発達を指摘されたあと、八王子市で最初にすることはひとつだけです。いくつもの窓口を回る必要はありません。
この記事には、そのあとに必要になる手続きを、順番に並べてあります。今日ぜんぶを読む必要はありません。今いるところだけ読んでください。
児童発達支援・放課後等デイサービスなどの受給者証(児童通所受給者証)を出すのは福祉部 障害者福祉課です。〒192-8501 八王子市元本郷町三丁目24番1号の市役所本庁舎にあり、電話は 042-620-7245、手続きの流れのページには援護担当 042-620-7367 が載っています。区はありませんので、市内どこに住んでいてもこの窓口です。
八王子市は、申請の前に利用予定の事業所へ連絡・相談してから窓口に来るよう案内しています。窓口には、児童通所支援支給等申請書、サービス等利用計画案、そして「療育の必要性の確認ができる書類」を持っていきます。サービス等利用計画案は、計画相談支援事業所に作ってもらうか、保護者等が作る「セルフプラン」のどちらでもかまいません。様式は市のページから取れます。
書類を出すときに、生活面や障害の状況についての聞き取り調査があります。児童発達支援は「5領域20項目」、放課後等デイサービスは「就学児サポート調査票」という八王子市の書式が使われます。市は「申請から受給者証発行まで2週間程度かかります」と案内しています。
| サービス | 「療育の必要性が確認できる書類」(いずれか1つ) |
|---|---|
| 児童発達支援 | a 各種手帳(身体障害者手帳、東京都療育手帳(愛の手帳)、精神障害者保健福祉手帳)/b 医師診断書または知能発達検査の結果/c 地域保健福祉センターへの心理相談結果(乳幼児手帳) |
| 放課後等デイサービス | a 各種手帳(同上)/b 医師診断書または知能発達検査の結果/c 特別支援学校等への就学決定の通知 |
受給者証は毎年更新の手続きが必要です。市は有効期間が切れる1か月半ほど前に案内文を自宅に送ると案内しています。なお、負担上限月額の区分と金額は、2026年9月時点で八王子市の公式ページには示されていません。金額は障害者福祉課(042-620-7245)に確かめてください。
出典:児童通所支援サービスの手続きの流れ(八王子市)(令和8年8月12日 更新)/児童通所支援サービスの種類及び内容(八王子市)(令和3年7月16日 更新)/児童発達支援などの利用者負担の無償化について(八王子市)(令和6年8月27日 更新)
八王子市の発達相談の入口はこども家庭センターです。市内3か所(大横・東浅川・南大沢)にあり、お住まいの町名でどこが担当かが決まっています。担当表は市のページからPDFで見られます。区がない市ですが、実際にはこの3つで窓口が分かれるので、電話する前に自分の町名を確かめてください。
こども家庭センターは母子保健担当と児童福祉担当で電話番号が分かれています。発達や発育の心配、健診のことは母子保健担当、家庭のことや子育て全般は児童福祉担当です。
相談の中身は3つに分かれています。心理発達相談は1歳6か月児から就学前までが対象で、精神発達・言語発達・社会性・しつけ(食事・睡眠・排泄・生活習慣)について心理相談員が受けます。費用は無料で、必ず予約が必要です。ほかに発達健診と経過観察健診があり、どちらも各こども家庭センターで月1回実施されます。
「どこに相談したらよいか分からない」ときの受け皿も別にあります。教育センター内の子ども家庭部 教育保育・発達支援課(幼児教育・保育センター)(散田町2-37-1/042-673-3707)が、話を聞いたうえで適切な相談先につながるよう伴走すると案内しています。
| こども家庭センター | 電話・所在地・開館時間 |
|---|---|
| 大横 | 母子保健担当 042-625-9200/児童福祉担当 042-634-8377。大横町11番35号 大横保健福祉センター内。月〜土曜日 午前9時〜午後5時 |
| 東浅川 | 母子保健担当 042-667-1331/児童福祉担当 042-661-0072。東浅川町551番地1 東浅川保健福祉センター内。月〜土曜日 午前9時〜午後5時(第2月曜日は電話・訪問相談のみ) |
| 南大沢 | 母子保健担当 042-679-2205/児童福祉担当 042-678-3100。南大沢二丁目27番地 フレスコ南大沢公共棟1階 南大沢保健福祉センター内。月〜土曜日 午前9時〜午後5時 |
| こども家庭総合センター(企画調整) | 総合案内 042-656-8225。明神町三丁目19番2号 東京たま未来メッセ 庁舎・会議室棟4階 保健所内。月〜金曜日 午前9時〜午後5時 |
市の「子どもの発達を支えるために」のページには、相談を受けられる市内の医療機関の一覧も載っています。受診方法は医療機関ごとに違うので、それぞれのホームページで確かめてください。
出典:心理相談員による心理発達相談(八王子市子育て応援サイト)(2025年04月01日 更新)/子どもの発育や発達に不安がある方のための健診(八王子市子育て応援サイト)(2025年04月01日 更新)/こども家庭センター(子どもと家庭に関する総合相談)(八王子市子育て応援サイト)(2025年04月01日 更新)/子どもの発達を支えるために(八王子市子育て応援サイト)(2026年06月01日 更新)/教育保育・発達支援課(幼児教育・保育センター)(八王子市子育て応援サイト)(2025年04月01日 更新)
特別支援学級・特別支援教室・通級指導学級・都立特別支援学校で支援を受けるには、市の就学相談を受ける必要があります。窓口は八王子市教育委員会 教育指導課 支援・相談担当 就学相談(教育センター内)で、直通電話は 042-664-7524、場所は〒193-0832 八王子市散田町2-37-1 です。
申し込みは市のページから「就学支援ファイル」をダウンロードして記入し、教育センターに郵送または持参します。都立特別支援学校を希望する場合は東京都の書式になります。市の就学相談のご案内では、申し込みは2月から8月(未就学児の場合、2月・3月は特別支援学校希望者のみ)、調整会議・都への進達が8月から12月、そのあと判定と決定という流れです。
令和9年4月からの入学・入級について、市は「令和8年度就学相談の申請は8月31日をもって受付を終了いたしました」と掲示しています(2026年9月時点)。これから申し込む場合は次の年度の受付開始を待つことになりますが、年長児で転入予定の場合など例外の扱いがあるので、まず 042-664-7524 へ電話してください。
| 用件 | 窓口と電話 |
|---|---|
| 就学相談の申し込み・相談、都立特別支援学校の見学会の申し込み | 八王子市教育センター 就学相談 042-664-7524(直通) |
| 特別支援教育全般、ハンドブック・就学相談ガイド | 学校教育部 教育指導課(教育センター) 042-664-1135 |
| 就学相談以外の相談担当への問い合わせ | 学校教育部 教育指導課(相談担当) 042-664-5124 |
| 入学通知・指定校変更・学校選択制など入学手続き | 学校教育部 教育指導課(新入学のご案内のページに記載) |
都立特別支援学校の小学部見学会は「八王子市の就学相談を受けることが条件」で、申し込み先も八王子市教育センター 就学相談(042-664-7524)です。体験会は見学会に参加した方が対象です。また、八王子市には園と小学校をつなぐ「すくてくシート」(旧 就学支援シート)があり、就学時健診の時期(10月頃)までの提出が望ましく、遅くとも翌年2月末までに保護者が小学校や学童保育所へ直接提出します。
出典:障害のあるお子さんの学級・教室・学校について(八王子市)(令和8年1月22日 更新)/令和8年度 八王子市 就学相談のご案内(八王子市・PDF)/特別支援教育ハンドブックと就学相談ガイド(八王子市)(令和6年5月15日 更新)/すくてくシート(旧就学支援シート)(八王子市子育て応援サイト)(2024年07月16日 更新)
八王子市の乳幼児健診は、1歳6か月児健康診査と3歳児健康診査が集団健診です。会場も日程も、お住まいの地域によって違います。案内は対象月の20日頃に、会場と日時を指定した封書で個別に届きます。自分で申し込むのではありません。指定された日程・会場に行けないときは、Webシステムから変更手続きができます(会場ごとに人数の制限があります)。
案内が翌月になっても届かないとき、なくしたとき、直近で転入したときは、お住まいを担当するこども家庭センターの母子保健担当(大横 042-625-9200/東浅川 042-667-1331/南大沢 042-679-2205)に問い合わせます。
持ち物に「八王子版ネウボラ乳幼児手帳」が入っているのが八王子市の特徴です。母子健康手帳とは別の手帳で、受給者証の申請で使う「地域保健福祉センターへの心理相談結果(乳幼児手帳)」もこの手帳を指します。
5歳児健康診査は、2026年9月時点では実施されていません。市の乳幼児健診のページに並んでいるのは1か月児・3か月から4か月児・6か月から7か月児・9か月から10か月児・1歳6か月児・3歳児の健康診査と、2歳児の幼児歯科健診、4歳児・5歳児対象の未就園児のための歯科健診です。ただし市は実施に向けて検討を進めており、こども家庭センター運営会議の議事要録には、事務局の発言として「八王子市としては5歳児健診を実施する方向で考えている」と記録されています。
| 健診 | 対象・内容・受付 |
|---|---|
| 1歳6か月児健康診査 | 満1歳6か月を超え満2歳に達しない幼児。問診、身体測定、診察(歯科・内科)、個別相談(保健、栄養、歯科、心理発達相談など)。受付12時30分〜13時45分、開始13時00分から。無料 |
| 3歳児健康診査 | 満3歳を超え満4歳に達しない幼児。尿検査、問診、目の屈折検査、身体測定、診察(歯科・内科)、個別相談。目と耳の検査は自宅で済ませてから行く。受付12時30分〜13時45分、開始12時45分から。無料 |
| 発達健診・経過観察健診 | 発育や発達に不安があるお子さん、一般健診の後に経過観察が必要なお子さん。各こども家庭センターで月1回。予約が必要 |
| 4歳児・5歳児対象 未就園児のための歯科健診 | 園に通っていない4歳児・5歳児が対象の歯科健診(発達の健診ではありません) |
発熱・咳等の症状があるときは、感染予防のため受診を断られることがあります。体調を整えて次回以降の健診を利用してください。
出典:1歳6か月児健康診査(八王子市子育て応援サイト)(2026年06月11日 更新)/3歳児健康診査(八王子市子育て応援サイト)(2026年03月24日 更新)/乳幼児健診の一覧(八王子市子育て応援サイト)/八王子市こども家庭センター運営会議(資料6「5歳児健診について」・議事要録)(令和8年4月14日 更新)
八王子市は、障害のあるお子さんの手当を2つの課で分けて扱っています。障害児福祉手当と特別児童扶養手当は福祉部 障害者福祉課(福祉・自立支援医療担当)042-620-7245(本庁舎)、東京都の制度である児童育成手当(障害手当)は子ども家庭部 子育て支援課042-620-7368です。受給者証の窓口(障害者福祉課 援護担当 042-620-7367)ともまた別です。
児童育成手当(障害手当)は、20歳未満で心身のいずれかの障害があるお子さんを扶養している保護者が対象で、月額15,500円です。新規申請を希望する場合は、案内をするので事前に電話で子育て支援課(042-620-7368)へ問い合わせるよう市は求めています。申請窓口は市役所本庁舎の子育て支援課のほか、八王子駅南口総合事務所 子ども窓口(平日午前10時〜午後7時、日曜午前10時〜午後5時)でも受け付けますが、日曜日は新規申請の受付を行っておらず、新規の受付は平日午後5時までです。
障害児福祉手当は、市が「おおむね身障手帳1級、おおむね身障手帳2級の一部、愛の手帳1度、愛の手帳2度程度の方。あるいはこれらと同等の疾病、精神障害の方」を対象としています。特別児童扶養手当は「おおむね身体障害者手帳1級〜3級程度(下肢障害については4級の一部を含む)」「おおむね愛の手帳1〜3度程度」「自閉スペクトラム症等により日常生活に著しい制限を受ける方等」などが目安で、複数の障害がある場合は個々の程度がこれより軽くても該当することがあります。
| 手当 | 月額と振込月(窓口) |
|---|---|
| 障害児福祉手当(20歳未満・重度の障害のため日常生活に常時介護が必要な方) | 16,560円(令和8年4月改定。令和7年4月は16,100円)。振込は2月・5月・8月・11月の7日頃。障害者福祉課 042-620-7245 |
| 特別児童扶養手当 1級 | 58,450円(令和8年4月改定。令和7年度は56,800円)。振込は4月・8月・11月の11日頃。障害者福祉課 042-620-7245 |
| 特別児童扶養手当 2級 | 38,930円(令和8年4月改定。令和7年度は37,830円)。振込は4月・8月・11月の11日頃。障害者福祉課 042-620-7245 |
| 児童育成手当(障害手当)(20歳未満のお子さんを扶養している保護者) | 15,500円。申請の翌月分から、毎年6月・10月・2月に前月までの分を支給。子育て支援課 042-620-7368 |
3つの手当にはいずれも所得制限があります。八王子市は「障害者手当や障害者医療費助成などの所得制限基準額が変わります【令和8(2026)年8月から】」という案内も出しています。金額と基準は改定されるので、申請の前に窓口で確かめてください。
出典:障害児福祉手当(八王子市)(令和8年3月25日 更新)/特別児童扶養手当(八王子市)(令和8年3月25日 更新)/児童育成手当(障害手当)(八王子市子育て応援サイト)(2025年10月01日 更新)/手当(障害のある方のために)(八王子市)
八王子市は令和7年(2025年)4月1日に「こども家庭センター」を設置しました。市は「子ども家庭支援センターと保健福祉センターの母子保健機能を統合し、新たに『こども家庭センター』を設置します。すべての妊産婦や子育て家庭、子どもを対象に切れ目のない一体的な相談支援を行います」と説明しています。根拠として八王子市こども家庭センター条例(令和6年八王子市条例第70号)があり、同条例第3条第2項に基づくこども家庭センター運営会議が年2回開かれています。
つくりは「総合センター1か所+地域センター3か所」です。保健所内に置くこども家庭総合センター(明神町三丁目19番2号 東京たま未来メッセ 庁舎・会議室棟4階/総合案内 042-656-8225)が事業の企画調整を担い、市内3か所の地域のこども家庭センター(大横・東浅川・南大沢)が妊婦面談や乳幼児健診を行い、子どもや家庭の相談を受けます。
地域のセンターは母子保健担当(妊娠・出産・育児など)と児童福祉担当(家庭のことなど子育て全般)に分かれていて、電話番号も別です。0歳から18歳未満のお子さんとご家庭に関するあらゆる相談を、月曜日から土曜日の9時から17時(日曜日・休日・祝日・12月29日から1月3日を除く)に、無料で受けています。お子さん自身からの相談も受け付けています。
| 用件 | かける先 |
|---|---|
| 子どもと家庭に関する総合相談(0歳〜18歳未満) | 児童福祉担当。大横 042-634-8377/東浅川 042-661-0072/南大沢 042-678-3100 |
| 妊娠・出産・育児、発達の心配、乳幼児健診のこと | 母子保健担当。大横 042-625-9200/東浅川 042-667-1331/南大沢 042-679-2205 |
| こども家庭センター事業全体のこと | こども家庭総合センター 総合案内 042-656-8225(月〜金曜日 午前9時〜午後5時) |
八王子市はこの相談体制を「八王子版ネウボラ」と呼び、第2期子ども・若者育成支援計画の重点分野に位置づけています。名前だけでは中身が分かりにくいので、迷ったら担当のこども家庭センターに電話して、内容に合う窓口につないでもらってください。
出典:こども家庭センター(子どもと家庭に関する総合相談)(八王子市子育て応援サイト)(2025年04月01日 更新)/八王子市こども家庭センター運営会議(八王子市)(令和8年4月14日 更新)/こども家庭センター地域担当表(八王子市子育て応援サイト・PDF)
ここは全国どこでも同じです。児童福祉法は、通所給付決定を行うのは保護者が住んでいる市町村だと定めています(第21条の5の5ほか)。
事業所が別の市区町村にあっても、使えます。「事業所の所在地の市区町村でなければならない」という決まりは、条文にはありません。
ただし、支給量の決め方や面接の進め方は市区町村ごとに違います。決めるのは、お住まいの窓口です。
手ぶらで行っても相談はできます。ただ、次のものがあると話が早く進みます。
①から⑥までにかかる期間は、市区町村と時期によって違います。数週間で進むこともあれば、数か月かかることもあります。急ぐ事情があるときは、最初の相談でそう伝えてください。
発達障害者支援法 第2条は、発達障害を「自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能の障害であってその症状が通常低年齢において発現するもの」と定めています。
これは法律の定義であって、医学の診断基準とは別のものです。また、支援を受けるために診断名が必ず要る、とは条文に書かれていません。
※上記の出典は2026年9月9日に閲覧して内容を確認しました。各団体の記載は更新される場合があります。最新の情報は各サイトでご確認ください。
のびのび発達ラボを運営する児童発達支援てらぴぁぽけっと早稲田教室(東京都新宿区・早稲田駅徒歩1分)では、受給者証の申請や利用料のしくみについても、見学・ご相談の際にご案内しています。手続きが不安な段階からお声がけいただけます。見学・ご相談は、診断の有無に関わらず承ります。