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📋 手続き・制度

東京都千代田区の受給者証と手当——申請する窓口

最終更新:2026年9月16日
児童発達支援や放課後等デイサービスを使うには、千代田区が出す通所受給者証が要ります。申請する窓口と、障害児福祉手当の窓口を、千代田区の公式ページで2026-09-16に確かめた事実だけでまとめました。
確かめられなかったことは「確認できませんでした」と書いています。

通所受給者証は、どこで出るのか(千代田区)

千代田区で児童発達支援・放課後等デイサービス・居宅訪問型児童発達支援・保育所等訪問支援(児童福祉法による障害児通所支援)を使うための通所受給者証は、教育委員会事務局 子ども部 児童・家庭支援センター 発達支援係が扱っています。場所は区役所本庁舎(九段南)ではなく、神田さくら館6階(〒101-0048 千代田区神田司町2-16)です。電話は 03-5296-9281、ファクスは 03-5298-0240、メールは hattatsusoudan@city.chiyoda.lg.jp です。区の施設案内では、発達支援係の開館時間は月曜日から金曜日(祝日・年末年始を除く)の午前8時30分から午後5時15分です。最寄りは、区の案内でJR・東京メトロ銀座線の神田駅から徒歩5分、東京メトロ丸ノ内線淡路町駅・都営新宿線小川町駅から徒歩5分です。

区のページが示す利用の流れは、①相談・見学 → ②申請書類の準備 → ③面接調査 → ④支給決定・受給者証の交付 → ⑤事業所と契約・利用開始です。区は「受給者証の交付まで1~2か月かかります」と書き、あわせて「利用したい事業所の見学をして、空き状況や、通所可能日数などをご確認ください」と、相談と同時に見学を進めるよう案内しています。

申請書類は、申請書・世帯状況収入・障害児支援利用計画案(障害児相談支援事業所の相談支援専門員が作ったもの)またはセルフプランです。さらに、療育の必要性を確かめる根拠資料として、次のうち1つ以上を出します。障害者手帳(愛の手帳、身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳等)/療育の必要性が明記された医師の診断書または意見書/療育の必要性が明記された発達検査結果/特別支援学校・特別支援学級の在籍または通級指導教室の利用が確認できる書類。手帳や診断書が無くても、発達検査結果で出せる形になっています。

面接調査は児童・家庭支援センターで、発達支援係の職員と行います。要件と必要量の確認に加えて、今までの発育歴や現在の様子を聞き取ります。そのうえで区の判定会議が支給の可否と支給量を決め、決まりしだい受給者証が発行されます。

計画案について、区の障害福祉プラン(令和6~8年度)は「区内には、障害児相談支援を提供する事業所は5か所」「障害児通所支援サービスの利用者のほとんどがセルフプランという形で保護者が計画案を作成しています」と書いています。同じ計画の表では、令和4(2022)年度は合計205人のうちセルフプラン177人、障害児相談支援事業所28人です。区独自の「はばたきプラン」(0~18歳の障害や発達に気がかりのある子どもと保護者が対象)では、プランナーとの面談の中で、申請に必要な障害児支援利用計画などを作ることもできます(ガイドブックでは「別途申し込みが必要」。はばたきプラン専用電話 03-5296-9282)。令和8年度からは、はばたきプランや教育支援シートなどの情報を共有する区のシステム「はぐくみ千代田」の運用が始まっています。

利用者負担の上限月額は4区分で、区のページの表では生活保護 0円/区民税非課税 0円/一般1(障害児・区民税課税世帯・所得割28万円未満)4,600円/一般2 37,200円です。上限4,600円の世帯で複数の事業所を使うときや、きょうだいで使うときは、事業所に「利用者負担上限額管理事務依頼届出書」を書いてもらい、児童・家庭支援センターに出します。

🔴 そのうえで千代田区には、発生した利用者負担の全額を区が助成する制度があります。区のページは、国の無償化または区独自の「障害児通所支援利用者負担額助成」で「発生した利用者負担額の全額を助成するため、原則として保護者の自己負担はありません(事業所によっては実費がかかる場合があります)」と書いています。区の事業所向けのお知らせでは、この助成は令和6年4月サービス利用分から始まり、対象サービスは児童発達支援・医療型児童発達支援・放課後等デイサービス・居宅訪問型児童発達支援・保育所等訪問支援、対象者の受給者証の特記事項欄には「千代田区独自減免対象」と書かれます。区が事業所に給付費としてまとめて払うため、事業所から保護者への利用者負担の請求がなくなります。教材費・食費などの実費は対象外です。国の無償化の対象の子(特記事項欄は「無償化対象児童」)と非課税世帯など上限が0円の方は、この助成の対象ではありません。

国の無償化は、区のページでは「満3歳になって初めての4月1日から小学校入学前までの3年間」で、「特別な手続きは、必要ありません」とされています。東京都の0~2歳の無償化について、東京都福祉局の区市町村別一覧は千代田区の手続きを「千代田区ホームページ参照 ※対象者には、申請時にご案内いたします。」、受給者証への表示を「千代田区独自減免対象」としています。区のサイトでは東京都の0~2歳の無償化を個別に案内するページは見当たらず、区の助成の対象者の書き方にも年齢の区切りはありません。手続きの要否は申請のときに発達支援係で確かめてください。

区の出張所6か所の「主な取り扱い業務」の一覧に障害児通所支援の手続きは載っていません。受給者証を使う事業所は区外でもよく、区のページは「受給者証を持っていれば区外の事業所も利用可能です」と書いています。区内の事業所は区の一覧で探せます。

区分(障害児)負担上限月額と区の助成
生活保護・区民税非課税0円
一般1(課税・所得割28万円未満)4,600円→区の助成で原則自己負担なし
一般2(上記以外)37,200円→区の助成で原則自己負担なし
満3歳後の4月1日から就学前国の無償化(手続き不要)
実費(教材費・食費など)助成の対象外
申請の前に、見学も同時に
受給者証の交付まで1~2か月かかると区が書いています。相談と同時に事業所を見学し、空きと通える日数を確かめておくと、交付後すぐに契約へ進めます。

ガイドブック(令和8年8月発行版)38ページには発達支援係の電話が「03-5298-9281」と載っていますが、同じガイドブックの他のページと区のページはすべて 03-5296-9281 です。

出典:児童福祉法による障害児通所支援サービス(2025年9月8日 更新)/【事業所の皆様へ】千代田区障害児通所支援等利用者負担額助成のお知らせ(PDF)令和元年10月から児童発達支援等の無償化が始まります(2020年6月17日 更新)/児童発達支援事業所等利用支援事業(区市町村別申請先)|東京都福祉局(2026年4月10日 更新)/はばたきプラン(2020年3月31日 更新)/はぐくみ千代田(2026年8月31日 更新)/千代田区障害福祉プラン(障害者計画・第7期障害福祉計画・第3期障害児福祉計画)本計画(PDF)児童・家庭支援センター(施設案内)(2026年9月10日 更新)/2026千代田区子育て応援ガイドブック(令和8年8月発行版)(2026年9月11日 更新)/2026千代田区子育て応援ガイドブック(令和8年8月発行版・PDF)出張所での主な取り扱い業務(2024年3月25日 更新)

障害児福祉手当の窓口(千代田区)

🔴 千代田区では、障害のあるお子さんの手当の窓口が2つに分かれます。国の特別児童扶養手当と東京都の児童育成手当(障害手当)は教育委員会事務局 子ども部 子育て推進課 手当・医療係(03-5211-4230)、国の障害児福祉手当と区の障害者福祉手当は保健福祉部 障害者福祉課 給付・指導担当(03-5211-4128)です。どちらも住所は区役所(〒102-8688 九段南1-2-1)で、受給者証を扱う神田さくら館6階の発達支援係とは建物が違います。

特別児童扶養手当(国)は、20歳未満で心身に障害がある児童を監護する父もしくは母、または養育者に支給されます。目安は愛の手帳おおむね1・2・3度程度、身体障害者手帳おおむね1・2・3級程度(下肢障害は4級の一部を含む)、またはそれと同程度の疾病・障害(指定の診断書が必要)です。区のページ(2026年4月6日更新)の月額は令和8年度(令和8年4月分から)1級 58,450円/2級 38,930円です。申請のあった翌月から認定され、毎年4・8・11月にその前月分(11月は当月分)までが支給されます。指定の診断書は「申請日の当月または前月中のもの」で、手帳で診断書を省略できる場合があります。毎年8月上旬~9月上旬に所得状況届を出します。『障害者福祉のしおり(2025・2026年度版)』には令和7年4月からの額(56,800円・37,830円)が載っていますが、令和8年4月分からは上の額です。

児童育成手当(障害手当)は東京都の制度で、20歳未満で愛の手帳1・2・3度程度、身体障害者手帳1・2級程度、脳性麻痺または進行性筋萎縮症の児童を扶養する父もしくは母、または養育者が対象です。区のページと『障害者福祉のしおり(2025・2026年度版)』は児童1人につき月額15,500円と案内しています。所得制限があり、児童が施設に入所している場合と障害者福祉手当を受給している場合は支給されません。毎年2・6・10月に前月分までが支給され、毎年6月に現況届を出します。区のこのページは2020年11月26日更新のため、所得制限の額などは手当・医療係で確かめてください。

障害児福祉手当(国)は、精神または身体に重度の障害があり日常生活で常時の介護が必要な在宅の20歳未満の人が対象で、区のページは月額16,560円(令和8年4月改定)と案内しています。申請した月の翌月分から支給され、5月・8月・11月・2月に前月までの3か月分が本人の口座に振り込まれます。施設に入所している人、障害を理由とする公的年金を受けている人、所得制限基準額を超える人は対象外で、令和8年8月からの基準額表では扶養人数0人の場合、障害者本人の所得3,758,000円、扶養義務者等の所得6,287,000円です。申請には所定の様式の障害児福祉手当認定診断書などが要ります。

障害者福祉手当(区)は、区の「子ども(18歳未満)のみを対象としたサービス」の一覧に「障害者福祉手当(18歳未満の方も対象)」として載っている手当です。身体障害者手帳1・2級、愛の手帳1~3度、精神障害者保健福祉手帳1級、指定の難病の医療券等をお持ちの人、脳性マヒまたは進行性筋萎縮症の人などは月額15,500円、身体障害者手帳3級・愛の手帳4度の人は月額10,500円です。支払いは5月・8月・11月・2月で、20歳未満は扶養義務者の所得で制限がかかります。🔴 児童育成手当(障害手当)を受けている人はこの手当を受けられません。

手当の多くは手帳の度数・等級が目安になります。東京都の療育手帳は「愛の手帳」で、区のページでは18歳未満の新規申請・再判定は東京都児童相談センター(新宿区北新宿4-6-1 東京都子供家庭総合センター内)に予約制で申し込みます。🔴 電話番号が資料で食い違っています。区の愛の手帳のページ(2025年1月6日更新)とガイドブック(令和8年8月発行版)の手帳の欄は 03-5937-2314 ですが、東京都の児童相談センターのページは「令和7年4月1日から」千代田区にお住まいの方の相談窓口を 03-5937-2317 とし、2314 は渋谷区・目黒区などの担当としています。区内での転居・都内からの転入による住所変更や再交付は、障害者福祉課 総合相談担当(03-5211-4217)です。

手当月額と窓口
特別児童扶養手当(国)1級58,450円・2級38,930円(令和8年4月分から)/子育て推進課 手当・医療係 03-5211-4230
児童育成手当(障害手当・都)15,500円/子育て推進課 手当・医療係 03-5211-4230
障害児福祉手当(国)16,560円(令和8年4月改定)/障害者福祉課 給付・指導担当 03-5211-4128
障害者福祉手当(区)15,500円(身障3級・愛の手帳4度は10,500円)/障害者福祉課 給付・指導担当 03-5211-4128(児童育成手当と同時受給は不可)
国の手当2本は窓口が別
特別児童扶養手当は子育て推進課 手当・医療係(03-5211-4230)、障害児福祉手当は障害者福祉課 給付・指導担当(03-5211-4128)です。特別児童扶養手当の診断書は申請日の当月または前月中のものが必要です。

出典:特別児童扶養手当(2026年4月6日 更新)/児童育成手当(障害手当)(2020年11月26日 更新)/障害児福祉手当(国の制度)(2026年8月3日 更新)/障害者福祉手当(2026年8月3日 更新)/子ども(18歳未満)のみを対象としたサービス(障害者福祉)(2023年4月21日 更新)/障害者福祉のしおり(2025・2026年度版)手当・年金(PDF)愛の手帳(療育手帳)(2025年1月6日 更新)/児童相談センター|児童相談所へのお問い合わせ(東京都)(2025年6月2日 更新)/2026千代田区子育て応援ガイドブック(令和8年8月発行版・PDF)

受給者証を出すのは「住んでいる市区町村」——事業所の場所ではありません

ここは全国どこでも同じです。児童福祉法は、通所給付決定を行うのは保護者が住んでいる市町村だと定めています(第21条の5の5ほか)。

事業所が別の市区町村にあっても、使えます。「事業所の所在地の市区町村でなければならない」という決まりは、条文にはありません。

ただし、支給量の決め方や面接の進め方は市区町村ごとに違います。決めるのは、お住まいの窓口です。

制度のしくみを、もう少し詳しく

ここまでは千代田区の窓口の話です。全国共通の制度のしくみは、次の記事にまとめています。

この記事で書かないこと

出典

※上記の出典は2026年9月16日に閲覧して内容を確認しました。各団体の記載は更新される場合があります。最新の情報は各サイトでご確認ください。

よくあるご質問

さくらキッズを使うのに受給者証は要りますか。
要りません。区は、さくらキッズは千代田区独自のサービスで児童福祉法に基づく障害児通所支援ではないため、通所受給者証は必要ないと書いています。対象は区内在住の小学1年生までで、直通電話は 03-3256-8162 です。
受給者証が届くまでどれくらいかかりますか。
区のページは交付まで1~2か月と書いています。そのあいだに利用したい事業所を見学し、空き状況や通える日数を確かめておくよう案内しています。
東京都の0~2歳の無償化の手続きは要りますか。
東京都の一覧では、千代田区は「千代田区ホームページ参照 ※対象者には、申請時にご案内いたします。」、受給者証の表示は「千代田区独自減免対象」です。申請のときに発達支援係(03-5296-9281)で確かめてください。
引っ越したら、受給者証はどうなりますか?
受給者証を出しているのは住んでいる市区町村です。転出すると、転入先で改めて申請することになります。転出の前に、両方の窓口に連絡してください。
事業所が別の市区町村にあっても使えますか?
使えます。「事業所の所在地の市区町村でなければならない」という決まりは条文にありません。ただし手続きの進め方は、お住まいの市区町村が決めます。
費用はどれくらいかかりますか?
世帯の所得に応じた月額の上限額が決まっており、上限までは1割の負担です。また、満3歳になって最初の4月1日から3年間は、児童発達支援等の利用料が無償になります。上限額の区分は市区町村の窓口でお確かめください。
この記事について:本記事は、子育て・発達に関する一般的な情報の提供を目的としています。内容は学会・職能団体・国の機関が公開している情報にもとづいてまとめていますが、お子さまの発達には個人差があり、すべてのお子さまに当てはまるものではありません。診断や治療に関する判断は、医師などの専門機関にご相談ください。

制度のこと、見学のときに一緒に確認できます

のびのび発達ラボを運営する児童発達支援てらぴぁぽけっと早稲田教室(東京都新宿区・早稲田駅徒歩1分)では、受給者証の申請や利用料のしくみについても、見学・ご相談の際にご案内しています。手続きが不安な段階からお声がけいただけます。見学・ご相談は、診断の有無に関わらず承ります。