まず在籍中学校へ、本人が困る場面と必要と感じる支援を伝えます。新宿区のまなびの教室は、学校と教育委員会の検討を経て利用する特別支援教室です。
ポイントのまとめ
新宿区では「通級を考えたい」と相談するとき、まなびの教室の仕組みを確認します。まなびの教室とは、通常の学級を基盤に特別な指導を受ける特別支援教室です。新宿区立の小中学校全校に設置されています。学校内の教室で、子どもの状態や発達段階に応じた指導を受けます。
区の案内では、通常の学級での学習におおむね参加できること等が対象条件です。具体的な適否は、必要な特別な指導と学校生活の状況を踏まえて検討します。読む、書く、聞く等の困難も、相談時に伝える項目になります。自己判断で対象を決めず、学校へ条件を確認しましょう。
指導では、自分の得意なことや不得意なことを知ること等を扱います。助けを求める方法や、対人関係での解決方法も区が挙げています。教科学習のどこを支援するか、授業で使える工夫は何かを尋ねます。成績だけで支援の目的を決めず、本人の生活の希望とつなげます。
出典:新宿区「まなびの教室(特別支援教室)」2026年4月1日更新。
学校での学び、放課後の生活、福祉の通所支援は、相談の目的を分けて整理します。相談時には、どの時間帯の何を改善したいかを伝えます。学校では授業や学校生活、学童では放課後の生活場面を相談します。福祉の通所支援は、子どもの生活や発達に必要な支援として検討します。
受給者証とは、区が決めた福祉サービスの種類や支給量等を示す証明です。学校の支援と福祉サービスでは、手続きの担当が異なります。学校で支援を相談しながら、通所支援が必要か区へ相談することもできます。家族だけで支援の種類を決めるより、困りごとから整理しましょう。
第一に、本人が困る具体的な活動を担任へ伝えます。授業の切り替え、指示の理解、友人とのやり取りなどを選びます。苦手な活動だけでなく、できている場面を同じメモに記します。相談の目的は、必要な指導を学校と検討することです。
第二に、校内委員会でどのような支援が必要か検討されます。保護者は学校へ、面談で用意する資料を確認します。区は検討時に発達検査の結果も参考にすると案内しています。検査の実施時期、結果の扱い、追加資料の必要性は個別に尋ねます。
第三に、学校が利用を必要と判断した場合、教育委員会へ申請します。その後、就学支援委員会で適否を検討します。承認を経て利用が始まるため、希望した翌日からの開始を前提にしません。進捗は学校の取りまとめ担当へ確認しましょう。
入学予定の場合と、現在在学中の場合は、入口が異なります。入学予定者は区の就学相談を確認します。現在在学中の生徒は、まず在籍校への相談です。次年度入学の通常受付は9月30日までのため、現在は係へ相談方法を尋ねます。
出典:新宿区「令和8年度 特別な支援を必要とするお子さんの就学相談・転学相談」2026年4月1日更新。
福祉の通所支援を検討するときは、新宿区障害者福祉課支援係へ相談します。電話は03-5273-4583です。子どもの状況に応じて保健センター等の窓口も確認します。区の手引の流れは、相談、申請、聞き取り、計画案の提出、支給決定です。受給者証の交付後、事業所と契約して利用を始めます。
申請時は、必要な申請書、本人確認や所得確認の資料を担当へ尋ねます。子どもの状態を伝える資料や計画案の準備方法も確認します。これらは窓口に確認する項目で、全員共通の提出物一覧ではありません。今回読んだ公式資料では、児童向け提出物の完全な一覧は確認できませんでした。相談と申請の日を分けて聞くと、用意する順番が明確になります。
交付までの一律の日数は、今回の公式資料では確認できませんでした。希望開始時期を伝え、調査や計画作成の予定を個別に確認しましょう。学校や学童の開始日から、福祉の決定日を推測せずに確認します。
相談の目的に合う担当と質問を選び、費用の制度は区別して確認します。
表:相談場面と確認先
| 場面 | 相談先 | 伝えること |
|---|---|---|
| 本人が整理すること | 何に困るか、何をできるようにしたいか | 共有してよい範囲を確認 |
| 保護者が準備すること | 家庭の様子、学校との相談歴、手元の資料 | 必要資料は学校へ確認 |
| 学校へ尋ねること | 校内検討の担当、指導目的、申請と開始時期 | 承認を経て利用開始 |
表:児童発達支援と放課後等デイサービス
| 種類 | 主な時期 | 確認すること |
|---|---|---|
| 児童発達支援 | 主に就学前 | 生活や集団参加に必要な支援 |
| 放課後等デイサービス | 主に就学後 | 放課後や休業日の支援内容と対象条件 |
表:障害児通所支援の国の月額上限
| 世帯区分 | 国の負担上限月額 |
|---|---|
| 生活保護受給世帯 | 0円 |
| 区市町村民税非課税世帯 | 0円 |
| 課税世帯・所得割28万円未満 | 4,600円 |
| 上記以外 | 37,200円 |
上限は保護者の属する住民基本台帳の世帯で判断します。年収の概算だけで区分を決めず、受給者証の表示を確認します。
出典:東京都福祉局「障害福祉サービス及び障害児支援の利用者負担」2026年3月23日更新。
国の基本は費用の1割と月額上限を比べ、低い方を負担する仕組みです。新宿区では、令和9年3月末まで対象サービスの課税世帯の負担率を3%に軽減します。手引には放課後等デイサービスも対象として記載されています。国の上限と区の軽減を分け、実際の金額は区と利用先に確認しましょう。
同じ手引には、0〜5歳の児童発達支援等の利用者負担無料が記載されています。児童発達支援で提供された食費の保護者実費負担分も対象です。学童の料金、その他の実費、医療費は、それぞれの制度で確認します。食費の扱いを全国共通の説明だけで決めず、新宿区の制度を照合します。
出典:新宿区「障害者福祉の手引 令和8年版」第6章33〜44ページ。
国の3〜5歳の無償化対象期間は、満3歳後の最初の4月1日から3年間です。これは就学前の対象サービスについての制度です。小中学生の放課後等デイサービスの費用は、上限と区の軽減で確認します。
出典:こども家庭庁「就学前障害児の発達支援の無償化について」対象となるサービスと年齢について。
新宿区の案内では、2025年9月分から0〜2歳の第1子の児童発達支援等も無償化されました。対象は児童発達支援、居宅訪問型児童発達支援等です。対象児童の年度末条件もあるため、誕生日と利用年月を伝えます。この無償化については申請等不要と区が案内しています。
出典:新宿区「障害児通所支援に係る利用者負担の軽減について」2025年9月1日更新。
以下は相談準備の例です。子どもの実際の状況に合わせて項目を選びます。
指示の数、板書の有無、周りの音を記録します。短い指示やメモがあると変わるかを学校に相談します。まなびの教室で何を学び、通常の授業でどう使うかを尋ねます。本人が困る活動を、具体的な授業の例で説明します。
変更を知った時点と、困った活動を分けて伝えます。事前に知らせてもらうと安心するか、本人に聞きます。学校で助けを求める方法を相談し、指導の目標とつなげます。周囲が判断した理由より、本人の体験を大切に整理します。
役割決め、相談、発表のどこで止まるかを整理します。本人が使いやすい伝え方と、成功した場面も添えます。少人数で練習する内容や、学級で活用する方法を学校へ聞きます。目標は、本人が学校生活で役立つ行動として確認します。
利用の名称だけを先に決めたら、本人が望む変化へ戻ります。授業を離れる時間や、学級での説明の仕方も学校へ相談しましょう。本人にどんな説明をするか、保護者と学校で共通の言葉を考えます。
区は原則の指導期間を1年と案内しています。利用開始時には、目標、見直しの時期、終了に向けた確認を学校へ尋ねます。指導時間の長さや曜日などは学校と個別に確認します。まなびの教室での練習が、学級の生活で使えたかも相談していきます。
次の項目を印刷し、分かる欄から記入して使えます。正式な申請書とは別の準備用メモです。
表:保護者の確認メモ
| 項目 | 記入する内容 |
|---|---|
| 子どもの希望 | 楽しみなこと・助けてほしいこと |
| 相談する場面 | 日時・活動・人数・困る条件 |
| 役立つ工夫 | 声かけ・見本・休憩・道具 |
| これまでの相談 | 相談先・日付・確認したこと |
| 今回の質問 | 担当へ確かめたいことを3つ |
| 次の確認 | 連絡先・必要資料・次の面談日 |
原問に沿って、相談先と準備を確かめます。
学校には、本人が困る授業や生活場面、助けがあるとできることを伝えます。まなびの教室の対象条件、指導目的、校内の検討担当、必要な資料を確認しましょう。在学中の相談は学校から校内委員会の検討へ進み、必要に応じて教育委員会へ申請します。承認を経て利用が始まるため、開始までの予定も個別に尋ねます。本人の希望と共有範囲を確認して面談を準備します。
最初は在籍校へ相談します。担任に面談を頼み、校内の相談担当を確認しましょう。区の案内では、校内委員会で必要な支援を検討し、学校が教育委員会へ申請します。就学支援委員会の承認を経て利用が始まります。家庭で気づいた場面と本人の希望をメモにし、資料や開始までの確認事項を学校の担当へ尋ねると準備できます。相談した日も控えに残します。
区は、校内委員会の検討で発達検査の結果も参考にすると案内しています。手元に結果がある場合は、検査名と実施時期を学校へ伝えます。新たな検査が必要か、どこへ提出するか、共有する範囲は個別に確認しましょう。検査結果だけで結論を決めず、学校生活で困ることと助けになる工夫も一緒に整理すると、必要な指導の検討に役立ちます。
区は、自分の得意不得意を理解することや、対人関係の方法等を挙げています。気持ちを整理し、援助を求めるなどの方法も扱います。本人が困っている授業や生活場面にどうつながるかを学校へ尋ねましょう。目標を具体的な行動として相談すると、通常の学級での活用も確認できます。指導内容や曜日、時間は、本人の状態に応じて学校と確認します。
まなびの教室は、在籍校から教育委員会へつながる学校の支援です。放課後等デイサービスは、福祉の通所支援として区の申請等を確認します。相談目的、対象、担当、費用を分けて整理しましょう。両方を検討するときも、同じ困りごとのメモを使いながら、それぞれに必要な手続きと資料を尋ねます。学校での承認と福祉の支給決定は別に確認します。
学校・区・都の窓口は、確認する内容で使い分けます。
支援先は、区の指定障害児相談支援事業所一覧などの公的資料から調べます。障害児支援利用計画とは、生活上の希望と必要なサービスを整理する計画です。指定障害児相談支援事業所の相談支援専門員が作成します。保護者等が作るセルフプランを提出する選択肢も区が案内しています。
新宿区基幹相談支援センターは03-5273-4302です。区の計画案内ページには、令和8年7月現在の指定事業所一覧があります。相談支援の一覧と、通所支援を提供する事業所の一覧は区別します。放課後等デイサービスを調べたいと伝え、最新の公的な探し先を尋ねます。候補の対象年齢、支援内容、空き、送迎等は個別に確認します。
出典:新宿区「サービス等利用計画・障害児支援利用計画について」2026年7月1日更新。
子ども総合センターは、家庭の子育ての相談と発達の相談をつなぐ区の拠点です。発達相談は、児童発達支援センター「あいあい」の専用電話へ相談できます。電話は03-6273-8701です。月〜金は8時30分〜18時、土は8時30分〜17時です。来所相談は予約制です。年齢と相談目的を伝え、対応する窓口を確認しましょう。
出典:新宿区「子ども総合センター 児童発達支援センター 愛称あいあい」2026年9月4日更新。
都の専門的な相談先は、東京都発達障害者支援センターです。18歳未満は「こどもTOSCA」の対象です。電話03-6413-0231、受付は平日9時〜17時です。土日祝日と年末年始を除き、予約して相談します。学校内の手続きや区の支給決定は、それぞれの担当へ確認します。
出典:東京都福祉局「東京都発達障害者支援センター」2026年4月23日更新。
学校の支援や就学相談の問い合わせは、教育支援課特別支援教育係へ確認します。電話03-3232-3074、平日8時30分〜17時、祝日を除きます。区の福祉窓口の受付時間は、訪問前に担当へ確認してください。今回読んだ手引では、支援係の個別受付時間は確認できませんでした。
公的な検索先として、福祉医療機構の障害福祉サービス等情報検索があります。住所に新宿区を入れ、サービスの種類を確認して候補を調べます。所在地だけでなく、サービス提供地域も確認できます。対象年齢や空き、必要な支援への対応は、候補ごとに確認しましょう。
出典:独立行政法人福祉医療機構「障害福祉サービス事業所検索」。
出典は各節に正式名称を記しました。以下の公式資料で、手続きと対象条件を確かめられます。
受給者証と就学相談は、それぞれの制度を詳しく確かめられます。
最終確認日:2026年10月12日。相談内容、利用条件、受付は最新の公式案内と担当窓口で確認してください。
のびのび発達ラボを運営する児童発達支援てらぴぁぽけっと早稲田教室(東京都新宿区・都電早稲田駅徒歩1分)では、受給者証の申請や利用料のしくみについても、見学・ご相談の際にご案内しています。手続きが不安な段階からお声がけいただけます。見学・ご相談は、診断の有無に関わらず承ります。