発達を指摘されたあと、鹿児島市で最初にすることはひとつだけです。いくつもの窓口を回る必要はありません。
この記事には、そのあとに必要になる手続きを、順番に並べてあります。今日ぜんぶを読む必要はありません。今いるところだけ読んでください。
児童発達支援・放課後等デイサービス・居宅訪問型児童発達支援・保育所等訪問支援を利用するには、通所受給者証が必要です。市が申請の窓口として案内しているのは障害福祉課(自立支援係 099-216-1304)と谷山福祉課(099-269-8472)、および各支所の福祉課・保健福祉課です。
🔴 鹿児島市は市独自の利用者負担の軽減を行っています。市のページには「利用者負担額について放課後等デイサービスは2分の1を助成、その他児童発達支援等は全額を助成します」と書かれています。生活保護世帯・市民税非課税世帯は国の制度で無料です。この軽減は鹿児島市の独自施策で、他市町村の受給者証をお持ちの方は対象外と明記されています。
申請の前に、利用する事業所を決めておく必要があります。市は「見学などにより、利用する事業所が決まりましたら、障害福祉課、支所福祉課・保健福祉課へ利用申請が必要となります」と案内しています。申請には療育の必要性を確認する書類と認印が必要で、新規転入の方はマイナンバーまたは住民税額のわかる書類も要ります。必要な書類は担当課に電話などで確かめてください。
窓口ではお子さんの様子についての聴き取りがあります。申請後、市から「児童支援利用計画案提出依頼書」が交付され、地域の相談支援事業所と契約して計画案を作り、提出します。決定には数週間程度かかる場合があります。
利用者負担額の自己負担分は各事業所に直接支払います。おやつ代などは利用者負担額とは別に実費負担です。
| 世帯の所得区分 | 放課後等デイサービスの負担上限月額 |
|---|---|
| 生活保護世帯 | 0円(国制度でも0円) |
| 市民税非課税世帯 | 0円(国制度でも0円) |
| 市民税課税世帯・一般1(市民税所得割額が28万円未満、収入が概ね890万円以下) | 市 2,300円(国制度は4,600円) |
| 市民税課税世帯・一般2(市民税所得割額が28万円以上、収入が概ね890万円を超える) | 市 18,600円(国制度は37,200円) |
本庁舎・各支所・各保健センターの開庁時間は、令和8年1月5日(月曜日)から8時45分から16時30分に変わりました(変更前は8時30分から17時15分)。電話も同じ時間帯です。
出典:療育(障害福祉課)(2026年9月2日 更新)/谷山支所(庁舎案内)(2026年3月31日 更新)/伊敷支所(庁舎案内)(2026年4月28日 更新)/吉野支所(庁舎案内)(2026年4月21日 更新)/吉田支所(庁舎案内)(2026年1月5日 更新)/桜島支所(庁舎案内)(2026年4月1日 更新)/喜入支所(庁舎案内)(2026年4月10日 更新)/松元支所(庁舎案内)(2026年4月10日 更新)/郡山支所(庁舎案内)(2026年4月13日 更新)/令和8年1月から開庁時間が変更になりました(2026年1月5日 更新)
鹿児島市には「こども発達支援センター」のような1か所の窓口はなく、母子保健課と各保健センター・保健福祉課が受け皿になっています。最初の電話は乳幼児相談窓口(母子保健課内)099-216-1485です。子どもの発育・発達の気がかり、子育ての悩み、保健福祉サービスの案内について、保健師や心理相談員が電話や面接で相談に応じます。相談は無料、月曜日から金曜日の8時45分から16時30分まで(祝日、年末年始を除く)です。
続けて相談したいときは親子ひだまり発達相談(予約制)があります。言葉が遅い、発音が気になる、落ち着きがない、お友達と遊べない、かんしゃくがおさまらないといった悩みに、心理発達相談員・言語聴覚士・作業療法士・保健師などが応じます。1組60分程度で、場所は各保健センターと各保健福祉課です。申込みは電話で、下の表の番号にかけます。定例日以外に実施している場合もあります。
このほかすくすく親子教室(子育てに不安のある親子や発達の気になる子どもが対象。北部・東部・中央・西部・南部の各保健センターと松元保健福祉課で実施。日時は各保健センターに相談)と、巡回発達相談(市の乳幼児巡回支援専門員が保育所・幼稚園・認定こども園・認可外保育所等を訪問)があります。
ことばの相談には、市のことばの発達指導もあります。対象は3歳以上の幼児とその保護者で、場所は市心身障害者総合福祉センター(ゆうあい館・真砂本町58-30、電話 099-252-7900)、利用料は無料です。窓口は障害福祉課 ゆうあい係(099-216-1272)です。
福祉サービスの利用全般については鹿児島市障害者基幹相談支援センター(山下町15-1 かごしま市民福祉プラザ内、電話 099-226-1200)が総合相談の窓口です。10時から18時まで、日曜日・祝日・12月29日から1月3日は休みで、利用料はかかりません。
| 親子ひだまり発達相談の場所 | 電話番号と開設日(令和8年度) |
|---|---|
| 北部保健センター | 099-244-5693/第3水曜日 |
| 東部保健センター | 099-216-1310/第2水曜日 |
| 西部保健センター | 099-252-8522/第4水曜日 |
| 中央保健センター | 099-258-2370/第2金曜日 |
| 南部保健センター | 099-268-2315/第3金曜日 |
| 松元保健福祉課 | 099-278-5417/第2木曜日 |
| 吉田・郡山・桜島・喜入で希望する場合 | 吉田 099-294-1215/郡山 099-298-2114/桜島 099-293-2360/喜入 099-345-3755 |
巡回発達相談は保護者が直接申し込むことはできません。お子さんが通う園・施設からの申込みが必要で、希望する場合はまず通園先に相談します。市は「児童発達支援事業の利用を判断するためのものではありません」とも書いています。なお、乳幼児相談窓口・親子ひだまり発達相談・総合発達相談会について、対象年齢の上限・下限は市のページに書かれていません。
出典:子どもの発達に関する支援(母子保健課)(2026年4月23日 更新)/乳幼児相談窓口(2026年8月13日 更新)/令和8年度ひだまり発達相談日程表(PDF)/令和8年度総合発達相談会チラシ(PDF)/巡回発達相談(2026年4月23日 更新)/療育(ことばの発達指導・地域療育等支援)(2026年9月2日 更新)/鹿児島市障害者基幹相談支援センター・鹿児島市障害者虐待防止センター(2026年9月4日 更新)
就学の相談先は市教育委員会 学校教育課(電話 099-227-1941、山下町6-1)です。
来年度に小学校などへ入学予定で障害のあるお子さんについて、市は9月から11月の期間に「就学教育相談」を行っています。特別支援学校への就学、特別支援学級への入級、通級指導教室での指導を希望する場合は、7月第一週までに申し込みます。
🔴 申込みは、幼稚園や保育所等を通して学校教育課に行います。在宅児の場合は、直接、学校教育課に連絡してください。
特別支援学級や特別支援学校などに就学すると、通学費・給食費・学用品購入費などが保護者の負担に応じて助成されることがあります(就学奨励費)。担当は市教育委員会 総務課(電話 099-227-1922)で、就学相談とは番号が違います。通っている学校でも尋ねられます。
鹿児島市内の特別支援学校はすべて県立または国立大学附属で、市立の特別支援学校はありません(令和8年4月1日現在で市内に7校)。
| 通級指導教室の障害の種類 | 設置している学校(令和8年5月現在) |
|---|---|
| 言語障害(言葉の遅れ) | 名山小学校・谷山小学校・原良小学校・中郡小学校 |
| 自閉症・情緒障害(自閉症・選択性かん黙等) | 山下小・谷山小・吉野小・城南小・武岡台小・紫原小・南小・原良小・八幡小・宮川小・石谷小・福平小・川上小・鴨池小・中山小、皇徳寺中学校・鹿児島玉龍中学校 |
| LD・ADHD等 | 山下小学校・川上小学校・中山小学校、甲南中学校・谷山北中学校 |
出典:障害のある幼児児童生徒の就学(学校教育課)(2026年6月9日 更新)/相談支援ファイル「夢すこやかファイル」(2026年2月5日 更新)
鹿児島市の乳幼児健診は「保健センターで受ける集団健診」と「委託医療機関で受ける個別健診」に分かれています。1歳6か月児健診と3歳児健診が集団、3〜4か月児・7〜8か月児・1歳児と歯科は医療機関です。医療機関で受けるものは、生後3か月頃に届く小冊子「赤ちゃんセット」に受診票が綴じ込まれていて、事前に医療機関へ予約して受診します。費用はいずれも無料です。
1歳6か月児健診はお子さんが1歳4か月から5か月頃、3歳児健診は3歳4か月から3歳5か月の間に、最寄りの保健センターから通知が届きます。対象人数の調整のために呼び出し時期をずらすことがあります。指定された日に受けられないときは、他の日時でも、他の保健センターでも受けられます。案内のあった保健センターに連絡してください。
集団健診を行う窓口は、北部・東部・西部・中央・南部の5つの保健センターと、吉田・桜島・松元・郡山・喜入の5つの保健福祉課の合わせて10か所です。番号は下の表のとおりで、障害福祉の用件とは番号が違う支所があります(吉田=健診は099-294-1215、喜入=健診は099-345-3434)。
5歳児健康診査については、市が案内している乳幼児健康診査の一覧(令和8年5月21日更新)にも、令和8年度の母子保健事業日程表にも記載がありません。年中・年長の年齢で発達が気がかりなときは、下の「予約制の乳幼児健診」や、発達相談の各事業(親子ひだまり発達相談・総合発達相談会)をご利用ください。
| 健診の窓口(1歳6か月児・3歳児健診) | 電話番号 |
|---|---|
| 北部保健センター(吉野町3275番地3) | 099-244-5693 |
| 東部保健センター(山下町11番1号) | 099-216-1310 |
| 西部保健センター(永吉2丁目21番6号) | 099-252-8522 |
| 中央保健センター(鴨池2丁目25番1-11号) | 099-258-2364 |
| 南部保健センター(西谷山1丁目3番2号) | 099-268-2315 |
| 吉田保健福祉課 | 099-294-1215 |
| 桜島保健福祉課 | 099-293-2360 |
| 松元保健福祉課 | 099-278-5417 |
| 郡山保健福祉課 | 099-298-2114 |
| 喜入保健福祉課(喜入地区保健センター) | 099-345-3434 |
里帰り先で健診を受けたいときは、まず里帰り先の市区町村役場の担当課に受け入れの可否を電話で確認します。「鹿児島市役所からの依頼の公文書が必要」と言われた場合は母子保健課(099-216-1485)に電話すると、市から文書を発送します。健診の内容・時期・方法は里帰り先の市区町村に合わせた実施になります。
出典:乳幼児健康診査受診(母子保健課)(2026年5月21日 更新)/保健センターで実施している乳幼児の健康診査(2025年8月18日 更新)/乳幼児健康診査(健診)の日程について教えてください。(よくある質問)(2025年11月17日 更新)/令和8年度約束健診日程(PDF)/保健所・保健センター・保健福祉課のご案内(2024年6月19日 更新)
🔴 手当は、どの手当かで担当する課が変わります。障害児福祉手当と市民福祉手当(重度障害児手当)は障害福祉課 障害福祉係 099-216-1273(谷山福祉課 099-269-8472)、特別児童扶養手当はこども福祉課 099-216-1260(谷山子育て支援課 099-269-8473)です。受給者証の窓口(099-216-1304)とも番号が違います。
鹿児島市には国の手当のほかに、市独自の市民福祉手当(重度障害児手当)があります。4月1日現在で市内に引き続き1年以上住んでいる20歳未満の児童の保護者が対象で、身体障害者手帳1・2級、療育手帳A1・A2・B1、精神障害者保健福祉手帳1・2級のいずれか、またはこれらと同程度の障害がある児童が対象です。障害児福祉手当を受けている方には支給されません。
🔴 市民福祉手当(重度障害児手当)の年額は変わります。市のページには「令和8年度分まで:24,000円」「令和9年度分から:12,000円」と書かれています。受付は毎年4月中で5月に口座振込、申請は翌年3月末まで受け付けており、申請月によって振込月が変わります。
特別児童扶養手当の請求は、本庁のこども福祉課(11番窓口)、谷山支所の谷山子育て支援課(12番窓口)のほか、伊敷・吉野・吉田・桜島・喜入・松元・郡山の各支所でも手続きできます(認定は県が行います)。
| 手当 | 支給額 |
|---|---|
| 特別児童扶養手当 1級(重度障害児)令和8年4月分から | 月額 58,450円 |
| 特別児童扶養手当 2級(中度障害児)令和8年4月分から | 月額 38,930円 |
| 障害児福祉手当(令和8年4月分から) | 月額 16,560円 |
| 市民福祉手当(重度障害児手当)令和8年度分まで | 年額 24,000円 |
| 市民福祉手当(重度障害児手当)令和9年度分から | 年額 12,000円 |
障害児福祉手当を受けている方は現況届の提出が必要です。令和8年度は案内文書に提出期限が書かれていなかったため、市が改めて「令和8年9月11日(金曜日)まで」と案内しています。提出先は障害福祉課または各支所の福祉課・保健福祉課です。
出典:年金・手当・資金の貸付(障害福祉課)(2026年8月26日 更新)/特別児童扶養手当(こども福祉課)(2026年4月1日 更新)
鹿児島市は、妊娠期から子育て期までの母子保健や育児に関する相談・支援を行う「こども家庭センター」を設置しています。利用できる制度を知りたいとき、子育てに気がかりがあるときなどに、保健師・助産師・母子保健支援員・発達支援専門員が対応します。
🔴 単独の建物ではなく、母子保健課と市内10か所の保健センター・保健福祉課が窓口です。下の表のうち、お住まいの地域を担当するところに電話してください。
家庭における子どもの悩みごとや家庭内のもめごとなどは、別に家庭こども相談があります。相談場所は家庭こども相談室(市役所本館1階)099-216-1262・099-216-1263 と、谷山子育て支援課(市役所谷山支所内)099-269-8473 です。相談時間は月曜日から金曜日(休日を除く)の窓口8時45分から16時30分、電話8時30分から17時15分です。
| こども家庭センターの窓口 | 電話番号 |
|---|---|
| 母子保健課(山下町) | 099-216-1485 |
| 北部保健センター(吉野町) | 099-244-5693 |
| 東部保健センター(山下町) | 099-216-1310 |
| 西部保健センター(永吉2丁目) | 099-252-8522 |
| 中央保健センター(鴨池2丁目) | 099-258-2364 |
| 南部保健センター(西谷山1丁目) | 099-268-2315 |
| 吉田保健福祉課 | 099-294-1215 |
| 桜島保健福祉課 | 099-293-2360 |
| 松元保健福祉課 | 099-278-5417 |
| 郡山保健福祉課 | 099-298-2114 |
| 喜入地区保健センター | 099-345-3434 |
鹿児島市は児童相談所の設置に向けた取組を進めており、市のページに整備の情報が掲載されています。
出典:こども家庭センター(母子保健課)(2024年11月14日 更新)/家庭こども相談(こども福祉課・谷山子育て支援課)(2026年1月1日 更新)/児童相談所の設置に向けた取組
ここは全国どこでも同じです。児童福祉法は、通所給付決定を行うのは保護者が住んでいる市町村だと定めています(第21条の5の5ほか)。
事業所が別の市区町村にあっても、使えます。「事業所の所在地の市区町村でなければならない」という決まりは、条文にはありません。
ただし、支給量の決め方や面接の進め方は市区町村ごとに違います。決めるのは、お住まいの窓口です。
手ぶらで行っても相談はできます。ただ、次のものがあると話が早く進みます。
①から⑥までにかかる期間は、市区町村と時期によって違います。数週間で進むこともあれば、数か月かかることもあります。急ぐ事情があるときは、最初の相談でそう伝えてください。
発達障害者支援法 第2条は、発達障害を「自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能の障害であってその症状が通常低年齢において発現するもの」と定めています。
これは法律の定義であって、医学の診断基準とは別のものです。また、支援を受けるために診断名が必ず要る、とは条文に書かれていません。
※上記の出典は2026年9月9日に閲覧して内容を確認しました。各団体の記載は更新される場合があります。最新の情報は各サイトでご確認ください。
のびのび発達ラボを運営する児童発達支援てらぴぁぽけっと早稲田教室(東京都新宿区・早稲田駅徒歩1分)では、受給者証の申請や利用料のしくみについても、見学・ご相談の際にご案内しています。手続きが不安な段階からお声がけいただけます。見学・ご相談は、診断の有無に関わらず承ります。