新宿区で療育に通う子のきょうだいから「どうして自分だけ我慢するの」と言われます。きょうだいの気持ちを支える相談や説明の仕方を知りたいです。
「どうして自分だけ我慢するの」と言われたら、まず何を我慢していると感じているかを、そのきょうだいの言葉で聞き、療育へ家族の相談として伝えてください。こども家庭庁の児童発達支援ガイドラインには、きょうだいへの相談援助や、父親・きょうだい・祖父母を含めて家族全体を支援する視点が示されています。[G27][G28] きょうだいを療育の手伝い役に決めず、その子自身の希望と、家庭で変えられる予定を整理する方法を提案します。
以下は、このページで作成した相談準備の一例です。公式に定められた申請の順番や、個別の支援方法の決定を示す図ではありません。
「我慢してほしい」と説明する前に、どの出来事を指しているかを確かめる相談例です。送迎で遊びの予定が変わった、話を聞いてもらう時間が短い、同じことをしても注意のされ方が違うなど、本人が話した内容を書きます。大人が「きっと寂しいのだろう」とまとめた言葉と、本人の言葉は分けてください。
聞く時は、療育に通う子の事情をすぐに長く説明するより、「昨日の約束が変わったことが嫌だったのかな」「ほかにもある?」など、目の前の話を確認する言葉を準備する案があります。ただし、こちらの説明に合わせる答えを求めず、違うと言われたらそのまま直します。話したくない時の扱いも、家族の相談で取り上げてください。
きょうだいの困りごとを、療育に通う子への不満だけとして整理しないようにします。学校、友達、遊び、休息など、その子自身の生活の予定も相談メモに入れる案があります。「療育に協力できたか」だけの評価欄を作らず、何を大切にしたいかを聞くためのメモです。
家族の中で支援の方法が違うことをどう伝えるかは、きょうだいの年齢や質問に合わせて相談します。「障害があるから全部仕方ない」という一文にせず、「この場面はこの手伝いをしている」と具体的な説明を考える案があります。同時に、きょうだいの困りごとにも大人がどう対応するかを伝える内容を用意します。
例えば送迎のために予定が変わる場合は、療育の説明だけで終わらせず、変更をいつ知らせるか、本人の予定をどこに書くか、代わりの時間を本当に用意できるかを家族で考えます。実行できない約束をして安心させるのではなく、できることとまだ調整中のことを分ける方法を提案します。
「お兄ちゃんだから」「お姉ちゃんだから」と役割を固定しない説明も相談項目です。家事や付き添いを頼む場合は、何を、どの程度、断りたい時にどう言うかを具体的に話し合う案があります。年齢だけでどこまで任せてよいかを、このページで決めることはしません。
療育へは「きょうだいがわがままを言う」ではなく、本人の言葉、予定が変わった場面、保護者が困っている調整を伝えてみてください。「療育の日の送迎中、きょうだいの約束が変わる。家族支援として予定や説明を相談したい」という依頼例があります。事業所がどの範囲を相談できるかは、直接確認してください。
国のガイドラインに家族支援が書かれていることは、どの事業所でも同じきょうだい向けの会を開いているという意味ではありません。面談への同席、きょうだい本人の相談、保護者への助言、ほかの窓口の案内など、実際に相談できる形を尋ねます。費用や利用条件がある場合も事業所へ確認してください。
本人が相談に参加するかは、保護者の都合だけで決めず、何を話す場なのかを説明する準備をします。相談へ行けば必ず気持ちが変わるとは約束せず、話したくない内容や共有してほしくない相手についても、支援者へ相談する案があります。
| 項目 | 書く例 | 大人が相談すること |
|---|---|---|
| 本人の言葉 | 自分の話は後回しになる | いつ、どんな時に聞いてほしいか |
| 予定の変更 | 療育の送迎で遊ぶ約束を変更 | 変更を伝える時期と代わりの調整 |
| 手伝い | 帰り道に見守りを頼まれる | 任せていることと大人が担うこと |
| 説明 | 同じことで注意のされ方が違う | その場の手助けをどう説明するか |
| 本人の希望 | 二人で出かける時間がほしい | 実行できる範囲と具体的な日時 |
| 相談先 | 家族には言いにくい | 本人が話せる相手と相談の形 |
この表は家族の負担を点数化するものではありません。きょうだいの希望を聞いた欄と、大人が実行すると決めた欄を分けると、聞いただけの希望が約束になったように伝わることを避ける整理になります。
架空の例です。小学生のきょうだいが、友達と遊ぶ日に療育の送迎へ付き添うことになり、「いつも自分だけ」と言いました。保護者は移動の事情を説明しますが、言い争いになります。相談では、療育の必要性の説明だけではなく、予定変更の回数や知らせ方、送迎を担う人を取り上げる案があります。
家族の予定表に、療育の時間と同じようにきょうだいの予定も記入します。付き添いをお願いする場合は事前に分かるか、ほかの大人の協力を相談できるか、本人の予定を守るために何を調整するかを話し合います。地域の支援を検討する場合には、対象や利用条件を区へ確認してください。
きょうだいへの説明例は、「送迎があるから我慢して」だけでなく、「約束が変わったことを相談したい。次はいつまでに予定を知らせるか決めよう」です。実際にできる範囲で話し合い、できなかった時には理由と次の調整を伝える方法を提案します。
別の架空例では、きょうだいが大人の前では「大丈夫」と言いますが、後で別の家族に「自分の話をしてもらえない」と話しました。「大丈夫と言ったのに」と矛盾を指摘するより、どの相手・場所で話しやすいかを相談する案があります。保護者が直接聞く以外の方法を、療育や家庭の相談窓口へ尋ねます。
その子が話した内容を、療育に通う子の前で説明する必要があるかも考えてください。本人の気持ちを共有することと、家族全員の前で発表することは別です。誰に何を伝えるかを相談し、本人が安心して話す方法を探すための準備をします。
療育に通う子の支援を減らすことだけで解決しようとせず、きょうだいの生活をどう支えるかを別に考える例です。保護者が疲れている場合には、その負担も相談事項として書き、家族だけで全て調整する前提を置かないでください。
区の案内には、子育ての不安や悩み、困っていることやわからないことなどの相談を受け付けていて、必要に応じて専門機関への紹介も行っていると記載されています。[F1][F1B] 家族の予定や関わり方について相談したい時は、きょうだいの言葉と保護者の負担を分けて伝える案があります。
相談は子ども総合センターと子ども家庭支援センターで受け付け、お住まいの地域により担当センターが異なると記載されています。[F2][F2B]ただし、土曜日の来所相談・電話相談と、日曜・祝日の電話相談は、子ども総合センターで行っています。[F2C] 区の案内で担当を確認し、本人の相談を希望するのか、まず保護者だけで話したいのかを尋ねてください。この記事は、きょうだい向けの専用プログラムが新宿区に必ずあるとは説明していません。
説明を考える時は、「療育に通う理由」「今日変わる予定」「あなたの希望をどう扱うか」を別の文にする案があります。理由だけを繰り返しても、本人が気にしている予定の話に答えていない場合があります。本人がどの部分を尋ねているのかを確認し、その質問から話します。
障害や診断の情報をどこまで話すかは、療育に通う本人の気持ちやプライバシーも含めて支援者へ相談してください。きょうだいに詳しい説明をすることと、学校の友達などへ説明役を任せることは別です。「誰かに聞かれたらどうしたいか」も相談し、きょうだい一人に対応を任せない準備を提案します。
児童発達支援ガイドラインには、きょうだいに対する相談援助が支援内容として示されています。[G27] 実際にどんな相談の形を用意しているかは事業所へ確認してください。家族の話だから関係ないと保護者だけで判断せず、本人の言葉と家庭の困りごとを伝えることから始める案があります。
時間を同じにすることだけで判断するページではありません。本人が何を不公平と感じているかを聞き、具体的な予定や関わり方を相談します。「話を途中で切られる」ことが困りごとなら、時間の長さ以外に聞く場面や約束の守り方も、家族で検討する項目です。
頼んでいる内容、頻度、本人が断りたい時の言い方を整理して、支援者へ相談してください。協力する気持ちを大切にすることと、大人が担う役割を任せ続けることは分けて考える案があります。この情報だけで適切な負担量を決めず、本人の生活や希望を含めて相談します。
きょうだいが今尋ねたことに合わせて、生活の具体的な手助けから説明する案を支援者と考えてください。診断名や詳細をどこまで伝えるかは、療育に通う本人の気持ちも含めて相談します。説明を聞いたきょうだいに、外での説明役や家族を説得する役を一律に任せることはしません。
何をする場所だと思っているか、誰に話すことが心配かを無理のない方法で確認する案があります。先に保護者だけで相談できるか、本人が別の方法で伝えることは可能かを窓口へ尋ねてください。相談への参加を、家族に協力するかどうかの評価にしない進め方を提案します。
家族で変えることを一つ選ぶなら、本人が困っていると話した予定に関係するものを選ぶ案があります。「話を聞く時間を作る」という抽象的な約束だけでなく、いつ、誰が、どこで聞くかを相談します。予定が変わる可能性も含め、実行できる形かを確かめてください。
振り返りでは、きょうだいが文句を言わなくなったかだけを見ないようにします。話したかったことが伝わったか、約束をどう扱えたか、まだ困る場面があるかを聞くための相談です。家族それぞれの生活と気持ちを、療育や区の相談窓口へ具体的に伝えてください。
療育の予定表の余白にきょうだいの予定を加えるのではなく、それぞれの予定が見える形に並べる案があります。学校行事、友達との約束、休みたい時間など、本人が大切にしたいことを聞いてください。家族の都合で変更が必要なら、何を変えられ、何がまだ調整中かを本人へ説明する準備をします。
約束した時間が取れなかった時には、「分かってくれるはず」として話を終えず、変更をいつ伝えたか、本人が何を困ったと話したかを残す案があります。家族支援の面談では、気持ちの説明と同じくらい、送迎や時間の調整で大人が困っていることも具体的に伝えてください。
きょうだいが家族のために手伝ってくれた時も、これからも同じ役割を担う合意ができたとは決めません。本人がやりたいことと、断りたいことを話せるかを相談し、支援の予定を組む時にその子自身の生活が抜けていないかを確認するための記録にします。
きょうだいから「どうせ自分は後回し」と言われた時に、すぐ療育の必要性を説明する前に、どの予定や出来事について話しているのかを聞く案があります。説明して理解してもらうことと、実際に約束した予定をどう扱うかを分けてください。「分かってくれた」と大人が判断しても、本人の希望を叶えられると約束したことにはなりません。
例えば、送迎で行けなかった行事があるなら、その出来事と本人が期待していたことをメモにします。次に同じ予定が重なった場合に誰へ相談するか、大人の側の課題として残す方法です。きょうだい本人に代わりの支援者を探させたり、通所している子へ不満を直接伝える役を任せたりするための記録にはしません。
療育の担当者へ相談する時は、きょうだいの発言をどこまで共有するかも考えます。名前や発言の細部が必要かを確認し、本人が話してよいと考えている範囲と、大人が支援のために相談したいことを丁寧に整理する案があります。
公式原文確認日:2026年10月13日。相談の表・図・架空例はこのページ独自の整理で、区の指定様式ではありません。
のびのび発達ラボを運営する児童発達支援てらぴぁぽけっと早稲田教室(東京都新宿区・都電早稲田駅徒歩1分)では、受給者証の申請や利用料のしくみについても、見学・ご相談の際にご案内しています。手続きが不安な段階からお声がけいただけます。見学・ご相談は、診断の有無に関わらず承ります。