新宿区で関わり方や生活の発達が心配なときは、あいあいへ電話で相談します。03-6273-8701で、不安な場面と助けになる工夫を伝えましょう。園・学校への支援の共有と、医師による診断の相談を分けて進めます。
発達相談の窓口は子ども総合センター発達支援係(あいあい)です。専用電話の受付は月~金8時30分~18時、土曜8時30分~17時です。
ポイントのまとめ
名前を決める前に、本人が困る場面と必要な配慮を相談できます。
ASDは、自閉スペクトラム症を指す言葉です。ここでは、特性が気になる段階での相談と支援の連携を扱います。診断の判断は医師に相談してください。あいあいは、友だちとの関わりや生活面の不安を受けます。電話の内容に応じ、来所相談や関係機関の情報を案内します。出典:新宿区「あいあい」。
例えば、予定が変わると動きにくい、音が多い場所が負担になるなど、場面を具体的にします。本人が何を嫌だと感じ、何があると落ち着いて参加できたかも書きます。「集団が苦手」だけでは、必要な支援が伝わりにくくなります。活動の内容、人数、説明の方法などを園と確かめましょう。
医療機関へは、診断や健康面について何を確認したいかを伝えます。園・学校へは、当面の生活や学習を支える方法を相談します。療育先へは、家庭や集団で使える支援を尋ねます。相談の目的ごとに担当を分けると、診断を待つ間の行動を整理できます。
表:ASDの心配を支援の相談へ変えるメモ
| 困る場面 | 観察する条件 | 共有する支援の例 |
|---|---|---|
| 予定変更 | いつ変更を知らされたか | 予告する方法と変更後の見通しを相談 |
| 音や人の多い活動 | 時間・場所・人数 | 休憩場所や参加の仕方を相談 |
| 友だちとのやり取り | 誘い方・断り方・困ったとき | 本人が伝えやすい合図を相談 |
本人の希望と保護者の同意を整理し、必要な情報を必要な相手へ渡します。
まず「いま何に困っているか」を生活の場面で一つ選びます。次に「どの工夫で取り組めたか」を添えましょう。家庭、園・学校、療育先で様子が違う場合は、場所と条件を分けて残します。支援者全員へ同じ診断名を伝えるより、必要な支援を具体的に説明できます。
資料を渡す前に、共有する相手、目的、資料の範囲を確認します。検査結果を一式渡すのか、必要な部分を説明するのかも相談しましょう。子どもにも分かる言葉で、誰に何を伝えるか説明します。本人が嫌がる内容は理由を聞き、支援に必要な範囲を関係者と考えます。
話し合いの最後は「家庭がすること」「園・学校がすること」を分けます。療育先には、日常生活へつなぐ方法の提案を頼みましょう。相談支援専門員がいる場合は、会議の調整や計画の見直しも相談します。保護者がすべての伝達を背負う形になっているときは、担当を一緒に決めます。
表:印刷して使う支援の共有メモ
| 確認する項目 | 記入欄 |
|---|---|
| □本人が困る場面と希望 | __ |
| □場所・時間・課題・周囲の状況 | __ |
| □できたこと・好きなこと | __ |
| □助けになった声かけや道具 | __ |
| □家庭と園・学校で違う点 | __ |
| □共有する目的と相手 | __ |
| □渡す資料と保護者の同意 | __ |
| □家庭が担当すること | __ |
| □園・学校が担当すること | __ |
| □療育先・相談担当の役割 | __ |
| □開始する工夫と見直す日 | __ |
| □次の連絡先・連絡方法 | __ |
この表は家庭用の整理例です。区の申請や面接では指定の様式を使います。工夫を試した後は、本人の負担と取り組めた場面を記録しましょう。合わない工夫は支援者へ伝え、次の方法を相談します。
療育の相談を始めたら、必要な支援と利用手続きを別々に確認します。
療育とは、子どもの発達や生活を支える専門的な支援のことです。通所受給者証とは、区が認めた支援の種類や日数を示す証明書です。児童発達支援や放課後等デイサービスを使うときに必要です。発達相談で話す内容と、区が支援の必要性を判断する資料を分けて準備しましょう。
新宿区の相談・申請先は、障害者福祉課支援係です。03-5273-4583へ、子どもの年齢と希望する支援を伝えます。区の手引は、精神障害児について保健センターも窓口としています。窓口が違う場合は、連絡先と担当を聞いて引き継ぎましょう。出典:新宿区「障害者福祉の手引」第6章。
必要資料は、持っている手帳・検査結果・医療機関の資料を伝えて確認します。診断書の要否も、本人の状態と申請する支援に応じて区へ尋ねましょう。交付までの一律の日数は、区の資料では確認できませんでした。希望する開始日、調査の予定、計画案の提出日を聞いてください。
障害児支援利用計画とは、生活や希望に合わせ、使うサービスを整理する計画です。指定障害児相談支援事業所の相談支援専門員が作成します。保護者等が作成するセルフプランも提出できます。利用開始後の見直しはモニタリングと呼ばれます。担当者と見直す時期も確認しましょう。出典:新宿区「サービス等利用計画・障害児支援利用計画について」。
表:児童発達支援と放課後等デイサービス
| 項目 | 児童発達支援 | 放課後等デイサービス |
|---|---|---|
| 主な対象 | 療育の必要性が認められる未就学児 | 就学していて放課後等に支援が必要な子ども |
| 支援の場面 | 日常生活・集団生活への支援 | 放課後・長期休暇の生活や社会交流 |
| 区の手続き | 支給決定・通所受給者証 | 支給決定・通所受給者証 |
| 連携する先 | 家庭・園・相談先 | 家庭・学校・相談先 |
就学時は、受給者証の支援の種類や期限を区へ確認します。園・学校の支援と、通所支援の利用をそれぞれ相談しましょう。出典:新宿区「障害者福祉の手引」第6章。
通所支援の費用は、国の上限表と新宿区で適用する軽減を合わせて見ます。
法定の利用者負担は原則1割です。通所支援の月の上限は、世帯の所得区分で決まります。区が判定する課税区分を確認し、年収だけで金額を決めないようにしましょう。出典:新宿区「障害者福祉の手引」第6章。
表:国の通所支援の負担上限月額
| 世帯区分 | 月の上限 |
|---|---|
| 生活保護受給世帯 | 0円 |
| 市町村民税非課税世帯 | 0円 |
| 市町村民税課税・所得割28万円未満 | 4,600円 |
| 上記以外 | 37,200円 |
上限表は通所支援の制度です。保護者が属する住民基本台帳上の世帯で所得を判断します。出典:こども家庭庁「利用者負担の仕組み」。
新宿区の手引では、課税世帯の対象サービスの負担率を10%から3%へ軽減します。放課後等デイサービスも対象で、期間は2027年3月末までです。無償化が適用される支援は、その扱いを先に確認します。上限額を単純に3割へ縮めて計算する表ではありません。出典:新宿区「障害者福祉の手引」44頁。
国の就学前の無償化は、満3歳になった後の最初の4月1日から3年間です。児童発達支援等の対象サービスの利用者負担が無料になります。新宿区では東京都の制度により、2025年9月利用分から0~2歳の第1子も対象です。対象サービスと年度区分を支援係へ伝え、適用を確認します。出典:こども家庭庁「就学前障害児の発達支援の無償化について」、新宿区「障害児通所支援に係る利用者負担の軽減について」。
区の負担軽減ページは、0~2歳の無償化について申請不要としています。一方、あいあいのページには第2子以降の都への申請が必要との記載も残っています。世帯の状況と利用開始月を支援係へ伝え、必要な手続きを確認してください。
新宿区の食費軽減は、児童発達支援等を利用する0~5歳児が対象です。事業所が提供する給食やおやつなどについて、1食550円まで区が負担します。持参弁当、行事の飲食物、欠席で発生した食費等は対象外です。事業所による事前の届出が必要なので、請求前に適用を尋ねましょう。出典:新宿区「食費の無償化について」。
希望する支援の種類を選び、公的な検索から候補を調べます。
東京都障害者サービス情報でサービス種別と地域を選びます。新宿区の児童発達支援や放課後等デイサービスを確認しましょう。候補へ対象年齢、曜日、空き、個別・集団の支援、送迎を尋ねます。掲載されていることと、希望条件で使えることを分けて確認します。出典:東京都福祉局「東京都障害者サービス情報」。
見学では「家庭や園・学校へ、どのように支援を伝えますか」と聞きます。連絡帳、面談、会議など、利用先ごとの方法を確かめましょう。料金と実費、欠席連絡、待機中の連絡方法も同じメモに残します。
相談支援事業所は、利用計画と関係先の連絡調整を支える窓口です。区の公式ページにある指定障害児相談支援事業所一覧から調べられます。新宿区こども家庭センターは、母子保健と児童福祉が連携する相談体制です。育児や家庭生活の困りごとは、地域の保健センター等とも相談できます。出典:新宿区「サービス等利用計画・障害児支援利用計画について」「新宿区こども家庭センター」。
東京都発達障害者支援センターは、本人・家族や関係機関の相談を受ける専門窓口です。18歳未満はこどもTOSCAで、相談は予約制です。区の受給者証の申請先とは役割が違います。必要な支援の整理や関係先との連携について尋ねましょう。出典:東京都福祉局「東京都発達障害者支援センター」。
年齢と生活の場面に合わせ、いま伝えることと次の確認を分けます。
変更前後の様子と、本人が分かりやすかった説明を記録します。あいあいへ相談し、園では次の活動の伝え方を話し合います。診断の相談と当面の配慮を分け、支援者へ共有する内容を決めます。
園で参加できた活動と負担だった活動を並べます。就学相談では、通常学級や特別支援学級の環境と支援を尋ねましょう。療育の記録を渡す範囲を確認し、本人と保護者の希望を添えます。入学年度と受付時期も別に確認します。
学校で疲れやすい活動と家庭に戻った後の様子を担任へ伝えます。家庭の様子だけを理由に学校の配慮を決めず、学校側の観察も聞きましょう。療育先へは、課題を増やす前に休息と過ごし方も相談します。担当と次回確認日を決めて共有します。
支援の提案が違うときは、どの場面の困りごとを扱うか確かめます。
家庭と園で様子が違う場合は、違いを相談の材料にしましょう。例えば、個別の説明なら動けるのか、集団の声かけでは難しいのかを分けます。先生の評価と保護者の印象を一つにせず、見た出来事を残します。
支援先を増やすときは、通う時間、本人の疲れ、家族の予定を合わせて見ます。学校や園の支援と通所支援が、同じ課題の繰り返しになっている場合は相談します。保護者が資料を渡した後の返答がないときは、担当と次の確認日を聞きましょう。連絡が止まった場所を特定すると、次の行動を決めやすくなります。
相談先、利用手続き、情報の共有を分けて確認しましょう。
新宿区の子ども総合センター発達支援係「あいあい」へ相談できます。専用電話は03-6273-8701で、月~金8時30分~18時、土曜8時30分~17時です。友だちとの関わり、予定変更、生活の場面など、心配な様子を伝えましょう。医師による診断と、園・学校で必要な配慮は目的を分けて相談します。電話を終える前に次の相談先と持参資料を確認してください。
本人が困る場面、助けになった工夫、好きな活動を家庭と園・学校で整理します。療育先には、日常生活で使う支援を相談しましょう。資料を共有する相手と範囲は、保護者と支援者で確認します。家庭、園・学校、療育先の役割と次回の確認日を決め、本人の希望も残します。相談支援専門員がいる場合は、連絡調整と利用計画の見直しも頼めます。
あいあいの発達相談と、通所支援を使う受給者証の手続きは分けて考えます。まず発達の心配を電話で伝え、次の相談方法を確認しましょう。児童発達支援や放課後等デイサービスの利用には、区の支給決定と受給者証が必要です。障害者福祉課支援係へ、希望する支援と現在持っている資料を伝え、必要書類を尋ねてください。予約、申請、利用開始の予定は別々に記録します。
まず、何の支援のためにどの情報が必要かを園・学校へ尋ねます。資料を渡す相手、目的、範囲を保護者と支援者で確認しましょう。困る課題、助けになる工夫、本人の希望を整理したメモも役立ちます。学校や区から提出を求められた資料は、指定の方法に沿って準備します。療育先へも共有の目的を伝え、家庭が担当することと支援者へ頼むことを分けてください。
それぞれの方法が、どの場面で何を支えるためかを聞きます。家庭、園・学校、療育で条件が違えば、方法も分けて考えられます。本人の負担と、取り組めた場面を同じメモに残しましょう。話し合いでは、先に試す工夫、各担当、次回確認日を決めます。相談支援専門員がいる場合は、連絡調整と利用計画の見直しも相談できます。方法が合わないときの連絡先も確認してください。
相談の目的に合う窓口へ連絡し、次の行動を記録しましょう。
表:公式の窓口と役割
| 窓口 | 連絡先・確認すること |
|---|---|
| 子ども総合センター発達支援係(あいあい) | 発達相談専用03-6273-8701。月~金8時30分~18時、土8時30分~17時。来所相談は予約制。 |
| 障害者福祉課支援係 | 03-5273-4583。通所支援の申請・必要資料・無償化の適用。 |
| 教育支援課特別支援教育係 | 03-3232-3074。月~金(祝日を除く)8時30分~17時。新宿コズミックセンター4階。 |
| こどもTOSCA | 03-6413-0231。18歳未満の専門相談。予約受付は平日9時~17時(土日祝日・年末年始を除く)。 |
電話が終わる前に、担当部署、予約日、持参物、次の連絡先を読み返します。区の申請窓口の個別受付時間は、今回読んだ通所支援資料では確認できませんでした。訪問前に支援係へ時間を確認してください。出典:新宿区「あいあい」「就学相談・転学相談」「障害者福祉の手引」、東京都福祉局「東京都発達障害者支援センター」。
制度と窓口は次の公式資料を確認して整理しました。
相談先を整理した後は、困りごとの基礎知識も確認できます。
最終確認日:2026年10月12日
のびのび発達ラボを運営する児童発達支援てらぴぁぽけっと早稲田教室(東京都新宿区・都電早稲田駅徒歩1分)では、受給者証の申請や利用料のしくみについても、見学・ご相談の際にご案内しています。手続きが不安な段階からお声がけいただけます。見学・ご相談は、診断の有無に関わらず承ります。