発達を指摘されたあと、鳥取市で最初にすることはひとつだけです。いくつもの窓口を回る必要はありません。
この記事には、そのあとに必要になる手続きを、順番に並べてあります。今日ぜんぶを読む必要はありません。今いるところだけ読んでください。
児童発達支援、医療型児童発達支援、放課後等デイサービス、保育所等訪問支援などを利用するには、市が発行する受給者証が必要です。鳥取市でこの受給者証を発行しているのは障がい福祉課で、市役所本庁舎(幸町71番地)1階の「福祉総合窓口」の中にあります。電話は自立支援係 0857-30-8218(0857-30-8454)です。
発達の相談をする「こども発達支援センター」は駅南庁舎(富安二丁目)1階で、建物が違います。相談と受給者証で行き先が分かれるので、電話をかける前に用件を確かめてください。
市の「福祉のてびき」は、障がいのある人のための福祉サービス(障害児通所給付を含む章)の問い合わせ先として、障がい福祉課 自立支援係と各総合支所市民福祉課の両方を挙げています。鳥取市は合併により市域が広く、国府・福部・河原・用瀬・佐治・気高・鹿野・青谷の8つの総合支所があります。
サービスを使うときはサービス等利用計画が必要です。市が指定した相談支援事業所の相談支援専門員が保護者と一緒に作りますが、保護者が自分で作るセルフプランも選べます。市は「計画の作成は無料です。費用はかかりません」と案内しています(自宅等を訪問する際の交通費の負担が必要になる場合があります)。
費用は1割の定率負担で、所得に応じた月額上限が設定されます。ただし負担上限月額の区分と金額を載せたページは、鳥取市の公式サイトの中に見つけられませんでした。就学前の児童発達支援の無償化についても、市の幼児教育・保育の無償化のページには記載がありません。金額は障がい福祉課 自立支援係(0857-30-8218)にお確かめください。
| 用件 | 窓口・電話番号 |
|---|---|
| 受給者証の発行・障害児通所給付費の申請 | 障がい福祉課 自立支援係(本庁舎1階 福祉総合窓口)0857-30-8218 |
| 発達の相談・療育の相談 | こども発達支援センター 発達支援係(駅南庁舎1階)0857-30-8561 |
| 就学・教育の相談 | こども発達支援センター 特別支援教育係(駅南庁舎1階)0857-30-8562 |
| 障害児福祉手当・特別児童扶養手当 | 障がい福祉課 障がい者福祉係(本庁舎1階)0857-30-8217 |
| 乳幼児健診・子育ての相談 | こども家庭センター 子育て支援係(駅南庁舎1階)0857-30-8587 |
申請書などの様式は市ホームページの「障がい者福祉に関する各種様式」にまとまっており、児童福祉法関係として「障害児通所サービスの様式」の区分があります。
出典:令和8年度 こどもの発達支援のための社会資源ガイドをご活用ください(2025年10月20日 更新)/令和8年度版 こどもの発達支援のための社会資源ガイド(PDF・鳥取市障がい福祉課の担当業務)/障がい福祉サービスの利用までの流れについて(障がい福祉課)(2025年10月20日 更新)/鳥取市福祉のてびき(令和6年度改訂版)全体版 PDF/障がい者福祉に関する各種様式(障害児通所サービスの様式)(2025年10月20日 更新)/鳥取市役所本庁舎のご案内(1階 福祉総合窓口)(2026年7月29日 更新)/窓口受付時間の短縮を試行実施します(2026年6月30日 更新)/総合支所 市民福祉課窓口について(2025年10月20日 更新)
発達の相談の入口は鳥取市こども発達支援センター(愛称「あいぽっぽ」)です。〒680-0845 鳥取市富安二丁目138番地4(市役所駅南庁舎1階)、電話 0857-30-8561(発達支援係)、ファクス 0857-20-0144。相談日時は月曜日から金曜日(土日・祝日・年末年始は休み)の午前8時30分から午後5時15分です。
対象は発達上の困難を抱える満18歳未満のお子さんと保護者で、相談は無料、予約・登録は要りません。市はまず電話と案内しています。電話で相談を受け、希望があれば面接相談の予約を取り、その後は継続支援に進みます。
相談に応じるのは発達支援コーディネーター、心理相談員、就学相談員、保育士、教諭、保健師などの多職種のスタッフです。継続相談では、園や学校との情報共有や訪問、心理相談や個別の発達検査を行いながら支援を考えます。
市が行っている無料の療育の場もあります(下の表)。親子通所療育「らっこクラス」は2歳から3歳のお子さんと保護者が対象で、週1回(水曜日または木曜日)の午前に、鳥取市役所駅南庁舎1階や湖山西地区公民館などで行います。小集団療育「いるかクラス」は概ね5歳以上(年中児・年長児)が対象で、月1回木曜日の午後3時15分から4時30分、児童発達支援センター若草学園で行います。親の集い「いっぽいっぽ」は発達が気になる18歳までのお子さんの保護者の集いで、不定期開催です。いずれも申し込みはこども発達支援センター(0857-30-8561)です。
鳥取市立若草学園(児童発達支援センター、鳥取市湖山町西一丁目516、電話 0857-28-1233、定員30名)もあります。通園のほか、発達が気になるお子さんの外来療育「コアラ教室」、訪問療育等指導事業、日中一時支援事業を行っています。利用を希望する場合は若草学園に直接申し込みます。
| 市が行う無料の療育・集い | 対象と場所 |
|---|---|
| 親子通所療育「らっこクラス」 | 2歳から3歳のお子さんと保護者/週1回(水曜日または木曜日)の午前/駅南庁舎1階・湖山西地区公民館等/定員10から12組 |
| 小集団療育「いるかクラス」 | 概ね5歳以上(年中児・年長児)/月1回 木曜日 午後3時15分から4時30分/若草学園/1グループ親子5から6組(年間4グループ) |
| 親の集い「いっぽいっぽ」 | 発達が気になる18歳までのお子さんの保護者/不定期(日時は電話で確認)/駅南庁舎1階 健診ホール |
| 親子教室「ふれあい学級(りす組)」 | 健診等で紹介のあった概ね1歳6か月から3歳前後のお子さんと保護者/駅南庁舎1階 健診ホール/こども家庭センター 子育て支援係 0857-30-8587 |
こども発達支援センターには医師の配置についての記載がなく、市のページで案内しているのは相談・療育・就学支援です。診断を希望する場合の医療機関は「こどもの発達支援のための社会資源ガイド」に一覧が載っています。
出典:発達相談のご案内(こども発達支援センター)(2025年10月20日 更新)/こども発達支援センター あいぽっぽ ご利用の流れ(2025年10月20日 更新)/療育等相談のご案内(らっこクラス・いるかクラス・いっぽいっぽ)(2025年10月20日 更新)/児童発達支援センター若草学園のご案内(2025年10月20日 更新)/令和8年度版 こどもの発達支援のための社会資源ガイド(PDF)
就学の相談先もこども発達支援センターです。ただし係が変わり、特別支援教育係 0857-30-8562(駅南庁舎1階、鳥取市富安二丁目138-4)が担当します。教育委員会ではありません。
市は「就学に関する教育相談」として、就学・学校生活・学習・特別支援教育に関する相談を受けています。申し込みは電話です。在籍している園を通して申し込むこともできます。相談担当者が面談の日程を調整し、相談後にお子さんの様子を見に在籍園へ出かけることもあります。相談の中で、就学移行支援会議・フォロー会議・支援会議に保護者と一緒に参加したり、学校見学に同行したりもします。
特別支援学校や特別支援学級への就学を希望する場合は、「鳥取市教育支援委員会」に提出する資料が必要です。市の手引き「育ちをつなぐ」によると、8月から9月に資料を作成します。保護者が用意するのは保護者の意見書、観察票B様式、主治医の診断書で、診断書は8月末をめどに作成されるよう、余裕をもって医療機関に依頼するよう案内されています。園は申請書・観察票・個人調査書を用意します(様式は各園に配布)。
鳥取市教育支援委員会は10月下旬から11月末までに開かれ、判定通知は12月上旬に発送されます。10月1日付で学齢簿が作られ、就学時健康診断の結果を参考にしながら就学先を話し合い、2月上旬に就学通知(特別支援学級の場合は入級通知も)が届きます。
通級指導教室もあります。発達障がい通級指導教室は「ひびきの教室」、言語障がい通級指導教室は「ことばの教室」と呼ばれています。就学前(年長児)向けには、小学校での活動を少人数で体験する「にじのきょうしつ」(9月から2月の金曜日、月1・2回、鳥取市役所駅南庁舎、無料)があり、入級は所属園と一緒に検討します。
市の就学相談の案内には申込みの締切が示されていません。ただし特別支援学校・特別支援学級を希望する場合は8月から9月の資料作成に間に合う必要があるため、市は「小学校入学に向けて、何でもお気軽に」と早めの相談をすすめています。
出典:就学・教育相談のご案内(こども発達支援センター 特別支援教育係)(2025年10月20日 更新)/就学相談の案内(PDF)/就学移行支援の手引き「育ちをつなぐ」(PDF)/就学前の健康診断を実施します(学校保健給食課)(2026年9月1日 更新)
乳幼児健診の担当はこども家庭センター 子育て支援係(駅南庁舎1階)電話 0857-30-8587です。乳幼児健診・歯科・発育発達の問い合わせ用の番号として0857-30-8585も案内されています。
鳥取市の乳幼児健診は集団健診と医療機関健診に分かれています。6か月児・1歳6か月児・2歳児歯科・3歳児は各保健センターでの集団健診で、個人通知が該当者に1か月前くらいに届きます。1か月児・3から4か月児・9から10か月児は医療機関健診で個人通知はなく、受診票を使って医療機関に直接予約します。
集団健診の会場は鳥取市役所駅南庁舎・用瀬保健センター・気高保健センターの3か所で、お子さんの生まれ月によって受ける日と会場が決まります。会場の混雑を避けるため、受付時間が指定されることがあります。届いた「健診のお知らせ」を確認してから出かけてください。
5歳児健診は、鳥取市の乳幼児健診の一覧にありません。年中児・年長児の時期に発達が気になるときは、こども発達支援センター(0857-30-8561)の発達相談や、小集団療育「いるかクラス」、就学相談が受け皿になります。
国府地域には鳥取東保健センター(国府町総合支所内、電話 0857-30-8659)があり、母子健康手帳の交付、乳幼児健診、育児相談、予防接種などを扱っています。
| 健診 | 受け方 |
|---|---|
| 1か月児健診 | 医療機関。受診票を使い要予約。受診票はおやこ健康手帳の交付時に渡されます |
| 3から4か月児健診 | 医療機関。受診票を使い要予約。受診票は赤ちゃん訪問時に渡されます |
| 6か月児健診(6から8か月) | 集団健診。絵本の読み聞かせ・問診・身体計測・小児科診察・育児相談・栄養相談。ブックスタートで絵本2冊 |
| 9から10か月児健診 | 医療機関。受診票を使い要予約。受診票は6か月児健診のときに渡されます |
| 1歳6か月児健診 | 集団健診。問診・身体計測・小児科診察・歯科健診と相談・フッ化物塗布(希望者)・栄養相談・育児相談。ことばやしつけ、心理面の相談もあります |
| 2歳児歯科健診(2歳を迎えたお子さん) | 集団健診。歯科診察・歯科相談・フッ化物塗布(希望者) |
| 3歳児健診(3歳から3歳2か月) | 集団健診。問診・身体計測・小児科診察・歯科健診と相談・栄養相談・尿検査・器械による視力検査・育児相談 |
1歳6か月児健診は対象の月齢が見直された経緯があり、市のページによって表記に幅があります。実際に受ける時期は、健診予定日の1か月前ころに届く個人通知で確認してください。
出典:乳幼児健診の制度等のご案内(こども家庭センター 子育て支援係)(2026年4月21日 更新)/乳幼児健康診査及び2歳児歯科健診(フッ化物塗布)のご案内(年間日程のPDF)(2026年4月21日 更新)/3歳児健康診査(2025年10月20日 更新)/令和8年度 3歳児健康診査 予定表(PDF・会場と対象の生まれ月)/子育て相談のお問い合わせ先(用件ごとの電話番号)(2026年4月17日 更新)/国府町総合支所及び公共施設等の電話番号(鳥取東保健センター)(2025年10月20日 更新)
手当の窓口は障がい福祉課(本庁舎1階)です。同じ課でも係と番号が違います。市の「福祉のてびき」は、手当に関する問い合わせ先として障がい者福祉係 0857-30-8217(0857-30-8455)を挙げています。一方、市ホームページの手当のページに載っている問い合わせ先は自立支援係 0857-30-8218です。受給者証など障がい福祉サービスの手続きは自立支援係です。
20歳未満のお子さんに関わる手当は障害児福祉手当と特別児童扶養手当です(下の表)。いずれも所得制限があり、年金を受けることができる児童や施設に入所中の児童は対象になりません。
このほか心身障害者扶養共済があります。3級以上の身体障がいのある方、知的障がいのある方、精神障がいのある方を扶養している65歳未満で健康な方が加入でき、掛金は1口につき月額9,300円から23,300円(年齢による)、年金は1口につき月額20,000円です。市は掛金の10分の5から10分の1を助成しています。
| 手当 | 月額と支給月 |
|---|---|
| 障害児福祉手当(20歳未満の重度障がいのある児童) | 16,560円(2月・5月・8月・11月に支給) |
| 特別児童扶養手当 1級(20歳未満の障がいのある児童の養育者) | 58,450円(4月・8月・11月に支給) |
| 特別児童扶養手当 2級(20歳未満の障がいのある児童の養育者) | 38,930円(4月・8月・11月に支給) |
| 特別障害者手当(20歳以上の重度障がいのある方) | 30,450円(2月・5月・8月・11月に支給) |
障害児福祉手当は「日常生活において常時介護を必要とする20歳未満の重度障がいのある児童」、特別児童扶養手当は「日常生活において介護を必要とする20歳未満の障がいのある児童を養育している人」が対象です。
出典:障がいのある方への手当、年金等について(障がい福祉課)(2025年10月20日 更新)/鳥取市福祉のてびき(令和6年度改訂版)全体版 PDF(9 手当・年金等について)/福祉のてびきを公開しています(2025年12月15日 更新)/国府町総合支所及び公共施設等の電話番号(用件と番号の案内)(2025年10月20日 更新)
鳥取市には「鳥取市こども家庭センター」があります。健康こども部こども家庭局に置かれた組織で、場所は市役所駅南庁舎1階(〒680-0845 鳥取市富安二丁目138番地4)です。同じフロアにこども未来課、幼児保育課、こども発達支援センターも入っています。
用件によって係と電話番号が分かれます(下の表)。母子保健と乳幼児健診は子育て支援係、児童相談・児童虐待は児童相談係、家庭・女性相談は家庭相談係です。
センターの中に「こそだてらす」という総合相談窓口があります。専任の助産師を置き、すべての妊婦さんと面接・相談を行うほか、おやこ健康手帳(母子健康手帳)の交付窓口でもあります。乳幼児の成長・発達の相談、離乳食・幼児食の相談、身体計測などにも応じ、授乳室もあります。相談できる時間は月曜日から金曜日(祝日、年末年始を除く)の午前8時30分から午後5時15分です。
子育て相談ダイヤルは 0857-36-0505(こそだてらす)で、専任の相談員が子育ての不安や悩みの相談を受けます。受付は月曜日から金曜日の午前8時30分から午後5時15分です。
「鳥取市こども計画」では、利用者支援事業の一つとしてこども家庭センターを令和7年度から令和11年度まで市内1か所で確保するとしています。
| 係・窓口 | 主な内容と電話番号 |
|---|---|
| 子育て支援係/こそだてらす | 母子健康手帳の交付、妊産婦相談、産後の相談、乳幼児健診、育児相談、親子教室(ふれあい学級) 0857-30-8587 |
| 児童相談係 | 児童相談、児童虐待に関する通告・相談、里親制度、子育て短期支援事業 0857-20-0122 |
| 家庭相談係 | 家庭相談、女性相談 0857-30-8588 |
| 子育て相談ダイヤル | 子育ての不安や悩みの相談、子育て支援に関する情報提供 0857-36-0505 |
こども家庭センターは母子保健と児童福祉の両方を扱っていますが、児童福祉法上の設置の根拠や設置年月を示すページは、鳥取市の公式サイトの中に見つけられませんでした。
出典:こども家庭センター(組織のページ)/こそだてらすのご案内(こども家庭センター 子育て支援係)(2025年10月20日 更新)/子育て相談ダイヤル(2025年10月20日 更新)/子どもを守る(こども家庭センター 児童相談係)(2025年10月20日 更新)/鳥取市こども計画を策定しました(PDF:利用者支援事業 こども家庭センター)(2025年3月28日 更新)/鳥取市福祉のてびき(令和6年度改訂版)全体版 PDF(係ごとの電話番号)
ここは全国どこでも同じです。児童福祉法は、通所給付決定を行うのは保護者が住んでいる市町村だと定めています(第21条の5の5ほか)。
事業所が別の市区町村にあっても、使えます。「事業所の所在地の市区町村でなければならない」という決まりは、条文にはありません。
ただし、支給量の決め方や面接の進め方は市区町村ごとに違います。決めるのは、お住まいの窓口です。
手ぶらで行っても相談はできます。ただ、次のものがあると話が早く進みます。
①から⑥までにかかる期間は、市区町村と時期によって違います。数週間で進むこともあれば、数か月かかることもあります。急ぐ事情があるときは、最初の相談でそう伝えてください。
発達障害者支援法 第2条は、発達障害を「自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能の障害であってその症状が通常低年齢において発現するもの」と定めています。
これは法律の定義であって、医学の診断基準とは別のものです。また、支援を受けるために診断名が必ず要る、とは条文に書かれていません。
※上記の出典は2026年9月9日に閲覧して内容を確認しました。各団体の記載は更新される場合があります。最新の情報は各サイトでご確認ください。
のびのび発達ラボを運営する児童発達支援てらぴぁぽけっと早稲田教室(東京都新宿区・早稲田駅徒歩1分)では、受給者証の申請や利用料のしくみについても、見学・ご相談の際にご案内しています。手続きが不安な段階からお声がけいただけます。見学・ご相談は、診断の有無に関わらず承ります。