ポイントのまとめ
今のうちに、通っている事業所へ「入院で休む期間の見込み」と「退院後も同じ曜日・時間帯で戻りたい」ことを伝え、同じ内容を区の障害者福祉課支援係(03-5273-4583)にも知らせて、休み中の扱いと戻る手続きの要否を確認しておきます。
療育に通うには、サービスの支給が認められた後の受給者証の交付と、事業所との契約の2つがあります。国の資料は、児童福祉法に基づく障害児を対象とするサービスは契約方式を採用していると説明しています。出典:[7]。
新宿区の手引は、サービスの支給が認められた方に通所受給者証が交付され、事業所を選んで利用に関する契約を結び、受給者証を提示してサービスを利用すると書いています。出典:[2](第6章39頁)。
そのため、入院の連絡も次の3つに分けると整理できます。
| 相手 | 伝えること | 聞くこと |
|---|---|---|
| 通っている事業所 | 入院した日、休む見込み、戻りたい希望 | 休み中の連絡の取り方、戻る時の枠、費用の扱い |
| 区の障害者福祉課支援係 | 入院していること、退院見込み、戻る事業所名 | 受給者証の手続きが必要か、何を持って行くか |
| 相談支援の担当者(計画を作った人) | 入院の経過、退院後の体調の見通し | 計画の見直しが要るか、関係先への連絡の分担 |
入院中に受給者証がどう扱われるか、事業所の枠がどれだけ残るかは、区の公式ページでは確かめられませんでした。言い切らず、区と事業所に確認してください。
おすすめは、まず事業所、次に区、最後に相談支援の担当者の順です。まず事業所に、休みの連絡と戻りたい意向を伝えます。次に区で手続きの要否を確かめ、最後に計画の見直しを相談します。
| 順番 | 連絡先 | 目的 |
|---|---|---|
| 1 | 通っている事業所 | 入院の連絡と、戻りたい希望の共有 |
| 2 | 区の障害者福祉課支援係 | 受給者証と手続きの確認 |
| 3 | 相談支援の担当者(セルフプランの場合は、区に確認) | 計画の見直しと全体の調整 |
| 4 | 病院の担当者 | 退院の見込みと、通所に戻れる時期の目安 |
病院の担当者へは、通所の再開時期について主治医の考えを聞き、事業所に伝える内容を確認します。再開の時期は、主治医の考えも聞いたうえで、事業所と相談してください。
事業所には、次の点を伝えます。
事業所に聞く項目は次の一覧です。公式ページでは確かめられない内容なので、事業所の説明を聞いて記録します。
| 聞くこと | 聞き方の例 |
|---|---|
| 休み中の連絡 | 入院中は誰にどの方法で、いつごろ連絡すればよいですか。 |
| 休みの扱い | 入院で休む日は、欠席の扱いになりますか。休みの連絡の期限はありますか。 |
| 費用 | 休んだ日に費用がかかることはありますか。給食や教材の実費は、どう扱われますか。 |
| 戻る時の枠 | 退院後に同じ曜日・時間で戻れますか。枠が変わる場合はいつ分かりますか。 |
| 戻る前の準備 | 再開前に面談や見学は必要ですか。体調面で伝える書類はありますか。 |
| 契約 | 契約の内容を変える必要はありますか。休みが長引いた時の扱いはどうなりますか。 |
利用に関する契約は、事業所を選んで結ぶものです。休みに関する取り決めが契約にあるかどうかは、契約書や重要事項の説明書を手元に出して、事業所に確認してください。出典:[2](第6章39頁)。
区の窓口は、新宿区の障害者福祉課支援係です。障害児通所サービスの申請手続のページには、障害者福祉課の電話03-5273-4583が載っています。手引には、障害者福祉課支援係(区役所2階)と書かれています。区役所の所在地は〒160-8484 東京都新宿区歌舞伎町1-4-1です。出典:[1]、[2](第6章39頁)。
区役所の窓口時間は午前8時30分から午後5時(火曜日は一部の窓口で午後7時まで)で、電話受付時間も窓口受付時間と同様です。お休みは土曜日・日曜日・祝日・12月29日から1月3日です。出典:[5]。
区に確認する内容は次のとおりです。区の権限や手続きの細かい内容は、窓口の説明を優先してください。
公式ページには、入院中の通所支援の扱いを説明する記載は見つかりませんでした。「入院のため休んでいる間も受給者証はそのまま使えますか」と、状況を伝えて聞いてください。
障害児支援利用計画は、相談支援事業所が計画を作る方法と、セルフプランを提出する方法があります。サービス利用開始後も一定期間ごとに計画の見直し(モニタリング)をすることが義務付けられています。出典:[3]。
手引にも、計画の見直しと必要に応じた計画内容の変更が書かれています。出典:[2](第6章39頁)。
入院で体調や生活が変わったら、次の点を相談支援の担当者に伝えます。
セルフプランで出す場合の相談先は、区の障害者福祉課支援係(03-5273-4583)に確認してください。なお、計画のページの問い合わせ先として、新宿区基幹相談支援センター(03-5273-4302)が載っています。出典:[3]。
電話の最初に、お子さんの名前、利用している事業所名、現在の状況を短く伝えます。次の例を、そのまま読んでかまいません。
「いつもお世話になっています。〇〇(お子さんの名前)の母(父)です。〇月〇日から入院しています。退院の見込みは〇月ごろと聞いています。退院後も同じ曜日で通いたいのですが、入院中の連絡の方法と、戻る時の流れを教えてください。」
「〇〇事業所に通っている〇〇の保護者です。入院で通所を休んでいます。退院後に同じ事業所へ戻る予定です。受給者証の手続きなど、区に届けることがあるか教えてください。」
「〇〇の保護者です。入院で通所を休んでいます。退院後の通い方について、計画の見直しが必要かどうか相談したいです。」
電話が終わったら、聞いた日付、相手の名前、言われたことをその場でメモします。後で説明が食い違った時に、確認先をはっきりさせられます。
入院中は連絡が増えて、誰に何を聞いたか分からなくなりやすい時期です。次の表を紙やスマートフォンに作り、電話のたびに埋めてください。
| 連絡日 | 連絡先と担当者 | 聞いたこと | 返事の内容 | 次にすること |
|---|---|---|---|---|
| _月_日 | 事業所/__さん | 休み中の連絡方法 | ____ | ____ |
| _月_日 | 区支援係/__さん | 手続きの要否 | ____ | ____ |
| _月_日 | 相談支援/__さん | 計画の見直し | ____ | ____ |
| _月_日 | 病院/__さん | 退院の見込み | ____ | ____ |
返事の欄には、聞いたままの言葉を書きます。「たぶん大丈夫」のような曖昧な返事は、そのまま書いて、後日もう一度確認する印を付けておきます。
退院の見込みは、病状によって延びたり早まったりします。日付が変わったら、事業所、区、相談支援の担当者のうち、すでに連絡した先へ同じ内容を伝え直します。
| 状況 | 伝え直す先 | 伝えること |
|---|---|---|
| 退院が延びた | 事業所、区、相談支援 | 新しい見込みの月、戻りたい意向は変わらないこと |
| 退院が早まった | 事業所を先に、その後に区 | 退院日、戻りたい日、病院からの注意 |
| 通い方を変えたい | 相談支援、事業所、区 | 変えたい曜日や回数、体調面の理由 |
| 戻れるか迷う | 病院、事業所 | 病院の判断、事業所が準備できること |
退院が早まる時は、戻る日や枠について事業所に確認します。決まった時点で、早めに事業所へ連絡しましょう。
退院しても、体調や感染対策のために、すぐ通所できないことがあります。新宿区の子ども総合センター児童発達支援センター「あいあい」のページには、お子さんの状態やご家庭の事情等で通所ができない場合に、家庭等へ訪問して遊びや生活の支援、情報提供を行う「在宅児等訪問支援」が載っています。費用はあいあいに確認してください。出典:[4]。
この支援を、入院中や退院直後の状況で使えるかどうかは、公式ページだけでは判断できません。あいあいに電話して、お子さんの状況を伝えて確認します。
あいあいの発達相談・サービス利用相談専用電話は03-6273-8701です。電話相談は月曜日から金曜日の午前8時30分から午後6時、土曜日の午前8時30分から午後5時です。来所での相談は予約制です。出典:[4]。
戻る時期を、体調に合わせて少し遅らせる選択もあります。その場合も、事業所へ早めに伝えて、枠や通い方を相談してください。
区の手引は、利用者負担は所得に応じた負担上限月額が設定され、ひと月に利用したサービス量にかかわらず、それ以上の負担は生じないと書いています。出典:[2](第6章43頁)。
区の手引は、就学前の0歳から5歳の児童発達支援などの利用者負担は無料としています。出典:[2](第6章 利用者負担について)。区のページには、東京都では0~2歳の第1子についても児童発達支援事業所等の利用者負担額を令和7年9月利用分より無償化すると案内されています。出典:[6]。
入院中に事業所へ払う費用について、公式で確かめられるのは、月ごとの負担上限と、就学前の0歳から5歳の利用者負担が無料という区の手引の記載までです。入院で休む日の扱いは、公式では確かめられないので、事業所に確認してください。確認の時は、休んだ日の費用、給食などの実費、月末の請求の時期を順に聞くと整理できます。
ただし、入院で休む日に費用が発生するかどうか、給食などの実費がどう扱われるかは、公式ページでは確かめられません。事業所に確認してください。無償化の問い合わせ先として、区の障害者福祉課支援係(03-5273-4302、03-5273-4583)が載っています。出典:[6]。
退院後に、別の事業所を考えることもあります。その場合の手続きは、公式ページでは確かめられません。区の障害者福祉課支援係(03-5273-4583)と、相談支援事業所の担当者に、変えたい理由と希望する時期を伝えて確認してください。セルフプランの方も、まず区の支援係に聞きます。今の事業所にも、変えるかもしれないことを早めに伝えておくと、話が行き違いになりません。
入院中の受給者証の扱いは、確認できた公式ページには書かれていません。区の障害者福祉課支援係(03-5273-4583)に、入院の状況を伝えて確認してください。出典:[1]。
同じ曜日・時間で戻れるかどうかは、公式ページでは確かめられません。事業所に確認し、早めに希望を伝え、いつまでに返事がもらえるかを聞いておきます。
休みが長くなった時の扱いは、公式ページでは確かめられません。見込みが変わるたびに、事業所と区へ連絡し、必要な手続きがあるかを確認してください。
相談支援事業所は、サービスの利用が適切かどうか定期的に見直しし、必要に応じて計画内容の変更等を行います。出典:[2](第6章39頁)。入院後に見直しが必要かどうかは、相談支援の担当者に聞きます。セルフプランの方は、区の障害者福祉課支援係(03-5273-4583)に確認してください。
区役所の窓口時間は午前8時30分から午後5時(火曜日は一部の窓口で午後7時まで)で、土曜日・日曜日・祝日・12月29日から1月3日はお休みです。出典:[5]。つながらない時は時間を変えてかけ直し、メモ表に「かけた時刻」を残します。発達に関する相談は、あいあいの専用電話03-6273-8701でも受け付けています。出典:[4]。
窓口、電話、受付時間、制度の内容は次の公式資料で確かめられます(確認日2026-10-13)。
[1]:新宿区「障害児通所サービスの申請手続」。
[3]:新宿区「サービス等利用計画・障害児支援利用計画について」。
[4]:新宿区「子ども総合センター 児童発達支援センター 愛称あいあい」。
[5]:新宿区「受付時間」。
[6]:新宿区「障害児通所支援に係る利用者負担の軽減について」。
[7]:こども家庭庁「利用者負担の仕組み」。
掲載した公式資料の閲覧日・最終確認日:2026年10月13日。
のびのび発達ラボを運営する児童発達支援てらぴぁぽけっと早稲田教室(東京都新宿区・都電早稲田駅徒歩1分)では、受給者証の申請や利用料のしくみについても、見学・ご相談の際にご案内しています。手続きが不安な段階からお声がけいただけます。見学・ご相談は、診断の有無に関わらず承ります。