結論から——さいたま市で、まず電話をかける先
発達を指摘されたあと、さいたま市で最初にすることはひとつだけです。いくつもの窓口を回る必要はありません。
最初の一本
お住まいの区を担当する「療育センター」の相談窓口に電話をしてください。さいたま市の療育センターは
ひまわり学園・さくら草・ひなぎくの3館で、運動や精神の発達に心配のあるお子さん(主に就学前)の受診の相談・診療・検査・療育を行い、
担当する区が決まっています(下の表)。まずケースワーカーがお話を伺います。受給者証の申請は、そのあとで区役所支援課へ行います。
さいたま市の窓口の情報は、3つのページに分けています。今日ぜんぶを読む必要はありません。知りたいことが載っているページだけ開いてください。
発達の相談は、どこにするのか(さいたま市)
さいたま市の発達の相談は、主に就学前のお子さんについて「療育センター」3館が受けます。運動や精神の発達に心配のある児童に対して、受診の相談・診療・検査・療育を行う施設で、担当する区が決まっています。
受診はすべて予約制です。医療機関からの紹介状がなくても、まず電話でケースワーカーに相談できます。開庁は月曜日から金曜日(祝祭日を除く)8時30分から17時15分です。
- さいたま市発達障害者支援センター(中央区鈴谷7-5-7 さいたま市障害者総合支援センター内1階/048-859-7422)——電話での相談は全年齢が対象、来所での相談は18歳以上の方が対象で予約制です。開室は9時から17時(土日祝・年末年始を除く)。診断・心理検査・療育・訓練は行っていません
- 各区役所保健センター——子どもの発育・発達・育児の相談に、保健師・管理栄養士・歯科衛生士が応じます
- なんでも子ども相談窓口(子ども家庭総合センター「あいぱれっと」/048-762-7757)——おおむね15歳までのお子さんとご家族が対象。水曜日が休みで、土日祝は開いています(月・火・木・金は9時〜18時30分、土日祝は9時〜16時30分)
- 児童相談所——18歳未満の療育・しつけ・発達の遅れなどの相談
| 療育センター(所在地・相談窓口の電話) | 主に担当する区 |
総合療育センターひまわり学園 西区三橋6-1587 048-622-1218 | 西区・北区・大宮区・見沼区・中央区 |
療育センターさくら草 桜区田島2-16-2 048-710-5811 | 中央区・桜区・浦和区・南区・緑区 |
療育センターひなぎく 岩槻区府内1-8-1 048-796-7013(代表) | 見沼区・緑区・岩槻区 |
3つの区は、2館にまたがっています
さいたま市の書き方は
「主に、〇〇区にお住まいの方」です。
中央区はひまわり学園とさくら草、
見沼区はひまわり学園とひなぎく、
緑区はさくら草とひなぎくの、どちらにも挙がっています。迷ったら通いやすい方へ電話してかまいません。
🔴 療育センターひなぎくの相談窓口の直通番号は、さいたま市のページによって048-796-7019(ひまわり学園 概要ページ)と048-796-7079(ひなぎくのご案内)に分かれています。どちらか分からないときは代表の 048-796-7013 にかけてください。
出典:さいたま市 総合療育センターひまわり学園 概要 <ご利用にあたって>(2026年7月3日 更新)/さいたま市 成長、発達で気になることを相談したいとき(2023年8月8日 更新)/さいたま市 発達障害者支援センターでの相談(2026年3月6日 更新)/さいたま市 なんでも子ども相談窓口をご利用ください(2026年9月1日 更新)
こども家庭センター(さいたま市)
さいたま市は令和6年4月1日に、10区すべてにこども家庭センターを設置しました。子ども家庭総合支援拠点と妊娠・出産包括支援センターを統合したもので、各区役所の保健センターに隣接した場所にあります。
窓口は各区役所の支援課で、名前は「こども家庭センターにし」のように区名がひらがなで付きます。妊娠届の受付と母子健康手帳の交付もここで行います。
- こんなときに、とさいたま市が挙げている例——「誰かに話を聞いてほしい」「どこに聞いたらいいのかわからない」「育児で心配なことがある」
- 「学校・保育園・幼稚園等でのなやみごと」「親子(家族)の関係」「ひとり親での困りごと」
- 「ヤングケアラーと思われる子どもがいる」「虐待かもしれない…と思うとき」
- 「関係機関として、お子さんやご家庭のことを相談したいが、どこに相談したらよいかわからない」
- ご本人以外の方からの相談も受け付けています
| こども家庭センター(区支援課) | 電話 |
| こども家庭センターにし(西区支援課) | 048-620-2660 |
| こども家庭センターきた(北区支援課) | 048-669-6060 |
| こども家庭センターおおみや(大宮区支援課) | 048-646-3135 |
| こども家庭センターみぬま(見沼区支援課) | 048-681-6041 |
| こども家庭センターちゅうおう(中央区支援課) | 048-840-6065 |
| こども家庭センターさくら(桜区支援課) | 048-856-6170 |
| こども家庭センターうらわ(浦和区支援課) | 048-829-6056 |
| こども家庭センターみなみ(南区支援課) | 048-844-7169 |
| こども家庭センターみどり(緑区支援課) | 048-712-1155 |
| こども家庭センターいわつき(岩槻区支援課) | 048-790-0161 |
同じ支援課でも、電話番号が違います
こども家庭センターの番号は、受給者証や手当の番号と
別です。たとえば
西区は受給者証・手当が 048-620-2662、こども家庭センターにしが
048-620-2660。
大宮区は 048-646-3062 と
048-646-3135。
浦和区は 048-829-6143 と
048-829-6056。担当する係が違うためです。
妊娠・出産・育児の相談と、妊娠届・母子健康手帳の交付は「こども家庭センター 妊娠・出産包括支援担当」が担います。お子さんやご家庭に関する相談は、上の表の番号へどうぞ。
出典:さいたま市 こども家庭センターにご相談ください!(2026年7月2日 更新)/さいたま市(令和6年4月1日発表)こども家庭センターを10区に設置しました!(2024年4月1日 更新)
相談の前に、用意しておくとよいもの
手ぶらで行っても相談はできます。ただ、次のものがあると話が早く進みます。
- 母子健康手帳——健診での指摘は、たいていここに書かれています
- 健診で渡された紙——「要経過観察」「要紹介」などの判定が書かれていることがあります
- 気になっていることを3つだけ書いたメモ——全部言おうとすると、かえって伝わりません
- いつごろから気になったか——月単位でかまいません
- 園や学校で言われたこと——連絡帳の写しがあれば、そのまま持って行けます
メモの書き方
「言葉が遅い」ではなく、
「2歳半で、単語は10個くらい。二語文は出ていない」のように、
数と場面で書くと、相手に正確に伝わります。
相談の場で聞かれることと、その理由は発達相談で聞かれることに、申請までに整理しておくと話が早いことは受給者証申請の準備チェックリストにまとめています。
相談したあと、どう進むのか
- 相談——話を聞いてもらいます。ここで終わることもあります
- 発達の確認——必要に応じて、発達検査や医師の診察に進みます
- 受給者証の申請——支援を使うと決めたら、住んでいる市区町村に申請します
- 面接・調査——市区町村の担当者が、状況と必要な量を確かめます
- 受給者証の交付——支給量(月に何日使えるか)が書かれて届きます
- 事業所と契約——見学して選び、契約して利用が始まります
①から⑥までにかかる期間は、市区町村と時期によって違います。数週間で進むこともあれば、数か月かかることもあります。急ぐ事情があるときは、最初の相談でそう伝えてください。
「発達障害」という言葉について
発達障害者支援法 第2条は、発達障害を「自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能の障害であってその症状が通常低年齢において発現するもの」と定めています。
これは法律の定義であって、医学の診断基準とは別のものです。また、支援を受けるために診断名が必ず要る、とは条文に書かれていません。
大切なこと
指摘を受けたことは、
お子さんに何かが足りない、という意味ではありません。早く分かれば、早く合う関わり方が見つかる、というだけのことです。
埼玉県のほかのページ
埼玉県全体の相談先(発達障害者支援センターなど)は埼玉県のページにまとめています。
埼玉県内で、同じ形式でまとめている市区町村です。上尾市 朝霞市 秩父市 富士見市 ふじみ野市 深谷市 行田市 飯能市 羽生市 蓮田市 日高市 東松山市 本庄市 入間市 春日部市 川越市 川口市 加須市 北本市 鴻巣市 越谷市 久喜市 熊谷市 三郷市 新座市 桶川市 坂戸市 幸手市 狭山市 志木市 白岡市 草加市 戸田市 所沢市 鶴ヶ島市 和光市 蕨市 八潮市 吉川市
ほかの市区町村は手続き・制度の一覧から探せます。
この記事で書かないこと
- 診断はしません。この記事は制度と窓口の案内です
- どの事業所がよいか、順位は付けません。選ぶのは保護者の方です
- ここに書いた事実は、2026-09-08 時点でさいたま市の公式サイトに載っていたものです。制度も窓口も変わります。動く前に、必ず公式ページか電話でお確かめください
出典
※上記の出典は2026年9月8日に閲覧して内容を確認しました。各団体の記載は更新される場合があります。最新の情報は各サイトでご確認ください。
よくあるご質問
さいたま市の療育センターは3つありますが、どこに電話すればよいですか?
お住まいの区で決まっています。西区・北区・大宮区はひまわり学園(048-622-1218)、桜区・浦和区・南区はさくら草(048-710-5811)、岩槻区はひなぎく(048-796-7013)です。中央区・見沼区・緑区は2館にまたがって書かれているので、通いやすい方へ電話してかまいません。
「特別支援教育相談センターひまわり」と「総合療育センターひまわり学園」は同じ場所ですか?
住所はどちらも西区三橋6-1587ですが、入口が違います。さいたま市の案内にも「総合療育センターひまわり学園、市立ひまわり特別支援学校入り口とは異なりますのでご注意ください」と書かれています。電話も別で、就学相談は048-623-5879、療育センターの相談は048-622-1218です。
「さくら草」も2つあるようですが、違う場所ですか?
はい、別の施設です。療育センターさくら草は桜区田島2-16-2(発達の相談・診療・療育/048-710-5811)、特別支援教育相談センターさくら草は緑区三室636-80の市立さくら草特別支援学校内2階(就学相談/048-810-5030)です。区も用件も違います。
受給者証がないと、相談もできませんか?
いいえ。相談は受給者証がなくてもできます。受給者証が必要になるのは、児童発達支援や放課後等デイサービスを実際に使うときです。
診断名がないと、支援は受けられませんか?
診断名が必ず要る、とは児童福祉法の条文に書かれていません。実際の運用は市区町村によって違うため、窓口でお確かめください。
相談したら、必ず何かをすることになりますか?
いいえ。話を聞いて終わりにしてもかまいません。相談したことが記録に残って不利になる、ということもありません。
こども家庭センターは、どの市区町村にもありますか?
児童福祉法 第10条の2 は「市町村は、こども家庭センターの設置に努めなければならない」と定めています。設置は努力義務で、名前や置き方は市区町村によって違います。このページの「こども家庭センター」の節で、お住まいの市区町村のようすを確かめてください。
都道府県の発達障害者支援センターにも相談できますか?
発達障害者支援法 第14条は、都道府県知事が発達障害者支援センターに、発達障害のある人とその家族などからの相談に専門的に応じ、情報の提供や助言を行う業務を行わせる(または自ら行う)と定めています。市区町村の窓口とあわせて使えます。
この記事について:本記事は、子育て・発達に関する一般的な情報の提供を目的としています。内容は学会・職能団体・国の機関が公開している情報にもとづいてまとめていますが、お子さまの発達には個人差があり、すべてのお子さまに当てはまるものではありません。診断や治療に関する判断は、医師などの専門機関にご相談ください。
制度のこと、見学のときに一緒に確認できます
のびのび発達ラボを運営する児童発達支援てらぴぁぽけっと早稲田教室(東京都新宿区・都電早稲田駅徒歩1分)では、受給者証の申請や利用料のしくみについても、見学・ご相談の際にご案内しています。手続きが不安な段階からお声がけいただけます。見学・ご相談は、診断の有無に関わらず承ります。