【保護者の方からのご相談】
「同年代の子と比べて言葉が遅い気がします。小児科や耳鼻科、区の窓口、療育など色々ありすぎて、どこに相談すればいいのか分かりません。病院の診断がないと相談できないのでしょうか?」
言葉の育ちは目に見えやすいため、「うちの子、大丈夫かな……」と焦ったり一人で悩んでしまったりしますよね。
まず知っていただきたい大切な結論は、「病院の診断名や医師の指示がなくても、ことばの相談はいつでもできる」ということです。法律や公的窓口の仕組みを整理して、今すぐできる相談先をお伝えします。
💡 まず結論:法律上「診断」がなくても相談できます
- 言語聴覚士(ST)への相談は医師の指示が必須ではありません:
言語聴覚士法第2条には、言語機能の向上に向けた「検査及び助言、指導その他の援助」が業務として明記されています。医師の指示が必要な行為は嚥下訓練や人工内耳の調整等に限定されており、ことばの発達相談そのものは医師の指示がなくても受けられます。 - 市区町村の発達相談窓口は無料でいつでも使えます:
1歳半健診や3歳児健診を待たなくても、新宿区子ども総合センター「あいあい」や各保健センターでは、診断の有無に関わらずいつでも保健師や心理士・専門職に無料相談ができます。 - まず「聞こえ(耳)」を確認することが大切です:
ことばの遅れの背景に、中耳炎などによる「一時的な聞こえにくさ」が隠れているケースが少なくありません。ことばの相談と並行して、耳鼻咽喉科で聞こえをチェックすることをおすすめします。
🏛️ 目的別:ことばの相談先一覧
- 区の発達相談窓口(あいあい・保健センター): 日常の様子をそのまま話して、今後の進め方を一緒に整理したいとき
- 耳鼻咽喉科: 音への反応や、呼びかけへの気づきにくさが気になるとき
- 児童発達支援事業所(てらぴぁぽけっと等): 遊びややりとりを通じて、言葉やコミュニケーションの芽を育てたいとき(※受給者証で利用)
- 小児科・小児神経科: 発達全般の医学的な評価や診断を受けたいとき
🤝 ご家庭でできること・専門スタッフからのアドバイス
「言わせよう」として無理に言葉を復唱させる練習は、お子さんにプレッシャーを与えてしまいます。
絵本を一緒にめくりながら「ワンワンいたね」「ブーブー走ったね」と、お子さんが見ているものに言葉を添えてあげる(実況中継する)関わりが、言葉をためる一番の栄養になります。
📖 さらに詳しい法令根拠・相談先ガイドはこちら
言語聴覚士法第2条・第42条の条文解説や、母子保健法に基づく健診の仕組み、就学後の「ことばの教室(通級)」については、「のびのび発達ラボ」の正本ページで詳しくご覧いただけます。
🌱 この記事は、児童発達支援てらぴぁぽけっと早稲田教室(東京都新宿区・早稲田駅徒歩1分)が運営する情報サイト「のびのび発達ラボ」の抜粋コラムです。
