結論から——神戸市で、まず電話をかける先
発達を指摘されたあと、神戸市で最初にすることはひとつだけです。いくつもの窓口を回る必要はありません。
最初の一本
お住まいの市区町村の子育て・発達の相談窓口に電話をしてください。
この記事には、そのあとに必要になる手続きを、順番に並べてあります。今日ぜんぶを読む必要はありません。今いるところだけ読んでください。
通所受給者証は、どこで出るのか(神戸市)
受給者証(障害児支援受給者証)の窓口は、お住まいの区役所の保健福祉部保健福祉課 障害福祉担当です。市役所でまとめて扱うのではなく、各区役所・北神区役所・北須磨支所の窓口で受け付けます。開庁時間は8時45分〜12時、13時〜17時15分です。
神戸市は、申請から受給者証の発行まで2週間〜1か月かかることがあるため、余裕を持って申請してくださいと案内しています。
- STEP1 ご相談——区の窓口に相談し、利用したい事業所を探します(事前にお子さんと見学し、プログラムや空き状況を確かめます)
- STEP2 利用申請・計画案の提出——区の窓口で申請します。障害児支援利用計画案は障害児相談支援事業所に作成を依頼します(保護者自身が作るセルフプランも可)
- STEP3 支給決定——受給者証が発行されます
- STEP4 利用契約・利用開始——事業所と契約を結びます
- 申請時に必要なもの=療育の必要性が確認できる書類など(手帳等)、申請に来られる方と申請者の本人確認書類、利用されるお子さんの本人確認書類
| 世帯の所得区分(神戸市の基準) | ひと月の上限額 |
| 生活保護世帯・市民税非課税世帯 | 0円 |
| 市民税所得割額が3万3千円未満の世帯 | 1,700円 |
| 市民税所得割額が28万円未満の世帯 | 4,600円 |
| 市民税所得割額が46万円未満の世帯 | 13,600円 |
| 市民税所得割額が46万円以上の世帯 | 16,620円 |
神戸市は国の基準より上限が低く、区分も細かい
国の基準は0円・4,600円・
37,200円の3区分ですが、神戸市は
市独自の減免を行っていて、上の表のとおり
5区分・いちばん上でも16,620円です。よその市の説明で見た37,200円と違っていても、まちがいではありません。
就学前は無償です——満3歳になって初めての4月1日から小学校就学までは、所得に関係なく自己負担が0円になります(新たな手続きは不要。おやつ代・食費などの実費は別)。また受給者証の有効期限は約1年で、原則お子さんの誕生月の末日までです。更新時期が近づくと区役所から更新書類が届きます。
出典:神戸市 障害児通所支援事業のてびき(詳細版)/神戸市 児童発達支援(2026年3月16日 更新)/神戸市 就学前の障害児の児童発達支援等の無償化(2025年10月27日 更新)/神戸市 相談窓口をさがす(2024年10月29日 更新)
発達の相談は、どこにするのか(神戸市)
神戸市の発達相談の入口は「こべっこ発達専門チーム」です。保健師・心理士・福祉などの専門職で構成するチームで、2023年4月に発足し、2023年10月から垂水区・西区、2024年6月から東灘区・灘区、2025年10月から中央区・兵庫区・北区・長田区・須磨区で相談を実施しています。対象は1歳〜6歳(就学前に限る)で、居住区は神戸市内全区です。
面談では、保護者から聞き取りによる発達検査を行い、お子さんの様子を心理士が遊びながら観察します。最後に発達検査の結果と今後の相談先を書いた報告書を受け取れます。診療やより詳しい検査が必要なときは、療育センター診療所やこども家庭センターを紹介します。
- 場所=お住まいの区役所(北須磨支所を含む)/料金=無料
- 相談日は火〜金曜のいずれか(祝日・年末年始を除く)。1枠およそ90分で、1日2〜3枠。毎月、区ごとに実施日と時間を決めています
- 申込みはオンラインの質問フォームから。区によってフォームが分かれています(垂水区・西区/東灘区・灘区/中央区・兵庫区・北区・長田区・須磨区)
- フォーム送信後に自動返信メールが届き、そのメールから相談日時を選びます。「noreply@kintoneapp.com」からのメールを受け取れるように設定してから申し込んでください
- 保護者だけの相談はできません。お子さんと一緒に来てください。ごきょうだいはできるだけ預けて来るよう案内されています
- 報告書は、療育手帳やすこやか保育の利用申請には使えません
| 療育センター(診療所の電話) | 対象地域 |
総合療育センター 長田区丸山町2丁目3番50号 078-646-5291(診療所) | 中央区・兵庫区・北区・長田区・須磨区 |
東部療育センター 東灘区本山南町8丁目3番4号 078-451-7550(診療所) | 東灘区・灘区 |
西部療育センター 垂水区高丸8丁目11番14号 078-708-0572(診療所) | 垂水区・西区 |
こべっこ発達専門チームを通さず、療育センターに直接電話する人
次の1〜3に当てはまる方は、
対象地域の療育センター診療所に電話で相談してください。①医療機関やこども家庭センターから紹介された方(医療機関からの紹介では診療情報提供書を家族に渡してもらってください)②こべっこ発達専門チームの対象年齢以外の方 ③療育センター診療所に相談中または相談歴のある方。
療育センターは同じ建物でも用途で番号が違います(診療所・学園・相談支援事業所がそれぞれ別番号)。上の表は診療所の番号です。
対象年齢から外れる方は、お住まいの区役所(保健福祉課)の保健師、地域の医療機関、こども家庭センター、療育センター診療所へ。なお「神戸市発達障害者支援センター」は、支援機関を支援する(研修・連携づくり・情報発信を行う)機関で、個別の発達相談の入口ではありません。名前から取り違えやすいのでご注意ください。
出典:神戸市 こべっこ発達専門チームへの相談(2026年6月18日 更新)/神戸市 こどもの成長・発達に関する相談(2026年8月31日 更新)/神戸市 療育センター(2026年6月26日 更新)/神戸市 療育センター 診療所(2026年6月26日 更新)/神戸市総合療育センター(施設情報)(2024年2月16日 更新)/神戸市東部療育センター(施設情報)(2026年8月21日 更新)/神戸市西部療育センター(施設情報)(2023年9月20日 更新)/神戸市発達障害者支援センター(2026年9月3日 更新)
就学相談は、いつ・どこに申し込むのか(神戸市)
神戸市の就学相談は、教育委員会事務局の「特別支援教育相談センター」が行います。場所は中央区東川崎町1丁目3番2号 総合教育センター5階(JR神戸駅から徒歩5分)、電話は078-360-2160(月〜金曜・祝日を除く 9時〜17時)です。区役所ではありません。
対象は神戸市内の5歳児とその保護者です。神戸市は「就学相談を受けるために、医師による診断等は必要ありません」と明記しています。
- 申込みは2段階です。①特別支援教育相談センター(078-360-2160)に電話して日時・会場を予約 → ②就学相談申込書をオンラインで入力
- 申込書の入力は、相談日の8日前までに行ってください
- 相談の時間帯は各会場とも10時〜10時30分、11時〜11時30分、13時〜13時30分、14時〜14時30分の30分枠です
- 相談日当日はお子さんと一緒に会場へ。お子さんと一緒に過ごす相談員がいます。お子さんが会場に来られない場合は078-360-2160へ連絡してください
- 就学に関する説明は動画で年間を通して配信されていて、通常の学級・特別支援学級・特別支援学校・医療的ケア・聴覚障害・視覚障害・病弱/身体虚弱の資料をPDFで見られます
- 入学後に特別支援学級への入級や特別支援学校への転学を考えるときは、在籍している学校に相談します(申込先が変わります)
- 中学校進学に向けた学びの場の相談は小学校4・5・6年生が対象で、会場は総合教育センターのみです
| 相談会場(最寄り) | 開催日(2027年度就学予定者向け) |
神戸市総合教育センター 中央区東川崎町1丁目3番2号 JR神戸駅徒歩5分 | 5月12日~15日、19日~22日、26日~29日、6月2日~5日、9日~12日、16日~19日、23日、24日午前、25日午前、26日午前、7月1日~3日、8日~10日、14日~16日、22日~24日、28日~31日 |
東灘区文化センター 東灘区住吉東町5丁目1番16号 JR住吉駅徒歩2分 | 5月12日~15日、19日~20日、22日、6月23日~26日、7月7日~10日 |
灘区文化センター 灘区深田町4丁目1番39号 JR六甲道駅南側すぐ | 5月26日~29日、6月30日、7月1日~3日、22日~24日 |
北神区文化センター 北区藤原台中町1丁目3番1号 神鉄岡場駅徒歩5分 | 6月16日~19日、23日~26日 |
ピフレホール(長田区文化センター別館) 長田区若松町4丁目2番15号ピフレ新長田3階 JR・地下鉄新長田駅南側すぐ | 6月30日、7月1日~3日、7日~10日、14日~16日 |
須磨区役所(3階) 須磨区大黒町4丁目1番1号 地下鉄・山陽電鉄板宿駅徒歩5分 | 5月26日~29日、6月2日~5日、9日~12日 |
垂水区文化センター 垂水区日向1丁目5番1号 レバンテ垂水2番館3階 JR垂水駅徒歩3分 | 5月12日~15日、19日、20日、22日、7月14日、15日、22日~24日、28日~31日 |
西区文化センター 西区糀台5丁目6番1号 地下鉄西神中央駅徒歩3分 | 6月2日~5日、9日~12日、16日~19日 |
神戸市は「締切日」ではなく「会場ごとの開催日」で動きます
他市のように「◯月末日必着」という申込みの締切は示されていません。
会場ごとに開催日が決まっていて、その日を電話で予約する形です。2027年度に就学するお子さん向けの日程は、
5月12日から7月31日までの間で会場ごとに設定されていました(2026年7月1日更新のページ)。日程が合わない、会場に来られないというときは、
まず078-360-2160に電話してください。
出典:神戸市 就学相談(2026年7月1日 更新)/神戸市 特別支援教育相談センター(相談窓口)(2026年3月27日 更新)/神戸市 2027年度特別支援学校入学案内(2026年5月21日 更新)
乳幼児健診は、どこで受けるのか(神戸市)
神戸市の乳幼児健診は、区役所(各区役所・北須磨支所)で受けるものと、医療機関で受けるものに分かれています。対象の時期になると、住所地の区役所・支所から個別に案内が届きます。
そして神戸市は2026年10月1日から5歳児健康診査を始めます(医療機関での個別健診)。
- 1歳6か月児健診——受付、問診、歯科診察、計測、小児科診察、育児・栄養・歯科・精神発達相談。おおよそ1〜2時間
- 3歳児健診——上に加えて尿検査(当日採尿)と視覚評価(視能訓練士が屈折検査機器で検査)、必要に応じて耳鼻咽喉科医師の診察
- 1歳6か月児・3歳児健診では、希望者はむし歯予防のフッ化物塗布(有料500円)ができます
- 健診日程の変更は、区役所・支所の保健福祉課 保健担当へ
- 5歳児健診を待たずに相談したいときは、区役所・支所の保健師が話を聞きます(受付時間は平日8時45分〜17時15分)
| 健診(受ける時期) | 受ける場所 |
| 1か月児健康診査(生後28日〜6週未満) | 契約している医療機関・助産所(6,000円を上限に助成) |
| 4か月児健康診査 | お住まいの区の健診会場(各区役所・北須磨支所) |
| 9か月児健康診査(生後9か月0日〜11か月30日) | 神戸市が指定する医療機関 |
| 1歳6か月児健康診査(1歳6か月〜2歳になるまで) | お住まいの区の健診会場(各区役所・北須磨支所) |
| 3歳児健康診査(3歳3か月頃) | お住まいの区の健診会場(各区役所・北須磨支所) |
| 5歳児健康診査(5歳の誕生日〜5歳6か月になる前日) | 神戸市が指定する5歳児健診実施医療機関 |
5歳児健診は2026年10月1日開始。ただし初年度は全員ではありません
対象は
2026年10月1日以降に5歳になるお子さんで、案内は
5歳の誕生日の前月に区役所・支所から届きます。受けられるのは
5歳の誕生日当日から5歳6か月になる前日まで(神戸市は5歳3か月までの受診をすすめています)。内容は問診・内科的診察・身体計測・育児相談などで、料金は無料です。
2026年10月までに5歳になったお子さんは受けられません。神戸市は「初年度は試行的な実施であり、年度途中からの開始となったため」と説明しています。実施医療機関は
「決まり次第ホームページで公開します」とされています(2026-09-09 時点で一覧は未掲載)。
午前10時の時点で、神戸市のいずれかの区に「大雨・土砂災害・河川氾濫・高潮」のいずれかの警戒レベル3相当の警戒情報、または「暴風・暴風雪・大雪・波浪」のいずれかの気象警報が出ている場合、その区の健診は中止です。中止のときは改めて日程が案内されます。
出典:神戸市 乳幼児健康診査(2026年6月7日 更新)/神戸市 5歳児健康診査(2026年8月18日 更新)/神戸市 1歳6か月児健康診査(2026年2月17日 更新)/神戸市 3歳児健康診査(2026年2月17日 更新)/神戸市 4か月児健康診査(2026年2月17日 更新)/神戸市 9か月児健康診査(2026年6月19日 更新)/神戸市 1か月児健康診査費用助成(2026年3月4日 更新)
障害児福祉手当の窓口(神戸市)
手当・給付金の相談・受付窓口は、お住まいの区役所・支所の保健福祉課です(北神区役所保健福祉課、須磨区北須磨支所保健福祉課を含みます)。
神戸市には、国の手当のほかに市独自の「重度心身障害者(児)介護手当」があります。
- 特別児童扶養手当——20歳未満で中程度以上の障害等がある児童を監護・養育している方へ。所得制限あり。支給は年3回(4月・8月・11月)で4か月分ずつ。額は2026年4月から
- 障害児福祉手当——常時の介護を必要とする在宅の20歳未満のご本人へ。所得制限あり。支給は年4回(5月・8月・11月・2月)で3か月分ずつ、支給日は各月10日(土日祝は直前の金融機関営業日)。額は2026年4月から
- 重度心身障害者(児)介護手当——神戸市に住民登録がある65歳未満で、身体障害者手帳1級・2級または療育手帳「A」判定をお持ちで、居宅で6か月以上寝たきり等の状態にあり常時介助が必要な方を介護している方へ。過去1年間に障害者総合支援法の自立支援サービスや介護保険サービスを利用していないことが条件です(自立支援医療と補装具は除く/短期入所は過去1年で8日以上の利用がないこと)
- 特別児童扶養手当・障害児福祉手当とも、申請月の翌月分から支給されます
- 「特別児童扶養手当証書」は2024年7月から廃止され、必要なときは受給証明書を区役所・支所の保健福祉課に申請して発行してもらう形になりました
| 手当の名前 | 月額 |
| 特別児童扶養手当 1級(重度) | 58,450円 |
| 特別児童扶養手当 2級(中度) | 38,930円 |
| 障害児福祉手当 | 16,560円 |
| 重度心身障害者(児)介護手当(神戸市の制度) | 10,000円 |
受給中の方の所得状況届の提出期間は8月12日から9月11日までです(2026年度分は7月下旬から順次発送)。2026年度から、障害児福祉手当は窓口・郵送に加えてe-KOBE(神戸市スマート申請システム)でも提出できるようになりました。有期再認定の診断書が未提出だと、所得状況届だけの受付はできません。
出典:神戸市 障害者(児)の手当・給付金(2026年5月11日 更新)/神戸市 障害児福祉手当(2026年8月1日 更新)/神戸市 特別児童扶養手当(2026年7月21日 更新)/神戸市 重度心身障害者介護手当(2026年7月24日 更新)/神戸市 区役所(福祉事務所)・支所(2024年8月13日 更新)
こども家庭センター(神戸市)
神戸市で「こども家庭センター」といえば、児童相談所のことです。神戸市こども家庭センター(児童相談所)は、18歳未満のお子さんに関する専門の相談機関で、児童福祉司・児童心理司・医師などが対応します。所在地は兵庫区上庄通1丁目1番27号、電話は078-599-7300(代表)、相談時間は月〜金曜 8時45分〜17時30分。療育手帳の判定や一時保護も、ここが担います。
日々の子育ての相談で身近な窓口は、各区役所の「こども家庭支援室」です。各区の保健福祉部保健福祉課と、北須磨支所保健福祉課に置かれていて、専用ダイヤルがあります(平日8時45分〜17時30分・祝日を除く)。
| 区役所・支所 | こども家庭支援室 専用ダイヤル |
| 東灘区役所 | 078-856-8080 |
| 灘区役所 | 078-843-7035 |
| 中央区役所 | 078-335-5423 |
| 兵庫区役所 | 078-512-2525 |
| 北区役所 | 078-595-4150 |
| 北神区役所 | 078-987-0990 |
| 長田区役所 | 078-521-0415 |
| 須磨区役所 | 078-731-8080 |
| 北須磨支所 | 078-793-8080 |
| 垂水区役所 | 078-705-1150 |
| 西区役所 | 078-991-6611 |
児童福祉法 第10条の2 の「こども家庭センター」については
神戸市の公式サイトでは確認できませんでした(2026-09-09 時点)。神戸市のこども家庭局の組織一覧に載っている「こども家庭センター」は
児童相談所で、法第10条の2にもとづく設置状況を示すページは見あたりませんでした。
「無い」という意味ではありません。同じ言葉が神戸市では別のものを指しているため、確かめられなかった、ということです。妊娠期からの相談や子育ての相談は、上の表の
区役所こども家庭支援室へどうぞ。
⚠️ 専用ダイヤルは用途が決まっています。神戸市は「この番号は、子育てに関する相談、子ども虐待に関する相談・通告に対応している専用ダイヤル」としていて、乳幼児健診や予防接種は各区保健福祉課 保健担当、保育所や児童手当はこども福祉担当(いずれも区役所代表電話)へ、と案内しています。なお、名前の似た「児童家庭支援センター」は別の仕組みです。
出典:神戸市こども家庭センター/神戸市 区役所の子育て相談(こども家庭支援室)(2026年8月31日 更新)/神戸市 こども家庭局の組織
受給者証を出すのは「住んでいる市区町村」——事業所の場所ではありません
ここは全国どこでも同じです。児童福祉法は、通所給付決定を行うのは保護者が住んでいる市町村だと定めています(第21条の5の5ほか)。
事業所が別の市区町村にあっても、使えます。「事業所の所在地の市区町村でなければならない」という決まりは、条文にはありません。
ただし、支給量の決め方や面接の進め方は市区町村ごとに違います。決めるのは、お住まいの窓口です。
相談の前に、用意しておくとよいもの
手ぶらで行っても相談はできます。ただ、次のものがあると話が早く進みます。
- 母子健康手帳——健診での指摘は、たいていここに書かれています
- 健診で渡された紙——「要経過観察」「要紹介」などの判定が書かれていることがあります
- 気になっていることを3つだけ書いたメモ——全部言おうとすると、かえって伝わりません
- いつごろから気になったか——月単位でかまいません
- 園や学校で言われたこと——連絡帳の写しがあれば、そのまま持って行けます
メモの書き方
「言葉が遅い」ではなく、
「2歳半で、単語は10個くらい。二語文は出ていない」のように、
数と場面で書くと、相手に正確に伝わります。
相談したあと、どう進むのか
- 相談——話を聞いてもらいます。ここで終わることもあります
- 発達の確認——必要に応じて、発達検査や医師の診察に進みます
- 受給者証の申請——支援を使うと決めたら、住んでいる市区町村に申請します
- 面接・調査——市区町村の担当者が、状況と必要な量を確かめます
- 受給者証の交付——支給量(月に何日使えるか)が書かれて届きます
- 事業所と契約——見学して選び、契約して利用が始まります
①から⑥までにかかる期間は、市区町村と時期によって違います。数週間で進むこともあれば、数か月かかることもあります。急ぐ事情があるときは、最初の相談でそう伝えてください。
「発達障害」という言葉について
発達障害者支援法 第2条は、発達障害を「自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能の障害であってその症状が通常低年齢において発現するもの」と定めています。
これは法律の定義であって、医学の診断基準とは別のものです。また、支援を受けるために診断名が必ず要る、とは条文に書かれていません。
大切なこと
指摘を受けたことは、
お子さんに何かが足りない、という意味ではありません。早く分かれば、早く合う関わり方が見つかる、というだけのことです。
この記事で書かないこと
- 診断はしません。この記事は制度と窓口の案内です
- どの事業所がよいか、順位は付けません。選ぶのは保護者の方です
- ここに書いた事実は、2026-09-09 時点で神戸市の公式サイトに載っていたものです。制度も窓口も変わります。動く前に、必ず公式ページか電話でお確かめください
出典
※上記の出典は2026年9月9日に閲覧して内容を確認しました。各団体の記載は更新される場合があります。最新の情報は各サイトでご確認ください。
よくあるご質問
「こべっこ発達専門チーム」の電話番号はどこに載っていますか?
電話では申し込めません。神戸市はオンラインの質問フォームで受け付けていて、フォームは垂水区・西区/東灘区・灘区/中央区・兵庫区・北区・長田区・須磨区の3つに分かれています。送信後に届く自動返信メールから相談日時を選びます。「noreply@kintoneapp.com」を受信できるように設定してから申し込んでください。
神戸市に5歳児健診はありますか?
はい。2026年10月1日から始まります。神戸市が指定する医療機関での個別健診で、料金は無料です。ただし対象は2026年10月1日以降に5歳になるお子さんで、それまでに5歳になったお子さんは受けられません(初年度は試行的な実施のため)。案内は5歳の誕生日の前月に区役所・支所から届きます。
「神戸市こども家庭センター」に電話すれば、発達の相談ができますか?
神戸市のこども家庭センターは児童相談所です。18歳未満のお子さんの相談を広く受けますが、発達のことで初めて相談するなら、まずはこべっこ発達専門チーム(1歳〜6歳の就学前)か、お住まいの区役所 保健福祉課です。医療機関やこども家庭センターから療育センター診療所を紹介された方は、診療所に直接お電話ください。
受給者証の上限額を調べたら37,200円と出てきました。神戸市も同じですか?
違います。37,200円は国の基準で、神戸市は市独自の減免を行っており、上限はいちばん上の区分でも16,620円、区分も0円・1,700円・4,600円・13,600円・16,620円の5つです。なお、満3歳になって初めての4月1日から小学校就学までは、所得に関係なく0円です。
受給者証は一度もらえばずっと使えますか?
いいえ。有効期限は約1年で、原則お子さんの誕生月の末日までです。更新時期が近づくと、お住まいの区役所から更新書類が送られてきます。住所や世帯の状況が変わったとき、支給量(日数)を変えたいときも手続きが必要です。
就学相談の申込みの締切はいつですか?
神戸市は締切日を示していません。会場ごとに開催日が決まっていて、そこを電話で予約する形です(特別支援教育相談センター 078-360-2160/月〜金 9時〜17時)。予約したあと、相談日の8日前までに申込書をオンラインで入力します。2027年度に就学するお子さん向けの日程は5月12日から7月31日の間に設定されていました。日程が合わないときも、まず電話してください。
神戸市の区は9つなのに、窓口の一覧が11か所あるのはなぜですか?
神戸市は東灘区・灘区・中央区・兵庫区・北区・長田区・須磨区・垂水区・西区の9区ですが、北区には北区役所と北神区役所、須磨区には須磨区役所と北須磨支所があり、受給者証・手当・健診・こども家庭支援室のいずれもそれぞれに窓口が置かれています。どちらが担当かは、届いた案内か区役所の代表電話でお確かめください。
受給者証がないと、相談もできませんか?
いいえ。相談は受給者証がなくてもできます。受給者証が必要になるのは、児童発達支援や放課後等デイサービスを実際に使うときです。
診断名がないと、支援は受けられませんか?
診断名が必ず要る、とは児童福祉法の条文に書かれていません。実際の運用は市区町村によって違うため、窓口でお確かめください。
引っ越したら、受給者証はどうなりますか?
受給者証を出しているのは住んでいる市区町村です。転出すると、転入先で改めて申請することになります。転出の前に、両方の窓口に連絡してください。
事業所が別の市区町村にあっても使えますか?
使えます。「事業所の所在地の市区町村でなければならない」という決まりは条文にありません。ただし手続きの進め方は、お住まいの市区町村が決めます。
費用はどれくらいかかりますか?
世帯の所得に応じた月額の上限額が決まっており、上限までは1割の負担です。また、満3歳になって最初の4月1日から3年間は、児童発達支援等の利用料が無償になります。上限額の区分は市区町村の窓口でお確かめください。
相談したら、必ず何かをすることになりますか?
いいえ。話を聞いて終わりにしてもかまいません。相談したことが記録に残って不利になる、ということもありません。
この記事について:本記事は、子育て・発達に関する一般的な情報の提供を目的としています。内容は学会・職能団体・国の機関が公開している情報にもとづいてまとめていますが、お子さまの発達には個人差があり、すべてのお子さまに当てはまるものではありません。診断や治療に関する判断は、医師などの専門機関にご相談ください。
制度のこと、見学のときに一緒に確認できます
のびのび発達ラボを運営する児童発達支援てらぴぁぽけっと早稲田教室(東京都新宿区・早稲田駅徒歩1分)では、受給者証の申請や利用料のしくみについても、見学・ご相談の際にご案内しています。手続きが不安な段階からお声がけいただけます。見学・ご相談は、診断の有無に関わらず承ります。