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板橋区:医療的ケア児の保育3制度と最初の申込相談

最終更新:2026年10月25日
板橋区では、日常的に痰の吸引や経管栄養などの医療的ケアが必要なお子さんが、一人ひとりの健康状態や発達段階に合った環境で保育を受けられるよう、3つの保育制度を整備しています。板橋区:医療的ケア児の保育3制度と最初の申込相談の絵

要約

区の公式案内では、「保育園で集団生活ができるお子さん」「集団での保育が難しく、自宅での保育が必要なお子さん」など、お子さんの状況によって利用できる制度が異なることが明示されています。

用意されている3つの選択肢は、「区立保育園での医療的ケア児保育」「私立保育園での医療的ケア児保育」「居宅訪問型保育事業」です。
区立保育園は集団保育が可能なお子さんを対象とし、対象年齢は「原則3歳クラス以上」で、一部の園に「医療的ケア児枠(原則各園1名)」が設けられています。私立保育園は集団保育が可能で区立保育園での受け入れが難しいお子さんを対象とし、対象年齢は「原則1歳クラス以上」で、枠は設けず園ごとの受入体制を確認して判断されます。これらに対し、居宅訪問型保育事業は「集団保育が著しく困難なお子さん」を対象とし、対象年齢は「原則1歳クラス以上」、保育従事者が保護者の自宅を訪問して1対1での保育を行います。

制度利用にあたっては安全確保や看護体制等の受入準備に時間を要するため、できるだけ早めの相談が推奨されています。また、板橋区では制度利用の決定前であっても相談できる「医療的ケア児等コーディネーター」が配置されています。

本記事では、板橋区で医療的ケア児の保育を検討している保護者に向けて、3つの保育制度の比較、対象年齢、申込先の違い、最初の相談窓口について詳しく解説します。

医療的ケア児保育の3つの選択肢

板橋区では、子どもの医療的ケアの度合いや集団生活への適応状況に応じて、以下の3つの保育制度が用意されています。

1. 区立保育園での医療的ケア児保育

区立保育園での保育は、園生活を通じて集団活動に参加できる健康状態にある児童を対象としています。すべての区立園で無条件に受け入れを行っているわけではなく、看護師等の配置や設備体制が整えられた一部の指定園において、原則各園1名の受入枠を設けて実施されています。

2. 私立保育園での医療的ケア児保育

私立保育園では、固定的な医療的ケア児枠を設けていません。希望する私立保育園ごとの看護体制や受け入れ環境を個別に確認した上で、受け入れの可否が判断されます。

3. 居宅訪問型保育事業

集団保育が著しく困難なお子さんに対しては、保育従事者が自宅を訪問して1対1で保育を行う「居宅訪問型保育事業」が用意されています(個別の適否については、担当窓口へご相談ください)。

3つの制度の比較(対象年齢と申込先)

3つの保育制度では、対象となる「年齢クラス」および「利用申込先」が大きく異なります。区の公式比較表に基づき整理すると以下の通りです。

項目区立保育園私立保育園居宅訪問型保育事業
主な保育場所区立保育園私立保育園保護者の自宅
保育の形集団保育集団保育1対1保育
対象年齢原則3歳クラス以上原則1歳クラス以上原則1歳クラス以上
利用申込先区役所区役所事業者

対象年齢クラスの違い

特に注意が必要なのは、区立保育園と私立・居宅保育における開始年齢クラスの違いです。

※区の公式案内では年齢表記を「○歳クラス以上」と定義しており、誕生日の満年齢ではなく学年・クラス基準で取り扱われます。

申込窓口の違い

申し込みの窓口も制度によって分かれています。

早期相談の必要性と医療的ケア児等コーディネーター

なぜ早めの相談が不可欠なのか

医療的ケアを必要とする子どもの保育では、子どもの安全確保や受け入れ体制等の準備に多くの時間を要する場合があります。

そのため、区の公式案内では以下のように強く呼びかけられています。

> 「どの制度も、安全の確保と準備に時間がかかる場合があります。
> そのため、できるだけ早めのご相談をおすすめします。」

入園希望時期の直前に相談を始めても受入体制が間に合わない可能性があるため、復職や入園を検討し始めた段階で速やかに相談することが求められます。

医療的ケア児等コーディネーターの役割

「どの制度が合うのか分からない」「まずは話だけ聞きたい」という場合でも、不安を抱え込まずに相談を始めることができます。

板橋区では、医療的ケア児とそのご家族を多角的に支援するため、「医療的ケア児等コーディネーター」を配置しています。

まだ入園の申し込みを行うか決めていない段階や、集団保育と居宅保育のどちらが子どもの身体に適しているか迷っている段階から、専門のコーディネーターに伴走してもらいながら検討を進めることが可能です。

よくある質問(FAQ)

Q1. 1歳クラスから保育園に入れたいのですが、区立保育園に申し込めますか?

区立保育園の医療的ケア児保育は「原則3歳クラス以上」が対象となっています。そのため、1歳クラスからの入園を希望される場合は、区立保育園ではなく「私立保育園での医療的ケア児保育」(原則1歳クラス以上)または「居宅訪問型保育事業」(原則1歳クラス以上)が選択肢となります。

Q2. 私立保育園にも医療的ケア児枠はありますか?

いいえ、私立保育園には固定的な医療的ケア児枠は設けられていません。区の公式案内では「医療的ケア児枠は設けていません。園ごとの体制を確認し、受入れ可否を判断します」とされています。各私立園の看護師配置や医療的ケアの実施環境に応じて個別に受入れが検討されます。

Q3. 自宅で1対1で保育してもらう居宅訪問型保育は、どこに申し込めばよいですか?

居宅訪問型保育事業の利用申込先は「事業者」となります。区役所への申込みとなる区立・私立保育園とは窓口が異なりますのでご留意ください。具体的な利用の流れや相談については入園相談係または医療的ケア児等コーディネーターへご確認ください。

Q4. まだ保育園に預けるか決めていませんが、相談してもよいのでしょうか?

はい、相談できます。公式案内には「「どの制度が合うのか分からない」「まずは話だけ聞きたい」という段階でも、相談から始めることができます」「まだ利用を決めていない段階でも、相談することができます」と明記されています。医療的ケア児等コーディネーターが配置されていますので、早期の段階からご相談いただけます。

お問い合わせ・相談窓口

板橋区における医療的ケア児の保育に関する相談窓口は、相談内容に応じて以下の担当に分かれています。

申込相談・入園手続き

区立保育園の運営・管理

私立保育園での受入れ

出典

本記事は、板橋区の公式情報に基づいて作成されています。

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この記事について:本記事は、子育て・発達に関する一般的な情報の提供を目的としています。内容は学会・職能団体・国の機関が公開している情報にもとづいてまとめていますが、お子さまの発達には個人差があり、すべてのお子さまに当てはまるものではありません。診断や治療に関する判断は、医師などの専門機関にご相談ください。

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