
今日は、部屋じゅうを片付け切る練習ではなく、「何を、どこへ戻すか」を一緒に確かめる小さな工夫を考えます。片付けで止まることだけを、診断や性格に結びつけません。
まだ遊びたいのか、終わってよいけれど戻す先が分からないのか。大人からは同じ「止まっている」に見えても、相談で伝えたい場面は違います。
たとえば、遊びを終えてよい様子のときに、こんな声かけを選べます。
「この車、帰るおうちはどこだっけ」 「こっち」 「その箱だね。この一つを一緒に戻そうか」
これは架空のやりとりです。遊びを続けたい様子や、触ってほしくない作品があれば、先にその気持ちを聞く場面に戻ります。大人が一方的に遊びを終わらせるための言い方にはしません。
本人と相談できるときに、戻す物を一つ、戻す場所を一つ選びます。箱を指さす、大人が一つ戻して見せるなど、分かりやすそうな方法を試す案です。一つできたからと、すぐ次々に課題を増やさなくても構いません。
メモは「車を指して箱を示したら、一つ戻した」「箱を示しても困った様子だった」のどちらでも。できた数を競う記録ではなく、何を伝え、どんな様子だったかを残します。困った様子が続けば、その場で繰り返し教え込まず、相談材料にしましょう。
「園では片付けられるそうです」と聞いたら、家でも同じようにできるはずと急がず、どんな物を、どこへ、どんな合図で戻しているかを尋ねる案があります。国立障害者リハビリテーションセンターも、家庭と園の具体的な工夫や様子の共有を示しています。国の情報「支援につなげる」
新宿区では、生活面の発達相談とサービス利用相談を「あいあい」で案内しています。専用電話は 03-6273-8701。来所相談は予約制です。「遊びは終えたが、戻す物を選ぶところで止まります」と、一場面から話せます。新宿区「あいあい」公式案内
のびのび発達ラボを運営する児童発達支援てらぴぁぽけっと早稲田教室(東京都新宿区・都電早稲田駅徒歩1分)では、受給者証の申請や利用料のしくみについても、見学・ご相談の際にご案内しています。手続きが不安な段階からお声がけいただけます。見学・ご相談は、診断の有無に関わらず承ります。