のびのび発達ラボ

自己肯定感を守るほめ方——結果より過程を

【保護者の方からのご相談】
「一日に何度も『だめ!』と叱ってしまい、自己嫌悪になります。『もっとほめて育てなきゃ』と思うのですが、ほめても子どもに響かなかったり、反発されたりしてどう関わればいいか分かりません。」

毎日一生懸命に向き合っているからこそ、「また怒ってしまった……」と落ち込んでしまうこと、ありますよね。
でも、決して自分を責めないでください。国の公的ガイドラインでも、自己肯定感は「単なる気分の問題」ではなく、感情をコントロールし落ち着いて行動するための「土台」として位置づけられています。そして、子どもの年齢によって「ほめ方の効き方」は変化していくのです。


💡 まず結論:年齢によって「届くほめ方」が変わります

こども家庭庁の『放課後等デイサービスガイドライン』では、子どもの育ちを4つの時期に分け、関わり方のポイントを示しています。

  1. 小学校低学年(おおむね6〜8歳):大人の評価が直接届く時期
    大人の見守りや言葉が自信に直結します。「よくがんばったね!」「見てたよ」と具体的に認める言葉がストレートに届きます。
  2. 小学校中学年(おおむね9〜10歳):『9、10歳の節』他者の目を意識する時期
    仲間との関わりが増え、人前で大げさにほめられるのを恥ずかしがったり嫌がったりすることがあります。大勢の前ではなく、1対1の場面で短く伝えるのがコツです。
  3. 小学校高学年(おおむね11〜12歳):自立と自己理解の時期
    自分の得意・不得意が分かってくる時期です。「すごいね」と評価するより、「今日は最後まで自分でやりきったね」と起きた事実をそのまま返す関わりが心に響きます。
  4. 思春期(おおむね13歳以降):親からの自立・葛藤の時期
    反抗的な態度が増えるのは順調に自立へと向かっている証拠です。過度な称賛よりも、一人の大人として尊重し、相談に乗る姿勢が大切になります。

🤝 ご家庭でできる工夫:結果ではなく「過程」と「事実」を見る

  • 「できた・できない」の結果だけで判断しない:
    テストの点数や課題の成否ではなく、「靴をそろえようとした」「机に向かった」という挑戦した姿勢やプロセスの部分に目を向けます。
  • 親の気持ち(アイ・メッセージ)で伝える:
    「えらいね」と評価する代わりに、「手伝ってくれて助かったよ」「笑顔が見られてお母さん嬉しいな」と伝えることで、子どもの存在そのものを認めるメッセージになります。

📖 さらに詳しい国のガイドライン・自己肯定感の理論はこちら

こども家庭庁ガイドラインが示す「9、10歳の節」の詳細解説や、感情調整と自己肯定感の心理学的根拠については、「のびのび発達ラボ」の正本ページで詳しくご覧いただけます。

🌱 この記事は、児童発達支援てらぴぁぽけっと早稲田教室(東京都新宿区・早稲田駅徒歩1分)が運営する情報サイト「のびのび発達ラボ」の抜粋コラムです。

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