
そんなとき、理由を全部説明してもらう代わりに、目の前の一場面を一つだけ尋ねる案があります。急ぐ日は大人が支度を手伝い、相談の準備は落ち着いたあとで構いません。
架空のやりとりです。
「いま、どこを手伝ってほしい?」 「……」 「靴のところ、手伝う? ほかのこと?」
選択肢を出しても、答えをどちらかへ押し込めないようにします。靴を差し出す、かばんを見る、首を振るなど、言葉以外の様子があればそれも受け止めます。答えが出ないことを「行きたくない証拠」とは決めません。
質問を重ねること自体が負担そうなら、聞き続けず、今必要な手助けを考える場面に戻りましょう。話したくないときに、説明できるまで出発できないという使い方にはしません。
落ち着いてから、大人が見たことと聞いたことを分けて書きます。
| 分けたいこと | 架空の記入例 |
|---|---|
| 大人が見たこと | 靴を持ち、玄関に立っていた |
| 本人の言葉・示したこと | 靴を大人へ渡した |
| 大人がしたこと | 靴の口を開いて持った |
| そのあと | 足を入れた |
「支度にやる気がない」のような評価より、この一場面を相談に持っていきます。うまく進まなかった日も、何をしたかまで書ければ十分です。
片付けとは場面を分けます。ここで見るのは、物を箱へ戻す工程ではなく、出発の支度のどこで手助けが要るか。「止まる」という言葉が同じでも、実際にしていることから整理します。
新宿区の児童発達支援センター「あいあい」は、生活面を含む発達相談と、サービス利用相談を案内しています。専用電話は 03-6273-8701。来所相談は予約制です。「出発前、靴を持ったところで止まることがあります」と、見た場面を伝える入口になります。新宿区「あいあい」公式案内
園にも様子を尋ねるなら、家で見たことと、園で聞いたことを分けてメモします。家庭と園での具体的な場面の共有は、国立障害者リハビリテーションセンターの資料でも示されています。国の情報「支援につなげる」
のびのび発達ラボを運営する児童発達支援てらぴぁぽけっと早稲田教室(東京都新宿区・都電早稲田駅徒歩1分)では、受給者証の申請や利用料のしくみについても、見学・ご相談の際にご案内しています。手続きが不安な段階からお声がけいただけます。見学・ご相談は、診断の有無に関わらず承ります。