発達を指摘されたあと、いわき市で最初にすることはひとつだけです。いくつもの窓口を回る必要はありません。
この記事には、そのあとに必要になる手続きを、順番に並べてあります。今日ぜんぶを読む必要はありません。今いるところだけ読んでください。
いわき市で児童発達支援・放課後等デイサービスの受給者証(障害児通所給付費)を申請する窓口は、お住まいの地区の地区保健福祉センターです。市は「障害福祉サービス等の申請は、お住いの地区の地区保健福祉センターにおいて受付します」と書いています。地区保健福祉センターは、ケースワーカーと保健師などを一緒に配置した機関として、平成15年4月から市内7か所に設けられています。
同じセンターの中でも担当する係が分かれます。市は「身体障害・知的障害等の場合は福祉介護係又は福祉係、精神障害の場合は健康係」と案内しています。お子さんの通所支援は福祉介護係(四倉・久之浜大久地区と小川・川前地区は福祉係)です。
手続きの流れは、大人(原則18歳以上)とお子さんとで違います。市は「原則18歳以上の方の流れであり、児童に関しては基本的に簡単な調査後、サービス等利用計画案の作成という流れになります」と書いています。支給の要否・期間・支給量を決めて受給者証を交付するのも、市役所ではなく地区保健福祉センターです。
手帳がなくても申請できる場合があります。市は「高次脳機能障害や発達障害の診断を受けている方は障害者手帳をお持ちでなくてもサービスの利用申請ができます」と明記しています。
| お住まいの地区(地区保健福祉センター) | 受給者証・手当の窓口(児童福祉)の直通電話 |
|---|---|
| 平地区(市役所本庁舎1階・平字梅本21) | 福祉介護係 0246-22-7457 |
| 小名浜地区(小名浜花畑町34-2) | 福祉介護係 0246-54-2116 |
| 勿来・田人地区(勿来支所内・錦町大島1) | 福祉介護係 0246-63-2117 |
| 常磐・遠野地区(常磐支所内・常磐湯本町吹谷76-1) | 福祉介護係 0246-43-2116 |
| 内郷・好間・三和地区(総合保健福祉センター内・内郷高坂町四方木田191) | 福祉介護係 0246-27-8691 |
| 四倉・久之浜大久地区(四倉支所内・四倉町字西四丁目11-3) | 福祉係 0246-32-2114(内線5951) |
| 小川・川前地区(小川支所内・小川町高萩字小路尻19-10) | 福祉係 0246-83-1329(内線6641) |
申請書は大人のものと様式が別で、児童福祉法関係の「障害児通所給付費支給申請書(第10号様式)」を使います。記載例つきで市のサイトからダウンロードできます。医療的ケアのあるお子さんの「いわき市医療的ケア児在宅レスパイト事業」だけは、地区保健福祉センターではなく障がい福祉課(0246-22-7486)が申請先です。
出典:いわき市 障害福祉サービスについて(2023年6月1日 更新)/いわき市 障がいのある児童の通所支援等について(2019年9月1日 更新)/いわき市 障がい福祉サービス等総合案内冊子「くらしのおてつだい」(2026年6月16日 更新)/いわき市「くらしのおてつだい」06 障害者総合支援法及び児童福祉法(PDF)/いわき市 各種様式ダウンロード(支給申請関係ほか)(2022年11月18日 更新)/いわき市 こども家庭センターを設置しました(係ごとの直通番号)(2024年4月1日 更新)/いわき市 地区保健福祉センター(2026年1月19日 更新)/いわき市 医療的ケアが必要なお子さまへの支援について(2026年9月1日 更新)
発達の相談も、受給者証と同じ地区保健福祉センターが入口です。いわき市は令和6年4月1日に、この7か所すべてにこども家庭センターを置きました。母子保健は健康係、児童福祉は福祉介護係(四倉・久之浜大久地区と小川・川前地区は福祉係)が受け、係ごとに電話番号が違います。運営は月曜日から金曜日の8時30分から17時15分までです(祝祭日と年末年始を除く)。
3歳児健康診査を受けたあとのお子さんには、市が「園児のためのこども発達相談会」を開いています。会場は市総合保健福祉センター3階で、子育てサポートセンターの心理士・保育士・保健師と外部の心理士が、発育・発達の評価と支援方針の検討を行います。年5回(5月・7月・9月・11月・1月開催分)で、予約は先着順です。
0歳から就学前までのお子さんの相談は、子育てサポートセンター(総合保健福祉センター内/0246-27-8599)でも受けています。医療的ケアが必要なお子さんについては、令和8年4月から医療的ケア児等コーディネーター(0246-22-1119)が置かれ、電話・ファクス・メール・来所で相談できます。
| 地区(こども家庭センター) | 妊娠・出産・子育て・健診の相談(母子保健=健康係) |
|---|---|
| 平地区こども家庭センター | 0246-22-7621 |
| 小名浜地区こども家庭センター | 0246-54-2117 |
| 勿来・田人地区こども家庭センター | 0246-63-2118 |
| 常磐・遠野地区こども家庭センター | 0246-43-2118 |
| 内郷・好間・三和地区こども家庭センター | 0246-27-8692 |
| 四倉・久之浜大久地区こども家庭センター | 0246-32-2114(内線5953) |
| 小川・川前地区こども家庭センター | 0246-83-1329(内線6642) |
お子さんの情報を園や学校、事業所に引き継ぐための「いわきサポートブック」が用意されています。配布窓口は各地区保健福祉センターと子育てサポートセンターで、市のサイトからも様式をダウンロードできます。どの年齢からでも使えて、就労期まで使えるものだと市は説明しています。
出典:いわき市 こども家庭センターを設置しました(2024年4月1日 更新)/いわき市 令和8年度 いわき市「園児のためのこども発達相談会」の予約申込について(2026年4月10日 更新)/いわき市「くらしのおてつだい」11 子どもの療育などを支援するサービス(PDF)/いわき市 医療的ケアが必要なお子さまへの支援について(2026年9月1日 更新)/いわき市 いわきサポートブックについて(2019年4月22日 更新)/いわき市 5歳児健康診査について(子育てサポートセンターの相談先)(2026年4月1日 更新)
いわき市では、小学校に入学する前年度の9月1日現在の住民登録情報にもとづき、9月上旬に就学時健康診断の通知書が届きます。指定された学校等で受診します。9月1日以降にいわき市へ転入して市内で受診する場合は、教育委員会事務局学校教育課 就学係(0246-22-1123)に連絡します。
この就学時健康診断(10月から11月)の場で、保護者全員に「いわきっ子入学支援シート」が配られます。家庭や保育園・幼稚園、児童発達支援事業所等で行ってきた配慮・支援の情報を、入学先へ切れ目なくつなぐためのシートです。配布は全員ですが、提出するかどうかは保護者が決めます(入学先に支援情報を伝えることを希望する場合に提出)。就学相談や入学準備のために早く作りたいときは、市のサイトから様式をダウンロードするか、所属している保育園・幼稚園等に相談できます。問い合わせ先は子育てサポートセンター(0246-27-8599)です。
総合教育センターの教育相談「かけはし」は、相談の対象が「市内在住・在学の小中学生、保護者、教職員」と決まっています。面接相談は事前予約が必要で、面接相談予約ダイヤル 0246-22-3709(月曜日から金曜日の9時から17時まで/メールでの受付なし)、匿名でもかけられる電話相談専用ダイヤル 0246-23-7261(月曜日から金曜日の9時から18時、土曜・日曜・休日は9時から12時と13時から17時。第3日曜日と年末年始は休み)と、番号が分かれています。
就学前のお子さんについては、5歳児健康診査の個別相談に総合教育センターの職員が入ります。市のサイトには、就学前の就学相談そのものの申込窓口や締切を示すページは見当たりませんでした。指定学校の変更や区域外就学については、学校教育課 就学係が窓口です。
| 時期 | 起きること |
|---|---|
| 入学前年度の9月上旬 | 就学時健康診断の通知書が届く(9月1日現在の住民登録による) |
| 入学前年度の10月から11月 | 就学時健康診断。この場で「いわきっ子入学支援シート」が保護者全員に配られる |
| 入学前年度の1月下旬 | 入学通知書が届く(1月1日現在の住民登録による) |
| 入学前年度の1月から3月 | 各学校の入学説明会(日時は各学校へ直接問い合わせ) |
指定学校の変更は、事由ごとに必要な書類と許可期間が違い、学校教育課等の窓口に備え付けの申請書で申請します。新入学生の受付は入学通知以降で、入学通知書は1月末に発送されます。
出典:いわき市 新入学について(2025年3月17日 更新)/いわき市 いわきっ子入学支援(保幼小連携)システム(2025年7月18日 更新)/いわき市 教育相談(2026年6月17日 更新)/いわき市総合教育センター 教育相談「かけはし」のご案内(PDF)/いわき市 指定学校の変更手続きについて(2026年1月22日 更新)/いわき市 5歳児健康診査について(健診内容の個別相談)(2026年4月1日 更新)
いわき市の乳幼児健康診査は、1か月児・4か月児・10か月児・1歳6か月児・3歳児・5歳児の6回です。1か月児健診を除いて個別通知で日時と会場が知らされ、都合が悪いときや体調がすぐれないときは日程を変更できます。1か月児健診と10か月児健診はかかりつけの医療機関で受ける個別健診で、実施している医療機関は案内通知のときに知らされます。
集団健診の会場は市総合保健福祉センターと、1歳6か月児健康診査・3歳児健康診査については勿来市民会館です。市は「住民票のある地区により、会場や日程が異なりますので、ご注意ください」「日程は、目安としてご覧ください。実際は、健診対象日の1か月前に日時と会場をお知らせします」と書いています。
5歳児健康診査は「二段階方式による集団健診」です。対象はいわき市に住民票があり満5歳になる幼児で、5歳6か月まで受診できます。料金は無料です。まず市から問診票が届き、保護者は全員が二次元コードで問診票に回答します。発達等に心配があれば、その回答フォームの中から健診を申し込みます。申込みがなくても、問診の回答から発達に課題があると考えられる場合は、市からメールで健診の案内が届きます。
健診の日や会場を変えたいとき、「乳幼児健診問診票綴」を持っていないとき、いわき市以外で受けたいときは、お住まいの地区の地区保健福祉センター健康係に連絡します(平0246-22-7621/小名浜0246-54-2117/勿来・田人0246-63-2118/常磐・遠野0246-43-2118/内郷・好間・三和0246-27-8692/四倉・久之浜大久0246-32-2114/小川・川前0246-83-1329)。
| 健診の種類 | 実施時期 |
|---|---|
| 1か月児健康診査(個別健診) | 生後27日から生後6週に達しない時期 |
| 4か月児健康診査(集団健診) | おおよそ4か月ごろ |
| 10か月児健康診査(個別健診) | おおよそ10か月ごろ |
| 1歳6か月児健康診査(集団健診) | おおよそ1歳7か月ごろ |
| 3歳児健康診査(集団健診) | おおよそ3歳6か月ごろ |
| 5歳児健康診査(二段階方式による集団健診) | おおよそ5歳ごろ(5歳6か月まで受診可) |
持ち物は問診票(お子さんの様子を記入してから)、母子(親子)健康手帳、ボールペン、バスタオル、おむつなど。3歳児健康診査だけは目と耳のアンケート・自己検査記入用紙と尿も持参します。5歳児健康診査の持ち物は母子(親子)健康手帳とバスタオルです。
出典:いわき市 令和8年度(2026年度) 乳幼児健康診査(2026年4月1日 更新)/いわき市 5歳児健康診査について(2026年4月1日 更新)/いわき市 平地区保健福祉センター 健康係(2024年6月1日 更新)
障害児福祉手当は、精神または身体に重度の障害があり、日常生活で常時の介護を必要とする在宅の20歳未満の方に支給されます。令和8年度の額は月額16,560円。市は「申請の窓口は各地区保健福祉センターです」と明記しています。20歳以上の方、施設等に入所している方、その障害を支給理由とする年金を受けている方は受給できません。認定されると申請月の翌月分から、2月・5月・8月・11月の10日に、それぞれ前月分までがまとめて支払われます。
特別児童扶養手当は、心身に中度または重度の障害のある20歳未満の児童を養育している方に支給されます。令和8年度の額は児童1人につき1級が月額58,450円、2級が月額38,930円です。窓口について、市の冊子は「お住まいの地域の各地区保健福祉センターへ(保健福祉センターがない地区においては、小名浜、内郷を除く各支所)」と書いています。
いわき市には市独自の重度心身障害児童福祉金(年額48,000円)もあります。対象は市内に住所があり、3歳以上20歳未満で、常に介護を要して起座・歩行等が不能な児童、身体障害者手帳2級以上の児童、療育手帳の程度がAの児童を養育している方です。児童が施設等に入所している場合や、前年の所得が条例に定める額を超える場合は対象外です。
| 手当・福祉金 | 額(令和8年度) |
|---|---|
| 障害児福祉手当(20歳未満・在宅) | 月額16,560円 |
| 特別児童扶養手当 1級(児童1人につき) | 月額58,450円 |
| 特別児童扶養手当 2級(児童1人につき) | 月額38,930円 |
| 重度心身障害児童福祉金(3歳以上20歳未満・市独自) | 年額48,000円 |
障害児福祉手当の申請には、障害児手当認定請求書、障害児認定診断書、戸籍謄本または世帯全員の住民票の写し、所得現況届、各種所得控除額の記載のある市の所得証明書、本人の預金通帳、手帳をお持ちの場合はその写しが必要です。診断書の用紙は各地区保健福祉センターの窓口で受け取ります。いずれの手当にも所得制限があります。
出典:いわき市 特別障害者手当・障害児福祉手当(2026年4月1日 更新)/いわき市 重度心身障害者・障害児童福祉金(2025年11月13日 更新)/いわき市「くらしのおてつだい」04 年金と手当(PDF)/いわき市「くらしのおてつだい」14 相談の窓口(PDF)
いわき市は令和6年4月1日に、児童福祉法にもとづくこども家庭センターを市内7か所の地区保健福祉センターの中に設置しました。市はその理由を「地区保健福祉センターで一体的運営を実施している現状から」と説明しています。母子保健の機能(妊産婦支援・乳幼児健診・母子保健相談など)と児童福祉の機能(養育相談・児童虐待・ヤングケアラー支援など)を一体的に運営する窓口です。
運営は月曜日から金曜日の8時30分から17時15分まで(祝祭日と年末年始を除く)。市は「相談窓口などは変わりません」として、妊娠・出産・子育ての相談も、養育相談・児童虐待やヤングケアラーの相談も、これまでどおり地区保健福祉センターに相談するよう案内しています。
設置で変わったのは大きく2点で、支援を必要とする家庭とともにサポートプランを作ることと、統括支援員を置いて母子保健と児童福祉の双方の支援が必要なケースを合同で検討することです。
| こども家庭センター | 場所 |
|---|---|
| 平地区こども家庭センター | 平字梅本21番地(平地区保健福祉センター内) |
| 小名浜地区こども家庭センター | 小名浜花畑町34番地の2(小名浜地区保健福祉センター内) |
| 勿来・田人地区こども家庭センター | 錦町大島1番地(勿来・田人地区保健福祉センター内) |
| 常磐・遠野地区こども家庭センター | 常磐湯本町吹谷76番地の1(常磐・遠野地区保健福祉センター内) |
| 内郷・好間・三和地区こども家庭センター | 内郷高坂町四方木田191番地(内郷・好間・三和地区保健福祉センター内) |
| 四倉・久之浜大久地区こども家庭センター | 四倉町字西四丁目11番地の3(四倉・久之浜大久地区保健福祉センター内) |
| 小川・川前地区こども家庭センター | 小川町高萩字小路尻19番地の10(小川・川前地区保健福祉センター内) |
平地区保健福祉センターの所管区域は「平地区全域、若葉台、小島町、内郷小島町」です。地区の名前とお住まいの町名が一致しないことがあるので、迷ったときは電話で確かめてください。
出典:いわき市 こども家庭センターを設置しました(2024年4月1日 更新)/いわき市 地区保健福祉センター(2026年1月19日 更新)/いわき市 平地区保健福祉センター(2026年5月30日 更新)
ここは全国どこでも同じです。児童福祉法は、通所給付決定を行うのは保護者が住んでいる市町村だと定めています(第21条の5の5ほか)。
事業所が別の市区町村にあっても、使えます。「事業所の所在地の市区町村でなければならない」という決まりは、条文にはありません。
ただし、支給量の決め方や面接の進め方は市区町村ごとに違います。決めるのは、お住まいの窓口です。
手ぶらで行っても相談はできます。ただ、次のものがあると話が早く進みます。
①から⑥までにかかる期間は、市区町村と時期によって違います。数週間で進むこともあれば、数か月かかることもあります。急ぐ事情があるときは、最初の相談でそう伝えてください。
発達障害者支援法 第2条は、発達障害を「自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能の障害であってその症状が通常低年齢において発現するもの」と定めています。
これは法律の定義であって、医学の診断基準とは別のものです。また、支援を受けるために診断名が必ず要る、とは条文に書かれていません。
福島県全体の相談先(発達障害者支援センターなど)は福島県のページにまとめています。
福島県内で、同じ形式でまとめている市区町村です。福島市 郡山市
ほかの市区町村は手続き・制度の一覧から探せます。
※上記の出典は2026年9月9日に閲覧して内容を確認しました。各団体の記載は更新される場合があります。最新の情報は各サイトでご確認ください。
のびのび発達ラボを運営する児童発達支援てらぴぁぽけっと早稲田教室(東京都新宿区・早稲田駅徒歩1分)では、受給者証の申請や利用料のしくみについても、見学・ご相談の際にご案内しています。手続きが不安な段階からお声がけいただけます。見学・ご相談は、診断の有無に関わらず承ります。