リーフレットの5ページ目には、「まなびの教室」に行っているあいだの通常の学級の授業は「基本的には受けられません」と書かれています。そのうえで、受けていない授業については担任と十分に連携をとると書かれています。
出典:[5]。
「まなびの教室」に通うことになると、いま在籍している学級での毎日はどう変わるのか。保護者の方が最初に気になるのは、ここではないでしょうか。このページでは、区の公式リーフレットの文を、ページごとに一字ずつ確かめながら引用し、そのあとにやさしい言葉で言い直します。
リーフレットは全部で5ページです。このページでは、PDFの1枚目を1ページ目、2枚目を2ページ目、というように数えます。リーフレットにページ番号の印刷は見当たらなかったため、この数え方はこのページ独自のものです。
| PDFのページ | 載っていること | 在籍学級との関係が分かる箇所 |
|---|---|---|
| 1ページ目 | 表紙。『まなびの教室』は一人ひとりがもっている力を伸ばすために、それぞれに合った学び方を学習する教室です。 | 書かれていません |
| 2ページ目 | 「『まなびの教室』に通うお子さん」「『まなびの教室』で学ぶこと」 | 通うお子さんの説明に「通常の学級」という言葉があります |
| 3ページ目 | 「『まなびの教室』指導の様子」。個別指導と小集団指導、ある児童の一日、小学校の指導の具体例 | 一日の流れに、朝の会と3時間目以降の授業の場所が書かれています |
| 4ページ目 | 中学校の指導の具体例、保護者の声 | 保護者の声に「在籍しているクラス」という言葉があります |
| 5ページ目 | Q&A、問い合わせ先 | 通常の学級の授業、担任との連携、時間割の決め方が書かれています |
「『まなびの教室』に通うお子さん」の欄には、次の文があります。以下は、リーフレットの文のとおりです。
知的発達に遅れはなく、通常の学級での学習におおむね参加できるが、次のような様子が顕著に見られ、特別な指導を必要とするお子さん
出典:[2]。
この文のなかに「通常の学級での学習におおむね参加できる」とあります。リーフレットのこの欄は、通常の学級での学習におおむね参加できるお子さんで、特別な指導を必要とする場合の説明として書かれています。
同じ欄には「例えば…」として、様子の例が並んでいます。その中から、文として続いているものを2つ引用します。
予定や手順の変更を受け入れられず、興奮したりパニックになったりする
読む、書く、聞く、話す、計算する、推論するといった能力のうち、特定のものの学習に困難がみられる
出典:[2]。
ほかにも、様子の例が載っています。お子さんがこの例に当てはまるかどうか、利用してよいかどうかは、リーフレットの文だけでは決められません。5ページ目には、利用できる人についての問いがあり、その答えはあとの「5ページ目:通常の学級の授業と、担任との連携」の節で引用します。
3ページ目には「まなびの教室に通う児童のある一日」という枠があります。枠の上に小さく「※1、2時間目にまなびの教室へ通う児童」と書かれているため、1、2時間目に通う児童の場合の例として載っているものです。以下は、リーフレットの文のとおりです。
※1、2時間目にまなびの教室へ通う児童8:10学校に登校8:25全校朝会8:35教室で朝の会に出席
8:40「まなびの教室」へ移動・個別学習・小集団学習10:15中休み(友達と遊ぶ)10:35~3時間目以降の授業(教室にて)
出典:[3]。
時刻や順番がすべてのお子さんに共通するとは書かれていません。お子さん本人の時間割は、5ページ目に書かれているとおり、まなびの教室の教員が決めていくものです。
図の出典:[3]。青い箱の色分けはこのページの整理です。
この例では、朝の会が「教室」で、まなびの教室へ移るのはそのあとです。3時間目以降の授業は「教室にて」とあり、まなびの教室を出たあとに教室へ戻って受ける流れとして読めます。何時間目にどのくらい通うかは、このリーフレットには書かれていません。5ページ目には、時間割はお子さんの状況や引継ぎ資料などを踏まえ、まなびの教室の教員が決めていくと書かれているため、わが子の場合は担任か、まなびの教室の教員に確認してください。
5ページ目はQ&Aです。在籍学級との関係に直接答えているのは、次の問いと答えです。
リーフレットの問いは「『まなびの教室』に行っているときに通常の学級の授業は受けられなくなりますか?」です。答えは次のとおり書かれています。
基本的には受けられませんが、受けてない授業については担任と十分に連携をとり、お子さんや保護者の方が安心して「まなびの教室」に通えるようにしています。
出典:[5]。
やさしい言葉で言い直すと、次のとおりです。
「連携をとる」と書かれていますが、連絡の頻度や方法、受けていない授業の内容をどう知らせるのかは、リーフレットには書かれていません。
時間割についての答えは次のとおりです。
お子さんの状況や引継ぎ資料などを踏まえ、まなびの教室の教員が、学級での様子を観察したり、
保護者の方との面談や担任への聞き取りを通して時間割を決めていきます。
出典:[5]。
この文からは、時間割を決める材料として「お子さんの状況」「引継ぎ資料」「学級での様子の観察」「保護者の方との面談」「担任への聞き取り」の5つが書かれていると読めます。決めるのは、まなびの教室の教員と書かれています。保護者の方との面談がどの時期に何回あるのか、「引継ぎ資料」とは何を指すのかは、リーフレットには書かれていません。
在籍学級の友達との関係についての問いには、次のように答えています。
『まなびの教室』は、誰にでも苦手なことがあり、一人ひとりの苦手なことや困っていることに合わせた学び方で学習する場所です。
そのことをみんなが理解できるよう、学校・学級全体に指導しています。
出典:[5]。
2つ目の文に「学校・学級全体に指導しています」とあります。学校や学級で具体的にどんな指導をするのかは、書かれていません。気になる場合は、担任に聞いてみてください。
『まなびの教室』を利用した方が良いと判断された場合に利用できます。
出典:[5]。
「判断された場合」とあり、誰がどのように判断するのか、判断のための手続きは、リーフレットのこのQ&Aには書かれていません。入口の相談については、5ページ目の問い合わせ先に確認してください。
在籍学級での新学期の過ごし方にも関わるため、利用の始まりと期間の答えも引用します。
4月中旬頃から開始します(新小学1年生は5月以降)。
まず新しい学年やクラスなどの環境に慣れてから指導を開始します。
出典:[5]。
利用期間は一年が基本です。
お子さんの状況によって、次年度に継続して利用することもあります。
出典:[5]。
利用期間は「一年が基本」で、次年度に続けるかどうかはお子さんの状況によると書かれています。次年度の扱いを決める時期や方法は書かれていないため、区に確認してください。
4ページ目の最後に「保護者の声」の欄があります。そのうちの1つは次のとおりです。
在籍しているクラスの様子も見た上で、本人に合った指導をしてもらえるので安心できます。
出典:[4]。
5ページ目の時間割の答えには、まなびの教室の教員が「学級での様子を観察したり」して時間割を決めていくと書かれています。4ページ目のこの感想とあわせて、リーフレットには在籍しているクラスの様子を見ることが2か所に出てきますが、見る人が誰かが書かれているのは5ページ目だけです。
在籍学級に戻ったときの毎日とつながる内容として、「『まなびの教室』で学ぶこと」の欄の文も確かめておきます。番号は、リーフレットの番号のとおりです。
得意なことや不得意なことを分析し、その子に合う取り組み方を提案・支援することで、自分自身を知り、自信をもつきっかけを作ります。
他者との良好な関係を築けるようにコミュニケーション方法などについて学びます。
出典:[2](1番目と2番目)。
苦しい時や辛い時に話を聞くなどして、お子さんに寄り添い、気持ちが整理できるように手助けをします。
体の使い方や力加減、気持ちをコントロールする力を身に付けられるようなプログラムを通じて、いろいろな生活場面に役立てられるようにします。
出典:[2](3番目の最初の文と4番目)。
4つの内容のうち、2番目は「他者との良好な関係」を築くための学びです。どの内容を、どのくらいの時間で学ぶのかは、リーフレットには書かれていません。時間割とあわせて、まなびの教室の教員に確認してください。
3ページ目の冒頭には、次の文があります。
『まなびの教室』の指導方法には、個別指導と小集団指導があります。
出典:[3]。
小学校の具体例の欄には、次の文もあります。
得意なことや興味・関心のあることを関連付けた教材、ゲーム等を通じて、楽しみながら学べる工夫をしています。
出典:[3]。
この文は、漢字が正しい形でなかなか覚えられないお子さんの例の説明です。3ページ目の「小学校 指導の具体例」と4ページ目の「中学校 指導の具体例」には、見出しの横に「個人に合った指導を行いますので、これは一例です。」と書かれています。リーフレットには、すべてのお子さんに同じ指導が行われるとは書かれていません。
| 知りたいこと | リーフレットに書かれていること | 書かれていないこと(区または学校に確認) |
|---|---|---|
| 通常の学級の授業 | 基本的には受けられません(5ページ目) | どの授業が対象か、受けられなかった授業の内容をどう知らせるか |
| 担任との関係 | 受けてない授業については担任と十分に連携をとる(5ページ目) | 連絡の頻度、方法、保護者への伝え方 |
| 時間割 | まなびの教室の教員が、様子の観察、保護者との面談、担任への聞き取りなどを通して決めていく(5ページ目) | 面談の時期や回数、引継ぎ資料の中身、決まった時間割の知らせ方 |
| 一日の流れ | 1、2時間目に通う児童の例(3ページ目) | わが子が何時間目に通うか |
| 利用の始まり | 4月中旬頃、新小学1年生は5月以降(5ページ目) | 始まる日、新学期の準備 |
| 利用期間 | 一年が基本、状況によって次年度も継続(5ページ目) | 次年度の継続を決める時期と方法 |
| 利用できる人 | 利用した方が良いと判断された場合(5ページ目) | 判断をする人、判断の手順、申し込みの方法 |
| 友達との関係 | 学校・学級全体に指導している(5ページ目) | 学級で行う指導の具体的な内容 |
出典:[3]、[5]。右の欄はこのページの整理で、リーフレットから読み取れなかった点です。
5ページ目の下には、次の案内があります。
[まなびの教室][就学に関する相談]等のお問い合わせについては新宿区教育委員会事務局教育支援課特別支援教育係
出典:[5]。
「まなびの教室」と「就学に関する相談」のお問い合わせ先として載っています。電話番号は次のとおりです。
新宿区教育委員会事務局教育支援課特別支援教育係03(3232)3074
出典:[5]。
電話の受付時間は、リーフレットには書かれていません。かける前に、区の公式ページで確認してください。このリーフレットの5ページ目の右下には「令和5年6月」と印刷されています。いまの扱いが変わっていないかどうかは、電話でお尋ねください。
次の順に確かめると、担任と区のどちらに何を聞くかが整理できます。順番はこのページの提案で、区が定めたものではありません。
| 聞くこと | メモの例 | 聞く相手 |
|---|---|---|
| 受けられない授業のこと | まなびの教室に行く時間は、何の授業と重なるか | 担任 |
| 授業を受けていない分の連絡 | どんな方法で、どのくらいの頻度で知らせてもらえるか | 担任 |
| 時間割 | 決まる前に面談はあるか、いつ頃か | まなびの教室の教員 |
| 引継ぎ資料 | どんな資料か、保護者から出すものはあるか | 区に確認 |
| 利用の入口 | 利用を判断する人は誰か、手順はどうなるか | 区の問い合わせ先 |
| 利用期間 | 次年度に続けるかどうかを決める時期はいつか | 区の問い合わせ先 |
| 記録 | ○月○日、○○さん、案内の内容 | どの窓口でも |
どの窓口でも、最後に「今日お聞きしたことのうち、次にすることを復唱させてください」と言ってメモを読み返すと、聞き違いに気づきやすくなります。
次の3つは、よくある状況を想定した例です。利用できるかどうか、どう通うかが決まる条件ではありません。当てはまる扱いは、区または学校に確認してください。
2ページ目の文には「通常の学級での学習におおむね参加できる」とあります。授業にはおおむね参加できているが、集団の動きに合わせにくい、気持ちの切り替えが苦手、といった様子があるとき、この文と近い状況かもしれません。まなびの教室を使うかどうかの判断は、リーフレットの5ページ目では「利用した方が良いと判断された場合」とあるだけで、誰がどう判断するのかは書かれていません。まず担任に在籍学級での様子を聞き、そのうえで区の問い合わせ先に、利用の入口を確認します。
お子さんにとって楽しみな授業と、まなびの教室に行く時間が重なるかもしれない、と心配になることがあります。5ページ目には、通常の学級の授業は基本的には受けられないと書かれていますが、どの授業と重なるのかは書かれていません。時間割は、まなびの教室の教員が、保護者の方との面談や担任への聞き取りなどを通して決めていくと書かれているため、面談の機会に、お子さんが大切にしている授業のことを伝える方法があります。それが時間割にどう反映されるかは、リーフレットには書かれていません。教員に確認してください。
授業の途中で教室を出ることを、周りの友達がどう受け止めるか心配になることがあります。5ページ目の「周囲の友達に受け入れてもらえるでしょうか」という問いに、リーフレットは「学校・学級全体に指導しています」と答えています。ただし、学級で何をどう伝えるのかは書かれていないため、お子さん本人が気にしていることを、担任に先に伝えておく方法があります。伝え方や内容は、お子さんの気持ちを聞いたうえで、担任と相談してください。
リーフレット5ページ目には、基本的には受けられませんが、受けてない授業については担任と十分に連携をとると書かれています。連絡の方法や頻度は書かれていないため、担任に確認してください。
5ページ目には、お子さんの状況や引継ぎ資料などを踏まえ、まなびの教室の教員が、学級での様子の観察、保護者の方との面談、担任への聞き取りを通して時間割を決めていくと書かれています。
5ページ目には、4月中旬頃から開始し、新小学1年生は5月以降と書かれています。まず新しい学年やクラスなどの環境に慣れてから指導を開始するとも書かれています。具体的な開始日は区に確認してください。
5ページ目には、利用期間は一年が基本で、お子さんの状況によって次年度に継続して利用することもあると書かれています。次年度の継続を決める時期や方法は、区に確認してください。
5ページ目には、まなびの教室を利用した方が良いと判断された場合に利用できると書かれています。判断をする人や手順は書かれていないため、区の問い合わせ先に確認してください。
公式原文確認日:2026年10月13日。このPDFは画像で作られた資料で、文字データがありません。表示された文を読み取って引用しています。図・表・架空例・聞く順番は、このページ独自の整理です。
特別支援学級とは?——法律にあるのは「置くことができる」と、六つの区分です
のびのび発達ラボを運営する児童発達支援てらぴぁぽけっと早稲田教室(東京都新宿区・都電早稲田駅徒歩1分)では、受給者証の申請や利用料のしくみについても、見学・ご相談の際にご案内しています。手続きが不安な段階からお声がけいただけます。見学・ご相談は、診断の有無に関わらず承ります。