【質問】 新宿区で未就学児が利用できる児童発達支援には「個別療育」と「集団療育」があると聞きました。どちらを選ぶべきですか?区立の「あいあい」と民間事業所の役割の違いも教えてください。
① 結論
- 個別療育と集団療育はそれぞれ支援の狙いが異なり、お子さんの発達段階や現在の生活課題に応じて適切に選択、または組み合わせて利用されます。
- **個別療育(マンツーマン):** 個別の課題への集中、感覚・言語・運動のきめ細かなアセスメント、基本的スキルの習得に適しています。
- **集団療育(小集団・グループ):** 他児との関わり、順番やルールの理解、集団指示への適応など、社会性・集団行動の向上に適しています。
- 新宿区立児童発達支援センター「あいあい」は公的な中核機関として専門的なグループ療育や相談を行い、民間事業所は様々な支援プログラムや時間設定を提供しています。
② 新宿区の具体的な窓口・制度
1. **子ども総合センター「あいあい」の療育形態と対象条件** [A]:
- **通所クラス(集団療育):**
- 親子通所:概ね1歳から3歳児とその保護者
- 単独通所:3歳以上の幼児(※親子通所を概ね1年経験した児童)
- **小集団クラス:** 概ね4〜5歳の幼児(集団生活への適応指導)
- **個別指導:** 課題に応じた専門職による個別対応
- **相談電話:** 03-6273-8701
2. **事業所の併用と支給決定:**
- 支給日数の範囲内であっても、各事業所・クラスの対象要件を満たし、受給者証の支給決定および事業所の受入れ枠があることが前提となります。また、同日に複数の事業所を通所利用することは原則できません。
3. **利用者負担の基準:**
- 3歳〜5歳児は幼児教育・保育の無償化対象。東京都の0〜2歳児無償化の対象となる場合、基本の利用者負担は無料となります(実費負担を除く)。
- **一般1(区市町村民税所得割28万円未満の世帯等):月額上限 4,600円** [G]
- 一般2(上記以外の課税世帯):月額上限 37,200円
③ 根拠となる一次資料・公的ガイドライン
- [子ども総合センター「あいあい」公式案内](https://www.city.shinjuku.lg.jp/soshiki/kodomos01_001012.html) [A]
- [新宿区 障害児通所支援に係る利用者負担の軽減について](https://www.city.shinjuku.lg.jp/fukushi/shogai01_001085.html)
- [新宿区 障害者福祉の手引(令和8年版)第6章(p.43〜44)](https://www.city.shinjuku.lg.jp/content/000429392.pdf) [G]
- [こども家庭庁 児童発達支援ガイドライン(本人支援における個別と集団の視点)](https://www.cfa.go.jp/policies/shougaijishien/shisaku/guideline_tebiki)
- [とうきょう福祉ナビゲーション(福ナビ)](https://www.fukunavi.or.jp/)
④ 保護者へのアドバイス・家庭での工夫
1. **個別支援計画の目標に基づいて選ぶ:**
「何を伸ばしたい時期か」(個別での基礎定着か、集団での実践か)を児発管や相談支援専門員とアセスメントし、通所形態を検討します。
2. **保育園・幼稚園とのバランス:**
既に日中保育園等で集団生活を経験しているお子さんの場合、個別療育でじっくり自己肯定感を高める支援が適しているケースもあります。
3. **見学・体験での実際の反応を確認する:**
指導員との相性やお子さんが落ち着いて過ごせる環境かを実際に見学して確かめることが推奨されます。
