ポイントのまとめ
新宿区の就学相談で医師が関わる書類の様式は2つあります。主治医(児童精神科・小児神経科など)がいる場合は「医師診察記録」の作成を区がお願いしていて、初回面談までに作成が難しいときは受付の際に伝えます。「自閉症・情緒障害特別支援学級」に申し込む方向けには、別の様式「医師診断書」が区のページにあります。診断書をいつまでに、どの場合に出すかは区のページに書かれていないので、教育支援課特別支援教育係(03-3232-3074)に確認してください。
新宿区の「令和8年度 特別な支援を必要とするお子さんの就学相談・転学相談」のページ(最終更新日:2026年4月1日)には、就学相談の流れが【1】から【7】まで載っています。医師の書類は、【2】面接・発達検査の「面接当日に持参するもの」と、【3】医師の面接に出てきます。以下は、区のページの原文のとおりです。
(5)医師診察記録(下部に様式があります。)
児童精神科、小児神経科などの主治医がいる場合は、作成をお願いしています。
初回面談までに作成が難しい場合は、受付の際にお伝えください。
主治医がいない場合は、教育委員会が契約している医師が面接を行います。
【3】医師の面接
予約制です。お一人30分を目安に行っています。
主治医に依頼できる場合は、以下の様式をダウンロードの上、作成をお願いしてください。
医師診察記録(様式)
医師診断書(様式):「自閉症・情緒障害特別支援学級」に申し込む方はこちら
出典:[1]。
ここで注意したいのは、区のページが「医師診察記録」について「主治医がいる場合は、作成をお願いしています」と書いていることです。「必ず提出が必要」「提出しないと受けられない」とは書かれていません。逆に、診断書については「申し込む方はこちら」とだけあり、提出の期限や、診察記録と一緒に出すのかどうかの説明は書かれていません。書かれていないことは、区に確認してください。
出典:[1]。
図の出典:[1]。図は区のページの文を、このページで整理したものです。区がこの順に進めるよう勧めているとは書かれていません。
区のページからリンクされている2つのPDF(どちらも1ページ)の本文を読んで、欄の名前を並べました。欄の中身を医師がどう書くかは、様式には書かれていません。記入について分からないことは、書いてもらう医師と区に確認してください。
| 見る点 | 医師診察記録(PDF) | 医師診断書(PDF) |
|---|---|---|
| 区のページでの案内 | 面接当日に持参するものの(5)。主治医がいる場合は、作成をお願いしています。 | 「自閉症・情緒障害特別支援学級」に申し込む方はこちら、と書かれています。 |
| 診断の欄 | 「診断名等」と「知的障害の有無(有・無)」 | 「診断名」と「知的障害の有無(有・無)」 |
| 所見・病状 | 「所見」(学校生活を送る上での医療的な観点からの配慮事項)と「病状や治療」 | 同じ欄名があります。 |
| 教育・指導をする上での配慮点 | □の選択肢が5つと「備考」があります(下の節に原文)。 | 欄名は「教育・指導をする上での配慮点(医学的観点から記述してください)」です。取得した本文には□の選択肢は見当たりません。 |
| 学校生活での注意点・配慮点 | 運動・姿勢、心臓の管理区分、食事・栄養、宿泊行事、アレルギー、医療的ケア、服薬、その他の欄があります。 | 同じ欄名が並んでいます。 |
| 主治医・記入者 | 主治医の欄と診察者(記入者)の欄があり、注意書きがあります。 | 主治医の欄と診察者(記入者)の欄があります。 |
診察記録の「教育・指導をする上での配慮点」には、次のような文の□が並んでいます。区の様式の原文の一部です。
□ 大きな問題はなし
□ 知的発達に遅れがなく、通常の学級で学習におおむね参加できると思われるが、対人関係や情緒面、特定の学習等に課題が見られるため、通常学級内での支援またはまなびの教室(特別支援教室)での指導が有効である。
□ 知的発達に遅れがなく、自閉症または選択性かん黙等があり、対人関係の形成や社会生活の適応に課題が見られるため、自閉症・情緒障害特別支援学級での小集団の指導が望ましい。
□ 学習面や生活面に課題が見られるため、知的障害特別支援学級での小集団の指導が望ましい。
□ 障害の程度が比較的重く、学習面や生活面に課題が見られるため、特別支援学校(知・肢・視・聴・病)での小集団または個別の指導が望ましい。
出典:[2](1ページ)。
この□の選択肢は、様式にもともと印刷されている文です。この欄の見出しには「(医学的観点から記述してください)」と書かれています。誰がどの□を選ぶかは、様式には書かれていないので、書いてもらう医師と区に確認してください。区のページは、主治医に依頼できる場合に「作成をお願いしてください」と書いています。どの□を選ぶかで就学先が決まる、という説明は区のページにも様式にも書かれていません。区のページは、就学先を【5】就学支援委員会が適切な教育の場について総合的に検討し、【7】就学先の決定で入学通知書を発送する、と示しています。診察記録がその検討でどう使われるかの細かい点は、区に確認してください。
様式の下には、記入の注意書きが1つあります。主治医の方の医師診察記録は①②④を、教育支援課での医師診察記録は②③④をご記入ください、という文です。主治医が書く場合と、教育支援課での診察記録の場合とで、記入する欄の番号が違うことを示しています。①から④がどの欄にあたるかは、様式の現物で確かめてください。
診断書の様式は、診察記録と同じ欄名がかなり重なっています。診断の欄は「診断名」で、そのあとに「知的障害の有無(有・無)」があり、「所見」「病状や治療」が続きます。「教育・指導をする上での配慮点(医学的観点から記述してください)」の欄は、取得した本文では欄名だけで、診察記録のような□の選択肢は見当たりません。学校生活での注意点・配慮点として、運動・姿勢、心臓の管理区分、食事・栄養、宿泊行事、アレルギー、医療的ケア、服薬、その他の欄が並びます。
区のページは、この診断書の様式を「『自閉症・情緒障害特別支援学級』に申し込む方はこちら」という見出しで示しています。申し込む方が診察記録のほかに診断書も出すのか、診断書だけでよいのか、いつまでに出すのかは、区のページに書かれていません。ここは、特別支援教育係に電話で確認する点です。
もう1つ、区のページにある一文を引用します。「令和8年度は自閉症・情緒特別支援学級の体験はありません。」という文が、体験入級の説明の最後に書かれています。【6】保護者への連絡・相談の項目に出てくる体験入級の説明の中の文で、診断書の提出とは別の項目です。体験の有無と診断書の扱いの関係は書かれていませんので、気になるときは区に確認してください。
区のページでは、【1】相談受付として、受付フォームから電子申請で申し込むと書かれていて、受付期間は令和8年4月1日(水)~9月30日(水)です。区のページには「※転学のご相談については、在籍校とご相談ください。」とも書かれています。電子申請で申し込んだ方へは、特別支援教育係から電話で連絡があり、申請後10日以内に連絡が無い場合は、特別支援教育係に電話するよう書かれています。電話では、面接・発達検査にお越しいただく日にちを決めるとあります。
この確認日(2026-10-13)は、書かれている受付期間の終わりを過ぎています。期間を過ぎた申込みを受け付けてもらえるかどうかは、区のページに書かれていません。まだ申し込んでいない場合は、まず特別支援教育係(03-3232-3074)に、今の状況を伝えて確認してください。すでに申し込んでいる場合は、医師の書類をいつまでに用意するかを、特別支援教育係に確認してください。
流れの表にすると、医師の書類は次の位置にあります(区のページの順番のまま)。
| 区のページの番号 | 内容 | 医師の書類との関係 |
|---|---|---|
| 【1】相談受付 | 電子申請で申込み。特別支援教育係から電話で連絡。面接・発達検査の日にちを決める。 | 区のページに、医師の書類との関係は書かれていません。書類の用意の時期は、特別支援教育係に確認してください。 |
| 【2】面接・発達検査 | 相談員が保護者と面接し、別室で心理士が発達検査等を行う。 | 持参するものの(5)が医師診察記録。 |
| 【3】医師の面接 | 予約制。お一人30分を目安。 | 主治医に依頼できる場合は、診察記録・診断書の様式をダウンロードして作成を依頼。 |
| 【4】在籍園・在籍校等訪問 | 相談員が園や学校等を訪問する。 | 区のページに、医師の書類との関係は書かれていません。 |
| 【5】就学支援委員会 | 適切な教育の場について総合的に検討する。 | 書類の使われ方の細目は書かれていません。区に確認。 |
| 【6】保護者への連絡・相談 | 検討結果を保護者へ連絡。必要に応じて継続して相談。 | ― |
| 【7】就学先の決定 | 入学通知書を発送する。 | ― |
出典:[1]。
区のページは、主治医に依頼できる場合に「様式をダウンロードの上、作成をお願いしてください」と書いています。依頼の仕方、費用、書いてもらうのにかかる期間は、区のページにも様式にも書かれていません。医療機関ごとの決まりは区のページに書かれていないため、次の順番で確認してみてください(これは区の手順ではなく、準備のための一例です)。
| 聞くこと | メモの例 | わかったこと |
|---|---|---|
| 書類を作成してもらえるか | 診察記録/診断書のどちらを頼むか | _____ |
| 依頼の方法 | 予約が必要か、診察の日に頼めるか | _____ |
| かかる日数 | 依頼から受け取りまで何日か | _____ |
| 費用 | 金額と支払い方法 | _____ |
| 受け取り方 | 窓口/郵送 | _____ |
| 面接の日にち | 区から電話で決まった日_月_日 | _____ |
次の点は、区のページに書かれていませんでした。電話は教育支援課特別支援教育係 03-3232-3074(月曜~金曜(祝日を除く)午前8時30分~午後5時)です。
区のページには、他に面接当日に持参するものが書かれています。就学相談票、面談票A、面談票B(下部に様式があり、事前にご記入の上、面接時にお渡しください)、母子手帳、諸検査(新版K式発達検査、田中ビネー、WISCなどの知能検査)の結果(写し)、手帳(愛の手帳や身体障害者手帳などの交付を受けている方)の写しです。医師の書類は、これらと一緒に持っていくものの1つとして並んでいます。
出典:[1]。
電話の最後に、「今日お聞きしたことのうち、次にすることを復唱させてください」と言ってメモを読み返すと、聞き違いを防げます。
次の3つは、よくある状況を想定した例です。どの書類が必要かを決める条件ではありません。当てはまる扱いは、区に確認してください。
区のページには、児童精神科、小児神経科などの主治医がいる場合は、医師診察記録の作成をお願いしていると書かれています。この場合は、様式をダウンロードして主治医に依頼するという流れが、区のページから読み取れます。初回面談までに作成が難しい場合は、区のページのとおり、受付の際に伝えます。診断書も必要かどうかは、希望する学級によって区に確認してください。
出典:[1]。
区のページには、主治医がいない場合は、教育委員会が契約している医師が面接を行うと書かれています。区のページの【3】医師の面接は、予約制です。お一人30分を目安に行っています。主治医を探すところから始める必要があるのか、面接の日までにしておくことがあるのかは、区のページに書かれていません。特別支援教育係に、今の状況を話して確認してください。
出典:[1]。
区のページには、「自閉症・情緒障害特別支援学級」に申し込む方向けの医師診断書の様式があります。診察記録の様式にも、自閉症または選択性かん黙等に触れた□の選択肢があります。診断書を出すのか、診察記録だけなのか、両方なのかは、区のページに書かれていません。主治医に依頼する前に、特別支援教育係に「どの書類が必要か」を確認してください。
区のページでは別の様式として載っています。医師診察記録は、面接当日に持参するものの(5)で、主治医がいる場合は作成をお願いしていると書かれています。医師診断書は、「自閉症・情緒障害特別支援学級」に申し込む方向けの様式です。診察記録と診断書を両方出すのかは書かれていないので、区に確認してください。
区のページには、主治医がいない場合は、教育委員会が契約している医師が面接を行うと書かれています。区のページの【3】医師の面接は、予約制です。お一人30分を目安に行っています。面接の日時の決め方は書かれていないので、特別支援教育係(03-3232-3074)に確認してください。
区のページには、初回面談までに作成が難しい場合は、受付の際にお伝えくださいと書かれています。その後の提出の期限などは書かれていないので、伝えるときに、あわせて区に確認してください。
区のページには、診断書の様式が載っていますが、提出の期限や提出先は書かれていません。就学相談の相談場所として書かれているのは、教育支援課特別支援教育係(新宿コズミックセンター4階)です。提出の期限と方法は、特別支援教育係に確認してください。
区のページには、受付期間が令和8年4月1日(水)~9月30日(水)と書かれていて、この確認日(2026-10-13)はその後にあたります。期間を過ぎた申込みの扱いは書かれていないので、特別支援教育係(月曜~金曜(祝日を除く)午前8時30分~午後5時、03-3232-3074)に確認してください。
確認日 2026-10-13
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