まず知っておきたいこと
- 吃音は、親の育て方やしつけが原因で起こるものではないと考えられています。
- 本人は「わざと」でも「ふざけて」でもありません。
- 波があり、よく出る時期と目立たない時期を繰り返すことがあります。
家庭で避けたい対応
- 「ゆっくり話して」「深呼吸して」と話し方を指導する——本人が「自分の話し方はダメなんだ」と意識し、かえって話しにくくなることがあります。
- 言い終わる前に先取りして代わりに言う——伝えたい気持ちを奪ってしまいます。
- からかい・真似を放置する——きょうだいや周囲の真似は、はっきり止めましょう。
望ましい接し方
- 話し方ではなく、話の中身を聞く——どもっても最後まで待ち、「そうなんだ!」と内容に反応します。
- 大人がゆったり話す——指導するのではなく、大人側の話すペースを少し落とします。
- 話すことが楽しい時間をつくる——急がされず、遮られずに話せる1対1の時間が支えになります。
POINT
合言葉は「話し方を直させる」ではなく「話す楽しさを守る」。これが幼児期の吃音支援の土台とされています。
相談を考えたいサイン
- どもり始めてから半年〜1年以上続いている
- ことばを出すときに力が入る・顔をしかめるなど、苦しそうな様子がある
- 本人が話すことを避けはじめている(「言わない」「ママが言って」)
- 周囲からの指摘やからかいが始まっている
吃音の相談先には、言語聴覚士のいる医療機関・ことばの教室・児童発達支援事業所などがあります。「様子見でいいのか、支援を始めるか」の見立て自体を専門家に相談するのが安心です。
よくあるご質問
吃音は自然に治りますか?
幼児期に始まった吃音の多くは自然に軽快していくという報告があります。ただし経過には個人差があり、続く場合もあるため、長引くときや本人がつらそうなときは専門家への相談がすすめられています。
園には伝えたほうがいいですか?
伝えておくことをおすすめします。急がせない・最後まで聞く・からかいを止めるといった配慮を園と共有できると、本人の話しやすさが守られます。
親のしつけが厳しかったせいでしょうか?
吃音が親の育て方で起こるという考え方は、現在では否定されています。ご自身を責める必要はありません。
この記事について:本記事は、子育て・発達に関する一般的な情報の提供を目的としています。内容は一般に知られている知見や国・自治体の公的情報に基づいてまとめていますが、お子さまの発達には個人差があり、すべてのお子さまに当てはまるものではありません。診断や治療に関する判断は、医師などの専門機関にご相談ください。制度の内容・手続きはお住まいの自治体や時期により異なる場合があります。最新の情報は各自治体の窓口・公式サイトでご確認ください。
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のびのび発達ラボを運営する児童発達支援てらぴぁぽけっと早稲田教室(東京都新宿区・早稲田駅徒歩1分)には、言語聴覚士・公認心理師・精神保健福祉士・保育士など多職種の専門スタッフが在籍しています。見学・ご相談は、診断の有無に関わらず承ります。