小美玉市の乳幼児健診・相談は、こども家庭センター(小川保健相談センター内)が実施しています。市の「母子保健事業」のページには、乳幼児向けとして「赤ちゃん訪問」「乳児健康診査(医療機関)」「4か月、10か月児相談(集団)」「1歳6か月、2歳、3歳児健康診査(集団)」「育児相談(希望者)」「発達相談(希望者)」が並んでいます。小美玉市の集団健診・相談は3歳児健診までで、5歳児を対象にした健診は、市が公表している年間予定表・よくある質問・母子保健事業の一覧のいずれにも記載が見当たりませんでした。
根拠として確認したのは3つの資料です。第一に、こども家庭センターの「よくある質問」には、母子健康手帳・妊婦委託健康診査・乳児委託健康診査・4か月児健診・1歳6か月児健診・2歳児歯科健診・3歳児健診・育児相談・10か月児相談についてのQ&Aが載っていますが、5歳児に関する質問は1つもありません。第二に、「母子保健事業」ページの事業一覧にも5歳児向けの項目はありません。第三に、市が公表している『令和8年度 小美玉市 母子保健事業年間予定表』(画像PDF)を確認したところ、記載されている事業名はハローベビー教室・4〜5か月児相談・10か月児相談・1歳6か月児健診・2歳児歯科健診・3歳児健診・育児相談・発達相談の8つで、ここにも5歳児健診にあたる事業は載っていません。令和7年度の施政方針(広報おみたま特集号)にも、母子保健分野の新規事業として「乳児1か月健診費用支援事業」の記載はありますが、5歳児健診についての言及はありませんでした。
健診の対象年齢は、健診によって「◯歳◯か月頃」という幅で決められています。年間予定表によれば、4〜5か月児相談は生後4〜5か月頃、10か月児相談は9か月〜11か月頃、1歳6か月児健診は1歳6か月〜8か月頃、2歳児歯科健診は2歳5か月〜7か月頃、3歳児健診は3歳5か月〜6か月頃を対象に通知が送られます。一方で「よくある質問」では、1歳6か月児健診は「対象は満1歳6か月から2歳未満」で2歳になる前まで受診可能、3歳児健診は「対象は満3歳から4歳未満」で4歳になる前まで受診可能と説明されており、通知が来る月齢の幅と、実際に受診できる期限(年齢の上限)は別の情報として書かれています。健診日に都合が悪い場合や受け忘れた場合は、期限内であればこども家庭センターへ連絡すれば対応してもらえます。
健診・相談の会場は、小川地区と美野里地区で交互に開かれる形です。年間予定表には小川保健相談センター・玉里保健福祉センター・四季健幸館(浅美運輸Spa)の3会場が記載されており、月によって「小川」と「美野里」が交互に割り当てられています。玉里地区だけを対象にした専用の会場名は年間予定表には出てきません。合併前の3地域(小川・美野里・玉里)のうち、健診会場としては小川と美野里の2系統が中心になっている形です。
申し込み方法は健診によって違います。1歳6か月児健診・2歳児歯科健診・3歳児健診・4〜5か月児相談・10か月児相談は「個人通知」で、対象となる健診日のおよそ1か月前に自宅へ通知が届きます。市は「通知がご自宅に届く前であっても、対象の日程での受診が難しい場合は、こども家庭センターまでご連絡ください」と案内しています。育児相談は予約不要で、赤ちゃんから就学前までのお子さんを対象に、当日直接会場へ行く形です。発達相談は要予約で、こども家庭センターへの事前連絡が必要です。10か月児相談には医師の診察はなく、「相談事業のため診察はありません。主に身体計測、離乳食相談や育児に関する相談をしています」と案内されており、健康診査そのものは最寄りの医療機関(9〜11か月児乳児健診受診票を使用)で受ける仕組みになっています。
母子健康手帳の交付も、令和6年4月のこども家庭センター開設に伴って完全予約制になりました。「医療機関を受診し出産予定日がわかりましたら、必ず事前に申請フォームから妊娠届出と来所予約をしてください」「予約日当日に母子健康手帳等をお渡しします」「申請日から4日後以降の予約が可能です」「予約なしで来所された場合、発行できかねます」と明記されています。
問い合わせ先はこども家庭センター母子保健係、電話は0299-56-7720(相談専用)です。開設時間は月曜日から金曜日(土・日・祝日・年末年始を除く)の午前8時30分から午後5時15分までで、「母子保健事業」のページでは電話の相談時間を「9:00〜16:00」と案内しており、こども家庭センター全体の開設時間とは少し幅が異なります。
| 健診・相談の名前 | 対象と申込み方法 |
|---|---|
| 4〜5か月児相談 | 生後4〜5か月頃/個人通知(集団) |
| 10か月児相談 | 9か月〜11か月頃/個人通知(集団・診察なし) |
| 1歳6か月児健診 | 1歳6か月〜8か月頃に通知。満2歳未満まで受診可/個人通知(集団) |
| 2歳児歯科健診 | 2歳5か月〜7か月頃/個人通知(集団) |
| 3歳児健診 | 3歳5か月〜6か月頃に通知。満4歳未満まで受診可/個人通知(集団) |
| 育児相談 | 赤ちゃんから就学前まで/予約不要 |
| 発達相談 | 3歳までのお子さん/要予約(こども家庭センター) |
母子保健事業年間予定表はテキストが取得できない画像PDFのため、市の公開資料をmacOSの画像認識機能で読み取って確認しました。数字や地名の読み取り誤りがある可能性があるため、日程を確定させる際はこども家庭センター(0299-56-7720)へ電話でお確かめください。
出典:母子保健事業(令和8年3月31日 更新)/よくある質問-こども家庭センター(令和8年3月31日 更新)/令和8年度 小美玉市 母子保健事業年間予定表(PDF)/発達相談(令和8年5月29日 更新)/新しい一歩を踏み出す 令和7年度施政方針(広報おみたま特集号PDF)
小美玉市には「就学相談」という単独の窓口名やページはありません。就学に関する相談は、巡回支援員・スクールソーシャルワーカー派遣事業の相談事項の1つとして扱われています。市のページには相談事項として「園児の発達及び行動に関する心配事」「登園しぶり」「発達障害に関する心理学的評価及び結果に基づく支援方針の検討・助言」「就学相談」「発達検査」「医療・保健・福祉等の関係機関との連携等」が並んでいます。
相談の流れは4段階です。1.担任の先生に「相談したい内容」を伝える → 2.(1)園またはご家庭での相談 (2)市教育委員会(小川支所)での相談 のいずれかを選ぶ → 3.園の先生を通して市教育委員会と相談日時を調整 → 4.相談日時が決まったら園の先生から連絡という順番で進みます。保護者が直接、教育委員会へ電話をかけて申し込む窓口ではなく、在籍している園を経由する仕組みです。小学校に上がったあとの児童生徒についても、同じ枠組みでスクールソーシャルワーカー(SSW)が「進路相談」などに対応します。
担当は教育委員会 教育指導課 指導係です。所在地は本庁舎ではなく小川総合支所(〒311-3492 小美玉市小川4-11)で、電話は0299-48-1111(内線2231〜2232)、FAXは0299-48-1199です。相談の申込み期限や、1回あたりの相談時間についての具体的な記載は市のページに見当たりませんでした。
就学相談とは別に、すべての年長児が対象になる就学時健康診断があります。これは法令にもとづき市区町村に実施が義務づけられているもので、令和8年度は10月に小川文化センターアピオスで実施されます。保護者へは8月中に就学時健康診断通知書で日時・場所が知らされ、就学予定校ごとに受診日が割り振られています(例:堅倉小学校・小川南小学校は10月6日、羽鳥小学校は10月7日、納場小学校・玉里学園義務教育学校は10月14日、竹原小学校・小川北義務教育学校は10月15日)。所要時間はおおむね2〜3時間です。
検査項目は内科検診・歯科検診・視力検査・聴力検査・スクリーニング検査の5つです。市は「スクリーニング検査(学習や集団活動のための力が備わっているかを調べます)」と説明しており、9月に市内の認定こども園・保育園・幼稚園ですでに検査を受けたお子さんは、当日のスクリーニング検査の対象から外れることがあると案内されています。持ち物は就学時健康診断票(事前記入)と母子手帳です。
受診日の変更にも対応しています。「指定された日程では都合が悪い」「引っ越しの予定があり、引っ越し先の就学予定校での受診を希望する」「指定校変更・区域外就学を希望している」「発熱や病気等により受診ができない」といった理由があれば、教育委員会へ連絡することで日程変更が可能です。就学時健康診断は、受診校と入学校が異なっても問題ないと市は明記しています。転出入の場合の取り扱いも案内されており、他市町村へ転出する場合、受診結果は小美玉市教育委員会から転出先の教育委員会へ送付されます。担当は教育委員会 教育指導課 庶務・学務係(同じ小川総合支所内、内線2221〜2223)で、指導係とは内線が異なります。
特別支援学級に入級したお子さんの保護者には、特別支援教育就学奨励費支給制度という経済的支援があります。「市内小・中・義務教育学校の特別支援学級に入級している児童生徒の保護者の就学に要する経済的負担の一部を支給し、保護者の負担軽減を図る制度」で、新入学児童生徒学用品費(小学校等は年額25,555円、中学校等は28,990円、いずれも実費の2分の1)、学用品・通学用品費(5,820円、実費の2分の1)、卒業アルバム代等、校外活動費、給食費、修学旅行費などが対象です。世帯の所得によって支給対象にならない場合があり、「特別支援教育就学奨励費支給制度」と「就学援助費支給制度」はどちらか一方しか受給できません。申請は毎年5月ごろ、学校を通じて案内されます。
小美玉市の特別支援学級がどの学校に設置されているか、通級指導教室が何校にあるかについては、市の公式ページに一覧が見当たりませんでした。就学先や学級編成の詳しい相談は、担任の先生を通じて教育委員会 教育指導課 指導係へつなぐ流れになります。
| 就学予定校 | 令和8年度 就学時健康診断(会場:小川文化センターアピオス) |
|---|---|
| 堅倉小学校・小川南小学校 | 10月6日 午後1時30分から(受付 午後1時20分〜1時45分) |
| 羽鳥小学校 | 10月7日 |
| 納場小学校・玉里学園義務教育学校 | 10月14日 |
| 竹原小学校・小川北義務教育学校 | 10月15日 |
就学相談の申込み期限・1回あたりの所要時間は、市のページに具体的な記載がありませんでした。就学時健康診断の受付時間は、令和8年度は各校とも受診開始時刻の10〜15分前から締め切られる設定です。遅れると検査を受けられないことがあるため、通知書の受付時間を厳守する必要があります。
出典:巡回支援員・スクールソーシャルワーカー派遣事業(令和5年9月12日 更新)/就学時健康診断を実施します!(令和8年9月3日 更新)/特別支援教育就学奨励費支給制度(令和6年8月29日 更新)/教育指導課
就学相談では、通常の学級のほかに、次のような学びの場を一緒に考えます。それぞれが法律でどう位置づけられているかは、次の記事にまとめています。
※上記の出典は2026年9月23日に閲覧して内容を確認しました。各団体の記載は更新される場合があります。最新の情報は各サイトでご確認ください。
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