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新宿区の読み書きの困難|学校への相談から家庭・療育との役割分担まで

最終更新:2026年10月13日
新宿区で小・中学生の読み書きの困難が気になる保護者へ。学校への相談と、家庭・学校・療育の役割分担を整理するページです。

このページの要点

新宿区で在校生の読み書きが気になるときは、まず通っている学校へ相談します。まなびの教室の利用は、学校の検討と教育委員会への申請を経て判断されます。家庭と療育の記録は、困る課題・助けになる配慮・本人の希望を分けて共有しましょう。

制度の問い合わせは教育支援課特別支援教育係、03-3232-3074です。月~金(祝日を除く)8時30分~17時に相談できます。

ポイントのまとめ

新宿区の読み書きの相談は、在籍校から支援を検討します

担任へ具体的な課題を伝え、校内でどの支援が必要か相談します。

新宿区のまなびの教室は、普段は通常学級に在籍して学ぶ子どもへの特別な指導です。区立小・中学校全校に設置されています。読む、書く等の特定の学習の困難も、区の対象例に含まれます。ただし利用の適否は、子どもの状態と必要な支援を踏まえて検討されます。出典:新宿区「まなびの教室」。

在校生は、保護者が学校へ相談します。校内委員会が学校生活を踏まえて支援を検討します。利用が必要と判断された場合、学校から教育委員会へ申請します。就学支援委員会で承認されると利用開始となります。校内の検討では発達検査の結果も参考にします。出典:新宿区「まなびの教室」。

校内委員会とは、学校内で支援の必要性や方法を検討する場です。担任には、検討の担当、必要資料、次に返答を受ける時期を尋ねます。入学予定の子どもは就学相談の入口になるため、在校生の手順と区別します。利用期間は1年が基本とされているので、見直しの時期も学校に確認しましょう。

表:読み書きの困難を伝える記録

課題見たこと学校と相談する配慮
音読行を追う・読む速さ・疲れの様子提示量や読む範囲を相談
板書写す量・時間・見落とす場所配布資料や記録方法を相談
作文話す内容と書ける内容の違い口頭説明と書く手順を相談
宿題時間と本人の負担量・方法・提出の扱いを相談

表の配慮は話し合いの例です。実施する方法や評価での扱いは学校と確認します。本人が「何を変えると取り組めそうか」を言えるよう、困りごとを一つずつ尋ねましょう。

家庭・園・学校・療育の共有は、目的と担当を決めます

本人の希望と保護者の同意を整理し、必要な情報を必要な相手へ渡します。

まず「いま何に困っているか」を生活の場面で一つ選びます。次に「どの工夫で取り組めたか」を添えましょう。家庭、園・学校、療育先で様子が違う場合は、場所と条件を分けて残します。支援者全員へ同じ診断名を伝えるより、必要な支援を具体的に説明できます。

資料を渡す前に、共有する相手、目的、資料の範囲を確認します。検査結果を一式渡すのか、必要な部分を説明するのかも相談しましょう。子どもにも分かる言葉で、誰に何を伝えるか説明します。本人が嫌がる内容は理由を聞き、支援に必要な範囲を関係者と考えます。

話し合いの最後は「家庭がすること」「園・学校がすること」を分けます。療育先には、日常生活へつなぐ方法の提案を頼みましょう。相談支援専門員がいる場合は、会議の調整や計画の見直しも相談します。保護者がすべての伝達を背負う形になっているときは、担当を一緒に決めます。

表:印刷して使う支援の共有メモ

確認する項目記入欄
□本人が困る場面と希望__
□場所・時間・課題・周囲の状況__
□できたこと・好きなこと__
□助けになった声かけや道具__
□家庭と園・学校で違う点__
□共有する目的と相手__
□渡す資料と保護者の同意__
□家庭が担当すること__
□園・学校が担当すること__
□療育先・相談担当の役割__
□開始する工夫と見直す日__
□次の連絡先・連絡方法__

この表は家庭用の整理例です。区の申請や面接では指定の様式を使います。工夫を試した後は、本人の負担と取り組めた場面を記録しましょう。合わない工夫は支援者へ伝え、次の方法を相談します。

新宿区の療育は、相談と受給者証の申請を分けて進めます

療育の相談を始めたら、必要な支援と利用手続きを別々に確認します。

療育とは、子どもの発達や生活を支える専門的な支援のことです。通所受給者証とは、区が認めた支援の種類や日数を示す証明書です。児童発達支援や放課後等デイサービスを使うときに必要です。発達相談で話す内容と、区が支援の必要性を判断する資料を分けて準備しましょう。

新宿区の相談・申請先は、障害者福祉課支援係です。03-5273-4583へ、子どもの年齢と希望する支援を伝えます。区の手引は、精神障害児について保健センターも窓口としています。窓口が違う場合は、連絡先と担当を聞いて引き継ぎましょう。出典:新宿区「障害者福祉の手引」第6章。

必要資料は、持っている手帳・検査結果・医療機関の資料を伝えて確認します。診断書の要否も、本人の状態と申請する支援に応じて区へ尋ねましょう。交付までの一律の日数は、区の資料では確認できませんでした。希望する開始日、調査の予定、計画案の提出日を聞いてください。

障害児支援利用計画とは、生活や希望に合わせ、使うサービスを整理する計画です。指定障害児相談支援事業所の相談支援専門員が作成します。保護者等が作成するセルフプランも提出できます。利用開始後の見直しはモニタリングと呼ばれます。担当者と見直す時期も確認しましょう。出典:新宿区「サービス等利用計画・障害児支援利用計画について」。

表:児童発達支援と放課後等デイサービス

項目児童発達支援放課後等デイサービス
主な対象療育の必要性が認められる未就学児就学していて放課後等に支援が必要な子ども
支援の場面日常生活・集団生活への支援放課後・長期休暇の生活や社会交流
区の手続き支給決定・通所受給者証支給決定・通所受給者証
連携する先家庭・園・相談先家庭・学校・相談先

就学時は、受給者証の支援の種類や期限を区へ確認します。園・学校の支援と、通所支援の利用をそれぞれ相談しましょう。出典:新宿区「障害者福祉の手引」第6章。

新宿区の利用料は、国の上限と無償化・区の軽減を確認します

通所支援の費用は、国の上限表と新宿区で適用する軽減を合わせて見ます。

法定の利用者負担は原則1割です。通所支援の月の上限は、世帯の所得区分で決まります。区が判定する課税区分を確認し、年収だけで金額を決めないようにしましょう。出典:新宿区「障害者福祉の手引」第6章。

表:国の通所支援の負担上限月額

世帯区分月の上限
生活保護受給世帯0円
市町村民税非課税世帯0円
市町村民税課税・所得割28万円未満4,600円
上記以外37,200円

上限表は通所支援の制度です。保護者が属する住民基本台帳上の世帯で所得を判断します。出典:こども家庭庁「利用者負担の仕組み」。

新宿区の手引では、課税世帯の対象サービスの負担率を10%から3%へ軽減します。放課後等デイサービスも対象で、期間は2027年3月末までです。無償化が適用される支援は、その扱いを先に確認します。上限額を単純に3割へ縮めて計算する表ではありません。出典:新宿区「障害者福祉の手引」44頁。

国の就学前の無償化は、満3歳になった後の最初の4月1日から3年間です。児童発達支援等の対象サービスの利用者負担が無料になります。新宿区では東京都の制度により、2025年9月利用分から0~2歳の第1子も対象です。対象サービスと年度区分を支援係へ伝え、適用を確認します。出典:こども家庭庁「就学前障害児の発達支援の無償化について」、新宿区「障害児通所支援に係る利用者負担の軽減について」。

区の負担軽減ページは、0~2歳の無償化について申請不要としています。一方、あいあいのページには第2子以降の都への申請が必要との記載も残っています。世帯の状況と利用開始月を支援係へ伝え、必要な手続きを確認してください。

新宿区の食費軽減は、児童発達支援等を利用する0~5歳児が対象です。事業所が提供する給食やおやつなどについて、1食550円まで区が負担します。持参弁当、行事の飲食物、欠席で発生した食費等は対象外です。事業所による事前の届出が必要なので、請求前に適用を尋ねましょう。出典:新宿区「食費の無償化について」。

新宿区の支援先は、公的な一覧と窓口で探します

希望する支援の種類を選び、公的な検索から候補を調べます。

東京都障害者サービス情報でサービス種別と地域を選びます。新宿区の児童発達支援や放課後等デイサービスを確認しましょう。候補へ対象年齢、曜日、空き、個別・集団の支援、送迎を尋ねます。掲載されていることと、希望条件で使えることを分けて確認します。出典:東京都福祉局「東京都障害者サービス情報」。

見学では「家庭や園・学校へ、どのように支援を伝えますか」と聞きます。連絡帳、面談、会議など、利用先ごとの方法を確かめましょう。料金と実費、欠席連絡、待機中の連絡方法も同じメモに残します。

相談支援事業所は、利用計画と関係先の連絡調整を支える窓口です。区の公式ページにある指定障害児相談支援事業所一覧から調べられます。新宿区こども家庭センターは、母子保健と児童福祉が連携する相談体制です。育児や家庭生活の困りごとは、地域の保健センター等とも相談できます。出典:新宿区「サービス等利用計画・障害児支援利用計画について」「新宿区こども家庭センター」。

東京都発達障害者支援センターは、本人・家族や関係機関の相談を受ける専門窓口です。18歳未満はこどもTOSCAで、相談は予約制です。区の受給者証の申請先とは役割が違います。必要な支援の整理や関係先との連携について尋ねましょう。出典:東京都福祉局「東京都発達障害者支援センター」。

場面別に、新宿区の相談と支援の次の行動を決めます

年齢と生活の場面に合わせ、いま伝えることと次の確認を分けます。

場面1:小学生で、音読に時間がかかる

課題の長さと時間、途中で疲れる様子を担任へ伝えます。家庭で繰り返す量を増やす前に、読む範囲と方法を相談しましょう。学校で試す配慮と家庭の役割を分け、本人が取り組めたかを次の面談で確認します。

場面2:就学前で、文字の活動が心配

園での活動と本人の興味を記録します。あいあいへ発達相談をし、入学する年度の就学相談の入口も確認しましょう。在校生の校内委員会の手順をそのまま当てはめず、就学相談の担当と進めます。

場面3:中学生で、板書と宿題の負担が増えた

教科ごとに写す量と家庭でかかった時間をまとめます。学校には、本人の希望と取り組みやすい方法を相談します。療育先とは、学校と同じ課題を重ねる前に役割を確認しましょう。共有資料と見直し日を決め、生活全体の負担を見ます。

新宿区の支援の連携で迷ったら、目的を一つに絞ります

支援の提案が違うときは、どの場面の困りごとを扱うか確かめます。

家庭と園で様子が違う場合は、違いを相談の材料にしましょう。例えば、個別の説明なら動けるのか、集団の声かけでは難しいのかを分けます。先生の評価と保護者の印象を一つにせず、見た出来事を残します。

支援先を増やすときは、通う時間、本人の疲れ、家族の予定を合わせて見ます。学校や園の支援と通所支援が、同じ課題の繰り返しになっている場合は相談します。保護者が資料を渡した後の返答がないときは、担当と次の確認日を聞きましょう。連絡が止まった場所を特定すると、次の行動を決めやすくなります。

新宿区の相談と支援の連携でよくある質問

相談先、利用手続き、情報の共有を分けて確認しましょう。

新宿区で子どもの読み書きなど学習の困難が気になっています。どこに相談すればよいですか?

在校生は、まず通っている学校へ相談します。担任に、読む・書く課題と本人が困る場面を伝えましょう。まなびの教室を検討する場合は、校内委員会で支援を考え、必要と判断されると学校が教育委員会へ申請します。就学支援委員会で承認された後、利用開始となります。担当と次の返答の時期を学校へ確認してください。入学予定者は就学相談の入口から進めます。

新宿区で読み書きなど学習の困難のある子どもに合う支援を探したいです。家庭や園・学校と療育をどうつなげればよいですか?

課題、時間、本人の負担と希望を学校へ伝え、取り組みやすい配慮を相談します。家庭は日々の様子、学校は授業での方法、療育は生活へつなぐ支援など、役割を分けましょう。資料を渡す相手と範囲は保護者と支援者で確認します。次回の確認日と連絡方法も決めておくと、同じ課題の重ねすぎを見直せます。相談支援専門員がいる場合は、支援間の調整も相談できます。

受給者証は、発達相談を受ける前に必要ですか?

あいあいの発達相談と、通所支援を使う受給者証の手続きは分けて考えます。まず発達の心配を電話で伝え、次の相談方法を確認しましょう。児童発達支援や放課後等デイサービスの利用には、区の支給決定と受給者証が必要です。障害者福祉課支援係へ、希望する支援と現在持っている資料を伝え、必要書類を尋ねてください。予約、申請、利用開始の予定は別々に記録します。

園や学校へ検査結果をすべて渡す必要がありますか?

まず、何の支援のためにどの情報が必要かを園・学校へ尋ねます。資料を渡す相手、目的、範囲を保護者と支援者で確認しましょう。困る課題、助けになる工夫、本人の希望を整理したメモも役立ちます。学校や区から提出を求められた資料は、指定の方法に沿って準備します。療育先へも共有の目的を伝え、家庭が担当することと支援者へ頼むことを分けてください。

支援者から違う方法を勧められたら、どうしますか?

それぞれの方法が、どの場面で何を支えるためかを聞きます。家庭、園・学校、療育で条件が違えば、方法も分けて考えられます。本人の負担と、取り組めた場面を同じメモに残しましょう。話し合いでは、先に試す工夫、各担当、次回確認日を決めます。相談支援専門員がいる場合は、連絡調整と利用計画の見直しも相談できます。方法が合わないときの連絡先も確認してください。

新宿区の公式窓口では、担当と次の連絡日を確認します

相談の目的に合う窓口へ連絡し、次の行動を記録しましょう。

表:公式の窓口と役割

窓口連絡先・確認すること
子ども総合センター発達支援係(あいあい)発達相談専用03-6273-8701。月~金8時30分~18時、土8時30分~17時。来所相談は予約制。
障害者福祉課支援係03-5273-4583。通所支援の申請・必要資料・無償化の適用。
教育支援課特別支援教育係03-3232-3074。月~金(祝日を除く)8時30分~17時。新宿コズミックセンター4階。
こどもTOSCA03-6413-0231。18歳未満の専門相談。予約受付は平日9時~17時(土日祝日・年末年始を除く)。

電話が終わる前に、担当部署、予約日、持参物、次の連絡先を読み返します。区の申請窓口の個別受付時間は、今回読んだ通所支援資料では確認できませんでした。訪問前に支援係へ時間を確認してください。出典:新宿区「あいあい」「就学相談・転学相談」「障害者福祉の手引」、東京都福祉局「東京都発達障害者支援センター」。

出典と確認した公式資料

制度と窓口は次の公式資料を確認して整理しました。

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読み書きの困難の基礎知識

最終確認日:2026年10月12日

この記事について:本記事は、子育て・発達に関する一般的な情報の提供を目的としています。内容は学会・職能団体・国の機関が公開している情報にもとづいてまとめていますが、お子さまの発達には個人差があり、すべてのお子さまに当てはまるものではありません。診断や治療に関する判断は、医師などの専門機関にご相談ください。

制度のこと、見学のときに一緒に確認できます

のびのび発達ラボを運営する児童発達支援てらぴぁぽけっと早稲田教室(東京都新宿区・都電早稲田駅徒歩1分)では、受給者証の申請や利用料のしくみについても、見学・ご相談の際にご案内しています。手続きが不安な段階からお声がけいただけます。見学・ご相談は、診断の有無に関わらず承ります。