発達を指摘されたあと、那覇市で最初にすることはひとつだけです。いくつもの窓口を回る必要はありません。
この記事には、そのあとに必要になる手続きを、順番に並べてあります。今日ぜんぶを読む必要はありません。今いるところだけ読んでください。
那覇市で児童通所支援(児童発達支援・放課後等デイサービス・保育所等訪問支援など)の受給者証を出すのは福祉部 障がい福祉課 支援審査グループです。窓口は市本庁舎3階の36番窓口(泉崎1丁目1番1号)、電話は 098-862-3275 です。
市は「新規申請の場合は、児童同席で面接があります。事前予約が必要となります」と案内しています。お子さんを連れて行く前提で、まず電話をしてください。
手帳がなくても申請できます。必要なものは、障害者手帳・特別児童扶養手当受給者証・意見書(診断書)のいずれか1つと、印鑑、生活保護証明書(受給されている方のみ)です。「障がい福祉のしおり」では、これに加えて個人番号カードか通知カード(マイナンバー)と、自立支援医療(精神通院)受給者証・特別児童扶養手当認定通知書も、いずれか1つの選択肢として挙げています。医療型児童発達支援だけは、身体手帳・療育手帳、医師意見書、医療保険証などが別に必要です。
| 区分(世帯の課税状況) | 上限負担月額 |
|---|---|
| 生活保護(生活保護を受給されている方) | 0円 |
| 非課税(市町村税が非課税の方) | 0円 |
| 一般(市町村税額の合計が28万円未満) | 4,600円 |
| 一般(市町村税額の合計が28万円以上) | 37,200円 |
きょうだいがいる世帯は多子軽減措置で上限額が下がることがあります。幼稚園・保育所・認定こども園等に通う兄姉、または障害児通所支援を利用する就学前の児童が同一世帯に2人以上いる場合が対象で、第2子は総費用の100分の5、第3子以降は0円になります。この軽減だけは市への申請手続きが必要で、通園証明書(在園証明書)とサービス受給者証を出します。
出典:児童通所支援(那覇市)(令和7年12月24日 更新)/児童発達支援等の利用者負担の無償化(那覇市)(令和7年12月24日 更新)/就学前の児童通所支援利用児童に対する多子軽減措置(那覇市)(令和7年12月24日 更新)/障がい福祉のしおり(那覇市・PDF)/那覇市発達の気になるこども相談窓口のご案内・表(那覇市・PDF)
那覇市は「発達の気になるこども相談窓口のご案内」という一枚ものを作っていて、未就学児と就学児で入口を分けています。未就学児は那覇市保健所 地域保健課(与儀1丁目3番21号、保健所2階2番窓口、電話 098-853-7962)と那覇市こども発達支援センター(鏡原町10番40号、電話 098-858-5206)、就学児は教育相談課(松山2-22-1 那覇市津波避難ビル2階、電話 098-941-7868)です。区で分かれることはありません。
保健所の「のびのび相談」は、ことばや行動などの発達が心配なときに個別に助言を受けられる相談で、発達相談員(心理士)と保健師が応じます。対象は就学前までのお子さんとその保護者、場所は那覇市保健所、予約が必要で、日程と時間は予約のときに伝えられます。おおよそ2歳児の親子を対象にした集団の「すくすく教室」もあり、こちらも予約制です。
那覇市こども発達支援センターは市の施設で、対象は市内在住の0歳から小学校就学前のお子さんです。市は「当センターを利用していただくには、まず電話で初回面談の予約を取っていただきます」と案内しています。相談員による面談、心理士による発達相談・発達検査、嘱託医師(小児科・児童精神科)の相談、親子わくわく教室のほか、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士による相談と訓練まで同じ建物で受けられます。
| 相談先 | 対象・内容・電話 |
|---|---|
| 那覇市保健所 地域保健課(のびのび相談) | 就学前までのお子さんと保護者。心理士(発達相談員)と保健師による個別相談。予約制。電話 098-853-7962 |
| 那覇市保健所 地域保健課(すくすく教室) | おおよそ2歳児と保護者。集団の教室で遊びながら成長と発達を見守ります。予約制。電話 098-853-7962 |
| 那覇市こども発達支援センター | 市内在住の0歳〜就学前。面談・発達検査・嘱託医師の相談・親子わくわく教室、理学療法/作業療法/言語療法の相談と訓練、児童発達支援(親子通園)、保育所等訪問支援。まず電話で初回面談を予約。電話 098-858-5206 |
| 教育相談課 | 小学生以上。不登校、非行、情緒・行動や学業などの悩み。まず電話を。電話 098-941-7868 |
| 那覇市発達障がい者サポート事業(障がい福祉課の委託事業) | 本人・家族・支援者への相談支援(電話・来所・訪問)、保育所や幼稚園・学校への訪問相談、ペアレントトレーニング、家族会など。電話 098-987-1167 |
こども発達支援センターの開所時間は月曜日から金曜日の8時30分〜17時15分です。閉所日は土曜・日曜、年末年始(12月29日〜1月3日)、国民の祝日、そして慰霊の日(6月23日)です。ゆいレール奥武山公園駅から歩ける場所にあります。
出典:那覇市発達の気になるこども相談窓口(那覇市)(令和8年9月4日 更新)/乳幼児の発達相談・教室(那覇市)(令和7年12月24日 更新)/こども発達支援センター(那覇市)/援助を要する子ども(障がいがある方)(那覇市)(令和8年4月6日 更新)/那覇市発達の気になるこども相談窓口のご案内・表(那覇市・PDF)
那覇市は就学の相談と就学の事務を別々の課に置いています。特別支援に関わる相談は教育委員会 学校教育課 企画・特別支援グループ(098-917-3506)、入学の手続きそのものは教育委員会 学務課(098-917-3505)です。どちらも市庁舎11階ですが、電話番号が1つ違うだけなので、かけ間違えないようにしてください。
学校教育課 企画・特別支援グループが受けるのは「特別な教育的支援を要する幼児・児童生徒について」の相談で、受付は月曜日から金曜日の8時30分〜17時です。市の相談窓口一覧では、この課が就学支援についての相談、特別支援学級に関する相談、市内小中学校での医療的ケアについての相談、特別支援教育補助員に関する相談を受けると案内されています。
入学の手続きは学務課です。市立小中学校へ入学予定の世帯には、入学する年の1月中旬頃に「就学通知書」が送られます。国・県・私立の小中学校や県立特別支援学校へ入学する場合は、学務課への届出(オンライン申請・郵送・窓口)が必要です。
| 相談・手続きの内容 | 窓口と電話 |
|---|---|
| 特別な教育的支援を要する幼児・児童生徒の相談、特別支援学級、医療的ケア、特別支援教育補助員 | 学校教育課 企画・特別支援グループ 098-917-3506(月〜金 8時30分〜17時/市庁舎11階) |
| 就学通知書、指定校変更、区域外就学、転校、就学援助 | 学務課 098-917-3505(市庁舎11階) |
| 不登校、非行、情緒・行動や学業などの悩み(来所相談) | 教育相談課 098-941-7868(松山2-22-1 那覇市津波避難ビル2階/月〜金 9時〜17時) |
| こども・青少年本人からの電話相談 | 青少年ダイヤル「なは」 098-941-7867(月〜金 9時〜12時、13時〜17時) |
🔴 那覇市の公式サイトには、就学相談の申込み締切日は示されていません。年長のうちに相談を始めたいときは、学校教育課 企画・特別支援グループ(098-917-3506)へ早めに電話してください。指定校変更のオンライン申請には受付期間があり、令和8年度入学分は令和8年1月9日から3月15日でした(それ以降は学務課窓口)。
出典:教育に関する相談案内(那覇市)(令和8年1月19日 更新)/小中学校の就学(那覇市)(令和8年5月8日 更新)/令和7年度 就学時健康診断(那覇市)(令和7年12月24日 更新)/教育相談・支援(那覇市)(令和8年6月16日 更新)/那覇市発達の気になるこども相談窓口のご案内・表(那覇市・PDF)
那覇市の乳幼児健康診査は5種類です。乳児前期健診だけが契約医療機関での個別健診で、残りの4つはともかぜ振興会館(金城3-5-3)1か所に集まった集団健診です。担当は那覇市保健所 健康部 地域保健課(098-853-7962)です。
対象の時期になると自宅に案内封書が届きます。持ち物は、封書に入っている紙の受診票(またはアプリで記入するデジタル受診票)と親子健康手帳です。市は親子健康手帳アプリ「なはDE子育て」を用意していて、健診や予防接種の管理、デジタル受診票の記入ができます。
那覇市には5歳児健康診査はありません。2026年9月時点の乳幼児健康診査のページ(令和8年9月4日更新)に載っているのは、乳児前期・乳児後期・1歳6か月児・2歳児歯科・3歳児歯科の5つだけです。5歳前後の発達の心配は、保健所ののびのび相談(098-853-7962)やこども発達支援センター(098-858-5206)で受け付けています。
| 健診 | 対象年齢・場所・内容 |
|---|---|
| 乳児前期健診 | 3か月〜6か月になる2日前まで。契約医療機関へ直接予約して受診。問診、身体測定、診察。契約医療機関以外で受けると自費になります |
| 乳児後期健診 | 9か月〜1歳になる2日前まで。ともかぜ振興会館。問診、身体測定、診察、貧血検査、歯科相談、保健相談、栄養相談、ブックスタート |
| 1歳6か月児健診 | 1歳8か月〜2歳になる2日前まで。ともかぜ振興会館。問診、身体測定、貧血検査、診察、歯科診察・相談、フッ素塗布(希望者)、保健・栄養相談、子育て相談(希望者) |
| 2歳児歯科健診 | 2歳6か月〜3歳になる2日前まで。ともかぜ振興会館。歯科診察・相談、フッ素塗布(希望者)、保健相談、栄養相談 |
| 3歳児歯科健診 | 3歳6か月〜4歳になる2日前まで。ともかぜ振興会館。尿検査、屈折検査、視力・聴力検査、問診、身体測定、貧血検査、診察、歯科診察・相談、フッ素塗布(希望者)、保健・栄養相談、子育て相談(希望者) |
🔴 健診は曜日が決まっています(乳児後期は日曜、1歳6か月児は木曜または水曜、2歳児歯科は水曜または木曜、3歳児は火曜または金曜)。小児科医・歯科医師・検査技師など多くの専門職を確保するため、平日の午後の休診時間を使って行っているためです。台風のときは中止になることがあり、中止の場合は市のホームページに掲載され、代替日が案内されます。
出典:乳幼児健康診査(那覇市)(令和8年9月4日 更新)/乳幼児健康診査に関するよくある質問(那覇市・PDF)/母子保健に関する情報(那覇市)
障害児福祉手当と特別児童扶養手当は、那覇市では担当課が分かれています。障害児福祉手当は障がい福祉課(本庁舎3階、098-862-3275)、特別児童扶養手当は子育て応援課(本庁舎3階、098-861-6951)です。受給者証と同じ障がい福祉課で済むのは障害児福祉手当のほうだけなので、両方を相談したいときは電話を2本かけることになります。
障害児福祉手当の対象は20歳未満です。20歳以上を対象にした特別障害者手当(心身に重度の障がいがあり、常時特別の介護が必要な在宅の方。月額30,450円、所得制限あり)も同じ障がい福祉課が扱っています。
| 手当(対象) | 月額と窓口 |
|---|---|
| 障害児福祉手当(20歳未満で心身に重度の障がいがあり、介護の必要がある施設入所をしていない方) | 令和8年度 月額16,560円(令和7年度は16,100円)。障がい福祉課 098-862-3275 |
| 特別児童扶養手当 1級(身体または精神に政令で定める程度の障がいがある20歳未満の児童を養育している方。所得制限あり) | 令和8年度(令和8年4月分〜令和9年3月分)該当児童1人につき月額58,450円(令和7年度は56,800円)。子育て応援課 098-861-6951 |
| 特別児童扶養手当 2級 | 令和8年度 該当児童1人につき月額38,930円(令和7年度は37,830円)。子育て応援課 098-861-6951 |
| 特別障害者手当(20歳以上で重度の障がいがあり常時特別の介護が必要な在宅の方。所得制限あり) | 月額30,450円。障がい福祉課 098-862-3275 |
特別児童扶養手当については、市のページから沖縄県のホームページ「特別児童扶養手当とは」を見るよう案内されています。制度の説明は県のページ、申請の問い合わせ先は那覇市の子育て応援課、という分かれ方です。那覇市独自の障がい児向け手当は、市の「手当て・生活支援・共済(障がいがある方)」のページには載っていません。
出典:援助を要する子ども(障がいがある方)(那覇市)(令和8年4月6日 更新)/手当て・生活支援・共済(障がいがある方)(那覇市)(令和8年4月1日 更新)/障がい福祉課(那覇市)(令和7年12月24日 更新)
那覇市は「こども家庭センターなは」を市役所本庁舎2階(旧食堂側)に設けています。8月13日に開所し、市は「子育て支援の総合窓口として、『妊娠〜出産〜育児〜こども』に関する全ての相談ができるようになります」と案内しています。運営するのはこどもみらい部 こどもえがお相談課です。
市の資料では、このセンターは「親子健康手帳の交付から産前産後における妊産婦の相談、その後の子育てやこども自身からの相談等、こどもに関わる全ての相談についてワンストップで対応できる窓口」で、サポートプランの作成等によって母子保健と児童福祉の連携強化体制を整えるものと説明されています。
🔴 相談の内容ごとに電話番号が3つに分かれています。妊娠・出産・産前産後は保健所の地域保健課(098-853-7962)またはこどもえがお相談課(098-863-0777)、就学前の子育て相談は098-863-0777、子育ての悩みと子ども虐待の相談は098-861-5026(虐待専用は098-862-0593)です。受付時間も番号によって違います。
| 相談の内容 | 電話と受付時間 |
|---|---|
| 妊娠、出産、産前産後の相談 | 098-853-7962(保健所 地域保健課内)または 098-863-0777(こどもえがお相談課)/9時〜17時(昼休 12時〜13時) |
| 就学前の子育て相談 | 098-863-0777/9時〜17時(昼休 12時〜13時) |
| 子育ての悩み相談、子ども虐待相談 | 098-861-5026(虐待専用 098-862-0593)/8時30分〜17時15分 |
子育てに関する相談(098-861-5026)の受付時間は月曜日から金曜日の8時30分〜17時15分で、祝日・慰霊の日・年末年始はお休みです。しつけ・遊び・こころ・からだ・性格・家庭での生活や学校生活など、妊娠期から18歳までの子どもに関する相談全般を受け付け、必要に応じて匿名でも相談できます。
出典:こども家庭センター なは(那覇市)(令和7年12月24日 更新)/子育てに関する相談(那覇市)(令和8年1月19日 更新)/令和7年度 那覇市の福祉「児童福祉、母子福祉(こどもみらい部)」(那覇市・PDF)
ここは全国どこでも同じです。児童福祉法は、通所給付決定を行うのは保護者が住んでいる市町村だと定めています(第21条の5の5ほか)。
事業所が別の市区町村にあっても、使えます。「事業所の所在地の市区町村でなければならない」という決まりは、条文にはありません。
ただし、支給量の決め方や面接の進め方は市区町村ごとに違います。決めるのは、お住まいの窓口です。
手ぶらで行っても相談はできます。ただ、次のものがあると話が早く進みます。
①から⑥までにかかる期間は、市区町村と時期によって違います。数週間で進むこともあれば、数か月かかることもあります。急ぐ事情があるときは、最初の相談でそう伝えてください。
発達障害者支援法 第2条は、発達障害を「自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能の障害であってその症状が通常低年齢において発現するもの」と定めています。
これは法律の定義であって、医学の診断基準とは別のものです。また、支援を受けるために診断名が必ず要る、とは条文に書かれていません。
※上記の出典は2026年9月9日に閲覧して内容を確認しました。各団体の記載は更新される場合があります。最新の情報は各サイトでご確認ください。
のびのび発達ラボを運営する児童発達支援てらぴぁぽけっと早稲田教室(東京都新宿区・早稲田駅徒歩1分)では、受給者証の申請や利用料のしくみについても、見学・ご相談の際にご案内しています。手続きが不安な段階からお声がけいただけます。見学・ご相談は、診断の有無に関わらず承ります。