
でも、「着替えができない」の中には、いくつもの場面があります。今日は袖に手を入れるところだけ。全部を練習し直す前に、どこで困っているのかを一緒に見てみませんか。
たとえば、こんなやりとりです。
「この袖、手の出口はどこだろう」 「……ここ?」 「ここだね。持っていてほしい? 見ていてほしい?」
これは家庭での声かけの例です。返事がなくても、何度も答えを求めなくて大丈夫。袖口を指さす、服を大人に渡す、今は触りたくない様子を見せる。その様子も、相談するときに伝えられます。腕を引っ張って通したり、嫌がるまま繰り返したりする練習にはしません。
急いでいないとき、本人が着たい服で一度だけ様子を見ます。着ること自体が負担そうなら、今日は見るのもお休みにしましょう。
| 見る場面 | メモの例 |
|---|---|
| 袖を探すところ | 襟と袖を交互に見ていた |
| 手を入れたあと | 途中で手が止まり、服を大人へ渡した |
| 大人が手伝ったところ | 袖の入口を持つと、自分で手を動かした |
全部の欄を埋める必要はありません。「入口を持ったら手が出た」の一行だけでも十分です。服の感じ方、動かし方、周りの様子のどれが関係するかは、この記録だけで決めません。
新宿区の児童発達支援センター「あいあい」は、生活面を含む発達相談と、サービス利用相談を案内しています。専用電話は 03-6273-8701。電話相談は月〜金8:30〜18:00、土8:30〜17:00で、来所相談は予約制です。「袖の途中で止まり、入口を持つと動かせました」と、見たことから話せます。新宿区「あいあい」公式案内
園にも伝えるなら、「着替えが苦手です」に加えて、止まった場所と助けた部分を一つずつ。家庭と園で様子が違う場合も、その違いを持ち寄って相談します。国立障害者リハビリテーションセンターも、家庭と園での具体的な様子や工夫を共有することを示しています。国の情報「支援につなげる」
のびのび発達ラボを運営する児童発達支援てらぴぁぽけっと早稲田教室(東京都新宿区・都電早稲田駅徒歩1分)では、受給者証の申請や利用料のしくみについても、見学・ご相談の際にご案内しています。手続きが不安な段階からお声がけいただけます。見学・ご相談は、診断の有無に関わらず承ります。