結論から——北九州市で、まず電話をかける先
発達を指摘されたあと、北九州市で最初にすることはひとつだけです。いくつもの窓口を回る必要はありません。
最初の一本
お住まいの区役所 保健福祉課の「健康相談コーナー」に電話をしてください。ここが、0歳から就学前までの発達の相談「
わいわい子育て相談」の予約先です。北九州市は7区それぞれの区役所に置いていて、市の子育てガイドブックでは「
こども家庭センター」の窓口として紹介されています。受給者証の申請は、同じ保健福祉課でも別の窓口(高齢者・障害者相談コーナー)で、
電話番号が違います。
北九州市の窓口の情報は、3つのページに分けています。今日ぜんぶを読む必要はありません。知りたいことが載っているページだけ開いてください。
発達の相談は、どこにするのか(北九州市)
発達が気になるときに最初に電話するのは、お住まいの区役所 保健福祉課の「健康相談コーナー」です。ここが「わいわい子育て相談」(北九州市乳幼児発達相談指導事業)の予約先です。
わいわい子育て相談は0歳から就学前までが対象です。友達とうまく遊べない、集団の中に入るのが苦手、なんとなく落ち着きがない、上手にしゃべれない、運動がうまくできない——といった心配について、小児科医師・臨床心理士・公認心理師・作業療法士・理学療法士・保健師・栄養士・保育士などの専門スタッフが相談に応じます。事前の電話予約が必要で、当日は案内と母子健康手帳を持って行きます。
- 精神発達相談——1歳6か月児・3歳児の健康診査やわいわい子育て相談で精神発達面に心配のあった幼児について、心理判定員が各区役所で相談に応じます(予約制)。区によって呼び名が違い、小倉南区・戸畑区では「すこやか相談」という名前です。小倉南区は1歳6か月から4歳未満が対象で、児童心理司・保健師が担当し、会場は小倉南生涯学習センター1階、申込みは093-951-4125(無料)
- 北九州市立総合療育センター(小倉南区春ケ丘10-4)——医療と療育の病院で、精神科・児童精神科もあります。初診専用 093-922-5838/再診専用 093-922-5839。西部分所(八幡西区若葉一丁目8-1/093-632-3600)は、総合療育センターで新患診察等を受けたあとの再診・療育のみです
- 総合療育センター 地域支援室(093-922-6886/月曜日から金曜日 8時30分から17時00分)——相談員(社会福祉士)・保育士・看護師・理学療法士・作業療法士・リハビリ工学技士が自宅や活動場所に出向いて相談に応じます。医療的ケア児コーディネーターも同じ番号です
- 障害児等療育支援事業(在宅の障害のある子どもの外来相談)——到津ひまわり学園 093-592-4739(小倉北区)/若松ひまわり学園 093-751-2719/引野ひまわり学園 093-621-0015(八幡西区)/あゆみひまわり学園 093-921-3879(小倉南区)
- 発達障害者支援センター「つばさ」(093-922-5523/月曜日から金曜日 8時30分から17時00分)——小倉南区春ケ丘10-2(小倉総合特別支援学校内)と西部分所 若松区大字小敷566-8(小池学園内)
- ことばの相談(093-522-8724)——ことばの発達・遅れ・発音(構音)・吃音など、言語聴覚士が相談に応じます(予約制)。保健福祉局地域リハビリテーション推進課(北九州市立障害福祉センター/小倉北区馬借1-7-1 総合保健福祉センター アシスト21 3階)
- 親子通園——発達が気になる子どもと保護者が親子で保育所に通い、遊びの体験と相談を通じて通園先を一緒に考えます。月8回以内・1回3時間以内、利用料は子ども一人 月額4,000円(生活保護世帯は無料)。東篠崎保育所 093-941-6056(小倉北区)/徳力保育所 093-962-7886(小倉南区)/黒崎保育所 093-631-0577(八幡西区)
- 子ども総合センター(児童相談所)(戸畑区汐井町1-6 ウェルとばた5階/093-881-4556)——18歳になるまでの心身の発達の遅れなどについて児童福祉司・児童心理司が相談に応じます。相談は無料。まず電話をして、面接が必要なら日時を打ち合わせます(月曜日から金曜日 8時30分から17時15分)
| 区 | 健康相談コーナーの電話/わいわい子育て相談の日 |
| 門司区 | 093-331-1888 毎月第2水曜日(8月は第1水曜日)受付13:10〜13:20 |
| 小倉北区 | 093-582-3440 毎月第1・3木曜日 受付13:15〜13:30 |
| 小倉南区 | 093-951-4125 毎月第2・4木曜日(8月・2月は第1・4木曜日)受付13:15〜13:30 |
| 若松区 | 093-761-5327 毎月第2木曜日(2月は第3木曜日)受付13:15〜13:30 |
| 八幡東区 | 093-671-6881 毎月第2火曜日 受付13:15〜13:30 |
| 八幡西区 | 093-642-1444 毎月第1・3木曜日 受付13:00〜13:15 |
| 戸畑区 | 093-871-2331 毎月第3火曜日 受付13:15〜13:30 |
区によって、開く日も回数も違います
わいわい子育て相談は
小倉北区・小倉南区・八幡西区が月2回、
ほかの4区は月1回です。受付時間も区ごとに違い、八幡西区だけ13時00分から、門司区は13時10分から、そのほかの区は13時15分からです。
回数が少ないので、気になったらすぐ電話してください。
🔴 同じ区役所保健福祉課でも、相談と受給者証で電話番号が違います。発達の相談は「健康相談コーナー」、受給者証や手当は「高齢者・障害者相談コーナー」です。小倉南区は健康相談コーナー 093-951-4125/高齢者・障害者相談コーナー 093-951-4126と1番違いなので、特にご注意ください。
出典:北九州市 妊娠・出産・育児に関する相談事業(わいわい子育て相談・精神発達相談/各区健康相談コーナー)(2026年6月19日 更新)/北九州市 わいわい子育て相談のご案内ちらし(令和8年度日程)/北九州市小倉南区 すこやか相談(2026年4月1日 更新)/北九州市 障害福祉ガイド(令和7年度版)「2.相談の窓口」(総合療育センター・つばさ・ひまわり学園)/北九州市 親子通園事業(2024年8月15日 更新)/北九州市 子ども総合センター(児童相談所)(2025年6月2日 更新)/北九州市こそだて情報 子育てガイドブック Ch4.相談窓口・各種支援(1)相談窓口(ことばの相談)
こども家庭センター(北九州市)
北九州市は、こども家庭センターとして新しい建物を建てていません。市の子育てガイドブックは「こども家庭センター」の項で、各区役所 保健福祉課の「子ども・家庭相談コーナー」と「健康相談コーナー」を紹介しています。区役所の中のこの2つの窓口が、その役割を担っています。
子ども・家庭相談コーナーは、子どもや家庭に関するあらゆる相談をひとつの窓口で受け、必要なサービス・支援へつなぐ総合的な相談窓口で、市内全区役所に設置されています。子ども・家庭相談員などの専門職が配置されています。
- 受けられる相談は3つに分かれています。子育て支援の情報提供(保育所や放課後児童クラブ、育児サークル、各種講座)/子どもや家庭についての相談(妊娠・出産・育児の不安、子どもの健康や発育、援護が必要な子ども、ひとり親家庭、夫婦関係)/教育相談(いじめ・不登校・非行、小中学校や特別支援学校(学級)への就学、就学援助・奨学資金)
- もう一方の健康相談コーナーでは、保健師や栄養士等が妊娠中の生活や健康、出産後の乳幼児の発達、育児、予防接種などの相談に応じます(電話は「発達の相談窓口」の表と同じです)
- 子ども総合センター(児童相談所)は区役所とは別です。戸畑区汐井町1-6(ウェルとばた5階)/093-881-4556、月曜日から金曜日 8時30分から17時15分。まず電話で相談し、面接が必要なら日時を打ち合わせます
- 24時間子ども相談ホットライン 093-881-4152(よいこに)——子どもからの相談も、子育てに悩む親からの相談も、24時間受け付けます
- 親子のための相談LINE——毎日10時00分から20時00分(12月29日から1月3日までを除く)
| 区 | 子ども・家庭相談コーナーの電話 |
| 門司区 | 093-332-0115 |
| 小倉北区 | 093-563-0115 |
| 小倉南区 | 093-951-0115 |
| 若松区 | 093-771-0115 |
| 八幡東区 | 093-661-0115 |
| 八幡西区 | 093-642-0115 |
| 戸畑区 | 093-881-0115 |
末尾の「0115」は語呂合わせです
7区の子ども・家庭相談コーナーは、
すべて末尾が0115(いちどいこう)です。市のページにもその読み方が書かれています。区の局番だけおぼえれば通じます。
出典:北九州市 子ども・家庭相談コーナー(北九州市内各区役所)(2025年10月7日 更新)/北九州市こそだて情報 子育てガイドブック Ch4.相談窓口・各種支援(1)相談窓口(こども家庭センター)/北九州市こそだて情報(子育てガイドブック掲載ページ)(2026年4月15日 更新)/北九州市 子ども総合センター(児童相談所)(2025年6月2日 更新)
相談の前に、用意しておくとよいもの
手ぶらで行っても相談はできます。ただ、次のものがあると話が早く進みます。
- 母子健康手帳——健診での指摘は、たいていここに書かれています
- 健診で渡された紙——「要経過観察」「要紹介」などの判定が書かれていることがあります
- 気になっていることを3つだけ書いたメモ——全部言おうとすると、かえって伝わりません
- いつごろから気になったか——月単位でかまいません
- 園や学校で言われたこと——連絡帳の写しがあれば、そのまま持って行けます
メモの書き方
「言葉が遅い」ではなく、
「2歳半で、単語は10個くらい。二語文は出ていない」のように、
数と場面で書くと、相手に正確に伝わります。
相談の場で聞かれることと、その理由は発達相談で聞かれることに、申請までに整理しておくと話が早いことは受給者証申請の準備チェックリストにまとめています。
相談したあと、どう進むのか
- 相談——話を聞いてもらいます。ここで終わることもあります
- 発達の確認——必要に応じて、発達検査や医師の診察に進みます
- 受給者証の申請——支援を使うと決めたら、住んでいる市区町村に申請します
- 面接・調査——市区町村の担当者が、状況と必要な量を確かめます
- 受給者証の交付——支給量(月に何日使えるか)が書かれて届きます
- 事業所と契約——見学して選び、契約して利用が始まります
①から⑥までにかかる期間は、市区町村と時期によって違います。数週間で進むこともあれば、数か月かかることもあります。急ぐ事情があるときは、最初の相談でそう伝えてください。
「発達障害」という言葉について
発達障害者支援法 第2条は、発達障害を「自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能の障害であってその症状が通常低年齢において発現するもの」と定めています。
これは法律の定義であって、医学の診断基準とは別のものです。また、支援を受けるために診断名が必ず要る、とは条文に書かれていません。
大切なこと
指摘を受けたことは、
お子さんに何かが足りない、という意味ではありません。早く分かれば、早く合う関わり方が見つかる、というだけのことです。
福岡県のほかのページ
福岡県全体の相談先(発達障害者支援センターなど)は福岡県のページにまとめています。
福岡県内で、同じ形式でまとめている市区町村です。福岡市 久留米市
ほかの市区町村は手続き・制度の一覧から探せます。
この記事で書かないこと
- 診断はしません。この記事は制度と窓口の案内です
- どの事業所がよいか、順位は付けません。選ぶのは保護者の方です
- ここに書いた事実は、2026-09-09 時点で北九州市の公式サイトに載っていたものです。制度も窓口も変わります。動く前に、必ず公式ページか電話でお確かめください
出典
※上記の出典は2026年9月9日に閲覧して内容を確認しました。各団体の記載は更新される場合があります。最新の情報は各サイトでご確認ください。
よくあるご質問
発達が気になります。北九州市では、まずどこに電話すればいいですか?
お住まいの区役所 保健福祉課の「健康相談コーナー」です。ここが0歳から就学前までの発達の相談「わいわい子育て相談」の予約先で、小児科医師・臨床心理士・作業療法士・保育士などの専門スタッフが相談に応じます。予約制なので、まず電話してください。
同じ区役所の保健福祉課なのに、電話番号が2つあるのはなぜですか?
北九州市の区役所保健福祉課には、相談の窓口である「健康相談コーナー」と、受給者証や手当の窓口である「高齢者・障害者相談コーナー」が別にあり、それぞれ直通の番号を持っているためです。小倉南区は健康相談コーナーが093-951-4125、高齢者・障害者相談コーナーが093-951-4126と1番違いです。用途に合った番号にかけてください。
区役所は平日しか行けません。何か方法はありますか?
高齢者・障害者相談コーナーの受付は月曜日から金曜日の8時30分から17時00分ですが、木曜日だけは19時00分まで開いています。また若松区役所・八幡西区役所・戸畑区役所は窓口の予約ができますので、区役所へ行く前に予約をおすすめします。
受給者証がないと、相談もできませんか?
いいえ。相談は受給者証がなくてもできます。受給者証が必要になるのは、児童発達支援や放課後等デイサービスを実際に使うときです。
診断名がないと、支援は受けられませんか?
診断名が必ず要る、とは児童福祉法の条文に書かれていません。実際の運用は市区町村によって違うため、窓口でお確かめください。
相談したら、必ず何かをすることになりますか?
いいえ。話を聞いて終わりにしてもかまいません。相談したことが記録に残って不利になる、ということもありません。
こども家庭センターは、どの市区町村にもありますか?
児童福祉法 第10条の2 は「市町村は、こども家庭センターの設置に努めなければならない」と定めています。設置は努力義務で、名前や置き方は市区町村によって違います。このページの「こども家庭センター」の節で、お住まいの市区町村のようすを確かめてください。
都道府県の発達障害者支援センターにも相談できますか?
発達障害者支援法 第14条は、都道府県知事が発達障害者支援センターに、発達障害のある人とその家族などからの相談に専門的に応じ、情報の提供や助言を行う業務を行わせる(または自ら行う)と定めています。市区町村の窓口とあわせて使えます。
この記事について:本記事は、子育て・発達に関する一般的な情報の提供を目的としています。内容は学会・職能団体・国の機関が公開している情報にもとづいてまとめていますが、お子さまの発達には個人差があり、すべてのお子さまに当てはまるものではありません。診断や治療に関する判断は、医師などの専門機関にご相談ください。
制度のこと、見学のときに一緒に確認できます
のびのび発達ラボを運営する児童発達支援てらぴぁぽけっと早稲田教室(東京都新宿区・都電早稲田駅徒歩1分)では、受給者証の申請や利用料のしくみについても、見学・ご相談の際にご案内しています。手続きが不安な段階からお声がけいただけます。見学・ご相談は、診断の有無に関わらず承ります。