発達を指摘されたあと、つくば市で最初にすることはひとつだけです。いくつもの窓口を回る必要はありません。
この記事には、そのあとに必要になる手続きを、順番に並べてあります。今日ぜんぶを読む必要はありません。今いるところだけ読んでください。
児童発達支援や放課後等デイサービスを利用するには、市が発行する障害児通所受給者証が必要です。申請の窓口はつくば市役所 福祉部 障害福祉課の「福祉サービス係」(つくば市研究学園一丁目1番地1、電話 029-883-1111・代表)です。障害福祉課は福祉サービス係・総合支援係・福祉連携係の3つの係に分かれていて、障害児通所給付費を担当するのは福祉サービス係です。
市は申請書のページで「初めて申請する方は、市職員による聞き取り調査等が必要です。以下の申請書は使用せずに、必ず事前に障害福祉課福祉サービス係までご相談ください」と明記しています。申請書だけを先に書いて持って行く形ではありません。
市の「障害児通所支援事業所ガイドブック」は、利用までの流れを4段階で示しています。面談は電話予約制で、時間はおおむね40分程度、保護者だけでも受けられます。受給者証は申請・面談後、2週間前後で郵送されます。
費用は、障害者福祉ガイドブックに「サービスを利用した場合、世帯の所得に応じて費用の一部(最大で1割)を支払います。ただし、負担が重くなりすぎないように、支払う費用の上限が決められています」と書かれています。ただし、負担上限月額の具体的な金額を載せたページは、市のサイトとガイドブックの中に見つけられませんでした。金額は障害福祉課にお確かめください。
就学前の無償化は国の制度で、就学前の障害児の発達支援(児童発達支援、居宅訪問型児童発達支援、保育所等訪問支援など)を利用する3歳から5歳までの利用料が無償になります。通園送迎費・食材料費・行事費はこれまでどおり保護者負担です。児童発達支援と保育所・幼稚園などを併用する場合は、両方が無償化の給付対象になります。市が独自に上乗せする無償化・軽減の制度は見つけられませんでした。
| サービス | 申請時に「いずれか1点」が必要な書類 |
|---|---|
| 児童発達支援(小学校入学前まで) | 障害者手帳/医師の診断書/その他(療育の必要性がわかる書類) |
| 放課後等デイサービス(小学校入学から高校卒業まで) | 障害者手帳/医師の診断書 |
各窓口センター(筑波・大穂・豊里・桜・谷田部・茎崎・つくば駅前)の取扱業務の一例には「障害福祉に関する申請・届出」が入っていますが、市は「担当課受付のみの申請・届出がございますのでご注意ください」とも書いています。受給者証は初回に市職員の聞き取り(面談)が必要なため、障害福祉課へご連絡ください。市役所と窓口センター・保健センターの窓口受付時間は、令和5年10月から午前8時45分から午後4時30分までです。
出典:障害福祉サービス(障害福祉課)(2025年10月28日 更新)/つくば市障害児通所支援事業所ガイドブック(PDF)/障害者福祉ガイドブック 5 介護給付・訓練等給付及び障害児通所支援(PDF)/幼児教育・保育の無償化(幼児保育課)(2026年07月01日 更新)/市民窓口課 窓口案内(窓口センターの取扱業務)(2025年12月17日 更新)/窓口受付時間(執務時間)の変更(人事課)(2025年04月09日 更新)
つくば市の発達の相談には、入口が2つあります。どちらも無料です。
1つめは保健センターの「発達相談」です。対象は就学前の幼児で、ことばや行動等の発達面が気になる子や、育児の困り感がある保護者を対象にした個別相談です。臨床心理士等が応じます。桜・谷田部・大穂の3か所があり、希望する保健センターに電話します(下の表)。お住まいの地区によって担当の保健センターと担当保健師が決まっていますが、市は「相談や教室、健診時等は地区担当保健センター以外での相談も可能です」と案内しています。
2つめは障害福祉課の「発達障害に関する相談窓口」です。対象年齢は18歳未満で、心理士・言語聴覚士等が担当します。内容は、保護者からの心配の聞き取り、お子さんの発達状況の確認、かかわり方についてのアドバイス、希望があれば教育機関・専門機関の紹介です。予約制なので、電話(029-883-1111)で予約してから相談します。
市は市営の児童発達支援も行っています。福祉支援センターさくら(梅園1-2-1/029-852-0655)・とよさと(手子生2335/029-848-0070)・くきざき(下岩崎2068/029-876-1181)の3か所で、就学前のお子さんが保護者と一緒に通う親子通所です。とよさとでは保育所等訪問支援も行っています。利用には受給者証が必要です。
市は春日庁舎を改修して児童発達支援センターを整備しており、市の検討会(令和8年3月23日開催)で、令和9年度開設に向けて令和9年1月末までの予定で整備工事を実施していると報告されています。
| 保健センター | 所在地・電話 |
|---|---|
| 桜保健センター | 〒305-0008 流星台61-1/029-857-3931 |
| 谷田部保健センター | 〒305-0861 谷田部4774-18/029-838-1100 |
| 大穂保健センター | 〒300-3257 筑穂1-10-4/029-864-7841 |
障害福祉課の中で、発達相談・理学療法指導・作業療法指導・言語療法指導・ペアレントトレーニング・福祉支援センター支援業務を担当するのは「福祉連携係」です。受給者証は「福祉サービス係」、手帳と特別児童扶養手当は「総合支援係」で、係が分かれています。市が公表している電話番号はいずれも代表の029-883-1111です。
出典:相談窓口一覧(つくば市役所内)(2026年07月21日 更新)/発達相談(母子保健)(2024年04月01日 更新)/のびのび子育て教室(2025年04月01日 更新)/福祉支援センター一覧(障害者地域支援室)(2025年03月07日 更新)/障害福祉課(組織図・事務分掌)(2023年04月18日 更新)/令和7年度第1回つくば市における児童発達支援センターの在り方に関する検討会 会議録(PDF)/2歳発達通知(2026年03月19日 更新)
就学相談の窓口はつくば市 教育局 特別支援教育推進室です。相談場所はつくば市役所4階の教育相談室で、特別支援教育指導員が応じます。電話は029-883-1111(代表)で、市の相談窓口一覧には内線4780・4791と書かれています。
相談希望の方は、あらかじめ予約が必要です。令和9年(2027年)4月入学予定のお子さんの相談は令和8年(2026年)1月から始まっていて、初回相談の予約は令和8年(2026年)9月30日までにするよう市が案内しています。年長児だけでなく、年中児・年少児の相談も受け付けています。
相談日時は月曜日から金曜日(祝日を除く)の9時00分・10時30分・13時30分・15時00分で、1回の相談時間は45分から60分程度です。持ち物は母子手帳ほか(予約の際に案内されます)。来庁が難しい場合は相談できます。
予約方法は2つあります。電話での予約は年少・年中・年長児のいずれも可能ですが、WEB(いばらき電子申請)での予約は年長児のみです。相談で使う「就学相談票1」「就学相談票2」は市のページからダウンロードでき、相談当日に記入しても構いません。
市は「就学相談をしたからといって、必ずしも特別支援学級に入級しなければならない、ということではありません」と書いています。また6月から特別支援学校・特別支援学級・通常の学級の見学や相談会等が順次始まるため、早めの相談を勧めています。
不登校や学校への行きづらさなど教育上の悩みの相談は「つくば市教育相談センター」(029-866-2211、月曜日から金曜日の9時00分から16時30分)で、就学相談とは別の窓口です。対象には市内に居住する未就学児も含まれ、毎週水曜日に市民ホールやたべで出張相談も行っています(いずれも予約制)。
出典:就学相談(特別支援教育推進室)(2026年04月01日 更新)/令和8年度(2026年度)就学時健康診断(健康教育課)(2026年08月01日 更新)/子どもの就学先〜特別な支援や配慮を必要とする子どものための学校・学級〜(令和5年4月・PDF)/就学相談リーフレット「入学までの流れ」(PDF)/つくば市教育相談センター(2025年07月09日 更新)
つくば市の乳幼児健診は、1か月児と乳児が医療機関、1歳6か月児・3歳児・5歳児が市の健診という組み合わせです。担当はこども・保健部 こども未来センター(健康増進課)で、問い合わせは029-883-1111(代表)です。
1歳6か月児健康診査と3歳児健康診査は「つくっこ!すくすくアプリ(母子モ)」からの予約制です。個人通知(問診票と予約方法を書いた案内)が届いたら、アプリで受付時間を予約します。予約で困ったときは桜保健センター(029-857-3931)に問い合わせます。混雑緩和のため受付時間は15分刻みの4枠に分かれています。
集団の健診会場は「桜保健センター」か「谷田部保健センター」の2か所だけです。発達相談や担当保健師の地区は大穂を含む3か所に分かれますが、1歳6か月児健診・3歳児健診の会場に大穂保健センターは使われていません。会場と日程は生まれ月ごとに決まっていて、市のページに一覧が載っています。
3歳児健康診査では、目の検査に屈折検査機器(スポットビジョンスクリーナー)を使っています。検査時間は約30秒から1分ほどで、健康診査当日に会場で実施します。
つくば市に転入したお子さんで、前の市町村で1歳6か月児健診・3歳児健診を受けておらず対象年齢の場合は、母子健康手帳を持ってつくば市役所こども未来センターまたは保健センター(桜・谷田部・大穂)へ行くと問診票がもらえます。
| 健診 | 受け方 |
|---|---|
| 1か月児健康診査(生後28日から生後6週未満) | 医療機関で受診。助成は6,000円で1人1回 |
| 乳児健康診査(生後3か月から7か月未満・生後9か月から12か月未満) | 県内の医療機関で受診票を使えば無料。各回上限6,000円 |
| 1歳6か月児健康診査(1歳6か月から1歳11か月) | 市の健診。会場は桜または谷田部保健センター。アプリで予約 |
| 3歳児健康診査(3歳0か月から3歳11か月) | 市の健診。屈折検査あり。会場は桜または谷田部保健センター |
| 5歳児健康診査(4歳6か月から5歳6か月) | 令和8年4月開始。二段階方式で、まず全員がアンケート |
5歳児健康診査に「療育に通っている子は対象外」といった条件は書かれていません。市は「4歳6か月から5歳6か月のお子さん」とだけ示しています。
出典:5歳児健康診査(こども未来センター)(2026年07月27日 更新)/1歳6か月児健康診査(2026年04月01日 更新)/3歳児健康診査(2026年04月01日 更新)/乳児健康診査(2026年04月01日 更新)/1か月児健康診査(2026年04月01日 更新)/すこやか健康相談(2026年04月01日 更新)
手当の窓口はつくば市役所 福祉部 障害福祉課(029-883-1111・代表)です。国の手当も市独自の手当も、すべて障害福祉課が扱います。転出・転入・転居に伴う住所変更届や資格喪失届の提出先も同じ課です。
つくば市には国の手当のほかに、市独自の「つくば市在宅障害児福祉手当」があります。20歳未満の在宅障害児と同居している保護者(父母または養育者)に、児童1人につき月額5,000円が支給されます。所得制限はありません。ただし、児童福祉施設に入所している場合や、児童が障害児福祉手当を受給している場合は対象になりません。
いずれの手当も、申請した月の次の月の分から支給対象になります。
| 手当 | 手当額(月額) |
|---|---|
| 特別児童扶養手当 1級(令和8年度) | 58,450円(令和7年度は56,800円) |
| 特別児童扶養手当 2級(令和8年度) | 38,930円(令和7年度は37,830円) |
| 障害児福祉手当(令和8年度) | 16,560円(令和7年度は16,100円) |
| つくば市在宅障害児福祉手当 | 児童1人につき5,000円(所得制限なし) |
| 特別障害者手当(20歳以上・令和8年度) | 30,450円(令和7年度は29,590円) |
児童が20歳に到達したとき(つくば市在宅障害児福祉手当)、児童福祉施設に入所したとき、障害を支給事由とする年金を受けられるようになったときなどは、資格喪失届の提出が必要です。届出が遅れると手当の過誤払が生じることがあります。
出典:障害児(者)の手当(障害福祉課)(2026年04月01日 更新)/各種手当・助成(障害のある子どもへの支援)子育てポータルサイト/障害福祉課(組織図・事務分掌)(2023年04月18日 更新)
つくば市の総合的な相談支援窓口は「つくば市こども未来センター」です。令和6年4月に「こども未来課」と「健康増進課の母子保健部門」を統合して開設されました。すべての妊産婦、子育て世帯、子どもを対象に、児童福祉と母子保健の一体的な相談支援を行います。場所はつくば市役所2階の42番窓口(つくば市研究学園一丁目1番地1、電話 029-883-1111・代表)です。
市のサイトに「こども家庭センター」という名前の窓口ページはありません。こども家庭センターの業務は、市の組織の事務分掌の中で2つの課に分けて書かれています(下の表)。保護者から見える窓口の名前は「こども未来センター」です。
社会福祉士、保健師、公認心理師、管理栄養士、子ども家庭支援員、母子保健コーディネーターなどの専門職が相談に応じ、児童福祉と母子保健の両面から一体的な支援を検討したり、関係機関と連携して必要なサービスにつなぎます。市は「匿名での相談もできます」と案内しています。
こども家庭相談は乳幼児から18歳未満の子どもが対象で、受付は月曜日から金曜日の8時45分から16時30分まで(祝日を除く)。お子さん本人からの相談も受け付けています。母子保健に関する相談は、こども未来センターのほか桜・谷田部・大穂の3つの保健センターでも行っています。
| こども家庭センターの業務 | 担当する係 |
|---|---|
| 母子保健に関すること | 健康増進課 母子保健係 |
| 母子保健に関することを除くこと(こども家庭支援、要保護児童対策地域協議会、子育て短期支援事業、里親、助産の実施及び母子保護の実施) | こども未来課 子育て相談支援係 |
令和6年4月から、妊娠届出など母子保健事業の一部が「つくっこ!すくすくアプリ(母子モ)」からの予約制になりました。アプリの利用が難しい方は、こども未来センターまたは保健センターに問い合わせるよう市が案内しています。
出典:つくば市こども未来センター(2026年04月01日 更新)/こども未来課(組織図・事務分掌)(2026年04月01日 更新)/健康増進課(組織図・事務分掌)(2026年04月01日 更新)/こども家庭相談(2026年03月03日 更新)
ここは全国どこでも同じです。児童福祉法は、通所給付決定を行うのは保護者が住んでいる市町村だと定めています(第21条の5の5ほか)。
事業所が別の市区町村にあっても、使えます。「事業所の所在地の市区町村でなければならない」という決まりは、条文にはありません。
ただし、支給量の決め方や面接の進め方は市区町村ごとに違います。決めるのは、お住まいの窓口です。
手ぶらで行っても相談はできます。ただ、次のものがあると話が早く進みます。
①から⑥までにかかる期間は、市区町村と時期によって違います。数週間で進むこともあれば、数か月かかることもあります。急ぐ事情があるときは、最初の相談でそう伝えてください。
発達障害者支援法 第2条は、発達障害を「自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能の障害であってその症状が通常低年齢において発現するもの」と定めています。
これは法律の定義であって、医学の診断基準とは別のものです。また、支援を受けるために診断名が必ず要る、とは条文に書かれていません。
茨城県全体の相談先(発達障害者支援センターなど)は茨城県のページにまとめています。
茨城県内で、同じ形式でまとめている市区町村です。水戸市
ほかの市区町村は手続き・制度の一覧から探せます。
※上記の出典は2026年9月9日に閲覧して内容を確認しました。各団体の記載は更新される場合があります。最新の情報は各サイトでご確認ください。
のびのび発達ラボを運営する児童発達支援てらぴぁぽけっと早稲田教室(東京都新宿区・早稲田駅徒歩1分)では、受給者証の申請や利用料のしくみについても、見学・ご相談の際にご案内しています。手続きが不安な段階からお声がけいただけます。見学・ご相談は、診断の有無に関わらず承ります。