給者証そのものの手続きは社会福祉課ですが、どこに相談してよいか分からないときの入口として使えます。開設は月曜日から金曜日の午前8時30分から午後5時15分まで(祝日・年末年始を除く)です。
| 相談支援事業所(障害児対応・常陸大宮市内) | 住所と電話 |
|---|---|
| 常陸大宮市社会福祉協議会 指定特定相談支援事業所 | 北町388-2/0295-58-5070 |
| 慈雍厚生園(指定特定相談支援事業所・指定障害児相談支援事業所) | 野口1635/0295-55-2727 |
| らいおんハート 児童発達相談支援事業所 常陸大宮 | 小倉1517/090-9807-4991 |
| 指定相談支援事業所 こここ | 宇留野3051-3/0295-55-7373 |
| 相談事業所LISHA | 東野4457-1/080-5349-9246 |
相談支援事業所の一覧は『障がい者福祉のしおり』(市配布・R5.5.15現在版)の掲載どおりです。事業所の対応状況は変わることがあるため、利用前に直接お問い合わせください。負担上限月額の区分別の金額表、申請の必要書類、交付までの日数は、市の公式サイト・しおりのいずれにも見当たりませんでした。社会福祉課でご確認ください。
出典:障害福祉サービス事業(2024年4月11日 更新)/各種サービス・補助・手当など(2025年8月21日 更新)/障がい者福祉のしおり(PDF)/ひたちおおみや障がい者プラン2024(PDF・概要版)/第3期常陸大宮市子ども・子育て支援事業計画(PDF)/障害者基幹相談支援センター「エール」(2021年9月9日 更新)/各課紹介
常陸大宮市では、子どもの障がいに関する手当の窓口が2つの課に分かれています。特別児童扶養手当と在宅心身障害児福祉手当(市独自)はこども課 こどもG(本庁・電話は代表の0295-52-1111)、障害児福祉手当は社会福祉課 社会福祉G(本庁1階・同じく0295-52-1111)です。窓口の建物はどちらも本庁ですが、担当課が違います。
特別児童扶養手当は、精神・知的・身体に障がいのある20歳未満の児童を家庭で監護している父母または養育者に支給されます。市のページによれば、令和8年4月分以降の手当額は、1級が月額58,450円、2級が月額38,930円です。支給は年3回(4月・8月・11月)、原則11日に支給月の前月までの分がまとめて支払われます。手帳を持っていなくても、基準に該当すれば申請できます。また、この手当は児童扶養手当・障害児福祉手当と併給が可能です。児童が障がいによる公的年金を受け取れる場合や、児童福祉施設に入所中の場合(保育所・通園施設・肢体不自由施設への母子短期入所を除く)は対象外です。
障害児福祉手当は、日常生活で常時介護を必要とする重度の障がいがある在宅の20歳未満の方に支給されます。支給月額は16,560円(令和8年4月より)と、社会福祉課の該当ページ(2026年6月3日更新)に明記されています。ただし、同じ市のサイトの中に「各種サービス・補助・手当など」という別のページ(2025年8月21日更新)があり、そちらは15,690円(令和6年4月より)のままでした。より新しい単独ページの16,560円を本文の額として採用しましたが、古いページがまだ公開されているため、金額を確認する際は最新の更新日のページを見るか、社会福祉課へ直接お尋ねください。施設に入所している場合や、障がいを支給事由とする年金を受けられるようになった場合は対象外です。
常陸大宮市独自の手当として「在宅心身障害児福祉手当」があります。対象は「特別児童扶養手当受給対象程度の障がいがある20歳未満のお子さんを家庭で養育している父母または養育者」で、手当の額は1人3,000円です。支給日は毎年3月と9月の2期に分けて、それぞれの前月分までを15日に支給します。障害児福祉手当を受給している方は、この在宅心身障害児福祉手当を受け取れません(併給不可)。窓口はこども課 こどもGです。
手当以外の給付として、難聴児の補聴器購入支援(軽度・中等度難聴児補聴器購入支援事業)もあります。市のページによれば、身体障害者手帳の交付対象とならない18歳未満の軽度・中等度難聴児に対し、補聴器の購入に必要な費用の一部を助成するもので、所得に応じた自己負担があります。窓口は社会福祉課 社会福祉Gです。助成の割合や上限額の具体的な数字は、探した範囲のページには明記されていませんでした。
そのほか、心身に障がいがある18歳未満の児童を養育している方に医療費の自己負担分を助成する小児慢性特定疾病児日常生活用具給付事業や、療育手帳・身体障害者手帳をお持ちの障がい児(者)とその家族に向けた各種割引・減免(有料道路通行料金の割引、いばらき身障者等駐車場利用証など)も社会福祉課の窓口で案内されています。年齢や障がいの種類によって使える制度が変わるため、複数の制度に該当しそうな場合は、まとめて社会福祉課・こども課の両方に確認することをおすすめします。
| 手当・補助 | 月額と窓口 |
|---|---|
| 特別児童扶養手当 1級 | 58,450円(令和8年4月分以降)/こども課 こどもG |
| 特別児童扶養手当 2級 | 38,930円(令和8年4月分以降)/こども課 こどもG |
| 障害児福祉手当 | 16,560円(令和8年4月より)/社会福祉課 社会福祉G |
| 在宅心身障害児福祉手当(市独自) | 1人3,000円(年2回・3月と9月に支給)/こども課 こどもG |
在宅心身障害児福祉手当は常陸大宮市独自の制度で、特別児童扶養手当・障害児福祉手当とは別に、市が単独で支給しています。ただし障害児福祉手当を受けている方は対象外(併給不可)です。
出典:特別児童扶養手当/在宅心身障害児福祉手当/障害児福祉手当(2026年6月3日 更新)/各種サービス・補助・手当など(2025年8月21日 更新)/支援制度(ライフステージ一覧)
ここは全国どこでも同じです。児童福祉法は、通所給付決定を行うのは保護者が住んでいる市町村だと定めています(第21条の5の5ほか)。
事業所が別の市区町村にあっても、使えます。「事業所の所在地の市区町村でなければならない」という決まりは、条文にはありません。
ただし、支給量の決め方や面接の進め方は市区町村ごとに違います。決めるのは、お住まいの窓口です。
ここまでは常陸大宮市の窓口の話です。全国共通の制度のしくみは、次の記事にまとめています。
※上記の出典は2026年9月23日に閲覧して内容を確認しました。各団体の記載は更新される場合があります。最新の情報は各サイトでご確認ください。
のびのび発達ラボを運営する児童発達支援てらぴぁぽけっと早稲田教室(東京都新宿区・都電早稲田駅徒歩1分)では、受給者証の申請や利用料のしくみについても、見学・ご相談の際にご案内しています。手続きが不安な段階からお声がけいただけます。見学・ご相談は、診断の有無に関わらず承ります。