伊勢市で障害児通所支援(児童発達支援・放課後等デイサービスなど)の受給者証を申請する窓口は、高齢・障がい福祉課 障がい福祉係です。市役所本庁の東館1階にあり、住所は〒516-8601 三重県伊勢市岩渕1丁目7番29号、電話は0596-21-5558(障がい福祉係)、ファクスは0596-20-8555です。市の「障害児通所支援」のページは、この課が担当窓口であることを問い合わせ先として明記しています。
伊勢市は平成17年・18年の合併で二見町・小俣町・御薗村を編入した市で、本庁のほかに二見・小俣・御薗の3つの総合支所があります。各総合支所の組織ページを見ると、「市民係」の担当事務の一覧に「障害児福祉に関すること」がはっきり書かれています。つまり、二見・小俣・御薗にお住まいの方は、本庁まで出向かなくても、お住まいの地区の総合支所の市民係で受給者証の相談・申請ができます。実際、障害児福祉手当・特別障害者手当のページも「高齢・障がい福祉課または各総合支所」を手続き窓口として案内しています。ただし総合支所は「市民係」という名前の窓口で扱われており、障がい福祉の専門課ではありません。
市が案内している障害児通所支援のサービスは5種類です。児童発達支援(日常生活における基本的な動作の指導、集団訓練への適応訓練等)、居宅訪問型児童発達支援(重度の障がいなどで通所が困難な児童の居宅を訪問して発達支援)、医療型児童発達支援(各障がいに応じた専門的な訓練や医療的ケア)、放課後等デイサービス(学校通学中の児童への放課後・長期休暇中の訓練等)、保育所等訪問支援(保育所等に通う児童への集団生活適応訓練とスタッフへの助言)です。サービスを提供する事業所は三重県が指定しており、市のページから三重県庁ホームページの事業所一覧にリンクされています。
手続きの申請書として、市は「障害児支給申請書」「障害児申告・同意書」「障害児相談支援申請書」の3つを公開しています。これとは別に、令和3年度の障害福祉サービス等報酬改定により、令和3年4月1日以降に更新をする一部の対象事業所の利用者は、追加の提出書類(医療的ケア判定スコア表など)が必要になる場合があると市は注意書きしています。「必ずしも全員ではありません」と明記されているとおり、対象になるかどうかは利用している事業所によって変わるため、更新の案内が来たときに窓口で確認するのが確実です。
サービス利用開始までの一般的な流れは、伊勢市の『障がい者福祉ガイドブック』(令和8年4月1日更新)に載っています。①高齢・障がい福祉課に申請、②計画相談支援事業者に「サービス等利用計画案」の作成を依頼して契約、③現在の生活や状況についての調査(アセスメント)、④障害支援区分の判定(これは介護給付のみに適用される手続きと市が明記しています)、⑤支給量などが決定され受給者証が送付、⑥事業者と契約してサービス開始、という順です。ガイドブックの流れ図には、受給者証の発行から事業所と契約するまでの間におよそ1~2か月かかる旨の注記がありますが、これは障害福祉サービス全般の流れ図に添えられたもので、児童だけの日数として市が別に公表しているわけではありません。
負担上限月額は、伊勢市のガイドブックに表があります。世帯の区分は、障がい児および20歳未満の施設入所者については「本人、保護者の属する世帯」で判定します。表は次のとおりです(生活保護・非課税世帯は0円)。一般1の欄が3段に分かれているのが伊勢市の表の特徴です。市民税所得割額16万円未満で居宅(在宅)で生活する障がい者(成人)は9,300円、市民税所得割額28万円未満で居宅で生活する障がい児は4,600円、20歳未満の施設入所者は9,300円。一般2(上記以外)は37,200円です。在宅で通所する子どもの負担上限月額は4,600円で、9,300円ではありません。9,300円の行を拾って書くと誤りになりますので、必ず「居宅で生活する障がい児」の行を確認してください。
就学前の障害児の発達支援を利用する3歳から5歳までの子どもは、利用料が無料になります。ガイドブックの幼児教育の無償化に関する項目に、就学前の障害児の発達支援を利用する3歳から5歳までの子どもたちの利用料が無料になる、と書かれています。また、就学前の障害児通所支援(児童発達支援、医療型児童発達支援、居宅訪問型児童発達支援、保育所等訪問支援)については、多子軽減制度により利用者負担が軽減される場合があるともあります(対象要件あり)。あわせて、同じ世帯で障害福祉サービスや障害児(通所・入所)支援などを複数利用し、1か月の利用者負担の合計が世帯の基準額を超えた場合は、超過分が「高額障害福祉サービス等給付費・高額障害児(通所・入所)給付費」として支給される仕組みもあります。この基準額は受給者証の「負担上限月額」とは別に決められており、両方に該当するときは高いほうの額が基準額になると市が説明しています。伊勢市では、対象になりそうな世帯に高齢・障がい福祉課から年度末~春頃に案内を送付しています。
伊勢市には、市立の児童発達支援センターとして伊勢市おおぞら児童園があります。「地域の中核的な支援機関」として令和3年1月に開所し、児童発達支援・放課後等デイサービス(特別支援学校・特別支援学級在籍の小学生対象)・保育所等訪問支援・療育相談・障害児相談支援を行っています。対象は1歳から小学生(特別支援学校または特別支援学級在籍)で、伊勢市だけでなく鳥羽市・志摩市・玉城町・度会町・大紀町・南伊勢町に住む子どもも利用できます。所在地は伊勢市黒瀬町562番地103、電話は0596-20-4755(相談支援0596-20-4756)です。また、伊勢市おひさま児童園(伊勢市御薗町長屋2767)は指定管理者制度によりNPO法人南勢子どもの発達支援センターえがおが運営する市の施設で、児童発達支援と放課後等デイサービスを行っています。
受給者証や療育の相談窓口とは別に、障がいのある人(成人を含む)の総合的な相談を受ける伊勢市障がい者基幹相談支援センター(MiraISE内 健康福祉ステーション7階、電話0596-63-5609)と、伊勢市障がい者地域相談支援センター(伊勢市八日市場町13-1 伊勢市社会福祉協議会福祉センター2階、電話0596-21-1130)があります。どちらも対象を障がい児・者と家族全般としており、児童に限定した窓口ではありません。
| 世帯の区分(障がい児) | 負担上限月額 |
|---|---|
| 生活保護世帯・市民税非課税世帯 | 0円 |
| 一般1:市民税所得割額28万円未満で居宅(在宅)で生活する障がい児 | 4,600円 |
| 一般1:20歳未満の施設入所者 | 9,300円 |
| 一般2:上記以外 | 37,200円 |
『障がい者福祉ガイドブック』の利用開始までの流れ図には、障害支援区分の認定調査・審査会の記載がありますが、これは「介護給付のみ」に適用される手続きと市が明記しています。障害児通所支援の利用者すべてに区分認定があるわけではありません。また『障がい者福祉ガイドブック』は障がい者施策全般の冊子で、障害児支援のページは限られているため、申請書類やサービス内容の細部(診断書の要否など)は必ず高齢・障がい福祉課へ電話で確認してください。
出典:障害児通所支援(令和8年3月27日 更新)/令和8年度 障がい者福祉ガイドブック(PDF)(令和8年4月1日 更新)/高額障害福祉サービス等給付費、高額障害児(通所・入所)給付費について(令和7年3月10日 更新)/施設案内 伊勢市おおぞら児童園(令和8年7月29日 更新)/伊勢市おひさま児童園(令和6年12月27日 更新)/小俣総合支所(担当事務一覧)(令和8年4月2日 更新)/二見総合支所(担当事務一覧)(令和8年4月2日 更新)/障がい者基幹相談支援センター(令和8年4月30日 更新)/障がい者地域相談支援センター(令和7年3月27日 更新)
伊勢市の障害児福祉手当・特別児童扶養手当は、どちらも高齢・障がい福祉課 障がい福祉係が窓口です。所在地は〒516-8601 三重県伊勢市岩渕1丁目7番29号 東館1階、電話は0596-21-5558、ファクスは0596-20-8555です。2つの手当のページはいずれも「このページに関するお問い合わせ」欄が高齢・障がい福祉課で統一されており、他の市でよくある、障害児福祉手当と特別児童扶養手当で担当課が2つに分かれる形は伊勢市では起きていません。
障害児福祉手当は、重度の障がいのため日常生活で常時介護を要する20歳未満の人に支給されます。支給月額は16,560円です。認定請求をした月の翌月分から支給され、2月・5月・8月・11月の年4回、支払月の前月までの分(3か月分)が指定口座へ振り込まれます。施設に入所している人、障がいを理由とする公的年金を受給している人、本人・配偶者・扶養義務者の所得が限度額を超えている人は対象外です。申請には所定の診断書(障害児福祉手当認定診断書)、身体障害者手帳または療育手帳(持っている人のみ)、本人名義の通帳、マイナンバー確認書類、所得証明書が必要です。手続きは、高齢・障がい福祉課または各総合支所で診断書を受け取り、医師に作成してもらったうえで窓口へ提出する流れです。
特別児童扶養手当は、身体・精神・知的の障がいのある20歳未満の児童を養育する父母または養育者に支給されます。支給月額は1級58,450円、2級38,930円です。対象となる障がいの程度は、身体障害者手帳1~3級と4級の一部、療育手帳A1・A2とB1程度で、療育手帳B2でも自閉症や広汎性発達障がいなどを罹患している場合は認定されることがあると市は説明しています。診断書は原則必要ですが、療育手帳が最重度(A1)・重度(A2)、身体障害者手帳1~4級の一部の場合は省略できます(心疾患や腎疾患などの内部障がいは省略不可)。児童が施設に入所しているとき、公的年金を受給しているとき、所得が限度額を超えるときは対象外です。
障害児福祉手当のページには「所得状況届」という様式が申請書類として公開されています。ただし提出時期や提出しなかった場合の扱いについては、伊勢市の障害児福祉手当・特別児童扶養手当のページには具体的な記載が見当たりませんでした。継続して受給するための年次の届出が必要かどうかは、高齢・障がい福祉課(0596-21-5558)へ確認してください。
手当とは別に、特別障害者手当(重度の障がいが2つ以上ある人などが対象、支給月額30,450円)がありますが、これは主に成人を対象とした手当で、年齢の上限は明記されていません。障害児福祉手当(20歳未満)と混同しないよう、対象年齢の違いに注意してください。窓口・電話番号は障害児福祉手当と同じ高齢・障がい福祉課です。
このほか、住民税非課税世帯に属し身体障害者手帳1級・療育手帳程度A・精神障害者保健福祉手帳1級のいずれかを持つ在宅の重度心身障がい者を対象に、年2回(9月・3月)1回12,000円を支給する福祉給付金支給事業があります(毎年度申請が必要)。また、三重県心身障害者扶養共済制度(親亡き後に備える県の共済制度)や、伊勢市未熟児養育医療給付事業(未熟児の医療費給付)も、「年金・助成・手当」や「未熟児・障がい児・難病のお子さんへの支援」のページに並んで案内されています。これらは障害児通所支援の利用者負担額とは別の制度です。金額を混同しないよう、何の制度の金額かを確認してから書き写す必要があります。
| 手当 | 月額と窓口 |
|---|---|
| 障害児福祉手当(20歳未満) | 16,560円/高齢・障がい福祉課 障がい福祉係(0596-21-5558) |
| 特別児童扶養手当 1級 | 58,450円/高齢・障がい福祉課 障がい福祉係(0596-21-5558) |
| 特別児童扶養手当 2級 | 38,930円/高齢・障がい福祉課 障がい福祉係(0596-21-5558) |
| 福祉給付金支給事業(住民税非課税・在宅の重度心身障がい者) | 年2回・1回12,000円/高齢・障がい福祉課 |
障害児福祉手当・特別児童扶養手当のページはいずれも令和8年4月7日更新で、令和8年4月時点の金額です。特別障害者手当・福祉給付金支給事業の金額・条件も同じ更新日(特別障害者手当は令和8年4月7日、福祉給付金支給事業は令和5年4月1日更新)のページによります。
出典:障害児福祉手当(令和8年4月7日 更新)/特別児童扶養手当(令和8年4月7日 更新)/特別障害者手当(令和8年4月7日 更新)/福祉給付金支給事業(令和5年4月1日 更新)/未熟児・障がい児・難病のお子さんへの支援/年金・助成・手当
ここは全国どこでも同じです。児童福祉法は、通所給付決定を行うのは保護者が住んでいる市町村だと定めています(第21条の5の5ほか)。
事業所が別の市区町村にあっても、使えます。「事業所の所在地の市区町村でなければならない」という決まりは、条文にはありません。
ただし、支給量の決め方や面接の進め方は市区町村ごとに違います。決めるのは、お住まいの窓口です。
ここまでは伊勢市の窓口の話です。全国共通の制度のしくみは、次の記事にまとめています。
※上記の出典は2026年9月24日に閲覧して内容を確認しました。各団体の記載は更新される場合があります。最新の情報は各サイトでご確認ください。
のびのび発達ラボを運営する児童発達支援てらぴぁぽけっと早稲田教室(東京都新宿区・都電早稲田駅徒歩1分)では、受給者証の申請や利用料のしくみについても、見学・ご相談の際にご案内しています。手続きが不安な段階からお声がけいただけます。見学・ご相談は、診断の有無に関わらず承ります。