結論から——静岡市で、まず電話をかける先
発達を指摘されたあと、静岡市で最初にすることはひとつだけです。いくつもの窓口を回る必要はありません。
最初の一本
お住まいの区の「区役所 健康支援課(こども家庭センター)」に電話をしてください。静岡市は
2026年(令和8年)5月7日に相談の入口を変え、9か所の保健福祉センターに分かれていた保健師を葵・駿河・清水の
3つの区役所に集めました。発育・発達についての育児相談はここで受けます。受給者証の申請は、同じ区の
福祉事務所 障害者支援課 給付係で、窓口も電話番号も別です。
静岡市の窓口の情報は、3つのページに分けています。今日ぜんぶを読む必要はありません。知りたいことが載っているページだけ開いてください。
発達の相談は、どこにするのか(静岡市)
静岡市は2026年(令和8年)5月7日から、保健と福祉の相談を区役所に集めました。9か所あった保健福祉センターの保健師を3つの区役所に集約し、各区役所の「健康支援課(こども家庭センター)」が発育・発達についての育児相談を受けます。地区担当の保健師がいます。
発達障がいにしぼった専門の相談先として、市は静岡市発達障害者支援センター「きらり」(駿河区曲金5-3-30/054-285-1124)を置いています。
ことばやコミュニケーションが気になる就学前のお子さんには、教育委員会が幼児言語教室を市内6か所に置いていて、就学前の様子や対応について相談できます。
- 静岡市発達障害者支援センター「きらり」 駿河区曲金5-3-30/054-285-1124
- 幼児の特別支援に関する相談 全区相談担当(特別支援教育センター内・葵区一番町50番地 番町複合施設3階)/054-275-1500(受付 午前9時00分から午後4時00分)
- 静岡市児童相談所 相談係 葵区堤町914-417/054-275-2871(子どもの発達の悩み等の相談を扱います)
- 幼児言語教室(年少・年中・年長)=特別支援教育センター内 054-252-3595/麻機小学校内 054-245-0767/南部小学校内 054-283-1511/川原小学校内 054-259-5922/清水浜田小学校内 054-353-6197/清水袖師小学校内 054-367-7140
| お住まいの区 | 育児相談(発育・発達)の窓口と電話 |
| 葵区 | 静岡市葵区役所健康支援課(葵区追手町5番1号) 054-221-5047 |
| 駿河区 | 静岡市駿河区役所健康支援課(駿河区南八幡町10番40号) 054-204-3811 |
| 清水区 | 静岡市清水区役所健康支援課(清水区旭町6番8号) 054-348-7711 |
「保健福祉センター」を探しても、もうありません
2026年5月7日より前は、城東・南部・清水などの
保健福祉センターが相談先でした。今は
相談は区役所の健康支援課、
幼児健診は各区1か所の保健センター(城東・南部・清水)に分かれています。手元の古い案内やチラシに保健福祉センターの名前と電話が載っていることがあるので、電話をかける前に確かめてください。
静岡市は「発達と成長を記録するサポートファイル」を作っています。様式A(プロフィール)から様式D(成人期)まであり、乳幼児健診や母子健康手帳と一緒に使うと、進学や窓口が変わっても引き継ぎやすくなります。冊子の問い合わせ先は「きらり」(054-285-1124)で、様式は市のページからダウンロードできます。
出典:静岡市 乳幼児健康相談(2026年4月1日 更新)/静岡市 保健福祉サービスの提供体制の改善(2026年5月7日 更新)/静岡市 特別支援の相談をしたいとき(2025年6月13日 更新)/静岡市幼児言語教室(2026年2月17日 更新)/静岡市 発達と成長を記録するサポートファイル(2026年6月11日 更新)/こども未来局 児童相談所(2026年4月9日 更新)
こども家庭センター(静岡市)
静岡市のこども家庭センターは、独立した建物ではなく、区役所の中の課につけられた名前です。2026年(令和8年)5月7日から、各区の「福祉事務所 子育て支援課(こども家庭センター)」と「区役所 健康支援課(こども家庭センター)」の2つが、その役割を担っています。
母子保健(健康や子育てのこと)と児童福祉(入園手続きや経済的なこと)の相談が、これまでは保健福祉センターと区役所に分かれていましたが、区役所内のこども家庭センターで同時にできるようになりました。すべての妊産婦・子育て世帯・子どもに対し、出生前から子育て期にかかる切れ目のない支援を行うと示されています。
- 子育て支援課(こども家庭センター)は入園係・給付係・こども家庭支援係の3つに分かれ、妊娠や出産、子育てに関する相談はこども家庭支援係が扱います
- 区役所健康支援課(こども家庭センター)の中で、幼児を担当するのは「地域保健第2係」です(葵 054-221-5048/駿河 054-204-3812/清水 054-348-7713)。健診などをとおして発育発達の状況を確認し、特性に合わせた育児支援を行うと示されています
- 外出が難しい方、相談に出向くのがためらわれる方には、保健師と福祉職が一緒に自宅を訪問する形も用意されています
- 健康相談や各種申請は、市内9か所の健康相談窓口(城東・東部・北部・藁科・南部・長田・大里・清水・蒲原)でも受けられます
| お住まいの区 | 子育て支援課(こども家庭センター)こども家庭支援係 |
| 葵区 | 葵区追手町5-1 静岡庁舎新館2階 054-221-1096 |
| 駿河区 | 駿河区南八幡町10-40 駿河区役所3階 054-287-8675 |
| 清水区 | 清水区旭町6-8 清水区役所3階 054-354-2429 |
母子健康手帳の交付は事前予約制になりました
母子健康手帳は
各区役所 健康支援課(こども家庭センター)で交付し、保健師が個別に面談して直接渡します。その場で入園などの福祉サービスの相談もできます。
申請は専用予約フォームからの事前予約制で、予約フォームは「妊娠届出書」に載っている2次元コードから開けます。予約した方には駐車場の順番待ちが無いよう案内されます。
区役所には個室の相談室が用意され、周囲に気兼ねなく相談できるよう配慮すると説明されています。
出典:静岡市 保健福祉サービスの提供体制の改善(2026年5月7日 更新)/葵区役所 葵福祉事務所 子育て支援課(2026年4月1日 更新)/駿河区役所 駿河福祉事務所 子育て支援課(2026年4月16日 更新)/清水区役所 清水福祉事務所 子育て支援課(2026年4月16日 更新)/葵区役所 健康支援課(2026年5月7日 更新)
相談の前に、用意しておくとよいもの
手ぶらで行っても相談はできます。ただ、次のものがあると話が早く進みます。
- 母子健康手帳——健診での指摘は、たいていここに書かれています
- 健診で渡された紙——「要経過観察」「要紹介」などの判定が書かれていることがあります
- 気になっていることを3つだけ書いたメモ——全部言おうとすると、かえって伝わりません
- いつごろから気になったか——月単位でかまいません
- 園や学校で言われたこと——連絡帳の写しがあれば、そのまま持って行けます
メモの書き方
「言葉が遅い」ではなく、
「2歳半で、単語は10個くらい。二語文は出ていない」のように、
数と場面で書くと、相手に正確に伝わります。
相談の場で聞かれることと、その理由は発達相談で聞かれることに、申請までに整理しておくと話が早いことは受給者証申請の準備チェックリストにまとめています。
相談したあと、どう進むのか
- 相談——話を聞いてもらいます。ここで終わることもあります
- 発達の確認——必要に応じて、発達検査や医師の診察に進みます
- 受給者証の申請——支援を使うと決めたら、住んでいる市区町村に申請します
- 面接・調査——市区町村の担当者が、状況と必要な量を確かめます
- 受給者証の交付——支給量(月に何日使えるか)が書かれて届きます
- 事業所と契約——見学して選び、契約して利用が始まります
①から⑥までにかかる期間は、市区町村と時期によって違います。数週間で進むこともあれば、数か月かかることもあります。急ぐ事情があるときは、最初の相談でそう伝えてください。
「発達障害」という言葉について
発達障害者支援法 第2条は、発達障害を「自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能の障害であってその症状が通常低年齢において発現するもの」と定めています。
これは法律の定義であって、医学の診断基準とは別のものです。また、支援を受けるために診断名が必ず要る、とは条文に書かれていません。
大切なこと
指摘を受けたことは、
お子さんに何かが足りない、という意味ではありません。早く分かれば、早く合う関わり方が見つかる、というだけのことです。
静岡県のほかのページ
静岡県全体の相談先(発達障害者支援センターなど)は静岡県のページにまとめています。
静岡県内で、同じ形式でまとめている市区町村です。富士市 浜松市
ほかの市区町村は手続き・制度の一覧から探せます。
この記事で書かないこと
- 診断はしません。この記事は制度と窓口の案内です
- どの事業所がよいか、順位は付けません。選ぶのは保護者の方です
- ここに書いた事実は、2026-09-09 時点で静岡市の公式サイトに載っていたものです。制度も窓口も変わります。動く前に、必ず公式ページか電話でお確かめください
出典
※上記の出典は2026年9月9日に閲覧して内容を確認しました。各団体の記載は更新される場合があります。最新の情報は各サイトでご確認ください。
よくあるご質問
静岡市は区がいくつありますか。窓口は区ごとに分かれますか。
葵区・駿河区・清水区の3区です。発達の相談も、受給者証の申請も、手当も、すべてお住まいの区の窓口で扱います。市役所での一括受付ではありません。
「保健福祉センターに相談を」と書かれた案内を持っています。どこへ行けばよいですか。
2026年(令和8年)5月7日に変わりました。相談は各区役所の健康支援課(こども家庭センター)、1歳6か月児健診と3歳児健診は各区1か所の保健センター(城東・南部・清水)です。古い案内に載っている保健福祉センターの電話は、かける前に確かめてください。
同じ「障害者支援課」なのに、ページによって電話番号が違うのはなぜですか。
係が違うためです。受給者証は給付係(葵 054-221-1589/駿河 054-287-8690/清水 054-354-2168)、手当や療育手帳は支援係(葵 054-221-1099/駿河 054-202-5818/清水 054-354-2106)です。区役所健康支援課も、育児相談・幼児担当・管理係で番号が分かれています。
受給者証がないと、相談もできませんか?
いいえ。相談は受給者証がなくてもできます。受給者証が必要になるのは、児童発達支援や放課後等デイサービスを実際に使うときです。
診断名がないと、支援は受けられませんか?
診断名が必ず要る、とは児童福祉法の条文に書かれていません。実際の運用は市区町村によって違うため、窓口でお確かめください。
相談したら、必ず何かをすることになりますか?
いいえ。話を聞いて終わりにしてもかまいません。相談したことが記録に残って不利になる、ということもありません。
こども家庭センターは、どの市区町村にもありますか?
児童福祉法 第10条の2 は「市町村は、こども家庭センターの設置に努めなければならない」と定めています。設置は努力義務で、名前や置き方は市区町村によって違います。このページの「こども家庭センター」の節で、お住まいの市区町村のようすを確かめてください。
都道府県の発達障害者支援センターにも相談できますか?
発達障害者支援法 第14条は、都道府県知事が発達障害者支援センターに、発達障害のある人とその家族などからの相談に専門的に応じ、情報の提供や助言を行う業務を行わせる(または自ら行う)と定めています。市区町村の窓口とあわせて使えます。
この記事について:本記事は、子育て・発達に関する一般的な情報の提供を目的としています。内容は学会・職能団体・国の機関が公開している情報にもとづいてまとめていますが、お子さまの発達には個人差があり、すべてのお子さまに当てはまるものではありません。診断や治療に関する判断は、医師などの専門機関にご相談ください。
制度のこと、見学のときに一緒に確認できます
のびのび発達ラボを運営する児童発達支援てらぴぁぽけっと早稲田教室(東京都新宿区・都電早稲田駅徒歩1分)では、受給者証の申請や利用料のしくみについても、見学・ご相談の際にご案内しています。手続きが不安な段階からお声がけいただけます。見学・ご相談は、診断の有無に関わらず承ります。