乳幼児健康診査の法律上の位置づけ
母子保健法第6条において、妊産婦とは妊娠中又は出産後1年以内の女子をいい、乳児とは1歳に満たない者をいい、幼児とは満1歳から小学校就学の始期に達するまでの者をいうと定義されています。母子保健法第12条第1項に基づき、市町村は、満1歳6か月を超え満2歳に達しない幼児(第1号)及び満3歳を超え満4歳に達しない幼児(第2号)に対して、内閣府令の定めるところにより、健康診査を行わなければならないと規定されています。同条第2項において、前項の内閣府令は、健康増進法第9条第1項に規定する健康診査等指針と調和が保たれたものでなければならないと定められています。また、母子保健法第13条第1項に基づき、前条の健康診査のほか、市町村は、必要に応じ、妊産婦又は乳児若しくは幼児に対して、健康診査を行い、又は健康診査を受けることを勧奨しなければならないと定められています。同法第14条に基づき、市町村は、妊産婦又は乳児若しくは幼児に対して、栄養の摂取につき必要な援助をするように努めるものとされています。同法第15条に基づき、妊娠した者は、内閣府令で定める事項につき、速やかに、市町村長に妊娠の届出をするようにしなければならないと規定されています。同法第16条第1項に基づき、市町村は、妊娠の届出をした者に対して、母子健康手帳を交付しなければならないと定められています。同条第2項において、妊産婦は、医師、歯科医師、助産師又は保健師について、健康診査又は保健指導を受けたときは、その都度、母子健康手帳に必要な事項の記載を受けなければならないとされ、乳児又は幼児の健康診査又は保健指導を受けた当該乳児又は幼児の保護者についても同様とされています。
矢祭町の母子保健サービスと母子健康手帳の交付
矢祭町では、妊娠した町民への母子健康手帳の交付を行っています。矢祭町の公式案内によると、妊娠がわかったらなるべく早く妊娠の届出を行うよう案内されています。母子健康手帳とともに、妊娠期間中に必要な妊婦健康診査受診票が交付されます。交付場所は、矢祭町保健福祉センター(〒963-5201 福島県東白川郡矢祭町大字中石井字御殿川原1番地、電話番号:0247-46-4581)です。交付受付日時は月曜日から金曜日の午前9時から午後5時まで(昼休みを除く)となっており、事前に電話予約をした上で来所する必要があります。問い合わせ先は矢祭町役場町民福祉課子育て支援グループです。
矢祭町における家庭訪問事業と育児・発達相談
矢祭町では、生後4か月までの乳児のいるすべての家庭を対象に「乳児家庭全戸訪問事業」を実施しています。この事業では、保健師、助産師および子育て経験者で子育て親子の支援に関して豊富な知識と経験を有している訪問員が各家庭を訪問します。訪問では、育児に関する不安や悩みの聞き取りや相談、子育て支援に関する情報提供を行うとともに、親子の心身の状況や養育環境の把握、適切な助言を行います。さらに支援が必要な家庭に対しては、町の適切なサービス提供に結びつけ、関係機関との連絡調整を行うこととされています。
また、矢祭町では「育児支援家庭訪問事業」も実施しています。この事業は、乳幼児の養育者の不安やストレスを軽減し、家庭環境や養育の安定を図るための訪問指導事業です。対象となるのは、矢祭町内に住所があり現に居住している人のうち、出産後おおむね1年以内で訪問援助が必要な養育者、養育・生活・発達上の訪問指導が必要な乳児の養育者、育児不安があり訪問を希望する養育者などです。訪問による支援内容には、家事などの援助、育児相談、産褥期の母子に対する育児指導・栄養指導、未熟児や多胎児等に対する育児指導・栄養指導、養育者における身体的又は精神的な悩みに対する相談・指導、若年の養育者に対する育児相談・指導、児童の自立に向けた養育相談・養育指導、発達相談・指導が含まれます。利用は日曜日、国民の祝日を除き、訪問時間は午前8時から午後6時まで、訪問回数は1日2回までで1回2時間以内と定められています。費用は事業に要した経費の1割負担と案内されており、家庭の状況に応じた利用要件や具体的な支援内容については、町民福祉課子育て支援グループ(電話番号:0247-46-4581)で相談を受け付けています。
東白川サポートブックを活用した切れ目のない支援
子どもの発達や日頃の行動について気になることがある場合、矢祭町では「東白川サポートブック」の活用が案内されています。東白川サポートブックは、東白川地域自立支援協議会療育支援部会(棚倉町、塙町、矢祭町、鮫川村)で作成した東白川郡4町村共通の支援ツールであり、障がいの有無に関わらず支援を必要とする子どもが、乳幼児期から成人期までの各ライフステージにおいて、教育や医療・福祉等の分野で切れ目のない支援を受けるための情報をつなぐツールです。
移行のタイミングでスムーズに引継ぎを行うためのツールとして、新たに「サポートシート」が作成されており、支援者に伝えたい情報を1ペーパーでまとめる様式となっています。サポートシートは、サポートブックの導入編としても利用できます。町公式案内ではお子さんをサポートしてくれる各機関を令和7年4月に最新情報に改訂したことが説明されています。サポートブックの利用に関する相談は、矢祭町役場町民福祉課健康づくりグループ(電話番号:0247-46-4581)で受け付けています。
矢祭町における小・中学校の概要と教育相談窓口
矢祭町における学校教育施設として、矢祭町立矢祭小学校および矢祭町立矢祭中学校が設置されています。矢祭小学校(〒963-5118 福島県東白川郡矢祭町大字東舘字下上野内10番地、電話番号:0247-46-2039、ファックス番号:0247-46-2044)の教育目標は「~ 郷土愛 ~「やさしく まじめに つよく りそうをもって」じぶんもほかの人も大切にする子ども、ゆめにむかって、学び続ける子ども、つよい意思と体をもつ、たくましい子ども、ふるさと、日本、世界をみつめる子ども」と定められており、小林研一郎作詞・作曲の校歌「未来は向こうから来るものではなく、こちらから創るもの」が制定されています。
また、町内の中学校として矢祭町立矢祭中学校(〒963-5118 福島県東白川郡矢祭町大字東舘字大寄40番地、電話番号:0247-46-2034、ファックス番号:0247-46-2040)が設置されています。矢祭中学校の教育目標は「豊かな心をもち、たくましく生きる人間の育成。自ら学ぶ意欲と社会の変化に主体的に対応できる能力の育成。国民として必要とされる基本的・基礎的な内容を重視し個性を生かす教育の充実。国際理解に努め、我が国の文化と伝統を尊重する態度の育成。」と定められており、藤田清作詞・古関裕而作曲の校歌が制定されています。小・中学校の教育や就学に関するお問い合わせは、教育課 学校教育グループ(〒963-5118 福島県東白川郡矢祭町大字東舘字石田25番地、電話番号:0247-46-4580、ファックス番号:0247-46-3400)が窓口となっています。
出典
- 母子保健法
- 母子健康手帳の交付|矢祭町公式ホームページ
- 育児支援家庭訪問事業|矢祭町公式ホームページ
- 乳児家庭全戸訪問事業|矢祭町公式ホームページ
- 東白川サポートブック|矢祭町公式ホームページ
- 小・中学校|矢祭町公式ホームページ
制度や手当の額、健診日程、受付窓口、必要書類は変更されることがあります。申請や受診、相談の前に、リンク先の最新案内や矢祭町の担当窓口でご確認ください。
よくある質問
矢祭町で母子健康手帳の交付を受けるにはどのような手続きが必要ですか?
妊娠がわかったら速やかに矢祭町保健福祉センター(〒963-5201 矢祭町大字中石井字御殿川原1番地、電話番号:0247-46-4581)で妊娠届出を行い、母子健康手帳と妊婦健康診査受診票の交付を受けます。交付受付は平日の午前9時から午後5時まで(昼休みを除く)で、事前に電話予約が必要です。
矢祭町の乳児家庭全戸訪問事業とはどのような事業ですか?
生後4か月までの乳児がいるすべての家庭を保健師、助産師、子育て経験者などの訪問員が訪問し、育児の不安や悩みを聞き、子育て支援情報を提供するとともに、親子の心身の状況や養育環境を把握して助言を行う事業です。必要に応じて適切な支援サービスへの連絡調整も行われます。
育児不安や発達の悩みがある場合、どのような家庭訪問支援を利用できますか?
矢祭町では「育児支援家庭訪問事業」を実施しており、出産後おおむね1年以内で訪問援助が必要な養育者や発達指導が必要な家庭に対し、家事援助、育児相談、母子の育児・栄養指導、発達相談・指導などを行っています。利用条件や費用(1割負担)の詳細は町民福祉課子育て支援グループ(電話番号:0247-46-4581)へご相談ください。
東白川サポートブックとはどのようなものですか?
東白川郡の4町村(棚倉町、塙町、矢祭町、鮫川村)共通の支援ツールで、乳幼児期から成人期まで教育や医療・福祉の支援をつなぐ記録ツールです。支援者に伝えたい情報を1ペーパーでまとめる様式の「サポートシート」などが作成されています。町民福祉課健康づくりグループ(電話番号:0247-46-4581)で案内されています。
小学校や中学校の教育、就学に関する相談はどこに問い合わせますか?
矢祭町における小・中学校の教育や就学に関するお問い合わせは、教育課 学校教育グループ(〒963-5118 福島県東白川郡矢祭町大字東舘字石田25番地、電話番号:0247-46-4580)または矢祭小学校(電話番号:0247-46-2039)へお問い合わせください。
