宇治市の乳幼児健康診査は、3か月児健康診査・10か月児健康診査・1歳8か月児健康診査・3歳児健康診査・5歳児(年中児)健康診査の5つがあります。「令和8年度 乳幼児健康診査について」によれば、対象月齢が来ると市役所から前月に個別のお知らせが郵送され、会場や日程はその個別通知で案内されます(3か月児・1歳8か月児・3歳児)。10か月児健康診査だけは市の指定する協力医療機関で受ける方式で、対象月の前月25日頃に届くお知らせに同封の受診票を持って、協力医療機関に直接電話等で予約します。受診可能期間は「お子さまのお誕生日月の前月と当月の2か月間」で、期間外に受診すると有料になります。
他の市でよく見る1歳6か月児健診ではなく「1歳8か月児健康診査」という名称・月齢である点に注意してください。内容は、問診・発達の確認・歯科診察・計測・小児科診察で、希望に応じて育児・栄養・歯科相談を行います。3歳児健康診査は、問診・発達の確認・目の検査(機器による目の検査)・尿検査・歯科診察・計測・小児科診察という内容で、市は「健診の所要時間短縮のため、事前に家庭にて視力検査、ささやき声検査を必ず実施してください」と案内しています。「ささやき声検査」は両側高度難聴・両側中等度難聴を発見するための検査で、新生児聴覚スクリーニングで異常がなくても新生児期以降に難聴が生じることがあるためと説明されています。また令和元年10月からはスポットビジョンスクリーナー(視覚検査機器)による検査を受診者全員に実施しており、短時間で遠視・近視・乱視・斜視などが発見できるとされています。
5歳児(年中児)健康診査は令和7年4月から実施されています。市の説明は「小学校就学に向けて、お子さんが『集団生活を十分に楽しめるか』『困っていることはないか』など日々の様子を振り返る機会とするもの」というものです。方法は就園の有無で分かれます。保育所や幼稚園等に就園している場合は、(1)4月下旬に対象者へ5歳児(年中児)調査票を送付し、保護者が二次元コードから回答、(2)就園先での健診受診(保護者が同席する必要はありません)で、健診実施日は対象年度の5月~7月頃に実施される就園先の園医による健診日、(3)就園先が宇治市内の場合は調査票・健診結果・市巡回訪問等により総合的に判断し、市が10月以降に結果票を順次送付、就園先が市外の場合は健診結果記録表を送付してもらい回答後に結果票を送付、という流れです。
未就園の場合は、(1)4月下旬に調査票を送付し二次元コードから回答、(2)回答した未就園の方には市から健康診断受診の案内を送付、(3)かかりつけ医で健康診断を受診し、その結果と調査票等により総合的に判断のうえ市が10月以降に結果票を順次送付、という流れです。どちらの場合も「健診受診日に宇治市に住民票がない方は対象外になります」と明記されています。5歳児健診に対象外となる条件(療育に通所中かどうか等)についての記載は見当たりませんでした。
各健診の持ち物は、母子健康手帳が基本で、10か月児健康診査では加えて10か月児健診受診票(お知らせに同封のA4サイズのもの)とお知らせの文書が必要です。気象警報が出た場合の対応も定められており、3か月児・1歳8か月児・3歳児の健康診査は「午前11時の時点で警戒レベル4(避難指示)以上または特別警報、暴風警報または暴風雪警報が発表されている場合は原則的に事業を中止」し、健診開始時間(午後1時)までに発表された場合も中止、宇治市で震度5強以上の地震が発生した場合も原則中止とされています。振替日は後日連絡されます。
健診とは別に「発達相談、受けてみませんか?」で案内される個別の発達相談や、「令和8年度 乳幼児相談のご案内」の乳幼児相談(うじ安心館・地域子育て支援センター等)も利用できます。乳幼児相談・乳幼児健康診査ともに担当は保健推進課(〒611-8501 宇治市宇治琵琶33番地・電話0774-22-3141代表・ファックス0774-21-0408)です。
| 健診の名前 | 実施方法・対象 |
|---|---|
| 3か月児健康診査 | 個別通知の会場・日程/問診・計測・小児科診察 |
| 10か月児健康診査 | 市指定の協力医療機関で受診/誕生月の前月・当月が期間 |
| 1歳8か月児健康診査 | 個別通知の会場・日程/問診・発達確認・歯科診察・計測 |
| 3歳児健康診査 | 個別通知の会場・日程/視力検査・ささやき声検査を事前実施 |
| 5歳児(年中児)健康診査 | 令和7年4月開始/就園児は園医健診、未就園児はかかりつけ医受診 |
5歳児(年中児)健康診査の対象外条件(療育に通所中の場合の扱いなど)についての記載は、確認したページには見当たりませんでした。詳しくは保健推進課(0774-22-3141)にお尋ねください。
出典:令和8年度 乳幼児健康診査について(2026年9月1日 更新)/令和8年度 乳幼児相談のご案内(2026年7月1日 更新)/発達相談、受けてみませんか?(2025年4月1日 更新)
宇治市には「就学支援委員会」という組織があり、就学に関する相談を担っています。宇治市就学支援委員会規則(昭和57年12月28日教育委員会規則第13号・令和7年4月1日施行)によれば、委員会の目的は「本市に居住する障害のある児童、生徒及び就学前の幼児に対し、これらの者の障害の状態、教育上必要な支援の内容等を勘案して就学支援を行うため」に設置するというもので、所掌事務には就学に係る教育相談、就学後の教育的支援についての助言、就学に係る調査及び資料の収集、就学に係る諸検査の実施、特別支援教育についての啓発などが挙げられています。委員は70人以内で、宇治市立の幼稚園・小学校・中学校の教職員や関係行政機関の職員などから教育委員会が任命・委嘱し、任期は1年(再任可)です。会議は年2回以上、会長が招集します。委員会の事務は教育部教育総合推進センター学校教育課が処理すると規則に明記されています。
実際の相談件数は、市の「宇治市早期療育ネットワーク会議」資料(部署名:学校教育課)に記載があります。「宇治市就学支援委員会について」の項目に、令和6年度就学予定児の教育相談は250件とあり、「療育機関、保健推進課との連携した取組」も行っていると記されています。また同じ資料には、市立幼稚園の就園に関わる「宇治市立幼稚園就園支援委員会」についても記載があり、令和6年度入園願書提出者及び進級予定児のうち各園で勧奨した件数及び保護者が希望した件数は計26件、そのうち保護者が教育相談を希望したのは13件、11月から12月に計5回開催されたとあります。
就学先を検討するための引き継ぎの仕組みとして、市立幼稚園では移行支援シート(宇治市スタンダード版)を作成し、就学先の小学校へ引き継いでいます。早期療育ネットワーク会議の資料には、令和4年度からこの統一様式を使い、令和5年3月に就学先の小学校へ引き継いだこと、令和5年7月には引き継ぎを受けた小学校へアンケートを実施して新様式の活用状況を把握したこと、令和5年11月には移行支援シートを一緒に作成した保護者にもアンケートを実施したことが書かれています。
就学に関する教育相談とは別に、通級教室という制度もあります。「令和8年度 小学校・中学校通級教室案内」によれば、宇治市の通級教室では「子どものことばの発達や発音に関すること、きこえに関すること、学び方に関すること、行動面やコミニュケーションに関することなど」について教育相談を行い、相談の結果、教育的支援が必要な場合は在籍校と連携して自立活動の指導を行う通級による指導につなげます。令和8年度は新たににしおぐら小学校、菟道小学校、北槇島小学校、伊勢田小学校、広野中学校に開設されました。「令和8年度宇治市『小学校通級教室』のご案内」によれば、小学校の通級教室はにしおぐら・宇治・平盛・木幡・菟道第二・南部・槇島・神明・小倉・御蔵山・大久保・大開・西大久保・三室戸・岡屋・菟道・北槇島・伊勢田の18校に設けられ、「全ての小学校から担当の通級教室に通うことができます」とされています。指導は週に1~2回程度、個別または小集団で行われます。他校から通う場合は保護者の付き添いと公共交通機関の利用が原則ですが、就学支援制度(通学費の支援)があるので通級教室担当者に相談するよう案内されています。
通級教室についての相談・問い合わせ先は「学級担任又は、各学校の特別支援教育コーディネーターまで」で、教育委員会(学校教育課・電話0774-21-1879)でも受け付けています。就学支援委員会の事務を含む学校教育課の代表電話は0774-22-3141、学事係の直通は0774-20-8757、教育指導係の直通は0774-21-1879です。
就学時健康診断については、市のページに令和3年4月入学予定者向けの2020年12月時点の告知(「11月30日をもちまして終了いたしました」という内容)しか見当たらず、令和8年度・令和9年度入学に向けた最新の実施日程・申込方法・会場を案内する現行ページは確認できませんでした。就学通知書は「小・中学校へ入学する年の1月中に、教育委員会から就学通知書を送付します」と「小・中学校への入学案内」のページに書かれていますが、就学時健康診断そのものの最新の日程は同ページにも記載がありません。就学時健康診断の日程を知りたい場合は、学校教育課(0774-22-3141)に確認するのが確実です。
就学時健康診断の最新年度の実施ページは検索・サイト内の組織ページから見つけられませんでした(見つかったのは令和3年度入学分の告知のみで、内容は「終了しました」という過去のお知らせです)。日程・持ち物・会場を知りたい場合は学校教育課へ直接お問い合わせください。
出典:宇治市就学支援委員会規則/宇治市早期療育ネットワーク会議<早期療育にかかわる取り組み状況と課題>(学校教育課)/令和8年度 小学校・中学校通級教室案内(2026年4月1日 更新)/令和8年度宇治市「小学校通級教室」のご案内(PDF)/【教育総合推進センター】学校教育課/小・中学校への入学案内(2026年4月1日 更新)/就学時健康診断(令和3年度入学分・古い情報)(2020年12月1日 更新)
就学相談では、通常の学級のほかに、次のような学びの場を一緒に考えます。それぞれが法律でどう位置づけられているかは、次の記事にまとめています。
※上記の出典は2026年9月24日に閲覧して内容を確認しました。各団体の記載は更新される場合があります。最新の情報は各サイトでご確認ください。
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