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新宿区の特別支援教育の知的障害編資料|用語と学びの場を読み解く

最終更新:2026年10月13日
新宿区で、お子さんの学びの場(特別支援学級・特別支援学校など)を考え始めた保護者の方へ。区の資料「ともに なるほど特別支援教育その[1](知的障害編)」に出てくる用語と学びの場を、ページ番号つきで読み解くページです。少人数の特別支援学級で先生が一人ひとりに寄り添う授業を、親子で見学するイラスト

このページの要点

ポイントのまとめ

区の資料「ともに なるほど特別支援教育その[1](知的障害編)」は、知的障害の説明、学びの場(通常の学級・特別支援学級・特別支援学校)の違い、区内の特別支援学級の設置校、授業の例を紙面で示しています。お子さんがどの学びの場に当てはまるかは資料では決められないため、就学相談は教育支援課特別支援教育係(電話 03-3232-3074)に確認してください。

出典:[1]、[2]。

この資料は何か:表紙・ページ番号・版を確かめる

新宿区の就学相談のページには、「ともに なるほど特別支援教育その[1](知的障害編)」というPDFが載っています。このページで解説するのは、そのPDFです。出典:[2]。

PDFを開くと、横長の紙面が2枚並んでいます。1枚目に表紙と4・5ページ、2枚目に1・2・3ページがあります。このページでは、紙面に印刷されたページ番号で場所を示します。表紙には、次のように印刷されています。

ともに 新宿区教育委員会 2019.1 なるほど 特別支援教育 その1

出典:[1](表紙)。

「2019.1」が何を指すのかは、資料に説明がありません。資料の学級の数、設置校、通学区域が、いまも同じかどうかは、この資料だけでは分かりません。気になる点は、区に確認してください。

表紙の「はじめに」には、資料を作った目的が書かれています。

新宿区では一人ひとりの子どもが豊かに学べる環境を目指して、個に応じたきめ細かな教育を推進しています。今回、区の特別支援教育の理解啓発を目的に「ともに」を創刊しました。

出典:[1](表紙「はじめに」)。5ページの最後には、「次回は身体障害に関する特別支援教育をテーマにご紹介予定です。」とあります。出典:[1](5ページ)。

1ページ「知的障害とは」:資料の言葉を読む

1ページの最初の項目は「知的障害とは」です。資料の文は次のとおりです。

「記憶、推理、判断などの知的機能の発達に有意な遅れがみられ、社会生活などへの適応が難しい状態」をいいます(文部科学省ホームページより)。

資料は、続けて次のように書いています。

知的障害がある人は本人のペースでゆっくり成長していくため、「一度にたくさんのことが覚えられない」、「理解するのに時間がかかる」、「判断するのが苦手」、「初めてのことが苦手」など、生活の様々な場面で不自由さを感じる場合があります。

しかし、一人ひとり容姿や性格などが異なるように、特性は人それぞれに異なります

(知的障害児(者)には、自閉症やダウン症候群を併せ有する方もいます)。

出典:[1](1ページ)。

やさしい言葉で言い直すと

これは一般的な説明で、お子さんが当たるかどうかは、この文から判断できません。診断や検査の結果の読み方は、医療機関や区に確認してください。

学びの場は3つ:通常の学級・特別支援学級・特別支援学校

1ページの「教育」には、学びの場について次のように書かれています。

自分の可能性を自分らしく伸ばしていける教育の場として、通常の学級の他に特別支援学級・特別支援学校があります。

特性に合わせ、実際の生活場面に即した具体的な学習を通して、一人ひとりの教育的ニーズに対応した指導を行っています。

同じ1ページの特別支援学級・特別支援学校の特徴の欄には、学級編制の違いとして、1学級の人数が示されています。

通常の学級:1学級40人以下 特別支援学級:1学級8人 特別支援学校:1学級6人 (小学校1年生は1学級35人以下)

出典:[1](1ページ)。

図:学びの場ごとの1学級の人数と、区内の場所

学びの場ごとの1学級の人数と、区内の場所(資料の1・2・4ページ) 資料の1ページによると、通常の学級は1学級40人以下(小学校1年生は35人以下)、特別支援学級は1学級8人、特別支援学校は1学級6人。2ページによると、新宿区内には小学校5校、中学校3校、計8校の特別支援学級(知的障害)がある。4ページによると、新宿区は東京都立中野特別支援学校が通学区域で、家から遠い場合はスクールバスで通学する。どれに当てはまるかは区に確認する。 学びの場は3つ(資料1ページ) 通常の学級 1学級 40人以下 (小学校1年生は35人以下) 特別支援学級 1学級 8人 新宿区内に、知的障害の 特別支援学級があります 小学校5校・中学校3校(計8校) 特別支援学校 1学級 6人 新宿区の通学区域は 東京都立中野特別支援学校 遠い場合はスクールバス(4ページ) どれに当てはまるかは、 区に確認してください

図の出典:[1](1・2・4ページ)。

図の内容を文章で書くと(読み上げ用)

特別支援学校の小・中学部(4ページ)

4ページの特別支援学校(小・中学部)の欄には、「普通学級(知的障害学級・自閉症学級)と重度・重複学級の3つの教育課程があります。」「特別支援学級よりも、より一人ひとりに合わせたきめ細かな指導を行います。」などと書かれています。4ページの「普通学級」と1ページの「通常の学級」との関係は、資料に説明がありません。言葉の意味に迷うときは、区に確認してください。出典:[1](4ページ)。

授業と支援の計画:個別指導計画と学校生活支援シート

1ページには、「個別指導計画と学校生活支援シートの作成により、一人ひとりに合わせた指導を実施しています。」とあります。2つの計画について、資料の文は次のとおりです。

計画資料の文
個別指導計画一人ひとりに合わせた学習や生活についての指導目標や指導内容・方法を、本人・保護者と話し合いながら担任が作成します。学校と保護者が連携して共通認識をもつこと、一人ひとりの教育的ニーズに対応した指導が行えるようにすることが目的です。
学校生活支援シート本人や保護者の希望を踏まえながら、乳幼児期から学校卒業後まで一貫した支援を行うための計画を、保健、医療、福祉等の様々な関係機関と共有し連携していくために、学校が中心となり作成していくものです。ライフステージが変化しても支援が続く「ツール」となります。

出典:[1](1ページ)。

どちらの計画にも「本人」「保護者」の話し合いや希望が出てきます。作成の時期、見せてもらえるかどうか、見直しの回数などは、資料に書かれていません。学校や区に確認してください。

日常生活の指導と生活単元学習(1ページ)

1ページには、授業として次の2つが紹介されています。

出典:[1](1ページ)。

愛の手帳のメモ(1ページ)

1ページの「メモ」には、「愛の手帳(知的障害の方に交付される手帳)があることで、様々な支援が受けやすくなる場合があります。」とあります。手帳があると支援が受けやすくなる「場合がある」という文で、手帳の有無で学級や学校が決まるとは書かれていません。手帳の申請先や条件は、この資料に載っていません。区に確認してください。出典:[1](1ページ)。

区内8校の特別支援学級(知的障害):2ページの一覧

2ページの最初には、「新宿区内には小学校5校、中学校3校、計8校の特別支援学級(知的障害)があります」とあります。資料の学校名、学級名、所在地は次のとおりです。

種別学校名学級名(読み方)所在地
小学校愛日小学校若竹学級(わかたけ)新宿区北町26
小学校東戸山小学校若草学級(わかくさ)新宿区戸山2-34-2
小学校花園小学校新苑学級(しんえん)新宿区新宿1-22-1
小学校落合第二小学校若葉学級(わかば)新宿区上落合2-10-23
小学校柏木小学校柏葉学級(はくよう)新宿区北新宿2-11-1
中学校四谷中学校新苑学級(しんえん)新宿区四谷1-12
中学校西新宿中学校E組新宿区西新宿8-2-44
中学校新宿中学校若草学級(わかくさ)新宿区新宿6-15-22

出典:[1](2ページ)。

授業の「例」:小学校(2ページ)と中学校(3ページ)

2・3ページの見出しの文は、小学校と中学校で次のように分かれています。

社会生活に必要な生活習慣をより確かなものにして、一人ひとりに合わせた学習指導等を行います。

社会生活に必要な学力や意欲、態度を育てる指導を行います。

前の文は小学校(2ページ)、後ろの文は中学校(3ページ)の様子の説明です。

学校場面資料の文(要点)
小学校日常生活の指導今日1日の予定を確認して、日誌を書きます。この日誌のチェック項目は課題によってそれぞれ内容を変えていきます。
小学校教科学習実態に即して小さいグループで授業を受けます。一人ひとりの実態に即した授業内容にすることで、より学習が定着します。
中学校教科学習習熟度別や実態に即して学習します。一人ひとりの学び方に応じて授業展開をしていきます。
中学校職場体験本人の関心や希望を考慮しながら体験先を決めていきます。体験先の理解と協力を得て事前指導から実践に至るまで、一つひとつの過程を丁寧に指導していきます。

出典:[1](2・3ページ)。これらは「例」として載っている場面です。時間割や、通常の学級との交流の回数などは、資料に載っていません。見学の機会や学校への質問で確かめてください。

交流・副籍・高等部:3ページと4ページ

3ページの「交流および共同学習」には、「小・中学校すべての課程で行います。豊かな経験を得て社会性を養う場となったり、多様な人・考え方を知り、違いを認め支え合う大切さを学ぶ場となります。」と書かれています。出典:[1](3ページ)。

4ページの「副籍制度」は、都立特別支援学校に在籍する場合の制度として書かれています。

都立特別支援学校に在籍しながら、住んでいる地域の学校(地域指定校)に副次的に籍をもち、様々な交流を通じて、地域とのつながりが広がる制度です。(交流内容:学級活動への参加、音楽会への参加、お便り交換など)

出典:[1](4ページ)。特別支援学級に在籍する場合に、この制度の対象になるかどうかは、資料に書かれていません。

4ページの高等部(特別支援学校)の欄には、主な進学先として3つの科が書かれています。5ページには、「特別支援教育を受けて卒業した子どもたちのその後」という見出しで、保護者の文章が載っています。

出典:[1](4ページ)。普通科は「入学相談」、ほかの2つは「入学者選考」と、入り方の言葉が分かれています。それぞれの時期や内容は資料に書かれていません。学校や区に確認してください。

この資料に書かれていないこと:区に確認することの一覧

確認したいこと資料での扱い聞く先の例
いまの設置校・学級名・通学区域2ページに一覧あり。表紙に「2019.1」とある教育支援課 特別支援教育係
各校の学級の定員書かれていない(1学級の人数は1ページ)区または学校
通学区域の外から通うときの通学方法・付き添い書かれていない区または学校
お子さんがどの学びの場に当てはまるか書かれていない就学相談で区に確認

区の就学相談の流れと窓口

区の就学相談のページ(令和8年度)には、就学相談の趣旨が次のように書かれています。

新宿区では、お子さんの心身の状態や発達段階、障害の特性などに応じて適切な教育を受けられるようにするため、就学相談・転学相談を行っています。

流れは番号つきで書かれています。以下は、ページの内容の要点です。

  1. 【1】相談受付:受付フォームから電子申請で申し込む。申し込んだ方へは、特別支援教育係から電話で連絡する。
  2. 【2】面接・発達検査:相談員が保護者と面接し、別室で心理士がお子さんの発達検査等を行う。
  3. 【3】医師の面接:予約制。お一人30分を目安に行っている。
  4. 【4】在籍園・在籍校等訪問:相談員が園や学校等を訪問する。園や学校等への質問用紙の記入をお願いしている。
  5. 【5】就学支援委員会:お子さんにとって適切な教育の場について総合的に検討していく。
  6. 【6】保護者への連絡・相談:委員会の検討結果について保護者へ連絡する。必要に応じて継続して相談を行う。
  7. 【7】就学先の決定:入学通知書を発送する。

出典:[2]。

出典:[2]。資料「ともに」の5ページにも、教育支援課特別支援教育係の電話番号 03-3232-3074 が載っています。出典:[1](5ページ)。

電話の前に:メモの表と電話で伝える文の例

区へ電話する準備の一例です。区が勧めている手順ではなく、このページの提案です。

項目記入欄メモの例
電話した日・時間__月__日 __時月曜~金曜(祝日を除く)の午前8時30分~午後5時にかける
電話した先・応対した人______教育支援課 特別支援教育係・○○さん
聞いたこと______いまの設置校の一覧、受付期間、見学
案内されたこと______○月に案内がある、など
次にすること・期限______○日までに連絡する、など

「うちの子の場合」の例3つ

次の3つは、よくある状況を想定した例です。窓口や手続が決まる条件ではありません。当てはまる窓口や手続は、区に確認してください。

例1:来年、小学校に入る。学びの場をまだ決められていない場合

区の就学相談のページには、令和9年4月に小・中学校へ入学予定のお子さんの保護者が対象として載っています。区のページの流れ【1】〜【7】を読み、資料の2ページ(設置校)も手がかりになります。受付期間は確認日の時点では過ぎているため、いまの受付は教育支援課特別支援教育係(03-3232-3074)に確認してください。出典:[2]、[1]。

例2:いまは小・中学校の通常の学級にいて、特別支援学級を考え始めた場合

区のページには、転学を考える場合について「まずは、在籍している学校にご相談ください。」と書かれています。学校に相談するときは、資料の1〜3ページを手元に置き、気になる点に印をつけておく方法があります。区の手続とのつながりは、学校と区に確認してください。出典:[2]、[1]。

例3:すでに特別支援学級に通っていて、卒業後のことが気になる場合

資料の4ページには、高等部の3つの科と、入り方(入学相談、入学者選考)が書かれています。1ページの学校生活支援シートは「乳幼児期から学校卒業後まで一貫した支援を行うための計画」と書かれているので、進路の相談のときに、学校でどう扱うかを聞いてみる方法があります。進路の時期や手続は、学校や区に確認してください。出典:[1](1・4ページ)。

よくある質問

この資料は、いまの新宿区の情報と同じですか?

表紙には「2019.1」と印刷されていますが、何を指すのかは資料に説明がありません。設置校や通学区域がいまも同じかどうかは書かれていないため、区に確認してください。区の就学相談のページには、令和8年度の案内が別に載っています。

特別支援学級と特別支援学校は、どう違いますか?

資料の1ページによると、1学級の人数が違います。特別支援学級は1学級8人、特別支援学校は1学級6人です。どちらが合うかは資料では決められないため、区に確認してください。

愛の手帳がないと、特別支援学級に入れませんか?

資料には、手帳の有無と学級に入る条件の関係は書かれていません。1ページのメモには「愛の手帳(知的障害の方に交付される手帳)があることで、様々な支援が受けやすくなる場合があります。」とあります。手帳がない場合の扱いは、区に確認してください。

学級や学校の見学はできますか?

区の就学相談のページには、6月に学校見学会を実施するとあり、見学会以外の日の見学は、直接学校に問い合わせるよう書かれています。今年度の日程は、区または学校に確認してください。

通学区域の外から通う場合、通学方法や付き添いはどうなりますか?

資料には、特別支援学校について「家から学校まで遠い場合はスクールバスで通学します」と書かれているだけで、特別支援学級の通学方法や付き添いの要否は書かれていません。区または学校に確認してください。

公式出典

確認日 2026-10-13

  1. 新宿区教育委員会「ともに なるほど特別支援教育その[1](知的障害編)」(紙面の表紙・1〜5ページ):https://www.city.shinjuku.lg.jp/content/000392077.pdf
  2. 新宿区「令和8年度 特別な支援を必要とするお子さんの就学相談・転学相談」:https://www.city.shinjuku.lg.jp/kodomo/file04_06_00004.html

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特別支援学校とは?——「設置しなければならない」学校と、在籍していなくても使える機能

この記事について:本記事は、子育て・発達に関する一般的な情報の提供を目的としています。内容は学会・職能団体・国の機関が公開している情報にもとづいてまとめていますが、お子さまの発達には個人差があり、すべてのお子さまに当てはまるものではありません。診断や治療に関する判断は、医師などの専門機関にご相談ください。

制度のこと、見学のときに一緒に確認できます

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