つまずきの背景の例
- 音の操作が苦手——「『りんご』の『り』を取ったら?」のような音遊びが難しい場合、文字と音の結びつきにつまずきやすいと言われています。
- 形をとらえるのが苦手——似た文字(「わ」と「ね」など)の区別や、マスの中に収める書字の難しさ。
- 手先の動きの育ち——筆圧の調整や運筆のコントロールが、書くことの負担になっている場合。
POINT
幼児期は「読み書きの練習」より「読み書きの土台づくり」の時期です。しりとり・音あそび・運筆あそびなど、遊びの形の土台づくりが効果的と言われています。
練習嫌いにさせない家庭での支え方
- 量より成功率——10問中3問できる練習より、10問中8問できる練習を。「できた」で終わる設計が続ける力になります。
- 書く量を調整する——書字の負担が大きい子には、なぞり書き・薄い見本・マスの大きい用紙など、負担を下げる工夫があります。
- 読み聞かせをやめない——自分で読むのが苦手でも、聞いて楽しむ経験は読解の土台を育てると言われています。
- 間違いを赤で埋めない——できた字に花丸をつけるほうが、次も書きたくなります。
相談を考えたいとき
学年が上がっても読み書きの負担が大きく、学習全体や自信に影響が出はじめている場合は、早めの相談がすすめられています。学校の先生・スクールカウンセラー・医療機関・発達検査などを通じて、つまずきの背景に合った支援方法(教材の工夫・配慮)を検討できます。
よくあるご質問
ひらがなは何歳までに書ければいいですか?
就学前に完璧である必要はないと言われています。焦って練習を課すより、文字への興味と音遊びの土台を育てることが、結果的に近道とされています。
鏡文字は問題ですか?
幼児期の鏡文字はよく見られ、多くは成長とともに整うと言われています。学年が上がっても頻繁に続く場合は、形をとらえる力の視点で見てもらうと安心です。
学習障害(LD)でしょうか?
読み書きの苦手さだけで判断することはできません。診断は医療機関で総合的に行われます。まずは「どこでつまずいているか」の見立てを専門家に相談することをおすすめします。
この記事について:本記事は、子育て・発達に関する一般的な情報の提供を目的としています。内容は一般に知られている知見や国・自治体の公的情報に基づいてまとめていますが、お子さまの発達には個人差があり、すべてのお子さまに当てはまるものではありません。診断や治療に関する判断は、医師などの専門機関にご相談ください。制度の内容・手続きはお住まいの自治体や時期により異なる場合があります。最新の情報は各自治体の窓口・公式サイトでご確認ください。
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