発達を指摘されたあと、枚方市で最初にすることはひとつだけです。いくつもの窓口を回る必要はありません。
この記事には、そのあとに必要になる手続きを、順番に並べてあります。今日ぜんぶを読む必要はありません。今いるところだけ読んでください。
児童発達支援や放課後等デイサービスを利用するには障害児通所支援の受給者証が必要です。申請と相談の窓口は健康福祉部 福祉事務所 障害支援課(枚方市大垣内町2-1-20、電話 072-841-1457、ファクス 072-841-5123)です。枚方市には区がありません。
枚方市は申請書について、「申請書は計画案(計画相談支援・障害児相談支援もしくはセルフプラン)とあわせてご提出ください」と案内しています。申請書を提出したあと受給者証の発行を受けてから、サービスを利用します。初めて障害福祉サービスを利用する場合は、先に障害支援課へ連絡するよう案内されています。
申請書の様式は市のページからダウンロードできます。成人用と児童用が分かれていて、お子さんの分は「【児童】新規申請書」「【児童】変更申請書」です。セルフプランの様式と【児童】記入例も同じページにあります。
枚方市には遠隔相談窓口(リモートブース)があり、障害児サービス(児童発達支援・放課後等デイサービス・保育所等訪問支援等)の受給者証の更新手続きを、枚方市駅市民窓口センターまたは北部支所で行えます。平日の午前9時から午後4時30分までの間で1枠30分の予約制、2営業日前まで予約できます。担当課は障害支援課です。
就学前の無償化は、満3歳になって初めての4月1日から3年間が対象です。児童発達支援、医療型児童発達支援、居宅訪問型児童発達支援、保育所等訪問支援などが無料になり、放課後等デイサービスは対象に入っていません。新たな手続きは不要ですが、利用者負担以外の費用(医療費や食事等の実費)は引き続き支払います。
| 所得区分 | 負担上限月額 |
|---|---|
| 生活保護(生活保護を受給している方) | 0円 |
| 低所得(障害児の場合は、保護者の属する世帯の市民税が非課税の方) | 0円 |
| 一般1(児童)(居宅で生活する障害児の保護者の属する世帯の市民税所得割額が、合計28万円未満の世帯) | 4,600円 |
| 一般2(保護者の属する世帯の市民税所得割額が「一般1」以外の方) | 37,200円 |
枚方市には就学前児童の多子軽減措置があり、障害児通所支援(放課後等デイサービスを除く)を利用している未就学児、または幼稚園・保育所等に通う児童が同じ世帯に2人以上いて、2人目以降が障害児通所支援を利用している場合は負担額が軽減されることがあります(申請の際に領収証等が必要です)。
出典:枚方市役所-障害支援課のページ-障害福祉サービス(2026年5月21日 更新)/障害福祉サービス申請等様式ダウンロード(受給者証関係等)(2026年7月6日 更新)/児童発達支援等の利用者負担が無償化になります。(2022年3月28日 更新)/児童発達支援の無償化について(PDF)/【遠隔相談】市役所本庁に行かなくても相談や申請ができます(2026年9月1日 更新)
発達の相談の入口は市立ひらかた子ども発達支援センター(枚方市磯島北町3-2、電話 072-807-5373、ファクス 072-898-4173)です。開館は平日の午前8時45分から午後5時15分。センター内の相談支援事業所「育(はぐ)」が、0歳から18歳までの発達に関する相談を受けます。一般相談では児童発達支援や放課後等デイサービスなど事業所の利用や関係機関の紹介を、障害児相談支援では受給者証の発行に必要な「サービス等利用計画・児童支援利用計画」の作成を行います。医療的ケア児等コーディネーター養成研修を受講した相談支援専門員が配置されています。
センターの通所支援は2つに分かれています。すぎの木は知的発達の遅れや発達障害がある3~5歳児が対象で、定員60名の単独通所、月曜から金曜の午前9時30分から午後3時、通所バスによる送迎または自主通所です。なのはなは運動発達の遅れや障害のある0~5歳児が対象で、医療(小児科・整形外科)とセラピー(理学療法・作業療法・言語聴覚療法等)と保育による支援を行い、定員50名の親子通所、月曜から金曜の午前9時45分から午後2時30分、自主通所です。通所支援・保育所等訪問支援・居宅訪問型児童発達支援の利用には、障害支援課が発行する受給者証が必要です。
受給者証がなくても使える相談もあります。まるっとこどもセンターの個別発達相談は、心理相談員が「落ち着きがない」「ことばが遅い」「友達とうまく遊べない」といった発達と子育ての相談を受けるもので、就学前のお子さんが対象・要予約です。お子さんと一緒に来所し、母子健康手帳を持って行きます。申し込みは まるっとこどもセンター 072-840-7221(平日午前9時から午後5時30分まで受付)です。
発達支援センターの地域子育て支援事業「すくすく」は、運動面の遅れや知的な遅れなど発達に支援が必要な子どもと保護者を対象に、保育士が小グループで遊びを提供する事業です。未就園児は概ね0歳児から2歳児で週1回から2回、午前9時45分から11時30分。就園児は概ね4歳児から5歳児で週1回(1クール12回コース)、午後2時45分から4時30分です。
| 相談したいこと | 電話番号 |
|---|---|
| 発達の相談・事業所の利用(市立ひらかた子ども発達支援センター) | 072-807-5373 |
| 個別発達相談・療育相談(まるっとこどもセンター) | 072-840-7221 |
| 受給者証の申請(福祉事務所 障害支援課) | 072-841-1457 |
| 障害児福祉手当(福祉事務所 障害企画課) | 072-841-1152 |
| 就学相談(教育委員会 支援教育課) | 050-7105-8048 |
枚方市の発達の相談は1か所ではなく、療育と事業所利用は市立ひらかた子ども発達支援センター、健診まわりの発達相談はまるっとこどもセンターという二本立てになっています。
出典:市立ひらかた子ども発達支援センター(2025年8月15日 更新)/乳幼児に関する相談(個別発達相談ほか)(2026年9月9日 更新)/福祉・教育のてびき 子ども版 第7版(PDF)/福祉・教育のてびき 子ども版 第7版(2026年4月14日 更新)/障害企画課のページ-相談窓口(2026年8月18日 更新)
就学相談の担当は教育委員会事務局 学校教育部 支援教育課(電話 050-7105-8048、ファクス 072-851-9335)です。令和9年4月に小学校1年生になるお子さんで、心身の発達等に心配や不安があり、学校生活において教育的な配慮を必要としているお子さんの保護者が対象です。
枚方市の就学相談は、保護者が教育委員会に直接申し込む形ではありません。市内の就学前施設(幼稚園・保育所等)を利用している場合は、利用しているその施設に依頼します。市内の就学前施設を利用していない場合だけ、枚方市教育委員会(050-7105-8048)に直接連絡します。
申込時期は、市のリーフレットで推奨申込期間が5月下旬から6月末、対応可能期間が7月から9月上旬と示されています。校区の小学校の支援学級への入級や、府立支援学校への就学を検討している方は必ず申し込むよう案内されています。
面談は原則として7月から9月に、利用している就学前施設で行います。日時はその施設を通じて調整します。7月以降に申し込んだ場合は枚方市教育委員会(輝きプラザきらら内)で行うこともあります。市内の就学前施設を利用していない方は、はじめから教育委員会で面談します。就学前施設から配られる「相談シート」(市のページからも印刷できます)に記入し、相談日当日に持って行きます。お子さんの状況が分かる参考資料があれば一緒に持参します。
| 時期 | 内容 |
|---|---|
| 4月 | 就学前施設(幼稚園・保育所)等への相談、就学相談の受付 |
| 5~6月 | 説明会「枚方市の支援教育について」 |
| 7~9月 | 枚方市教育委員会担当者との面談(就学相談)、校区の小学校見学 |
| 10月 | 就学時健康診断 |
| 11月 | 就学先の意向の最終確認、枚方市教育委員会による就学先の決定 |
| 1月 | 就学通知の送付 |
| 2月 | 各学校の入学説明会 |
就学相談の内容は動画「枚方市の支援教育について」としても公開されていて、相談の前に見ておくことができます。
出典:枚方市の就学相談 ~お子さまのよりよい就学に向けて~(2026年7月31日 更新)/R08 就学相談「リーフレット」(PDF)/令和8年度就学時健康診断(2026年7月16日 更新)/福祉・教育のてびき 子ども版 第7版(PDF)
枚方市の乳幼児健康診査は、すべて まるっとこどもセンター(京阪枚方市駅直結「ステーションヒル枚方」行政サービスフロア6階/枚方市岡東町19-1)で行います。令和6年9月17日に、それまでの保健センター・サンプラザ3号館・北部支所の3か所から移転して一体的な運用を始めました。会場を選ぶのではなく、届いた個別通知で指定された日時に行きます。
まるっとこどもセンターで受ける健診は4か月児健康診査・1歳6か月児健康診査・2歳6か月児歯科健康診査・3歳6か月児健康診査・5歳児健康診査の5つです。枚方市は「2歳6か月児」「3歳6か月児」という名前を使っています。新生児聴覚検査・乳児一般健康診査・乳児後期健康診査は医療機関で受けます。
5歳児健康診査は完全予約制です。年度中に5歳になるお子さん(年中児)を対象に案内を順次送りますが、受診できるのは条件にあてはまり、かつ受診を希望する方だけです(下の囲みを見てください)。案内は誕生月ごとに受診月の2か月前に個別郵送され、健診時間は午後です。4月・5月生まれのお子さんは年少児の時期に案内が届きます。同封のアンケートに答えると受診の目安が示されます。
問い合わせはまるっとこどもセンター 072-840-7221(5歳児健診担当も同じ番号)、日程変更など乳幼児健診の連絡は乳幼児健診係 072-847-3750です。
| 健診 | 受け方 |
|---|---|
| 4か月児健康診査 | まるっとこどもセンター。指定の金曜日。身体計測、小児科診察、保健相談、母乳相談(希望者のみ) |
| 1歳6か月児健康診査(1歳7か月~2歳未満) | まるっとこどもセンター。指定の月曜日。小児科診察、歯科診察、フッ素塗布(希望者)、保健相談、栄養相談・発達相談(希望者) |
| 2歳6か月児歯科健康診査(2歳6か月~3歳未満) | まるっとこどもセンター。指定の火曜日。歯科診察、フッ素塗布・染め出し(希望者)、保健相談、栄養相談・発達相談(希望者) |
| 3歳6か月児健康診査(3歳6か月~4歳未満) | まるっとこどもセンター。指定の水曜日。尿検査、スポットビジョンスクリーナーによる眼科検査、栄養相談・発達相談(希望者) |
| 5歳児健康診査 | まるっとこどもセンター。完全予約制。受診月の2か月前に個別に案内。健診時間は午後 |
| 新生児聴覚検査・乳児一般健康診査・乳児後期健康診査 | 医療機関で受診。新生児聴覚検査は自動ABR 6,700円・自動OAE 3,000円を助成 |
4か月児健康診査は、令和8年9月4日以降に通知が届く方から、問診票が紙からWebでの回答に変わっています。
出典:お子さんの各種健康診査(2026年9月4日 更新)/【5歳児健康診査(完全予約制)】(2026年2月10日 更新)/乳幼児に関する相談(2026年9月9日 更新)/福祉・教育のてびき 子ども版 第7版(PDF)
枚方市は手当によって窓口の課が分かれます。障害児福祉手当は 福祉事務所 障害企画課(電話 072-841-1152、ファクス 072-841-5123)、特別児童扶養手当と児童扶養手当は 医療助成・児童手当課 児童手当担当(別館2階、電話 072-841-1408、ファクス 072-841-3039)です。受給者証など障害福祉サービスの窓口である障害支援課(072-841-1457)とは、いずれも別です。
障害児福祉手当は、重度の障害のために日常生活において常時介護を要する在宅の20歳未満の方が対象です。支給要件を満たしているかは所定の診断書で判断されます(診断書を省略できる場合があります)。手帳の所持は受給資格要件ではありません。申請日の属する月の翌月から支給対象になります。
特別児童扶養手当は、20歳未満で政令に規定する障害のある児童を監護している父母、または父母に代わって養育している方が対象です。所得制限があります。
| 手当 | 支給月額・支給月 |
|---|---|
| 障害児福祉手当 | 16,560円(令和8年4月現在)/年4回(5・8・11・2月) |
| 特別児童扶養手当 1級 | 55,350円(令和6年4月の金額)/年3回(4・8・11月)の11日 |
| 特別児童扶養手当 2級 | 36,860円(令和6年4月の金額)/年3回(4・8・11月)の11日 |
| 大阪府重度障がい者在宅生活応援制度 | 10,000円/年4回(4・7・10・1月) |
特別児童扶養手当の月額は枚方市のホームページには載っていません。表の額は市が発行した「福祉・教育のてびき 子ども版 第7版」に「令和6年4月の金額」として書かれているものです。障害児福祉手当(16,560円)だけはホームページに「令和8年4月現在」として載っています。いまの額は医療助成・児童手当課(072-841-1408)に確かめてください。
出典:障害企画課のページ-給付・手当・年金等(2026年7月29日 更新)/福祉・教育のてびき 子ども版 第7版(PDF)/障害者(児)に関する案内(2026年8月18日 更新)
枚方市のこども家庭センターは「まるっとこどもセンター」です。市が令和7年3月に策定した「枚方市子ども・若者総合計画」に、「すべての妊産婦・子育て家庭・子ども・若者に対し、母子保健・児童福祉の両分野が、切れ目のない一体的な相談支援を行う『まるっとこどもセンター』(こども家庭センター)」と書かれています。
場所はステーションヒル枚方 行政サービスフロア6階(枚方市岡東町19-1)で、京阪枚方市駅に直結しています。令和6年9月17日に、それまで保健センター・サンプラザ3号館・北部支所の3か所に分かれていた業務がここに移り、一体的な運用が始まりました。乳幼児健診、妊娠・出産・子育ての相談、18歳未満の子育てや親子関係の相談、ひとり親家庭の相談などをまとめて扱います。
名前が紛らわしいので注意してください。大阪府の「子ども家庭センター」は児童相談所のことです。枚方市を担当するのは大阪府中央子ども家庭センター(寝屋川市八坂町28-5、電話 072-828-0161、ファクス 072-828-5319)で、18歳未満の児童を対象にケースワーカー・心理職・医師などが相談・援助を行い、療育手帳の判定もここで行います。市の「まるっとこどもセンター」とは別の機関です。
| 用件 | 電話番号 |
|---|---|
| 妊娠から出産期の相談・乳幼児の子育て相談 | 072-840-7221 |
| 乳幼児の健診、各種教室などに関すること | 072-847-3750 |
| 18歳未満の子育てや親子関係などの相談(家庭児童相談) | 072-841-1124 |
| 児童虐待の防止に関すること、子どもや家庭に係る地域支援に関すること | 072-841-1119 |
| ひとり親家庭相談支援センター | 072-841-1125 |
| ひきこもり等子ども・若者相談支援センター(相談専用) | 072-843-2255 |
移転にともなって電話番号が変わっており、旧番号への転送は令和8年3月31日で終了しています。古い案内に載っている番号にかけてもつながりません。
出典:「枚方市子ども・若者総合計画」を策定しました。(2026年8月27日 更新)/枚方市子ども・若者総合計画 計画本編(PDF)/まるっとこどもセンターについて(2026年8月26日 更新)/電話番号の変更について(まるっとこどもセンター)(2026年3月16日 更新)/地域子育て相談機関(2025年7月1日 更新)/障害企画課のページ-相談窓口(2026年8月18日 更新)
ここは全国どこでも同じです。児童福祉法は、通所給付決定を行うのは保護者が住んでいる市町村だと定めています(第21条の5の5ほか)。
事業所が別の市区町村にあっても、使えます。「事業所の所在地の市区町村でなければならない」という決まりは、条文にはありません。
ただし、支給量の決め方や面接の進め方は市区町村ごとに違います。決めるのは、お住まいの窓口です。
手ぶらで行っても相談はできます。ただ、次のものがあると話が早く進みます。
①から⑥までにかかる期間は、市区町村と時期によって違います。数週間で進むこともあれば、数か月かかることもあります。急ぐ事情があるときは、最初の相談でそう伝えてください。
発達障害者支援法 第2条は、発達障害を「自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能の障害であってその症状が通常低年齢において発現するもの」と定めています。
これは法律の定義であって、医学の診断基準とは別のものです。また、支援を受けるために診断名が必ず要る、とは条文に書かれていません。
※上記の出典は2026年9月9日に閲覧して内容を確認しました。各団体の記載は更新される場合があります。最新の情報は各サイトでご確認ください。
のびのび発達ラボを運営する児童発達支援てらぴぁぽけっと早稲田教室(東京都新宿区・早稲田駅徒歩1分)では、受給者証の申請や利用料のしくみについても、見学・ご相談の際にご案内しています。手続きが不安な段階からお声がけいただけます。見学・ご相談は、診断の有無に関わらず承ります。