発達を指摘されたあと、尼崎市で最初にすることはひとつだけです。いくつもの窓口を回る必要はありません。
この記事には、そのあとに必要になる手続きを、順番に並べてあります。今日ぜんぶを読む必要はありません。今いるところだけ読んでください。
児童発達支援や放課後等デイサービスを利用するには、通所受給者証が必要です。市は「これから障害児通所支援事業所を利用する方は、障害福祉サービスの利用申請が必要となりますので、尼崎市北部・南部保健福祉センター障害者支援課までご相談ください」と案内しています。
窓口は、お住まいがJR神戸線より北か南かで決まります。北部にお住まいの方は北部保健福祉センター 北部障害者支援課(〒661-0012 南塚口町2丁目1番1号 塚口さんさんタウン1番館5階、電話 06-4950-0374)、南部にお住まいの方は南部保健福祉センター 南部障害者支援課(〒660-0876 竹谷町2丁目183番地 出屋敷リベル5階、電話 06-6415-6246)です。本庁の障害福祉課(〒660-8501 東七松町1丁目23番1号 本庁南館1階、電話 06-6489-6397)もあります。保健福祉センターの開館時間は月曜日から金曜日の午前9時から午後5時までです。
市の冊子「あまっこQ&A VOL.02」は、「こどもに何らかの支援が必要であると、医師や専門機関が判断すると、療育に通うことができます。申請時に障害者手帳や医師の要否意見書が必要です」と説明しています。必要な書類は申請窓口に確かめてください。
就学前の無償化は、満3歳になって初めての4月1日から小学校に入学するまでの3年間、児童発達支援などの利用者負担が無料になります。別途の手続きは必要なく、障害児通所支援の受給者証に記載されます。医療費や食費など実費で負担しているものは別途支払います。
| 所得区分 | 障害のある児童の居宅・通所サービスの負担上限月額 |
|---|---|
| 生活保護(生活保護世帯の方) | 0円(利用者負担なし) |
| 低所得1(市町村民税非課税世帯で、障害のある方または児童の保護者の年収が82万6,500円以下の方) | 0円(利用者負担なし) |
| 低所得2(市町村民税非課税世帯で低所得1に該当しない方) | 0円(利用者負担なし) |
| 一般(市町村民税所得割額28万円未満) | 4,600円 |
| 一般(上記に当てはまらない市町村民税課税世帯) | 37,200円 |
尼崎市の表には「一般」の欄が複数あります。20歳未満の施設入所者の一般(所得割28万円未満)は9,300円ですが、自宅から通うお子さんは4,600円のほうです。18歳未満の所得区分は、住民基本台帳上の世帯で判定されます。
出典:障害児通所支援事業所(児童発達支援事業所、放課後等デイサービス事業所、保育所等訪問支援事業所)一覧表について(2026年7月3日 更新)/障害福祉サービス・障害児通所支援等を利用したときの費用(2026年6月29日 更新)/すくすく子育て あまっこQ&A(VOL.02 児童発達支援事業所や放課後等デイサービスのこと、選び方のヒントなど)(2026年2月20日 更新)/施設案内 北部保健福祉センター(2026年1月5日 更新)/施設案内 南部保健福祉センター(2026年1月5日 更新)
こどもの相談の入口は子どもの育ち支援センター「いくしあ」(尼崎市若王寺2丁目18番6号 あまがさき・ひと咲きプラザ内)です。総合相談窓口の電話は06-6430-9989、メールは ama-ikushia@city.amagasaki.hyogo.jp。受付は平日 午前9時から午後5時までと毎月第3土曜日 午後1時から午後5時までで、土曜日の来所相談は前日までの予約が必要です。公認心理師や社会福祉士などの専門職が対応します。電話通訳を使って、日本語が得意でない方も14か国語で相談できます。
発達相談は、いくしあのこども相談支援課(〒661-0974 若王寺2丁目18番7号 いくしあ新館、電話 06-6430-9989)が担当します。医師、保健師、公認心理師、作業療法士、言語聴覚士などの専門職が対応します。相談は予約制で、事前に電話で連絡します。受付時間は月曜日から金曜日の午前9時から午後5時(祝日を除く)です。専門職が保育園・幼稚園・学校を訪問して助言を行う施設支援事業もあります。
0歳児からの乳幼児の子育て全般や発育・発達については、保健福祉センターの地域保健課でも保健師・管理栄養士・歯科衛生士が相談を受けます。ここもJR神戸線より北か南かで分かれます(北部地域保健課 06-4950-0637/南部地域保健課 06-6415-6342)。
尼崎市には市立の児童発達支援センターがあります。尼崎市立たじかの園(三反田町1丁目1-1 尼崎市教育・障害福祉センター内、児童発達支援センター 06-6423-3289)は、就学前の幼児が機能訓練や保育、生活指導を受ける通所事業を主体に、保育所等訪問支援事業などを行っています。尼崎市立あこや学園(三反田町1丁目1-1、電話 06-4961-7870)は、知的障害のある就学年齢前の児童を通園させる市の施設です。
| 相談先 | 電話番号・場所 |
|---|---|
| いくしあ 総合相談窓口 | 06-6430-9989/若王寺2丁目18番6号 あまがさき・ひと咲きプラザ内 |
| 発達相談(こども相談支援課・予約制) | 06-6430-9989/若王寺2丁目18番7号 いくしあ新館 |
| 北部保健福祉センター 北部地域保健課(JR神戸線より北部) | 06-4950-0637/赤ちゃんテレホン 06-4950-0645 |
| 南部保健福祉センター 南部地域保健課(JR神戸線より南部) | 06-6415-6342/赤ちゃんテレホン 06-6415-6351 |
| 尼崎市立たじかの園(児童発達支援センター) | 06-6423-3289/三反田町1丁目1-1 |
| 尼崎市立あこや学園 | 06-4961-7870/三反田町1丁目1-1 |
いくしあ本館の2階は、令和8年7月6日から令和8年10月中旬まで改修工事が行われています。利用はできますが、工事の音や作業員の出入りがあると市が案内しています。
出典:いくしあ(子どもの育ち支援センター)(2026年8月27日 更新)/発達相談 保護者のかたへ(2026年7月17日 更新)/施設案内 尼崎市立たじかの園(2025年4月10日 更新)/施設案内 尼崎市立あこや学園(2021年3月1日 更新)/尼崎市地域子育て相談機関(2025年3月18日 更新)/すくすく子育て あまっこQ&A(VOL.01 こどもの発達で悩んだ時の相談先一覧)(2026年2月20日 更新)
尼崎市の就学相談は、お住まいの地域の学校に「就学相談申込書(様式1)」を提出することで始まります。市は「まずは、お住まいの地域の学校へご連絡ください」と案内しています。教育委員会に直接申し込む形ではありません。
令和8年度の就学相談受付期間は、令和8年6月8日(月曜日)から令和8年10月30日(金曜日)までです(土曜日・日曜日・祝日と、令和8年8月10日(月曜日)から令和8年8月14日(金曜日)までを除く)。教育委員会での個人面談は7月から始まります。学校での面談の後、教育委員会での面談が必要になる場合があります。このスケジュールに間に合わない場合は別途相談すると市は書いています。
発達検査の結果を持っている場合は、申込書を出すときに一緒に持参します。発達検査の結果がなくても就学相談は受けられます。
担当は教育委員会事務局 学校教育部 特別支援教育担当(〒661-0974 若王寺2丁目18番7号 子どもの育ち支援センター新館1階、電話 06-6423-2553)です。就学相談の流れと多様な学びの場を紹介する動画を、市の公式動画チャンネルで公開しています。
就学相談の申込書(様式1)は、市のページからエクセルとPDFでダウンロードできます。記載例も一緒に載っています。提出先は教育委員会ではなく、お住まいの地域の学校です。
出典:特別な支援を必要とするお子さまの就学先の相談について(2026年6月5日 更新)/令和10年4月に小学校入学をむかえるお子さま(年中児)の保護者向け就学説明会(2026年7月2日 更新)/令和8年度就学時健康診断のお知らせ(2026年9月1日 更新)
尼崎市の乳幼児健康診査は4カ月児・9〜10カ月児・1歳6カ月児・3歳6カ月児の4つです。いずれも保健福祉センターで行う集団健診で、日程は事前に封書で通知されます。会場を選ぶのではなく、届いた通知の日時に行きます。
会場もJR神戸線より北か南かで分かれます。北部にお住まいの方は北部保健福祉センター 北部地域保健課(南塚口町2丁目1番1号 塚口さんさんタウン1番館、電話 06-4950-0637)、南部にお住まいの方は南部保健福祉センター 南部地域保健課(竹谷町2丁目183番地 リベル、電話 06-6415-6342)です。
市のページで案内されている乳幼児健康診査は上の4つで、5歳児健康診査の案内は見つけられませんでした。お子さんの成長発達や子育てで心配なことがあるときは、市は専門職(保健師・管理栄養士・歯科衛生士)による電話相談「赤ちゃんテレホン」(北部 06-4950-0645/南部 06-6415-6351)を案内しています。
市が指定した受診日に都合がつかない場合は、令和8年8月健診対象者から、通知文にある日程変更のフォームで別の日程を予約できます。いずれの日程も都合が悪い場合は地域保健課に連絡します。
| 健診 | 内容と持ちもの |
|---|---|
| 4カ月児健康診査 | 問診、計測、小児科診察、講話(育児、歯科、離乳食)。母子健康手帳、同封の乳幼児相談票、4カ月児健康診査相談票を持参 |
| 9〜10カ月児健康診査 | 問診、計測、小児科診察、講話(育児、歯科、離乳食)。母子健康手帳、同封の9〜10カ月児健康診査相談票を持参 |
| 1歳6カ月児健康診査 | 問診、歯科診察、計測、小児科診察、講話(育児、歯科、食事)。母子健康手帳、同封の相談票、幼児ぜん息・アレルギー健診問診票を持参 |
| 3歳6カ月児健康診査 | 問診、尿検査、屈折検査、眼科診察と耳鼻科診察(必要な方のみ)、歯科診察、計測、小児科診察、講話。母子健康手帳、同封の相談票、目と耳に関するアンケート、尿(同封の容器)を持参 |
午後の健診は、午前10時の時点で尼崎市に河川氾濫警報・大雨警報・土砂災害警報・高潮警報(いずれもレベル3以上)や暴風警報・暴風雪警報が発令されていた場合は中止になり、対象の方に別の日程が通知されます。発熱や複数回の下痢・嘔吐、続く咳、発疹があるときは受診を見合わせるよう市が求めています。
出典:乳幼児健康診査(2026年9月9日 更新)/子どもの健康・健診/施設案内 北部保健福祉センター(2026年1月5日 更新)
手当の窓口もJR神戸線より北か南かで分かれます。北部障害者支援課(06-4950-0374)または南部障害者支援課(06-6415-6246)、あるいは本庁の障害福祉課(06-6489-6397)で申請します。受給者証や健診と番号が違います。
特別児童扶養手当は、身体または精神に重度・中度の障害がある20歳未満の児童を家庭で監護している方に支給されます。申請書類は尼崎市から兵庫県に提出され、兵庫県各県民局(センター)長が審査・認定します。請求から認定まで数か月かかります。認定されると請求した月の翌月分から支給されます。
障害児福祉手当は、在宅(入院中も可)の20歳未満で、精神または身体に重度の障害があるため日常生活で常時の介護を必要とする児童に支給されます。障害児入所施設に入所したときは対象外になりますが、病院・診療所への入院は支給対象です。
尼崎市には市の手当として重度心身障害者(児)介護手当があります。在宅の身体障害者手帳1級・2級、または療育手帳A判定の方を介護している方が対象で、過去1年間に短期入所(7日以内)などを除く障害福祉サービスを利用していないこと、世帯全員の市民税が非課税であることなどの要件があります。
| 手当 | 支給月額と支給月 |
|---|---|
| 特別児童扶養手当 1級(令和8年4月現在) | 58,450円/4月・8月・11月 |
| 特別児童扶養手当 2級(令和8年4月現在) | 38,930円/4月・8月・11月 |
| 障害児福祉手当(令和8年4月現在) | 16,560円/5月・8月・11月・2月 |
| 重度心身障害者(児)介護手当(尼崎市の手当) | 1年間で100,000円/2月 |
特別児童扶養手当は、対象児童が障害を支給理由とした公的年金を受けられるときや、障害児入所施設に入所しているときは支給対象になりません。所得制限もあります(扶養親族1人の場合、受給者本人の前年の控除後の所得が4,976,000円、扶養義務者は6,536,000円を超えると支給されません)。
出典:特別児童扶養手当(2026年8月1日 更新)/障害児福祉手当(2026年8月1日 更新)/重度心身障害者(児)介護手当(2026年7月23日 更新)
尼崎市は、「こども家庭センター」という名前の1つの建物や窓口のページを設けていません。市は、妊娠・出産・育児に関する不安や困りごとの相談支援について、「北部・南部地域保健課では、保健師が妊娠・出産・育児に関する不安や困りごとなどに寄り添う相談支援を行っています。(こども家庭センター機能)」と説明しています。妊産婦だけでなく家族も相談できます。
こども側の総合的な入口は子どもの育ち支援センター「いくしあ」(電話 06-6430-9989)です。0歳からおおむね18歳までのこどもと子育て家庭について、総合相談、家庭児童相談支援、発達相談支援、教育相談・不登校支援などを1か所で行う総合施設と市が説明しています。
尼崎市児童相談所は、いくしあ新館と同じ若王寺2丁目18番7号 あまがさき・ひと咲きプラザ内にあります。一時保護のほか、18歳未満の方の療育手帳の判定を行います。
名前が紛らわしい点があります。「尼崎こども家庭センター」(電話 06-4950-5001)は兵庫県の機関で、市の窓口ではありません。市は児童養護施設の入所相談先としてこの名前を案内しています。市の相談は上の窓口にお電話ください。
| 窓口 | 役割と電話番号 |
|---|---|
| 北部保健福祉センター 北部地域保健課(JR神戸線より北部) | 妊娠・出産・育児の相談支援(こども家庭センター機能)/06-4950-0637 |
| 南部保健福祉センター 南部地域保健課(JR神戸線より南部) | 妊娠・出産・育児の相談支援(こども家庭センター機能)/06-6415-6342 |
| 子どもの育ち支援センター「いくしあ」 | 0歳からおおむね18歳までの総合相談/06-6430-9989 |
| 尼崎市児童相談所 | 一時保護、18歳未満の療育手帳の判定など/若王寺2丁目18番7号 |
母子健康手帳の交付や妊婦健診の受診券交付は、北部・南部の地域保健課と保健所 健康増進課の3か所で扱います。養育医療と産後ケアの申請は、北部・南部の地域保健課の2か所です(保健所では書類一式を受け取れます)。
出典:妊婦のための支援給付・妊婦等包括相談支援事業(2026年8月17日 更新)/いくしあ(子どもの育ち支援センター)(2026年8月27日 更新)/児童相談所(2026年7月22日 更新)/尼崎学園(入所相談は尼崎こども家庭センターへ)(2023年4月3日 更新)/業務別窓口一覧【母子保健】(2022年10月19日 更新)
ここは全国どこでも同じです。児童福祉法は、通所給付決定を行うのは保護者が住んでいる市町村だと定めています(第21条の5の5ほか)。
事業所が別の市区町村にあっても、使えます。「事業所の所在地の市区町村でなければならない」という決まりは、条文にはありません。
ただし、支給量の決め方や面接の進め方は市区町村ごとに違います。決めるのは、お住まいの窓口です。
手ぶらで行っても相談はできます。ただ、次のものがあると話が早く進みます。
①から⑥までにかかる期間は、市区町村と時期によって違います。数週間で進むこともあれば、数か月かかることもあります。急ぐ事情があるときは、最初の相談でそう伝えてください。
発達障害者支援法 第2条は、発達障害を「自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能の障害であってその症状が通常低年齢において発現するもの」と定めています。
これは法律の定義であって、医学の診断基準とは別のものです。また、支援を受けるために診断名が必ず要る、とは条文に書かれていません。
※上記の出典は2026年9月9日に閲覧して内容を確認しました。各団体の記載は更新される場合があります。最新の情報は各サイトでご確認ください。
のびのび発達ラボを運営する児童発達支援てらぴぁぽけっと早稲田教室(東京都新宿区・早稲田駅徒歩1分)では、受給者証の申請や利用料のしくみについても、見学・ご相談の際にご案内しています。手続きが不安な段階からお声がけいただけます。見学・ご相談は、診断の有無に関わらず承ります。