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佐賀市:医療的ケア児在宅レスパイトの利用申請と対象外の外出

最終更新:2026年10月25日
佐賀市では、障害のある医療的ケア児を日常的に介護している家族の介護負担軽減および一時的な休息(レスパイト)を支援するため、「佐賀市医療的ケア児在宅レスパイト事業」を実施しています。本制度の対象となるのは、佐賀市内に住所を有すること、0歳から18歳までの障害のある医療的ケア児であること、家族が在宅で日常的に介護を行っていること、訪問看護を利用していること、の4つの条件をすべて満たす家庭です。利用時間の上限は年間48時間までで、1回の利用は1時間以上6時間以内(1日の利用は1回まで)とされています。費用は1時間あたり7,500円で、市が費用の9割を助成するため利用者の自己負担は1割(1時間あたり750円)ですが、市民税非課税世帯および生活保護受給世帯は自己負担なし(10割助成)で利用できます。本事業は家族の休息支援を目的としており、学校・保育所への通学通所や行事参加、通院などの外出に伴う利用は対象外となります。申請は障がい福祉課生活支援二係(電話0952-40-7255)へ申請書類を提出し、利用決定後に市と委託契約を締結している訪問看護事業所と契約して利用します。佐賀市:医療的ケア児在宅レスパイトの利用申請と対象外の外出の絵

要約

「佐賀市医療的ケア児在宅レスパイト事業」の制度趣旨

佐賀市が実施する在宅レスパイト事業は、日常的に人工呼吸器や痰の吸引、経管栄養などの医療的ケアを必要とする子どもを在宅で介護している家族を支えるための自治体施策です。

在宅生活の継続と保護者の休息支援

医療的ケアを要する子どもの介護は、昼夜を問わず継続的な注意と処置が求められるため、保護者の睡眠不足や外出制限、慢性的な疲労が大きな課題となっています。家族が過度な負担により健康を損なうことを防ぎ、住み慣れた家庭や地域で生活を継続できるよう、専門職である訪問看護師が見守りを代行し、家族が休息や私用のための時間を確保できる体制を提供することが本事業の目的です。

訪問看護の仕組みを活用した見守り

子どもの体調急変や医療処置に対応できる看護師が付き添うことで、安全性を確保しながら見守りを行います。日頃から訪問看護を利用しているステーションの看護師が対応することにより、子どもの個別的な医療ケアの手順やコミュニケーション方法に沿った適切な支援が期待されます。

対象となる全4条件

佐賀市の公式案内において、本事業の対象者として以下の4つの要件が明記されています。すべての条件を満たす必要があります。

  1. 佐賀市内に住所を有すること
    佐賀市に住民登録がある世帯であることが必要です。
  2. 0歳から18歳までの障害のある医療的ケア児であること
    対象年齢は0歳から18歳までです。
  3. 在宅で家族が介護していること
    在宅で家族が介護していることが要件となります。
  4. 訪問看護を利用していること
    訪問看護を利用していることが要件となります。

利用時間の上限と対象外となる外出

本事業の利用時間には明確な制限が設けられており、利用目的についても規定が存在します。

時間の制限

短時間での利用や、半日程度のまとまった休息に活用できますが、上限時間を超えて利用することはできません。

利用の対象にならない外出の例

本事業は「家族の一時的な休息(レスパイト)」を目的としているため、以下のような通常の生活活動や公的な移動支援等の枠組みに属する外出には利用できません。

  1. 教育・保育施設等への外出
    学校、保育所、認定こども園等への通学・通園、およびこれらの施設が実施する学校行事、遠足、イベント等への参加に伴う付き添い。
  2. 医療機関への通院
    定期的な受診や検査、治療等のための医療機関への通院・受診の付き添い。
  3. 障害児通所支援等への通所
    児童発達支援や放課後等デイサービス事業所等への通所・移動の付き添い。

これらの外出は本来のレスパイト(家族の休息)の趣旨と異なるため、本事業の派遣対象外となります。

費用と助成割合

事業の利用にかかる費用負担の仕組みは以下のとおりです。

基準費用と助成額

利用手続きの流れ

サービスを利用する際は、事前に佐賀市へ申請書等を提出し、利用決定を受ける必要があります。

1. 申請書類の提出

以下の書類の提出が必要です。

※事業所は佐賀市と契約する必要があります。新規の事業所の利用希望の場合は市で調整を行います。

2. 利用決定通知書の交付

市で申請内容の審査が行われ、適格と認められた場合に「利用決定通知書」が交付されます。

3. 事業所への申込みと事前提示

佐賀市と委託契約を締結している訪問看護事業所へ利用を申し込みます。サービス利用前に、市から交付された「利用決定通知書」を事業所へ提示して契約・調整を行います。

4. サービスの利用と実績確認

サービスの提供を受けた後、利用実績記録票の内容を確認して署名を行い、自己負担金(一般世帯の場合は1時間あたり750円)を事業者に支払います。

よくある質問(FAQ)

Q1. 特別支援学校や保育所へ通う際の付き添いとしてこのレスパイトを使えますか?

使えません。佐賀市の公式案内において「教育・保育施設(学校、保育所、認定こども園等)及びこれらの施設が実施する行事、イベント等」は利用の対象にならない外出の例として明記されています。通学・通所のための付き添いは対象外です。

Q2. 病院へ通院する際の付き添いに利用することはできますか?

利用できません。通院のための移動や付き添いも利用の対象にならない外出として規定されています。

Q3. 1日に午前と午後で2回に分けて利用することはできますか?

できません。利用制限として「1日の利用は1回まで」と案内されています。1回の利用時間は1時間以上6時間以内です。

Q4. 家族の課税状況を確認するための同意書を出さない場合、どうなりますか?

同意書を提出しない場合は、世帯全員分の市町村民税額を証明できる書類の提出が必要となります。

Q5. 委託契約を結んでいる事業者であれば、どこでも利用できますか?

佐賀市と契約している事業所を利用します。新規の事業所の利用を希望する場合は、佐賀市において調整が行われます。

相談・申請窓口一覧

佐賀市の在宅レスパイト事業に関する申請・問い合わせ窓口は以下のとおりです。

※申請書の提出や制度に関する具体的な問い合わせは上記窓口へご連絡ください。

出典

てらぴぁぽけっと早稲田教室の案内

この記事について:本記事は、子育て・発達に関する一般的な情報の提供を目的としています。内容は学会・職能団体・国の機関が公開している情報にもとづいてまとめていますが、お子さまの発達には個人差があり、すべてのお子さまに当てはまるものではありません。診断や治療に関する判断は、医師などの専門機関にご相談ください。

制度のこと、見学のときに一緒に確認できます

のびのび発達ラボを運営する児童発達支援てらぴぁぽけっと早稲田教室(東京都新宿区・都電早稲田駅徒歩1分)では、受給者証の申請や利用料のしくみについても、見学・ご相談の際にご案内しています。手続きが不安な段階からお声がけいただけます。見学・ご相談は、診断の有無に関わらず承ります。