1歳半健診で見ていること
1歳半健診は母子保健法に基づいて全国で行われる健診で、体の発育に加えて、ことば(意味のある単語)・指さし・応答・歩行などの発達の様子を確認します。ことばや関わりの面は、この時期の健診の大切な確認ポイントとされています。
「様子を見ましょう」と言われたら
指摘のあと、経過観察(様子見)になることは少なくありません。このとき、ただ待つのではなく、次のような過ごし方がおすすめです。
- 次の確認の機会を決めておく——「いつ・どこで再確認するか」(フォロー健診・電話相談など)を保健センターに確認しておきます。
- 日々の様子をメモする——出たことば・指さし・やりとりの様子を記録しておくと、次の相談の材料になります。
- 関わりのヒントを実践する——お子さまが見ているものをことばにする、先回りしすぎない、など家庭でできる関わりがあります(ことばが遅い気がするの記事参照)。
- 並行して相談先を知っておく——「待つ」と「相談する」は両立します。児童発達支援事業所の見学は、診断や紹介がなくても可能です。
POINT
「様子見」は「何もしない」ではありません。次の確認時期を決めて、家庭の関わりを少し整えて、相談先を知っておく——この3つがそろった様子見なら、待つ時間も前進です。
指摘されなかったけれど気になる場合
健診で指摘がなくても、保護者として気になることがあれば相談してよいのです。健診は短時間であり、家庭で毎日見ている保護者の感覚は大切な情報とされています。保健センターへの相談や事業所の見学は、健診結果に関わらず利用できます。
よくあるご質問
1歳半でことばが出ていないのは遅いのでしょうか?
この時期のことばには大きな個人差があります。単語の数だけでなく、ことばの理解・指さし・やりとりの様子とあわせて見ていくものとされています。気になる場合は保健センターや専門機関にご相談ください。
健診で泣いてしまい、いつもの様子を見てもらえませんでした。
よくあることです。家庭での普段の様子(動画やメモ)を持って、後日あらためて相談することができます。
児童発達支援は1歳でも通えますか?
児童発達支援は0歳から未就学のお子さまが対象です。低年齢からの利用については、受給者証の取得も含めて自治体・事業所にご相談ください。
この記事について:本記事は、子育て・発達に関する一般的な情報の提供を目的としています。内容は一般に知られている知見や国・自治体の公的情報に基づいてまとめていますが、お子さまの発達には個人差があり、すべてのお子さまに当てはまるものではありません。診断や治療に関する判断は、医師などの専門機関にご相談ください。制度の内容・手続きはお住まいの自治体や時期により異なる場合があります。最新の情報は各自治体の窓口・公式サイトでご確認ください。
お子さまのこと、専門スタッフに相談してみませんか
のびのび発達ラボを運営する児童発達支援てらぴぁぽけっと早稲田教室(東京都新宿区・早稲田駅徒歩1分)には、言語聴覚士・公認心理師・精神保健福祉士・保育士など多職種の専門スタッフが在籍しています。見学・ご相談は、診断の有無に関わらず承ります。