結論から——広島市で、まず電話をかける先
発達を指摘されたあと、広島市で最初にすることはひとつだけです。いくつもの窓口を回る必要はありません。
最初の一本
お住まいの区の保健センター(区役所厚生部 地域支えあい課)に電話をしてください。広島市は8区それぞれの区役所の中に、この保健センターと
こども家庭センターを置いています。就学前の発達が心配なときの
「5歳児発達相談」の予約もここです。診断や訓練が必要になったら、そこから
こども療育センター(市内3か所)につないでもらえます。受給者証の申請より前に、まずここです。
広島市の窓口の情報は、3つのページに分けています。今日ぜんぶを読む必要はありません。知りたいことが載っているページだけ開いてください。
発達の相談は、どこにするのか(広島市)
広島市の発達の相談の入口は2つです。ひとつはお住まいの区の保健センター。保健センターは区役所厚生部の「地域支えあい課」の中にあり、こども家庭センターも同じ課に置かれています。
もうひとつはこども療育センターです。市内に本所(東区光町)・北部(安佐北区可部南)・西部(佐伯区海老山南)の3か所があり、本所は「療育相談所」、北部と西部は「療育相談室」という名前です。医師、看護師、心理療法士、言語聴覚士、理学療法士、作業療法士、保健師、相談員、保育士などが、相談・診断・評価・訓練・治療のほか、保育所等訪問支援や障害児相談支援まで行います。対象は原則として市内に住む18歳未満の方。電話などによる予約が必要で、受付は平日8時30分〜17時15分です。相談員による療育相談は無料ですが、医学的診断・検査・診療は医療費がかかります。
- 広島市こども療育センター 療育相談所(東区光町二丁目15-55)電話 082-263-0683/診療科目=小児科、精神科、整形外科、耳鼻咽喉科
- 広島市北部こども療育センター 療育相談室(安佐北区可部南五丁目8-70)電話 082-814-5801/診療科目=小児科、整形外科
- 広島市西部こども療育センター 療育相談室(佐伯区海老山南二丁目2-18)電話 082-943-6831/診療科目=小児科、精神科、整形外科
- 広島市発達障害者支援センター(東区光町二丁目15-55/こども療育センター内)電話 082-568-7328。まず電話し、面接相談は予約制。相談は無料で、広島市にお住まいの方に限ります
- 広島市児童相談所(東区光町二丁目15-55 北棟3階)電話 082-263-0694。0歳から18歳未満のこどもの発達や虐待などの相談
- 県内統一様式の記録ノート「サポートファイル」を、市内3か所のこども療育センターで無料で配っています
| 区 | 保健センター(地域支えあい課)の電話/5歳児発達相談の開始時刻 |
| 中区 | 082-504-2109 13時30分〜 |
| 東区 | 082-568-7735 13時30分〜 |
| 南区 | 082-250-4133 13時30分〜 |
| 西区 | 082-294-6384 13時15分〜 |
| 安佐南区 | 082-831-4944 9時10分〜 |
| 安佐北区 | 082-819-0616 13時20分〜 |
| 安芸区 | 082-821-2820 13時30分〜 |
| 佐伯区 | 082-943-9733 13時15分〜 |
広島市の「5歳児発達相談」
対象は
4歳児および5歳児(年中児または年長児)の保護者で、
未就学の6歳児の保護者も利用できます。
費用は無料。専門職員(心理相談員)による
1回30分程度の個別相談で、場所は各区の保健センター(区厚生部地域支えあい課)です。
電話で予約し、当日はお子さんと一緒に来所します。市は「
5歳児発達相談は、診断をする場ではありません」と書いていて、家庭でも園でも一貫した関わり方ができるように、お子さんの特性や関わり方を一緒に考える場だと説明しています。相談の結果、必要に応じてこども療育センター等を紹介することがあります。
こども療育センターの初めての面接に持っていくもの(持っている方だけ)=健康保険情報がわかるもの(マイナ保険証や資格確認書等)、母子健康手帳、おくすり手帳、療育手帳、身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、こども医療費受給者証、その他公費負担受給者証。
出典:広島市 こども療育センター療育相談所(療育相談室)(2026年5月1日 更新)/広島市 こども療育センター(2025年2月26日 更新)/広島市 5歳児発達相談(2026年3月31日 更新)/広島市 5歳児発達相談のお知らせ(日程・予約先/PDF)/広島市発達障害者支援センター(2025年2月16日 更新)/広島市 サポートファイル(2025年2月19日 更新)
こども家庭センター(広島市)
広島市は、こども家庭センターを独立した施設として建てていません。8区すべての区役所厚生部「地域支えあい課」の中に「〇〇区こども家庭センター」を置いています。妊娠中や産後のこと、乳幼児の育児、親子関係の悩み、こどもの心身の成長・発達や障害のこと、不登校やいじめ、非行、虐待が疑われることまで、18歳未満のこどもに関する問題ならどんなことでも相談できます。費用は無料です。
家庭相談員や保健師が相談にのり、秘密は厳守されます。電話での相談にも応じ、相談内容によっては訪問もします。悩み事や困り事を把握して必要な支援につなぐため、必要に応じて一緒にサポートプランを作成します。必要な場合は、児童相談所やこども療育センターなど他の専門機関と連絡をとって、制度の紹介もしてもらえます。
- 受付時間は8時30分〜17時15分(祝休日、年末年始、8月6日は除きます)
- この時間外の児童虐待に関する通告は児童相談所(082-263-0694)が受け付けます
- 各区には地域子育て支援センターもあります(中区 082-504-2174/東区 082-261-0315/南区 082-250-4134/西区 082-503-6288/安佐南区 082-877-2146/安佐北区 082-819-0617/安芸区 082-821-2821/佐伯区 082-921-5010)
- 区役所まで行かなくても相談できる場として、地域子育て相談機関「ふらっと」が市内に置かれています。目的がなくても立ち寄れる、身近な相談の場です
| 区 | こども家庭センターの電話(家庭相談員/保健師) |
| 中区 | 家庭相談員 082-504-2739 保健師 082-504-2109/082-504-2528 |
| 東区 | 家庭相談員 082-568-7794 保健師 082-568-7735/082-568-7729 |
| 南区 | 家庭相談員 082-250-4160 保健師 082-250-4133/082-250-4108 |
| 西区 | 家庭相談員 082-294-6519 保健師 082-294-6384/082-294-6235 |
| 安佐南区 | 家庭相談員 082-831-5017 保健師 082-831-4944/082-831-4942 |
| 安佐北区 | 家庭相談員 082-819-0639 保健師 082-819-0616/082-819-0586 |
| 安芸区 | 家庭相談員 082-821-2827 保健師 082-821-2820/082-821-2809 |
| 佐伯区 | 家庭相談員 082-943-9773 保健師 082-943-9733/082-943-9731 |
🔴 同じ区役所でも、用件で電話番号が変わります
たとえば中区では、
受給者証は 082-504-2588(福祉課障害福祉係)、発達や育児の相談は 082-504-2109(保健師)、子育てや親子関係の悩みは 082-504-2739(家庭相談員)と、3つに分かれています。区役所の代表番号にかけ直すより、用件に合った番号にかけたほうが早く進みます。どの区も同じように分かれています。
市全体の担当は こども未来局こども青少年支援部 こども・家庭支援担当(082-504-2973)です。
出典:広島市 こども家庭センター(8区の連絡先一覧)(2025年3月26日 更新)/広島市中区 中区こども家庭センター(2025年2月16日 更新)/広島市 地域子育て相談機関「ふらっと」(2025年11月13日 更新)
相談の前に、用意しておくとよいもの
手ぶらで行っても相談はできます。ただ、次のものがあると話が早く進みます。
- 母子健康手帳——健診での指摘は、たいていここに書かれています
- 健診で渡された紙——「要経過観察」「要紹介」などの判定が書かれていることがあります
- 気になっていることを3つだけ書いたメモ——全部言おうとすると、かえって伝わりません
- いつごろから気になったか——月単位でかまいません
- 園や学校で言われたこと——連絡帳の写しがあれば、そのまま持って行けます
メモの書き方
「言葉が遅い」ではなく、
「2歳半で、単語は10個くらい。二語文は出ていない」のように、
数と場面で書くと、相手に正確に伝わります。
相談の場で聞かれることと、その理由は発達相談で聞かれることに、申請までに整理しておくと話が早いことは受給者証申請の準備チェックリストにまとめています。
相談したあと、どう進むのか
- 相談——話を聞いてもらいます。ここで終わることもあります
- 発達の確認——必要に応じて、発達検査や医師の診察に進みます
- 受給者証の申請——支援を使うと決めたら、住んでいる市区町村に申請します
- 面接・調査——市区町村の担当者が、状況と必要な量を確かめます
- 受給者証の交付——支給量(月に何日使えるか)が書かれて届きます
- 事業所と契約——見学して選び、契約して利用が始まります
①から⑥までにかかる期間は、市区町村と時期によって違います。数週間で進むこともあれば、数か月かかることもあります。急ぐ事情があるときは、最初の相談でそう伝えてください。
「発達障害」という言葉について
発達障害者支援法 第2条は、発達障害を「自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能の障害であってその症状が通常低年齢において発現するもの」と定めています。
これは法律の定義であって、医学の診断基準とは別のものです。また、支援を受けるために診断名が必ず要る、とは条文に書かれていません。
大切なこと
指摘を受けたことは、
お子さんに何かが足りない、という意味ではありません。早く分かれば、早く合う関わり方が見つかる、というだけのことです。
広島県のほかのページ
広島県全体の相談先(発達障害者支援センターなど)は広島県のページにまとめています。
広島県内で、同じ形式でまとめている市区町村です。福山市 呉市
ほかの市区町村は手続き・制度の一覧から探せます。
この記事で書かないこと
- 診断はしません。この記事は制度と窓口の案内です
- どの事業所がよいか、順位は付けません。選ぶのは保護者の方です
- ここに書いた事実は、2026-09-09 時点で広島市の公式サイトに載っていたものです。制度も窓口も変わります。動く前に、必ず公式ページか電話でお確かめください
出典
※上記の出典は2026年9月9日に閲覧して内容を確認しました。各団体の記載は更新される場合があります。最新の情報は各サイトでご確認ください。
よくあるご質問
5歳児発達相談は、区によって時間が違うのですか?
はい。開始時刻が区ごとに違います。中区・東区・南区・安芸区は13時30分から、西区と佐伯区は13時15分から、安佐北区は13時20分から、安佐南区だけは午前9時10分からです。実施日も区ごとに決まっているので、お住まいの区の保健センターにお尋ねください。
8月6日に区役所や相談窓口へ電話しても、つながりません。
広島市の相談窓口は、祝日・年末年始に加えて8月6日も受付を行いません。就学相談・教育相談(青少年総合相談センター)、こども療育センター、発達障害者支援センター、児童相談所、区のこども家庭センターのいずれも同じです。夏休みのあいだに相談を考えているときは、この日を外して予定を立ててください。
受給者証がないと、相談もできませんか?
いいえ。相談は受給者証がなくてもできます。受給者証が必要になるのは、児童発達支援や放課後等デイサービスを実際に使うときです。
診断名がないと、支援は受けられませんか?
診断名が必ず要る、とは児童福祉法の条文に書かれていません。実際の運用は市区町村によって違うため、窓口でお確かめください。
相談したら、必ず何かをすることになりますか?
いいえ。話を聞いて終わりにしてもかまいません。相談したことが記録に残って不利になる、ということもありません。
こども家庭センターは、どの市区町村にもありますか?
児童福祉法 第10条の2 は「市町村は、こども家庭センターの設置に努めなければならない」と定めています。設置は努力義務で、名前や置き方は市区町村によって違います。このページの「こども家庭センター」の節で、お住まいの市区町村のようすを確かめてください。
都道府県の発達障害者支援センターにも相談できますか?
発達障害者支援法 第14条は、都道府県知事が発達障害者支援センターに、発達障害のある人とその家族などからの相談に専門的に応じ、情報の提供や助言を行う業務を行わせる(または自ら行う)と定めています。市区町村の窓口とあわせて使えます。
この記事について:本記事は、子育て・発達に関する一般的な情報の提供を目的としています。内容は学会・職能団体・国の機関が公開している情報にもとづいてまとめていますが、お子さまの発達には個人差があり、すべてのお子さまに当てはまるものではありません。診断や治療に関する判断は、医師などの専門機関にご相談ください。
制度のこと、見学のときに一緒に確認できます
のびのび発達ラボを運営する児童発達支援てらぴぁぽけっと早稲田教室(東京都新宿区・都電早稲田駅徒歩1分)では、受給者証の申請や利用料のしくみについても、見学・ご相談の際にご案内しています。手続きが不安な段階からお声がけいただけます。見学・ご相談は、診断の有無に関わらず承ります。