ことばが出る前〜単語の時期
- まねっこ遊び——手をパチパチ、バイバイ、「いないいないばあ」。ことばの前に「まねる力」が育ちます。大人が子どものまねをするのも効果的と言われています。
- 音まね遊び——「ブーブー」「ワンワン」「バーン!」。擬音語・擬態語(オノマトペ)は音がまねしやすく、初期のことばの入り口になりやすいと言われています。
- 「どっち?」遊び——おやつやおもちゃを両手に持って「どっち?」。指差しや選ぶ力を育てます。
単語〜二語文の時期
- 実況中継遊び——お風呂で「あわあわ〜」「ジャー!」、お散歩で「ワンワンいたね」「ブーブーはやいね」。生活そのものが教材になります。
- ちょうだい・どうぞ遊び——おままごとの受け渡しで、やりとりの基本の型を楽しく繰り返します。
- わざと間違え遊び——くつを頭にのせて「あれ?」。ツッコミたい気持ちが、ことばを引き出します。
文で話す時期
- しりとり・頭とり——音への意識(音韻意識)を育てる代表的な遊びです。難しければ「『あ』のつくことば集め」から。
- なぞなぞ・クイズ——「白くて、冷たくて、甘いものは?」。ことばからイメージする力を育てます。
- お話ごっこ——ぬいぐるみの劇、今日あったことの再現ごっこ。文をつなげて話す練習になります。
POINT
どの遊びも「できたか」ではなく「楽しかったか」が基準です。難しそうなら1段階やさしく。遊びの中の笑いの回数が、ことばの栄養だと考えてください。
うまくいかないときは
遊びに乗ってこない・すぐ飽きてしまう場合、遊びの難易度がその子の段階と合っていないことが多いと言われています。「いまはどの段階の遊びが合うのか」は、言語聴覚士が評価をもとにご提案できます。教室でも、ご家庭で再現しやすい遊びの形でお伝えしています。
よくあるご質問
スマホのことば学習アプリはやらせてもいいですか?
アプリだけでことばが育つとは考えられていませんが、大人と一緒に画面を見ながらやりとりの話題にする使い方なら、ことばの機会になり得ます。一方的な視聴が長時間にならないよう、時間を決めて使うのがすすめられています。
しりとりがまだできません。何歳からできますか?
しりとりには、ことばを音に分ける力(音韻意識)が必要で、この力は就学前ごろに育ってくると言われています。できない場合は無理をせず、「『あ』のつくことば集め」など手前の遊びから始めるのがおすすめです。
遊んでいても、ことばが増えている実感がありません。
関わりの方向がその子の段階と合っているかを確認する良いタイミングかもしれません。言語聴覚士による評価を受けると、いま育てるべき段階と、合う遊びが明確になります。
この記事について:本記事は、子育て・発達に関する一般的な情報の提供を目的としています。内容は一般に知られている知見や国・自治体の公的情報に基づいてまとめていますが、お子さまの発達には個人差があり、すべてのお子さまに当てはまるものではありません。診断や治療に関する判断は、医師などの専門機関にご相談ください。制度の内容・手続きはお住まいの自治体や時期により異なる場合があります。最新の情報は各自治体の窓口・公式サイトでご確認ください。
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