発達を指摘されたあと、大津市で最初にすることはひとつだけです。いくつもの窓口を回る必要はありません。
この記事には、そのあとに必要になる手続きを、順番に並べてあります。今日ぜんぶを読む必要はありません。今いるところだけ読んでください。
児童発達支援や放課後等デイサービスを利用するには、市が発行する受給者証が必要です。大津市には区がなく、申請の窓口は市役所本館1階の障害福祉課1か所です。サービス全般の問い合わせ先は障害福祉係(077-528-2726)です。
市は「サービスの利用申請書とサービス等利用計画(またはセルフプラン)を障害福祉課に提出し、障害福祉課から支給決定通知と受給者証を受け取る」と案内しています。計画の作成は計画相談支援事業所に相談できます。乳幼児の場合の相談支援事業所として市が挙げているのは、市立の3つのこども療育センターの中にある3か所です(わくわく相談支援事業所 077-594-5100/やまびこ相談支援事業所 077-523-7711/のびのび相談支援事業所 077-545-0066)。
18歳未満の障害児については、障害支援区分の認定は行いません(18歳に向けてサービスを必要とする場合を除きます)。
就学前の無償化について、市は「満3歳になった後の最初の4月から小学校入学までの3年間」が対象で、新たな手続きは必要ありませんと案内しています。対象の方は受給者証(五面)の「利用者負担に関する事項」の特記事項欄に無償化対象である旨が記載され、負担上限月額に記載があっても、対象期間は無償です。ただし医療費や食費など実費で負担しているものは引き続き支払います。
| 区分(18歳未満の障害児) | 利用者負担上限月額 |
|---|---|
| 市民税課税世帯(所得割28万円以上) | 37,200円 |
| 市民税課税世帯(所得割28万円未満) | 4,600円 |
| 市民税非課税世帯(生活保護世帯を含む) | 0円 |
市は「サービスによって、また申請の内容によって、必要な書類が異なります。詳しくは申請前に障害福祉課までお問い合わせください」と案内しています。先に電話で確かめてから出向くほうが確実です。
出典:障害福祉サービスについて(大津市 障害福祉課)(2026年06月29日 更新)/障害福祉 障害児通所支援サービス(大津市 障害福祉課)(2024年05月09日 更新)/3歳から5歳までの障害児の児童発達支援等の利用者負担額が無償化されます(大津市 障害福祉課)(2024年03月18日 更新)/大津市発達支援ガイドブック「そだちあい」 福祉サービス利用の相談ができるところ(大津市 こどもの育ち支援課)/大津市発達支援ガイドブック「そだちあい」(大津市 こどもの育ち支援課)(2026年03月18日 更新)
大津市の発達相談は、年齢で入口が2つに分かれます。こども発達相談センターの利用対象は市が「市内在住の子ども(3歳6か月児健診後から中学生まで)とその保護者」と定めているためです。
3歳6か月児健診後から中学生まではこども発達相談センター(浜大津四丁目1番1号 明日都浜大津1階/077-511-9330/月曜から金曜 9時から17時、相談は10時から/無料)です。医師、発達相談員、保健師、家庭相談員、作業療法士などが対応します。来所相談(完全予約制)で、電話やメールによる相談は行っていません。令和8年4月から、「初回相談」と「前回相談日から2年以上経過した方の相談」は大津市電子申請サービスでのWEB予約になりました。予約は原則2か月先の月末まで可能で、混み合う時期は1か月以上先になることがあります。初回相談は基本的に保護者の方のみで、問診票(初回用・再相談用があり、学年ごとに用紙が違います)を記入して母子健康手帳と一緒に持参します。
3歳6か月児健診を受ける前の乳幼児は、お住まいの学区のすこやか相談所(市内7か所)と母子保健課(077-511-9182)が相談先です。すこやか相談所には保健師とヘルスアドバイザーが常駐し、育児相談や心身の健康相談を受け、必要に応じて自宅への訪問も行います。
保育園・幼稚園・こども園で巡回相談を受けている場合は、その担当者に相談してください。不登校の相談やカウンセリングは、教育支援センター(077-522-4646)が窓口です。
| すこやか相談所(対象学区) | 所在地・電話・開設時間 |
|---|---|
| 和邇(小松・木戸・和邇・小野) | 和邇高城12 和邇文化センター内/077-594-8023/月曜〜金曜 9時〜17時 |
| 堅田(葛川・伊香立・真野・真野北・堅田・仰木・仰木の里・仰木の里東) | 本堅田三丁目17-14 堅田市民センター向かい/077-574-0294/月曜〜金曜 9時〜17時 |
| 比叡(雄琴・日吉台・坂本・下阪本・唐崎) | 坂本七丁目24-1 平和堂坂本店3階/077-578-8294/月曜〜金曜 10時〜18時(店休日は窓口に来られません) |
| 中(滋賀・山中比叡平・藤尾・長等・逢坂・中央) | 浜大津四丁目1-1 明日都浜大津5階/077-528-2941/月曜〜金曜 9時〜17時 |
| 膳所(平野・膳所・富士見・晴嵐) | 膳所二丁目5-5 さがみ川老人憩の家内/077-522-1294/月曜〜金曜 9時〜17時 |
| 南(石山・南郷・大石・田上) | 南郷一丁目14-30 南はぴすこ(南老人福祉センター)内/077-534-0294/月曜〜金曜 9時〜17時 |
| 瀬田(上田上・青山・瀬田・瀬田南・瀬田東・瀬田北) | 大江三丁目2-1 瀬田市民センター内/077-545-0294/月曜〜金曜 9時〜17時 |
こども発達相談センターは保護者のみのオンライン相談(1回50分)も行っていますが、初回相談、前回の相談から2年以上あいている場合、子どもの面接や検査、発達検査の結果や診断に関する説明を受ける場合は対象外で、来所相談になります。
出典:こども発達相談センター(大津市)(2026年08月24日 更新)/すこやか相談所(大津市 保健所)/中すこやか相談所(大津市)(2026年04月14日 更新)/障害福祉に関する相談窓口について(大津市 障害福祉課)(2025年08月28日 更新)
就学相談の事務局は大津市教育支援センター(浜大津四丁目1番1号 明日都浜大津1階/077-527-5525)です。こども発達相談センターと同じ建物にあります。
🔴 保護者が直接申し込む形ではありません。市は「在籍校園を通じて、令和8年6月11日までに申し込みをしてください」と案内し、あわせて「各校園の締め切りは、それより前に設定されているため、在籍校園にご確認をお願します」と書いています。まずは在籍している園や学校の先生、または就学予定校の先生に相談してください。
市の資料によると、7月初旬に、夏休み中に実施される就学相談会の場所と日時が案内されます。就学相談会は在籍の学校や園の先生が同席したうえで、面談員が本人とやり取りしながら様子を見て、保護者と一緒に望ましい就学先を考える場です。その後、専門家で構成される教育支援委員会が審議し、結果は在籍の学校・園を通じて通知されます。保護者は最終意思決定の期限内に、結果に合意するかどうかを在籍校園の先生に伝えます。最終意思決定の期限は学校・学級の種別によって異なります。
審議の結果、引き続き検討や確認が必要と判断されると「再相談必要」となり、保護者(本人)・在籍校園・就学予定校の三者で、学校生活や支援についての教育相談、見学、体験を重ねていくことになります。再度、就学相談会に行くという意味ではありません。
市は「就学予定校や学級の見学・体験については、必ず実施してください」とし、迷っている場合もまず在籍校園の先生に相談を(申し込み後の取り下げも可能)と案内しています。
小・中学校の通常学級に在籍する子どものことばの継続した相談・指導は「ことばの教室」ではなく通級指導教室が担当し、市内の小学校14校・中学校7校に設置されています。まずは在籍校を通じて問い合わせます。
出典:就学相談について(大津市 教育支援センター)(2026年04月14日 更新)/大津市の就学相談(2027年度入学、進級版)/「ことばの教室」について(大津市 教育支援センター)(2026年06月08日 更新)
🔴 大津市の健診の名前は、よく聞く「1歳6か月児健診」「3歳児健診」ではありません。集団健診は10か月児・1歳9か月児・2歳6か月児・3歳6か月児の4回です。1か月児健診と4か月児健診は個別健診で、実施機関に直接予約して受診します。
集団健診は完全予約制で、3歳6か月児健診を除いて事前の案内通知はありません。年間予定表で日程を確かめて、自分で予約します。予約は大津市けんしん等ネット予約システム(24時間受付・事前に保護者名で会員登録が必要)か、母子保健課(077-511-9182/9時〜17時)への電話です。受付は健診実施月の1か月前の1日から(ネットは午前6時、電話は午前9時、電話は1日が土休日なら翌開庁日)で、健診日の1週間前まで予約できます。
会場は総合保健センター(浜大津四丁目1-1 明日都浜大津3階 乳幼児健診室)と和邇すこやか相談所(和邇高城12/077-594-8023)の2か所です。明日都浜大津公共駐車場・浜大津公共駐車場を使う場合、健診に来た方に限り駐車開始から3時間を上限に駐車料金の補助があります。
3歳6か月児健診の内容は、検尿、目の屈折検査、視力検査、問診および保健指導(相談内容に応じて発達相談・栄養相談)、計測、小児科診察、歯の話・歯科健診・フッ化物塗布です。持ち物は母子健康手帳、問診票、耳の聞こえについてのアンケートと自宅で行うささやき声検査の結果、目のアンケート、当日採尿した尿です。自宅で視力検査の練習をしてから行きます。
1歳までのお子さんには、健診の受診の有無にかかわらず利用できる赤ちゃん相談会(育児・栄養・発達・歯科の相談)があります。予約はお近くのすこやか相談所に電話します。会場は総合保健センター(第1または2金曜 午前)、和邇すこやか相談所(第2または3水曜 午後)、瀬田市民センター(第1月曜 午前)です。
| 健診の名前 | 対象と受け方 |
|---|---|
| 1か月児健診 | 個別健診。実施機関に予約して受診します |
| 4か月児健診 | 満4か月から6か月未満。個別健診。実施機関に予約して受診します |
| 10か月児健診 | 満10か月から1歳6か月まで。集団健診(予約制) |
| 1歳9か月児健診 | 1歳9か月から2歳4か月まで。集団健診(予約制) |
| 2歳6か月児健診 | 2歳6か月から3歳まで。集団健診(予約制) |
| 3歳6か月児健診 | 3歳6か月から4歳まで。集団健診(予約制)。この健診だけ事前に案内書類が届きます |
悪天候の日は、午前の健診は7時、午後の健診は11時の時点で、暴風を含む警報、特別警報(警戒レベル5)、危険警報(警戒レベル4)が出ていると中止になります。
出典:乳幼児健診等(大津市 母子保健課)/【必ずお読みください】乳幼児健診を受診される皆さん、相談会を利用される皆さんへ(大津市 母子保健課)(2026年07月08日 更新)/5歳相談会について(大津市 母子保健課)(2026年08月31日 更新)/【幼児集団健診】3歳6か月児健診について(大津市 母子保健課)(2026年04月01日 更新)/赤ちゃん相談会について(大津市 母子保健課)(2026年04月01日 更新)
手当の窓口は、受給者証と同じ市役所本館1階の障害福祉課ですが、係と電話番号が違います。障害児福祉手当・特別児童扶養手当はどちらも認定審査係(077-528-2745)です。
障害児福祉手当は、20歳未満の在宅の重度心身障害児で、日常生活活動が著しく制限され介護を要する状態の方に支給されます。月額16,560円(令和8年4月1日現在)で、認定請求をした日の属する月の翌月分から、年4回(2月・5月・8月・11月)に前月までの3か月分がまとめて振り込まれます。障害児入所施設等に入所しているとき、障害を理由とする公的年金を受けられるときは受給できません。特別児童扶養手当との併給はできます。
特別児童扶養手当は、20歳未満の在宅の中度以上の心身障害児を監護している父または母(主たる生計者)、あるいは父母に代わって養育している方に支給されます。1級 月額58,450円、2級 月額38,930円(令和8年4月1日現在)で、4月・8月・12月のそれぞれ11日に支給されます(支給日が土・日・祝日の場合は直前の金融機関営業日)。手当の月額は物価スライド制により変動することがあります。
どちらも受給資格者本人・配偶者・扶養義務者の前年中の所得による制限があり、限度額以上のときはその年度(8月から翌年7月まで)の手当は支給されません。
| 手当の名前 | 月額と支払い |
|---|---|
| 障害児福祉手当 | 月額16,560円(令和8年4月1日現在)。年4回、2月・5月・8月・11月に3か月分ずつ |
| 特別児童扶養手当 1級 | 月額58,450円(令和8年4月1日現在)。4月・8月・12月の11日に支給 |
| 特別児童扶養手当 2級 | 月額38,930円(令和8年4月1日現在)。4月・8月・12月の11日に支給 |
どちらの手当も、障害の判定は原則として所定の様式の医師の診断書で行います。身体障害者手帳や療育手帳をお持ちの場合は、診断書の提出を省略できることもあります。
出典:障害児福祉手当について(大津市 障害福祉課)(2026年08月17日 更新)/特別児童扶養手当について(大津市 障害福祉課)(2026年04月01日 更新)/手当・助成・年金(大津市 障害福祉課)/障害福祉課(大津市)
🔴 大津市の公式サイトには「こども家庭センター」という名前の窓口ページが見当たりません(市のサイトマップにも掲載がありません。2026年9月9日に確認)。似た名前で埋めずに、市が公表している組織の形をそのまま書きます。
大津市は令和7年4月1日に、子育て支援・発達への支援・困難を抱える世帯への支援を切れ目なく一体的に届けるため、こども未来部の中に「こども総合支援局」を設置しました。あわせて、「こども・子育て安心課、こども家庭支援室、母子保健課」の3所属が連携し、妊娠、出産、子育てにおいて支援を要する世帯に対し、迅速な対応ができるよう、こども・子育て安心課内に「こども家庭支援室」を新設しています。窓口は市役所新館1階(077-536-5606)です。
同じときに、子どもの発達に関する相談・支援体制を総括する所属として「こどもの育ち支援課」も新設されました(市役所別館1階/077-536-5635)。こども発達相談センター、やまびここども療育センター、北部こども療育センター、東部こども療育センターとの連絡調整を担当します。転入して発達の相談・支援を続けたいときの案内も、この課が出しています。
この体制が児童福祉法 第10条の2 の「こども家庭センター」にあたるかどうかは、市のページに書かれていません。名称で確かめたいときは、こども家庭支援室(077-536-5606)にお尋ねください。
出典:市の組織が変わりました(令和7年4月1日〜)(大津市 人事課)(2025年04月01日 更新)/こども家庭支援室について(大津市 こども家庭支援室)(2025年03月31日 更新)/転入される方へ:発達に関する相談・支援窓口について(大津市 こどもの育ち支援課)(2026年03月27日 更新)
ここは全国どこでも同じです。児童福祉法は、通所給付決定を行うのは保護者が住んでいる市町村だと定めています(第21条の5の5ほか)。
事業所が別の市区町村にあっても、使えます。「事業所の所在地の市区町村でなければならない」という決まりは、条文にはありません。
ただし、支給量の決め方や面接の進め方は市区町村ごとに違います。決めるのは、お住まいの窓口です。
手ぶらで行っても相談はできます。ただ、次のものがあると話が早く進みます。
①から⑥までにかかる期間は、市区町村と時期によって違います。数週間で進むこともあれば、数か月かかることもあります。急ぐ事情があるときは、最初の相談でそう伝えてください。
発達障害者支援法 第2条は、発達障害を「自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能の障害であってその症状が通常低年齢において発現するもの」と定めています。
これは法律の定義であって、医学の診断基準とは別のものです。また、支援を受けるために診断名が必ず要る、とは条文に書かれていません。
※上記の出典は2026年9月9日に閲覧して内容を確認しました。各団体の記載は更新される場合があります。最新の情報は各サイトでご確認ください。
のびのび発達ラボを運営する児童発達支援てらぴぁぽけっと早稲田教室(東京都新宿区・早稲田駅徒歩1分)では、受給者証の申請や利用料のしくみについても、見学・ご相談の際にご案内しています。手続きが不安な段階からお声がけいただけます。見学・ご相談は、診断の有無に関わらず承ります。