ほめ方の3原則
- 具体的に——「えらいね」より「靴を自分でそろえられたね」。何が良かったのかが分かると、その行動は増えやすいと言われています。
- すぐに——できた瞬間から時間が空くほど、ことばと行動のつながりは薄れます。その場で短く、が基本です。
- 過程を——「100点すごい」だけでは、結果が出ない日にほめる材料がなくなります。「最後まで座ってやれたね」「昨日より1問多くできたね」——過程と伸びに注目します。
POINT
「結果をほめる」は結果が出た日にしか使えません。「過程をほめる」は毎日使えます。毎日使えるほめ方が、自己肯定感の土台をつくります。
ほめるところが見つからない日は
- 「当たり前」を拾う——朝起きた、園に行った、ごはんを食べた。当たり前に見える行動も、頑張って成立している日があります。
- 「できていない」の手前を見る——最後までできなくても、「始められた」「途中まで座れた」は事実として認められます。
- ほめられない日は、責めない——大人にも余裕のない日はあります。完璧を目指すより、トータルで「認められる経験」が「注意される経験」を上回ることを目指しましょう。
「できた」を見える形にする
ことばのほめに加えて、「できた」が目に見える仕組み——シールを貼る、カレンダーに丸をつける、検定のような節目——は、本人が自分の成長を確かめる手がかりになります。私たちが英検を「"できた"を可視化するものさし」と呼ぶのも、この考え方です。
よくあるご質問
ほめて育てると、打たれ弱くなりませんか?
過程や努力に注目するほめ方は、むしろ挑戦する力を支えると言われています。心配されがちな「ほめすぎ」の弊害は、結果だけを大げさにほめ続ける場合に語られることが多いものです。
ほめてもうれしそうにしません。
人前でほめられるのが苦手なお子さまもいます。二人のときに短く伝える、ことばでなくサイン(グータッチ)にするなど、その子に届く形を探してみてください。
叱ってはいけないのですか?
危険なことや人を傷つけることは、短く明確に伝える必要があります。大切なのは、叱る回数を上回る「認める回数」を確保することだと言われています。
この記事について:本記事は、子育て・発達に関する一般的な情報の提供を目的としています。内容は一般に知られている知見や国・自治体の公的情報に基づいてまとめていますが、お子さまの発達には個人差があり、すべてのお子さまに当てはまるものではありません。診断や治療に関する判断は、医師などの専門機関にご相談ください。制度の内容・手続きはお住まいの自治体や時期により異なる場合があります。最新の情報は各自治体の窓口・公式サイトでご確認ください。
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