「聞こえている」ように見えても
次のような理由で、聞こえの問題は見逃されやすいと言われています。
- 大きな音には反応する——聞こえにくさがあっても、大きな物音には振り向くため「聞こえている」と見えてしまう
- 片耳だけの聞こえにくさ——日常会話はある程度こなせてしまう場合がある
- 特定の高さの音だけ聞こえにくい——子音の聞き取りだけが難しいケースなど
- 滲出性中耳炎(しんしゅつせいちゅうじえん)——痛みや熱が出にくいタイプの中耳炎で、気づかないうちに聞こえが下がっている場合があると言われています
POINT
生まれてすぐの新生児聴覚スクリーニング検査を通過していても、その後の中耳炎などで聞こえが変化することがあります。「新生児のとき大丈夫だったから」で終わりにしないことが大切です。
こんな様子は確認のサイン
- 呼びかけへの反応が薄い・聞き返しが多い
- テレビの音量を上げたがる・近づいて見る
- 発音が不明瞭で、ことばも遅い気がする
- 中耳炎を繰り返している・鼻炎が長引いている
どこで検査できる?
子どもの聞こえの確認は、耳鼻咽喉科で受けられます。小さなお子さまでも、年齢や発達に応じた方法で聴力を調べる検査があります。1回の検査で確定できない場合もあり、経過を見ながら複数回の確認になることもあります。
聞こえに問題がないと確認できれば、ことばの遅れの背景を「ことば・やりとりの育ち」の面から見立てていくことになります。教室の言語聴覚士にも、検査結果をふまえたご相談が可能です。
参考(公的情報)
よくあるご質問
聞こえの検査は痛くないですか?嫌がりそうで心配です。
子どもの聴力検査は、音の出るおもちゃや遊びの形式を使うなど、年齢に応じた負担の少ない方法で行われるのが一般的です。検査の方法や進め方は、受診先の耳鼻咽喉科にご確認ください。
滲出性中耳炎と言われました。ことばに影響しますか?
滲出性中耳炎では聞こえにくさが生じる場合があり、長引くとことばの聞き取りに影響しうると言われています。治療・経過観察の方針は主治医にご相談ください。
聴力に問題なしと言われましたが、ことばが遅いままです。
聞こえに問題がないとわかったら、次はことば・やりとりの育ちの面からの見立てが役立ちます。言語聴覚士のいる当教室でも相談を承っています。
この記事について:本記事は、子育て・発達に関する一般的な情報の提供を目的としています。内容は一般に知られている知見や国・自治体の公的情報に基づいてまとめていますが、お子さまの発達には個人差があり、すべてのお子さまに当てはまるものではありません。診断や治療に関する判断は、医師などの専門機関にご相談ください。制度の内容・手続きはお住まいの自治体や時期により異なる場合があります。最新の情報は各自治体の窓口・公式サイトでご確認ください。
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のびのび発達ラボを運営する児童発達支援てらぴぁぽけっと早稲田教室(東京都新宿区・早稲田駅徒歩1分)には、言語聴覚士・公認心理師・精神保健福祉士・保育士など多職種の専門スタッフが在籍しています。見学・ご相談は、診断の有無に関わらず承ります。