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新宿区のクライシスプラン(緊急時対応)|療育を使う子どもの家庭が災害や緊急時に備えて書く3つのことを区のページで読む

最終更新:2026年10月15日
新宿区で、児童発達支援や放課後等デイサービスなどの障害児通所支援を使っている、または使う予定のお子さんの保護者へ。区のページ「クライシスプランについて」に書かれている、クライシスプランの目的と3つの記入項目を、原文のとおりに読み分けます。居間の机で両親が紙に書き出しながら話しあい、そばで子どもが遊ぶイラスト

最初に要点:区のページに書かれていること

区のページは、まず計画の関係を説明しています。障害者総合支援法に基づく障害福祉サービスや、児童福祉法に基づく障害児通所支援サービスを利用するためには、「サービス等利用計画」「障害児支援利用計画」の作成が必要、と書かれています。[S1]

そのうえで、これらの計画とは別に作るものとして、災害等の緊急事態に備えるためのクライシスプランがあると書かれています。作成は必須ではありませんが、事前に本人や家族と具体的に話しあった内容を相談支援専門員と共有し、クライシスプランとして用意しておくことで、緊急時の対応を円滑に進めることができる、という書き方です。[S1]

記入する項目は3つです。[1]緊急時・災害時に心配なこと、[2]緊急連絡先と期待できる支援について、[3]周囲に手伝ってほしいこと。区のページには、記入用の様式(クライシスプラン(緊急時対応)の EXCEL ファイル)も載っています。[S1]

問合せ先は、福祉部 障害者福祉課の新宿区基幹相談支援センター(TEL 03-5273-4302)と書かれています。[S1] 障害児支援利用計画そのものについては、新宿区の障害児支援利用計画の案内を読むページもあります。

図:クライシスプランを作る4つの順番

次の図は、区のページの説明を、家庭で準備する順番に並べ直した、このページ独自の整理です。区が定めた手続きの順序ではありません。

クライシスプランを作る4つの順番1 家族で話しあう2 3つの項目に書く3 相談支援専門員と共有4 すぐ出せる所に置く

図の文章版

  1. 家族で話しあう:区のページは、事前に本人や家族と具体的に話しあった内容をクライシスプランにすると書いています。
  2. 3つの項目に書く:心配なこと、緊急連絡先と期待できる支援、周囲に手伝ってほしいこと、の3つです。
  3. 相談支援専門員と共有:話しあった内容を相談支援専門員と共有する、と書かれています。
  4. すぐ出せる所に置く:区のページは、緊急時は相談支援専門員などとすぐに連絡が取れるとは限らないと書いています。周りの人が見られるように置く場所を家族で決めておくのは、このページからの提案です。

表:3つの項目と、区のページの書き方

項目区のページに書かれていること家庭で書き出す例(本ページの整理)
[1]緊急時・災害時に心配なこと本人や家族に関する情報を分かりやすく簡潔に記載する。本人とのコミュニケーションの方法、体調が優れないときの様子や特別な対応方法、健康維持のため日常的に行う服薬や声かけの方法などの支援も具体的に記載する。[S1]お子さんへの伝わりやすい声のかけ方、落ち着くための方法、毎日の薬
[2]緊急連絡先と期待できる支援について緊急連絡先を複数記載する。緊急時に実際に期待できる支援も、具体的な内容を事前に確認する。連絡する優先順位をつけておく。[S1]連絡する順番、それぞれの人に頼めること
[3]周囲に手伝ってほしいこと想定される緊急の場面で助けてもらいたいことや本人ができること、注意事項を具体的に記載する。[S1]お子さんが自分でできること、避けてほしいこと

表の右の列は、本ページが考えた書き出しの例で、区の様式の書き方そのものではありません。実際に書くときは、区のページにある様式の欄に沿って書いてください。

原文を読む:クライシスプランとは

これらの計画とは別に作成するものとして、災害等の緊急事態に備えるためのクライシスプランがあります。作成は必須ではありませんが、事前に本人や家族と具体的に話しあった内容を、相談支援専門員と共有し、クライシスプランとして用意しておくことで、緊急時の対応を円滑に進めることが可能となります。

出典:[S1]

やさしい言葉に直すと、クライシスプランは、療育などのサービスを使うための計画とは別に作る、災害や緊急のときに備える紙です。作らなければいけないものではありませんが、家族で話しあったことを相談支援専門員と分けあっておくと、いざというときに動きやすくなる、という書き方です。

ここで大切なのは、「作成は必須ではありません」という一文です。障害児支援利用計画は、通所支援を使うために作成が必要と書かれていますが、クライシスプランは必須ではありません。作るかどうかは、家庭で決めることができる書き方です。

原文を読む:[1]緊急時・災害時に心配なこと

本人や家族に関する情報を分かりやすく簡潔に記載します。本人とのコミュニケーションの方法、体調が優れないときの様子や特別な対応方法、健康維持のため日常的に行う服薬や声かけの方法などの支援についても具体的に記載します。

出典:[S1]

お子さんのことを知らない人が読んでも分かるように書く、という項目です。区のページは、コミュニケーションの方法、体調が悪いときの様子と対応、毎日の服薬や声かけの方法を挙げています。言葉で伝えるのが苦手なお子さんの場合は、どんな伝え方なら分かりやすいかを書いておくことが、この項目に当たります。

原文を読む:[2]緊急連絡先と期待できる支援について

緊急連絡先を複数記載します。緊急時に実際に期待できる支援についても、具体的な内容を事前に確認します。連絡する優先順位をつけておくことで迅速な対応につなげます。

出典:[S1]

連絡先は1つではなく複数書くこと、そして、その人に実際に何を頼めるかを先に確かめておくことが書かれています。連絡する順番を決めておくと早く動ける、という書き方です。頼みたい人には、頼めることを事前に聞いておく必要があります。

原文を読む:[3]周囲に手伝ってほしいこと

想定される緊急の場面で助けてもらいたいことや本人ができること、注意事項を具体的に記載します。緊急時は、相談支援専門員をはじめ、日常的に支援に関わる人とすぐに連絡が取れるとは限りません。周囲に手伝ってほしいことを分かりやすくまとめておくことで、適切な支援につなげることが可能になります。

出典:[S1]

いつも支えてくれる人と、緊急のときにすぐ連絡が取れるとは限らない、という前提が書かれています。そのため、その場にいる周りの人が読んで分かるように、手伝ってほしいことと、お子さんが自分でできることを書いておく項目です。

この資料に書かれていないこと(区に確認すること)

窓口・電話で聞くことの例

区のページの問合せ先は、新宿区基幹相談支援センター(TEL 03-5273-4302)です。[S1] 次は聞く文の例です。

聞いた日付、相手、答えの内容を、区のページの記載とは別の欄に書いておくと、あとで見返すときに混ざりません。

書き出しのメモの表:様式に書く前に

区のページの3つの項目に沿って、家族で話しあう前に書き出しておくためのメモの表です。この表は本ページが考えた下書きの形で、区の様式そのものではありません。書けたら、区のページにある様式(EXCEL ファイル)の欄へ写してください。

区のページの項目書き出すこと(原文の言葉から)メモ欄
[1]緊急時・災害時に心配なこと本人とのコミュニケーションの方法____
[1]緊急時・災害時に心配なこと体調が優れないときの様子や特別な対応方法____
[1]緊急時・災害時に心配なこと健康維持のため日常的に行う服薬や声かけの方法____
[2]緊急連絡先と期待できる支援について緊急連絡先(複数)と、連絡する優先順位____
[2]緊急連絡先と期待できる支援についてそれぞれの連絡先に実際に期待できる支援(事前に確かめた内容)____
[3]周囲に手伝ってほしいこと想定される緊急の場面で助けてもらいたいこと____
[3]周囲に手伝ってほしいこと本人ができること____
[3]周囲に手伝ってほしいこと注意事項____

「書き出すこと」の列は、区のページの説明の言葉をそのまま並べたものです。1つの欄に書くことは短くし、知らない人が読んでもすぐ分かる言葉にしておくと、区のページの「分かりやすく簡潔に記載します」という書き方に沿います。

確認の順番

クライシスプランは作成が必須ではないので、家庭のペースで準備できます。次の順番は、本ページが考えた一例です。区が別の順番を案内している場合は、区の案内に従ってください。

  1. 区のページの3つの項目を家族で読み、上のメモの表に書き出す。
  2. [2]の緊急連絡先に挙げたい人に、緊急時に頼めることを事前に聞いておく(区のページは「具体的な内容を事前に確認します」と書いています)。
  3. 区のページにある様式(EXCEL ファイル)に写す。
  4. 相談支援専門員と共有する(区のページの書き方)。セルフプランの家庭は、共有する相手を基幹相談支援センターに聞く。
  5. お子さんの様子や連絡先が変わったら書き直す(見直しの時期の目安は、区のページには書かれていません)。

うちの子の場合(例)

以下は、書き方を考えるための架空の例です。実在の家庭や、実際のクライシスプランを紹介するものではありません。

たとえば、児童発達支援に通う4歳のお子さんがいて、大きな音が苦手で、言葉より絵で伝えるほうが分かりやすい家庭の場合を考えます。[1]の項目には、絵を見せると伝わりやすいことや、落ち着くための方法を書く、という読み方になります。[2]の項目には、保護者が連絡を取れないときに連絡する人を複数書き、その人に頼めることを事前に確かめておきます。[3]の項目には、周りの人に手伝ってほしいことと、お子さんが自分でできることを書きます。

書いた内容は、相談支援専門員と共有する、と区のページにあります。この家庭がセルフプランの場合は、誰と共有すればよいかを基幹相談支援センターに確かめます。この例は一つの考え方を示すもので、区の様式の正しい書き方を示すものではありません。

よくある質問

クライシスプランは必ず作らなければいけませんか。

区のページには、「作成は必須ではありません」と書かれています。用意しておくことで、緊急時の対応を円滑に進めることが可能になる、という書き方です。[S1]

障害児支援利用計画とは何が違いますか。

区のページには、障害児通所支援サービスを利用するためには「障害児支援利用計画」の作成が必要で、クライシスプランは、これらの計画とは別に作成する、災害等の緊急事態に備えるためのものと書かれています。[S1]

何を書けばいいですか。

区のページには、[1]緊急時・災害時に心配なこと、[2]緊急連絡先と期待できる支援について、[3]周囲に手伝ってほしいこと、の3つが書かれています。[S1]

書く紙(様式)はありますか。

区のページには、「クライシスプラン(緊急時対応)」の EXCEL 形式のファイルが載っています。[S1]

どこに相談すればいいですか。

区のページの問合せ先は、福祉部 障害者福祉課の新宿区基幹相談支援センター(TEL 03-5273-4302)です。[S1]

公式出典

  1. 新宿区「クライシスプランについて」(最終更新日 2025年7月7日):https://www.city.shinjuku.lg.jp/fukushi/shogai01_002109_00002.html(確認日 2026-10-15)
この記事について:本記事は、子育て・発達に関する一般的な情報の提供を目的としています。内容は学会・職能団体・国の機関が公開している情報にもとづいてまとめていますが、お子さまの発達には個人差があり、すべてのお子さまに当てはまるものではありません。診断や治療に関する判断は、医師などの専門機関にご相談ください。

制度のこと、見学のときに一緒に確認できます

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